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騎士は愛を束ね、運命のオメガへと跪く
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「エミール。私のオメガ。私のエル。おまえがここを出るというならそれで構わない。ただ、私もついて行く。一生涯、おまえとともに在る栄誉を、私に与えてくれ」
顔を伏せ、頭を下げているのにすこしも卑屈に見えない。神々しいほどの金の髪が、風にそよいでうつくしかった。
「エミール。私は狩りもできるし体力もあるから畑仕事だってできるだろう。騎士団で野営もなんども経験しているから身の回りのこともひと通りできる。料理だって簡単なものならば可能だ」
「な、なんの話ですか」
「おまえを口説いているんだ。私は役に立つぞ。連れて行って損はさせない」
姿勢をわずかも変えずに、クラウスが話し続ける。
「エミール。ただのクラウスとなった私と、一生涯、ともに過ごしてくれないか」
エミールは跪く男を見下ろし、彼の言葉を耳にして、束の間、夢想した。
王城を出て、何者でもない二人になって、ヴローム村のように小さな村と、小さな家で過ごすのだ。
狩りの獲物を携えて「ただいま」と帰ってくるクラウス。
簡易のシャツとズボン。庶民の服は意外と違和感がない。
クラウスが捌いた肉で、エミールが晩御飯を作る。それを美味しい美味しいとクラウスが頬張っている。
食卓にはファルケンとスヴェンの姿もあった。
小さな村の、小さな家の、エミールの家族たち……。
一緒に行こうか、と言いかけた。
オレと、ルーと、スヴェンと、ラスで。
一緒に、ここを出て行こうか、と。
一生涯を、クラウスの隣で……王城ではない場所で……。
一緒に過ごそうか、と。
言ってしまおうかと、思った。
しかしエミールの甘美な妄想の世界に、不意に轟いだ声があった。
(エミール。俺の弟を、誇りある騎士団長のままでいさせてやってくれ)
王太子マリウスに、かつて言われた言葉だった。
運命のつがいは理の埒外の存在だと。エミールが望むならクラウスは騎士団長の立場を擲ち、国よりもエミールを選ぶだろう、と。
そう言っていたマリウスが予測が、いま、エミールの目の前で現実のものになろうとしている。
エミールの返事ひとつで。
クラウス・ツヴァイテ・ミュラーは、国も騎士団をも棄てようとしているのだ。
エミールは肺の奥底から、ゆるゆると息を吐いた。
無意識に、右手で下腹部を撫でていた。
喪ったものは戻らない。子どもはもう授かることができない。
けれど、それでもいいと……エミールが居ればそれでいいと、言ってくれるクラウスが居る。
熱い涙が溢れた。エミールは脱力するように床に両膝をつき、クラウスの顔を覗き込んだ。
エミールの好きな蒼色。それがちらと動いてこちらを見てきた。
クラウスの片手がそうっと動いて、エミールの頬を撫でた。親指の腹でやさしく涙を拭われた。
「もういいよ、ラス」
「…………」
「もういい。一緒に居るよ。だからあなたはなにも棄てないで」
彼の胸にもたれかかると、力強く抱き留めてくれた。
エミール、と吐息の音で名を呼ばれた。片マントも上着も脱ぎ捨てたクラウスは、それでもエミールにとってはやはり騎士のままだった。
「オレ、騎士のあなたが好きだよ。騎士のままでいてよ。家族も棄てないで。ラスの家族は、オレにとっても家族だから……」
「エミール」
「一生涯、一緒に居るよ。ラス」
エミールはクラウスの胸の中で、宣誓するようにその言葉を口にした。
抱擁する腕の力が強まった。と同時にクラウスの匂いもまた強くなった。いつもの誘発香に華やかな香りが混ざっている。歓喜の匂いだ。言葉にならない喜びを、アルファの香りが雄弁に伝えてくる。
「愛してる。私のオメガ。私のエル」
口づけが与えられた。まるで誓いのキスだ。
一生涯をともにするという誓いが、唇を通して交わされた。
うん、とエミールは頷いた。幾度も頷き、そのたびに新しい涙が溢れた。
どうしようもなくこの男がいとおしかった。愛してるという言葉だけでは到底足りないほどに。
