22 / 27
第21章|視線が刺す
しおりを挟む
中庭の冬の光は、刃みたいに白かった。
噴水の水は細く落ち、霧を作り、石畳は冷え切っている。白薔薇は枝を硬くして、それでも花だけが、意地みたいに咲いていた。
リーシャは回廊の陰を歩いていた。
必要最低限――そう決めたはずなのに、今日は歩かなくてはいけない。王妃の公務は、自分の決意より先に予定で動く。
白い手袋の中で指先を揃え、微笑を固定する。
微笑は鎧。
鎧がなければ、この城では息ができない。
(国王と目を合わせない)
それも決めた。
目を合わせれば意味を探す。意味を探せば期待が生まれる。
期待は毒。毒は必ず、沈黙で殺される。
――そう思っていたのに。
視線を感じた。
刺すような視線。
けれど嫌悪ではない。値踏みでもない。
“確かめる”視線。
“無事かどうか”を測る視線。
リーシャは足を止めなかった。
止めたら負ける。止めたら、ここで自分が“求めた”ことになる。
それでも目は勝手に動いた。
中庭の向こう、石柱の影に――アドリアンがいた。
プラチナブロンドの髪が冬の光を拾い、濃紺の軍服の金の飾りが小さく瞬く。
王弟は一歩も近づかない。触れない。言葉もない。
それでも、そこにいるだけで空気の温度が変わる。
(殿下……)
胸がきゅっと縮んだ。
救いだと思ってはいけない。
救いだと思った瞬間、その救いが罪になる。
目が合った。ほんの一瞬。
“折れていないか”と問われた気がして、リーシャは微笑んだ。
助けを求めない微笑。
“ここでは”という合図の微笑。
アドリアンが、ほんの僅か首を振る。
以前と同じ仕草。
――あなたのせいではない。
――泣くな。
――折れるな。
その無言が、どんな言葉より温かいのに、どんな言葉より危険だった。
リーシャは視線を逸らした。
逸らさないと涙が来る。
涙は負ける。負ければ噂が勝つ。
その瞬間、背後の空気が変わった。
重い気配。
温度が奪われるような気配。
国王レオニス。
「……何をしている」
低い声。短い声。
短いほど、怒りが隠しきれない。
リーシャは振り向かずに礼をした。
深く、完璧に。視線は床へ落としたまま。
「陛下」
国王の視線が、リーシャではなく中庭の柱へ刺さる気配がした。
アドリアンを射抜いている。
アドリアンが一歩も動かないまま礼をする。
「兄上」
その呼び方の温かさが、この場では禁忌に見えた。
禁忌を許さないように、国王の声が落ちる。
「命令したはずだ。王妃に近づくなと」
近づいていない。
ただ見ていただけだ。
だが王宮では、視線だけで関係が成立する。
アドリアンが声を落とす。
「近づいておりません。……安全確認です」
「護衛? お前が?」
国王の眉間が僅かに寄る。
苛立ちの奥に別の色がある。
――焦り。奪われる恐怖。
リーシャは気づいてしまう。
(……嫉妬している)
気づくな。期待するな。
でも気づいてしまう。
嫉妬しているのに、昨夜は会わなかった。
嫉妬しているのに、隣に立たせなかった。
嫉妬しているのに、言葉は冷たい。
アドリアンは引かない。
引けないほど、リーシャの“冷えた目”を知っている。
「兄上が守れないなら、誰かが守らねば」
空気が凍った。
国王の目が鋭く細まる。
怒りが形になりかける。
それでも王は王だ。声を荒げない。荒げられない。
「……余計な口をきくな」
漏れた感情が、リーシャの胸をさらに痛くする。
罪悪感が胸の底で膨らみ、呼吸が浅くなる。
リーシャは微笑を作った。
息が苦しいほど微笑を作る。
微笑は呪文。微笑は盾。
「陛下。殿下はただ――王家として」
庇いたかった。
庇えば、この場が少しでも収まると思った。