クラウスがエミールを抱き上げ、ゆっくりと立ち上がった。
エミールは逞しいその腕に身を預け、両手で彼の背にしがみついたまま鼻先を首筋に埋めた。
この男から離れても生きてゆける、と、なぜ自分はそう思えたのだろうか……。
一緒に居る、と決めたらそのことがいっそ不思議に思えて、エミールは大きく息を吸いこんだ。
離れられるはずがなかった。
こんなにも愛で満たしてくれるアルファから。
離れられるはずが、なかった。
クラウスの香りに陶然となる中、エミールはふと、ファルケンとスヴェンの存在を思い出した。
慌てて顔を上げ、周囲を見回す。
バルコニーに、二人の姿はなかった。あれ、と思って探していると、クラウスがそこに居るとばかりに視線をバルコニーの一画へと流した。
「ルー……? スヴェン?」
恐る恐る声をかけてみると、
「私たちのことは居ないものと思ってください」
と、いつもの淡々とした話し方でスヴェンが応じた。気を遣って隠行してくれたのだとわかって、恥ずかしさで顔から火が出そうになる。
慌ててクラウスの腕から降りようとしたが、ガッチリ固定されていて抜け出せなかった。
「あ、あの、スヴェン……ルーも、えっと……」
二人を振り回した自覚のあるエミールが決まり悪くもごもごと口ごもっていると、スヴェン同様姿を隠しているファルケンの声が聞こえてきた。
「エル、悪いがおまえの依頼はなかったことにしてくれ」
「え?」
「俺と影……スヴェンの二人がかりでもクラウス様には勝てない。そのひとから逃げるのは無理だ。俺もいのちが惜しいから、計画は白紙だ」
「ルー……」
冗談交じりのファルケンの言葉に、エミールの目がまた濡れた。
スヴェンもファルケンも、エミールを責めるようなことは言わなかった。みんなやさしい。そのやさしさがいつもエミールを支えてくれている。
ぐす、と鼻を啜ったエミールの横で、
「私への申し開きはなしか」
クラウスの冷えた声が響いた。エミールはぎょっとして自分を抱いている男の顔を睨んだ。
「ラス!」
「私からおまえを奪う者はゆるさない」
「バカっ! ルーとスヴェンになにかしたら嫌いになるからな!」
「む……」
クラウスが唇を引き結び、小さく唸った。
よしよし、とさっきと違うところからファルケンの声がした。
「その調子でクラウス様の手綱を握っといてくれよ。じゃあまたな、エル」
ざぁっと風が動いた。バルコニーの方へと枝をせり出している木が大きく揺れた。
クラウスがそちらを見ながら、
「うまくなったものだな」
とつぶやく。
「隠行?」
「そうだ」
「ラスもできるんだね」
「無論」
「オレも練習すればできるようになる?」
エミールの問いにクラウスが片眉を上げた。
「以前から思っていたが、なぜおまえはそう体を鍛えたがるんだ?」
私が居るのに、と声にしない部分まで聞こえた気がして、エミールは顔をしかめた。
「だって、オレも男だし」
「おまえは私のオメガだろう」
「それでもオレも男なの! でもスヴェンに聞いたら、隠行は『狼』じゃないと難しいって」
「そうだな」
「だけどラスもルーも『狼』じゃないのにできてる。ならオレだって」
クラウスに食い下がっていると、どこからかスヴェンの笑い声が聞こえてきた。
「仲が良いようでなによりです。私は先に仕事に戻りますので、お二人はごゆっくりどうぞ」
バルコニーの窓がひとりでに開き、すぐに閉じた。
ガラス越しに姿を現わしたスヴェンが、荷物を片付け始めるのが見えた。
「ごゆっくりと言われたが、どうする?」
クラウスが真面目な顔で問いかけてくる。エミールは両手で男の端正な頬を包み、小首を傾げた。
「騎士団には、行かないの?」
「出仕は明日からにした」
「そっか……」
エミールがほろりと笑ったら、クラウスの顔にも笑みが広がった。
世界で一番好きな匂いが、エミールを包んでいる。
クラウスから受け取った愛は、エミールの中で芽吹き、さらに大きな愛となってクラウスへと返ってゆく。
このいとしさを、彼に、どう伝えたらいいだろう。
エミールは泣き笑いになりながら、クラウスをしっかりと抱きしめた。
「じゃあ今日は、ラスとずっと一緒に居る」
そうささやいて、おのれのアルファへキスをする。
口づけはすぐに深いものへと変わっていった。
顔を伏せ、頭を下げているのにすこしも卑屈に見えない。神々しいほどの金の髪が、風にそよいでうつくしかった。
「エミール。私は狩りもできるし体力もあるから畑仕事だってできるだろう。騎士団で野営もなんども経験しているから身の回りのこともひと通りできる。料理だって簡単なものならば可能だ」
「な、なんの話ですか」
「おまえを口説いているんだ。私は役に立つぞ。連れて行って損はさせない」
姿勢をわずかも変えずに、クラウスが話し続ける。
「エミール。ただのクラウスとなった私と、一生涯、ともに過ごしてくれないか」
エミールは跪く男を見下ろし、彼の言葉を耳にして、束の間、夢想した。
王城を出て、何者でもない二人になって、ヴローム村のように小さな村と、小さな家で過ごすのだ。
狩りの獲物を携えて「ただいま」と帰ってくるクラウス。
簡易のシャツとズボン。庶民の服は意外と違和感がない。
クラウスが捌いた肉で、エミールが晩御飯を作る。それを美味しい美味しいとクラウスが頬張っている。
食卓にはファルケンとスヴェンの姿もあった。
小さな村の、小さな家の、エミールの家族たち……。
一緒に行こうか、と言いかけた。
オレと、ルーと、スヴェンと、ラスで。
一緒に、ここを出て行こうか、と。
一生涯を、クラウスの隣で……王城ではない場所で……。
一緒に過ごそうか、と。
言ってしまおうかと、思った。
しかしエミールの甘美な妄想の世界に、不意に轟いだ声があった。
(エミール。俺の弟を、誇りある騎士団長のままでいさせてやってくれ)
王太子マリウスに、かつて言われた言葉だった。
運命のつがいは理の埒外の存在だと。エミールが望むならクラウスは騎士団長の立場を擲ち、国よりもエミールを選ぶだろう、と。
そう言っていたマリウスが予測が、いま、エミールの目の前で現実のものになろうとしている。
エミールの返事ひとつで。
クラウス・ツヴァイテ・ミュラーは、国も騎士団をも棄てようとしているのだ。
エミールは肺の奥底から、ゆるゆると息を吐いた。
無意識に、右手で下腹部を撫でていた。
喪ったものは戻らない。子どもはもう授かることができない。
けれど、それでもいいと……エミールが居ればそれでいいと、言ってくれるクラウスが居る。
熱い涙が溢れた。エミールは脱力するように床に両膝をつき、クラウスの顔を覗き込んだ。
エミールの好きな蒼色。それがちらと動いてこちらを見てきた。
クラウスの片手がそうっと動いて、エミールの頬を撫でた。親指の腹でやさしく涙を拭われた。
「もういいよ、ラス」
「…………」
「もういい。一緒に居るよ。だからあなたはなにも棄てないで」
彼の胸にもたれかかると、力強く抱き留めてくれた。
エミール、と吐息の音で名を呼ばれた。片マントも上着も脱ぎ捨てたクラウスは、それでもエミールにとってはやはり騎士のままだった。
「オレ、騎士のあなたが好きだよ。騎士のままでいてよ。家族も棄てないで。ラスの家族は、オレにとっても家族だから……」
「エミール」
「一生涯、一緒に居るよ。ラス」
エミールはクラウスの胸の中で、宣誓するようにその言葉を口にした。
抱擁する腕の力が強まった。と同時にクラウスの匂いもまた強くなった。いつもの誘発香に華やかな香りが混ざっている。歓喜の匂いだ。言葉にならない喜びを、アルファの香りが雄弁に伝えてくる。
「愛してる。私のオメガ。私のエル」
口づけが与えられた。まるで誓いのキスだ。
一生涯をともにするという誓いが、唇を通して交わされた。
うん、とエミールは頷いた。幾度も頷き、そのたびに新しい涙が溢れた。
どうしようもなくこの男がいとおしかった。愛してるという言葉だけでは到底足りないほどに。
クラウスがエミールを抱き上げ、ゆっくりと立ち上がった。
エミールは逞しいその腕に身を預け、両手で彼の背にしがみついたまま鼻先を首筋に埋めた。
この男から離れても生きてゆける、と、なぜ自分はそう思えたのだろうか……。
一緒に居る、と決めたらそのことがいっそ不思議に思えて、エミールは大きく息を吸いこんだ。