でも庇いの言葉は、逆に国王の嫉妬を刺激した。
国王の視線がリーシャへ落ちる。
冷たい目。けれどその底で焼けた色が揺れている。
「……お前が言うな」
一言。
それだけで、リーシャの胸が沈む。
拒絶の音がした。
アドリアンが深く礼をする。
「失礼いたします、兄上。王妃陛下」
踵を返し、去る。
去り際、リーシャにだけ分かるほど小さく首を振る。
――あなたのせいではない。
その仕草が、胸をさらに痛くした。
アドリアンが去ったあとも、国王はすぐに背を向けなかった。
弟の背を追う視線が、燃えている。
燃えているのに、止めたくてたまらない顔をしている。
嫉妬。
でも口にできない。
口にした瞬間、王が人間になってしまうから。
リーシャは、そこで“決める”。
もう期待しない。
期待しないために、言葉で距離を確定させる。
リーシャはゆっくりと顔を上げた。
――初めて、国王の目を見る。
見るだけで胸が痛い。
痛いのに、目を逸らさない。
逸らしたら、また「言えなかった私」に戻る。
「陛下」
声は穏やかだった。
穏やかにするほど、残酷になると分かっていても。
「セレス様を……お守りになって差し上げてください」
その瞬間、国王の瞳がわずかに揺れた。
揺れは怒りではない。
痛みだ。
奪われる恐怖が、形を変えた痛み。
リーシャは微笑んだ。
綺麗で、冷たくて、壊れない微笑。
「わたしには、お気遣いなく」
言い切った瞬間、胸の奥で何かが落ちた。
期待が、最後の一片だけ剥がれて落ちる音。
国王の喉が動いた。
何か言いかけた。
でも言葉が出ない。出せない。
出したら、王が負けるから。
沈黙が落ちる。
沈黙は、いつも国王の勝ちだった。
でも今日の沈黙は、リーシャの勝ちでもあった。
――これ以上、心を渡さない。
リーシャは礼をし、踵を返した。
「失礼いたします、陛下」
歩き出す。
王妃の歩幅で。王妃の微笑で。
背中に刺さる視線の熱を感じながらも、振り向かない。
振り向けば、また期待してしまう。
期待した分だけ、沈黙で殺される。
中庭の白薔薇が風に揺れた。
その揺れが、まるでこの関係の行き先を告げているみたいだった。
――嫉妬は、救いにならない。
救いにならないまま、私を縛る。
だから私は、縛られない場所へ行く。
自分で自分を守るために。
噴水の水は細く落ち、霧を作り、石畳は冷え切っている。白薔薇は枝を硬くして、それでも花だけが、意地みたいに咲いていた。
リーシャは回廊の陰を歩いていた。
必要最低限――そう決めたはずなのに、今日は歩かなくてはいけない。王妃の公務は、自分の決意より先に予定で動く。
白い手袋の中で指先を揃え、微笑を固定する。
微笑は鎧。
鎧がなければ、この城では息ができない。
(国王と目を合わせない)
それも決めた。
目を合わせれば意味を探す。意味を探せば期待が生まれる。
期待は毒。毒は必ず、沈黙で殺される。
――そう思っていたのに。
視線を感じた。
刺すような視線。
けれど嫌悪ではない。値踏みでもない。
“確かめる”視線。
“無事かどうか”を測る視線。
リーシャは足を止めなかった。
止めたら負ける。止めたら、ここで自分が“求めた”ことになる。
それでも目は勝手に動いた。
中庭の向こう、石柱の影に――アドリアンがいた。
プラチナブロンドの髪が冬の光を拾い、濃紺の軍服の金の飾りが小さく瞬く。
王弟は一歩も近づかない。触れない。言葉もない。
それでも、そこにいるだけで空気の温度が変わる。
(殿下……)
胸がきゅっと縮んだ。
救いだと思ってはいけない。
救いだと思った瞬間、その救いが罪になる。
目が合った。ほんの一瞬。
“折れていないか”と問われた気がして、リーシャは微笑んだ。
助けを求めない微笑。
“ここでは”という合図の微笑。
アドリアンが、ほんの僅か首を振る。
以前と同じ仕草。
――あなたのせいではない。
――泣くな。
――折れるな。
その無言が、どんな言葉より温かいのに、どんな言葉より危険だった。
リーシャは視線を逸らした。
逸らさないと涙が来る。
涙は負ける。負ければ噂が勝つ。
その瞬間、背後の空気が変わった。
重い気配。
温度が奪われるような気配。
国王レオニス。
「……何をしている」
低い声。短い声。
短いほど、怒りが隠しきれない。
リーシャは振り向かずに礼をした。
深く、完璧に。視線は床へ落としたまま。
「陛下」
国王の視線が、リーシャではなく中庭の柱へ刺さる気配がした。
アドリアンを射抜いている。
アドリアンが一歩も動かないまま礼をする。
「兄上」
その呼び方の温かさが、この場では禁忌に見えた。
禁忌を許さないように、国王の声が落ちる。
「命令したはずだ。王妃に近づくなと」
近づいていない。
ただ見ていただけだ。
だが王宮では、視線だけで関係が成立する。
アドリアンが声を落とす。
「近づいておりません。……安全確認です」
「護衛? お前が?」
国王の眉間が僅かに寄る。
苛立ちの奥に別の色がある。
――焦り。奪われる恐怖。
リーシャは気づいてしまう。
(……嫉妬している)
気づくな。期待するな。
でも気づいてしまう。
嫉妬しているのに、昨夜は会わなかった。
嫉妬しているのに、隣に立たせなかった。
嫉妬しているのに、言葉は冷たい。
アドリアンは引かない。
引けないほど、リーシャの“冷えた目”を知っている。
「兄上が守れないなら、誰かが守らねば」
空気が凍った。
国王の目が鋭く細まる。
怒りが形になりかける。
それでも王は王だ。声を荒げない。荒げられない。
「……余計な口をきくな」
漏れた感情が、リーシャの胸をさらに痛くする。
罪悪感が胸の底で膨らみ、呼吸が浅くなる。
リーシャは微笑を作った。
息が苦しいほど微笑を作る。
微笑は呪文。微笑は盾。
「陛下。殿下はただ――王家として」
庇いたかった。
庇えば、この場が少しでも収まると思った。
でも庇いの言葉は、逆に国王の嫉妬を刺激した。
国王の視線がリーシャへ落ちる。
冷たい目。けれどその底で焼けた色が揺れている。
「……お前が言うな」
一言。
それだけで、リーシャの胸が沈む。
拒絶の音がした。
アドリアンが深く礼をする。
「失礼いたします、兄上。王妃陛下」
踵を返し、去る。
去り際、リーシャにだけ分かるほど小さく首を振る。
――あなたのせいではない。
その仕草が、胸をさらに痛くした。
アドリアンが去ったあとも、国王はすぐに背を向けなかった。
弟の背を追う視線が、燃えている。
燃えているのに、止めたくてたまらない顔をしている。
嫉妬。
でも口にできない。
口にした瞬間、王が人間になってしまうから。
リーシャは、そこで“決める”。
もう期待しない。
期待しないために、言葉で距離を確定させる。
リーシャはゆっくりと顔を上げた。
――初めて、国王の目を見る。
見るだけで胸が痛い。
痛いのに、目を逸らさない。
逸らしたら、また「言えなかった私」に戻る。
「陛下」
声は穏やかだった。
穏やかにするほど、残酷になると分かっていても。
「セレス様を……お守りになって差し上げてください」
その瞬間、国王の瞳がわずかに揺れた。
揺れは怒りではない。
痛みだ。
奪われる恐怖が、形を変えた痛み。
リーシャは微笑んだ。
綺麗で、冷たくて、壊れない微笑。
「わたしには、お気遣いなく」