離れられるはずがなかった。
こんなにも愛で満たしてくれるアルファから。
離れられるはずが、なかった。
クラウスの香りに陶然となる中、エミールはふと、ファルケンとスヴェンの存在を思い出した。
慌てて顔を上げ、周囲を見回す。
バルコニーに、二人の姿はなかった。あれ、と思って探していると、クラウスがそこに居るとばかりに視線をバルコニーの一画へと流した。
「ルー……? スヴェン?」
恐る恐る声をかけてみると、
「私たちのことは居ないものと思ってください」
と、いつもの淡々とした話し方でスヴェンが応じた。気を遣って隠行してくれたのだとわかって、恥ずかしさで顔から火が出そうになる。
慌ててクラウスの腕から降りようとしたが、ガッチリ固定されていて抜け出せなかった。
「あ、あの、スヴェン……ルーも、えっと……」
二人を振り回した自覚のあるエミールが決まり悪くもごもごと口ごもっていると、スヴェン同様姿を隠しているファルケンの声が聞こえてきた。
「エル、悪いがおまえの依頼はなかったことにしてくれ」
「え?」
「俺と影……スヴェンの二人がかりでもクラウス様には勝てない。そのひとから逃げるのは無理だ。俺もいのちが惜しいから、計画は白紙だ」
「ルー……」
冗談交じりのファルケンの言葉に、エミールの目がまた濡れた。
スヴェンもファルケンも、エミールを責めるようなことは言わなかった。みんなやさしい。そのやさしさがいつもエミールを支えてくれている。
ぐす、と鼻を啜ったエミールの横で、
「私への申し開きはなしか」
クラウスの冷えた声が響いた。エミールはぎょっとして自分を抱いている男の顔を睨んだ。
「ラス!」
「私からおまえを奪う者はゆるさない」
「バカっ! ルーとスヴェンになにかしたら嫌いになるからな!」
「む……」
クラウスが唇を引き結び、小さく唸った。
よしよし、とさっきと違うところからファルケンの声がした。
「その調子でクラウス様の手綱を握っといてくれよ。じゃあまたな、エル」
ざぁっと風が動いた。バルコニーの方へと枝をせり出している木が大きく揺れた。
クラウスがそちらを見ながら、
「うまくなったものだな」
とつぶやく。
「隠行?」
「そうだ」
「ラスもできるんだね」
「無論」
「オレも練習すればできるようになる?」
エミールの問いにクラウスが片眉を上げた。
「以前から思っていたが、なぜおまえはそう体を鍛えたがるんだ?」
私が居るのに、と声にしない部分まで聞こえた気がして、エミールは顔をしかめた。
「だって、オレも男だし」
「おまえは私のオメガだろう」
「それでもオレも男なの! でもスヴェンに聞いたら、隠行は『狼』じゃないと難しいって」
「そうだな」
「だけどラスもルーも『狼』じゃないのにできてる。ならオレだって」
クラウスに食い下がっていると、どこからかスヴェンの笑い声が聞こえてきた。
「仲が良いようでなによりです。私は先に仕事に戻りますので、お二人はごゆっくりどうぞ」
バルコニーの窓がひとりでに開き、すぐに閉じた。
ガラス越しに姿を現わしたスヴェンが、荷物を片付け始めるのが見えた。
「ごゆっくりと言われたが、どうする?」
クラウスが真面目な顔で問いかけてくる。エミールは両手で男の端正な頬を包み、小首を傾げた。
「騎士団には、行かないの?」
「出仕は明日からにした」
「そっか……」
エミールがほろりと笑ったら、クラウスの顔にも笑みが広がった。
世界で一番好きな匂いが、エミールを包んでいる。
クラウスから受け取った愛は、エミールの中で芽吹き、さらに大きな愛となってクラウスへと返ってゆく。
このいとしさを、彼に、どう伝えたらいいだろう。
エミールは泣き笑いになりながら、クラウスをしっかりと抱きしめた。
「じゃあ今日は、ラスとずっと一緒に居る」
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口づけはすぐに深いものへと変わっていった。
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