言い切った瞬間、胸の奥で何かが落ちた。
期待が、最後の一片だけ剥がれて落ちる音。
国王の喉が動いた。
何か言いかけた。
でも言葉が出ない。出せない。
出したら、王が負けるから。
沈黙が落ちる。
沈黙は、いつも国王の勝ちだった。
でも今日の沈黙は、リーシャの勝ちでもあった。
――これ以上、心を渡さない。
リーシャは礼をし、踵を返した。
「失礼いたします、陛下」
歩き出す。
王妃の歩幅で。王妃の微笑で。
背中に刺さる視線の熱を感じながらも、振り向かない。
振り向けば、また期待してしまう。
期待した分だけ、沈黙で殺される。
中庭の白薔薇が風に揺れた。
その揺れが、まるでこの関係の行き先を告げているみたいだった。
――嫉妬は、救いにならない。
救いにならないまま、私を縛る。
だから私は、縛られない場所へ行く。
自分で自分を守るために。
322
あなたにおすすめの小説
冷たい王妃の生活
柴田はつみ
恋愛
大国セイラン王国と公爵領ファルネーゼ家の同盟のため、21歳の令嬢リディアは冷徹と噂される若き国王アレクシスと政略結婚する。
三年間、王妃として宮廷に仕えるも、愛されている実感は一度もなかった。
王の傍らには、いつも美貌の女魔導師ミレーネの姿があり、宮廷中では「王の愛妾」と囁かれていた。
孤独と誤解に耐え切れなくなったリディアは、ついに離縁を願い出る。
「わかった」――王は一言だけ告げ、三年の婚姻生活はあっけなく幕を閉じた。
自由の身となったリディアは、旅先で騎士や魔導師と交流し、少しずつ自分の世界を広げていくが、心の奥底で忘れられないのは初恋の相手であるアレクシス。
やがて王都で再会した二人は、宮廷の陰謀と誤解に再び翻弄される。
嫉妬、すれ違い、噂――三年越しの愛は果たして誓いとなるのか。
「がっかりです」——その一言で終わる夫婦が、王宮にはある
柴田はつみ
恋愛
妃の席を踏みにじったのは令嬢——けれど妃の心を折ったのは、夫のたった一言だった
王太子妃リディアの唯一の安らぎは、王太子アーヴィンと交わす午後の茶会。だが新しく王宮に出入りする伯爵令嬢ミレーユは、妃の席に先に座り、殿下を私的に呼び、距離感のない振る舞いを重ねる。
リディアは王宮の礼節としてその場で正す——正しいはずだった。けれど夫は「リディア、そこまで言わなくても……」と、妃を止めた。
「わかりました。あなたには、がっかりです」
微笑んで去ったその日から、夫婦の茶会は終わる。沈黙の王宮で、言葉を失った王太子は、初めて“追う”ことを選ぶが——遅すぎた。
貴方が私を嫌う理由
柴田はつみ
恋愛
リリー――本名リリアーヌは、夫であるカイル侯爵から公然と冷遇されていた。
その関係はすでに修復不能なほどに歪み、夫婦としての実態は完全に失われている。
カイルは、彼女の類まれな美貌と、完璧すぎる立ち居振る舞いを「傲慢さの表れ」と決めつけ、意図的に距離を取った。リリーが何を語ろうとも、その声が届くことはない。
――けれど、リリーの心が向いているのは、夫ではなかった。
幼馴染であり、次期公爵であるクリス。
二人は人目を忍び、密やかな逢瀬を重ねてきた。その愛情に、疑いの余地はなかった。少なくとも、リリーはそう信じていた。
長年にわたり、リリーはカイル侯爵家が抱える深刻な財政難を、誰にも気づかれぬよう支え続けていた。
実家の財力を水面下で用い、侯爵家の体裁と存続を守る――それはすべて、未来のクリスを守るためだった。
もし自分が、破綻した結婚を理由に離縁や醜聞を残せば。
クリスが公爵位を継ぐその時、彼の足を引く「過去」になってしまう。
だからリリーは、耐えた。
未亡人という立場に甘んじる未来すら覚悟しながら、沈黙を選んだ。
しかし、その献身は――最も愛する相手に、歪んだ形で届いてしまう。
クリスは、彼女の行動を別の意味で受け取っていた。
リリーが社交の場でカイルと並び、毅然とした態度を崩さぬ姿を見て、彼は思ってしまったのだ。
――それは、形式的な夫婦関係を「完璧に保つ」ための努力。
――愛する夫を守るための、健気な妻の姿なのだと。
真実を知らぬまま、クリスの胸に芽生えたのは、理解ではなく――諦めだった。
「私も新婚旅行に一緒に行きたい」彼を溺愛する幼馴染がお願いしてきた。彼は喜ぶが二人は喧嘩になり別れを選択する。
佐藤 美奈
恋愛
イリス公爵令嬢とハリー王子は、お互いに惹かれ合い相思相愛になる。
「私と結婚していただけますか?」とハリーはプロポーズし、イリスはそれを受け入れた。
関係者を招待した結婚披露パーティーが開かれて、会場でエレナというハリーの幼馴染の子爵令嬢と出会う。
「新婚旅行に私も一緒に行きたい」エレナは結婚した二人の間に図々しく踏み込んでくる。エレナの厚かましいお願いに、イリスは怒るより驚き呆れていた。
「僕は構わないよ。エレナも一緒に行こう」ハリーは信じられないことを言い出す。エレナが同行することに乗り気になり、花嫁のイリスの面目をつぶし感情を傷つける。
とんでもない男と結婚したことが分かったイリスは、言葉を失うほかなく立ち尽くしていた。
「貴女じゃ彼に不釣りあいだから別れて」と言われたので別れたのですが、呪われた上に子供まで出来てて一大事です!?
綾織季蝶
恋愛
「貴女じゃ彼に不釣りあいだから別れて」そう告げられたのは孤児から魔法省の自然管理科の大臣にまで上り詰めたカナリア・スタインベック。
相手はとある貴族のご令嬢。
確かに公爵の彼とは釣り合うだろう、そう諦めきった心で承諾してしまう。
別れる際に大臣も辞め、実家の誰も寄り付かない禁断の森に身を潜めたが…。
何故か呪われた上に子供まで出来てしまった事が発覚して…!?
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
私のことを愛していなかった貴方へ
矢野りと
恋愛
婚約者の心には愛する女性がいた。
でも貴族の婚姻とは家と家を繋ぐのが目的だからそれも仕方がないことだと承知して婚姻を結んだ。私だって彼を愛して婚姻を結んだ訳ではないのだから。
でも穏やかな結婚生活が私と彼の間に愛を芽生えさせ、いつしか永遠の愛を誓うようになる。
だがそんな幸せな生活は突然終わりを告げてしまう。
夫のかつての想い人が現れてから私は彼の本心を知ってしまい…。
*設定はゆるいです。
初恋にケリをつけたい
志熊みゅう
恋愛
「初恋にケリをつけたかっただけなんだ」
そう言って、夫・クライブは、初恋だという未亡人と不倫した。そして彼女はクライブの子を身ごもったという。私グレースとクライブの結婚は確かに政略結婚だった。そこに燃えるような恋や愛はなくとも、20年の信頼と情はあると信じていた。だがそれは一瞬で崩れ去った。
「分かりました。私たち離婚しましょう、クライブ」
初恋とケリをつけたい男女の話。
☆小説家になろうの日間異世界(恋愛)ランキング (すべて)で1位獲得しました。(2025/9/18)
☆小説家になろうの日間総合ランキング (すべて)で1位獲得しました。(2025/9/18)
☆小説家になろうの週間総合ランキング (すべて)で1位獲得しました。(2025/9/22)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる