23 / 54
アランとビネガー
しおりを挟む
「以前言っていた王城近くのスイーツ店。まるで行ったことがあるように答えていましたが、実は私は行ったことがなくて……。ですが行ってきたのです!」
「なんだ行ったことなかったのか。それは騙されたな。」
自分が軽口を叩いていることに少なからず驚きながらも彼女の反応を楽しむ。
「うう、すみません……初めてのランチで緊張してしまい……ついつい良い返事をしてしまったのです。」
小柄な体をもっと小さくさせていた。
可愛らしい仕草に思わず笑みが溢れる。
「冗談だよ。それで行ってみてどうだったんだ?」
そう言えばパッと顔を輝かせて「とても可愛らしいケーキばかりでした!」とニコニコと話し出す。
楽しそうな彼女の様をジイと見つめる。
すると口にビネガーでも突っ込まれたような、酸っぱさで体が縮こまるような、不思議な気持ちになるのだ。
彼女の持つ雰囲気のせいでこんな気持ちになるのだろうか。
そう考えれば令息達が話した事もないのに小リス令嬢に夢中になる気持ちがよくわかる。
ブルネットの髪。
つぶらな瞳は透き通るようなライトブラウン。
鼻は丸みを帯びており唇はちょんと小さい。
全てまるっこい顔のパーツがお互いの愛らしさを強調しあっている。
しかし何より令息達を夢中にさせているのは遠くから見てもわかるくらいの仕草の愛らしさだろう。
小柄ゆえか歩くだけで小動物の様な可愛らしさがあるのだ。
話してみれば素直な物言いやコロコロ変わる表情。
中央の令嬢達にはない魅力が詰まっている。
「……店主は隣国の有名店で修行をした後、北の辺境伯領の人気スイーツ店でも修行を積んだらしくて……」
いつの間にやらなぜか店主の経歴の話になっていた。
思わず吹き出すと彼女がハッとしたように「どうして?!」と問うてきた。
「悪い。でもケーキの話をしてると思ったらまさか店の歴史を聞かされると思わないじゃないか。」
くっくっと堪えるように笑いながら言うと彼女はカアっと頬を染めたので、俺は慌てた。
「いや、笑ってすまない。やはりリーネは研究者肌なのだなと思ったんだ。店が建つまでの経緯なんてなかなか知ることはないから興味深いね。どうやって調べたんだ?」
「直接聞きました!」
はは!
やはりリーネは真っ直ぐだった!
「質問に快く答えてくださいましたよ。夕方だったのでお客様もいなかったですし……」
やはり笑ってしまった俺に、おずおずとリーネが言う。
ああ、彼女は何を考えているのか、表情をみているだけでよくわかる。
だからだろうか。
苦手なはずの会話も楽しい。
まさか俺が令嬢と話して楽しいと思える日が来るとは思わなかった。
「店主も経歴に興味を持ってもらえるなんて嬉しかっただろう。俺も店主の経歴なんて気にしたことなどなかったから面白いよ。」
するとリーネがはにかむようにふふふと笑った。
「どうした?」
「いえ……リーネは家族や親しい人たちしか呼ばない愛称なんです。それをアベル様が呼んでいるのがなんだか不思議な気持ちで…。」
「そんな大事な愛称を呼ばせてもらえて光栄だよ。」
俺がそう言えばリーネは答える代わりに首を傾げながらニコリと笑うので笑い返す。
二人で微笑み合っていると、彼女に名前を聞いた日のことを思い出した。
あの時は思わず小リス令嬢と呼びかけそうになり開いた口を慌てて閉じた。
不思議そうに見ていたリーネに改めて問うた。
「君のことはなんて呼べばいい?」と。
「ええっと……リーネとお呼びください。」
教えてくれたのは愛称だけだった。
彼女は俺の名前を当たり前のように呼んだが、それは別に珍しいことではない。
モリス侯爵家は誰もが知る貴族筆頭侯爵家だ。
トウプチ先生の手伝いをしているのはそうらしく、「先生は厳しいだろう?」と言えば「いいえ、毎日楽しいです。」と言っていた。
研究の話を先生としていたらあっという間に下校時間になっているらしい。
学園生ではないのだろうか?
研究生か?
トウプチ先生は侯爵家の人だ。
身元のわからない人を研究生として迎えるとは思えない。
と言うことはやはりリーネはどこかの貴族令嬢なんだろう。
令息達が話しかけようとしても逃げてしまうリーネ。
その事からあまり自分の事を聞かれるのが苦手なのかと思った。
俺と一緒だ。
だからここではただのアベルとリーネ。
それでいいじゃないか。
にこにこと微笑みながらリーネがサンドウィッチを口に運ぶ。
リーネの目はくりくりとまるいのに笑うとクシャッと無くなってしまう。
屈託のない笑顔が可愛らしくずっと笑っていてほしいと思う。
(小リス令嬢の笑顔なんて、きっと誰も知らない。)
そしてその事がたまらなく胸をくすぐるのだった。
「クラスのご令嬢の皆さんはぁ悪役令嬢断罪ものの舞台を観に行ってますわぁ!」
「小説もお読みになってらっしゃるのですよぅ。私も読んでいるのですぅ。」
何故か最近ハーフナー伯爵令嬢は悪役令嬢ものを勧めてくる。
流行っているのは知っているが平民や下位貴族の間でだけだ。
でもいい話題のネタだと思い耳を傾けるが、しかしながらキンキン声はずっとは聞いていられない。
「ハーフナー伯爵令嬢。そろそろ鐘がなる。帰ったらどうだ?」
顔も見ず言うと、ではまた本の感想をお聞かせしますねぇ!と教室を出て行った。
それを見ていたニコラスが「帰るのをごねた事はないんだよなあ。」とカラカラと笑った。
確かに、と思うと俺もおかしくなり一緒に笑う。
するとニコラスが驚いたようにこちらを見ていた。
「どうした?」
「なんだかアラン、最近雰囲気が柔らかくなったな?」
「そうか?」
ピンとこない。
しかしそんな事があるなら、心当たりはある。
が気付かないふりをした。
「なんだ行ったことなかったのか。それは騙されたな。」
自分が軽口を叩いていることに少なからず驚きながらも彼女の反応を楽しむ。
「うう、すみません……初めてのランチで緊張してしまい……ついつい良い返事をしてしまったのです。」
小柄な体をもっと小さくさせていた。
可愛らしい仕草に思わず笑みが溢れる。
「冗談だよ。それで行ってみてどうだったんだ?」
そう言えばパッと顔を輝かせて「とても可愛らしいケーキばかりでした!」とニコニコと話し出す。
楽しそうな彼女の様をジイと見つめる。
すると口にビネガーでも突っ込まれたような、酸っぱさで体が縮こまるような、不思議な気持ちになるのだ。
彼女の持つ雰囲気のせいでこんな気持ちになるのだろうか。
そう考えれば令息達が話した事もないのに小リス令嬢に夢中になる気持ちがよくわかる。
ブルネットの髪。
つぶらな瞳は透き通るようなライトブラウン。
鼻は丸みを帯びており唇はちょんと小さい。
全てまるっこい顔のパーツがお互いの愛らしさを強調しあっている。
しかし何より令息達を夢中にさせているのは遠くから見てもわかるくらいの仕草の愛らしさだろう。
小柄ゆえか歩くだけで小動物の様な可愛らしさがあるのだ。
話してみれば素直な物言いやコロコロ変わる表情。
中央の令嬢達にはない魅力が詰まっている。
「……店主は隣国の有名店で修行をした後、北の辺境伯領の人気スイーツ店でも修行を積んだらしくて……」
いつの間にやらなぜか店主の経歴の話になっていた。
思わず吹き出すと彼女がハッとしたように「どうして?!」と問うてきた。
「悪い。でもケーキの話をしてると思ったらまさか店の歴史を聞かされると思わないじゃないか。」
くっくっと堪えるように笑いながら言うと彼女はカアっと頬を染めたので、俺は慌てた。
「いや、笑ってすまない。やはりリーネは研究者肌なのだなと思ったんだ。店が建つまでの経緯なんてなかなか知ることはないから興味深いね。どうやって調べたんだ?」
「直接聞きました!」
はは!
やはりリーネは真っ直ぐだった!
「質問に快く答えてくださいましたよ。夕方だったのでお客様もいなかったですし……」
やはり笑ってしまった俺に、おずおずとリーネが言う。
ああ、彼女は何を考えているのか、表情をみているだけでよくわかる。
だからだろうか。
苦手なはずの会話も楽しい。
まさか俺が令嬢と話して楽しいと思える日が来るとは思わなかった。
「店主も経歴に興味を持ってもらえるなんて嬉しかっただろう。俺も店主の経歴なんて気にしたことなどなかったから面白いよ。」
するとリーネがはにかむようにふふふと笑った。
「どうした?」
「いえ……リーネは家族や親しい人たちしか呼ばない愛称なんです。それをアベル様が呼んでいるのがなんだか不思議な気持ちで…。」
「そんな大事な愛称を呼ばせてもらえて光栄だよ。」
俺がそう言えばリーネは答える代わりに首を傾げながらニコリと笑うので笑い返す。
二人で微笑み合っていると、彼女に名前を聞いた日のことを思い出した。
あの時は思わず小リス令嬢と呼びかけそうになり開いた口を慌てて閉じた。
不思議そうに見ていたリーネに改めて問うた。
「君のことはなんて呼べばいい?」と。
「ええっと……リーネとお呼びください。」
教えてくれたのは愛称だけだった。
彼女は俺の名前を当たり前のように呼んだが、それは別に珍しいことではない。
モリス侯爵家は誰もが知る貴族筆頭侯爵家だ。
トウプチ先生の手伝いをしているのはそうらしく、「先生は厳しいだろう?」と言えば「いいえ、毎日楽しいです。」と言っていた。
研究の話を先生としていたらあっという間に下校時間になっているらしい。
学園生ではないのだろうか?
研究生か?
トウプチ先生は侯爵家の人だ。
身元のわからない人を研究生として迎えるとは思えない。
と言うことはやはりリーネはどこかの貴族令嬢なんだろう。
令息達が話しかけようとしても逃げてしまうリーネ。
その事からあまり自分の事を聞かれるのが苦手なのかと思った。
俺と一緒だ。
だからここではただのアベルとリーネ。
それでいいじゃないか。
にこにこと微笑みながらリーネがサンドウィッチを口に運ぶ。
リーネの目はくりくりとまるいのに笑うとクシャッと無くなってしまう。
屈託のない笑顔が可愛らしくずっと笑っていてほしいと思う。
(小リス令嬢の笑顔なんて、きっと誰も知らない。)
そしてその事がたまらなく胸をくすぐるのだった。
「クラスのご令嬢の皆さんはぁ悪役令嬢断罪ものの舞台を観に行ってますわぁ!」
「小説もお読みになってらっしゃるのですよぅ。私も読んでいるのですぅ。」
何故か最近ハーフナー伯爵令嬢は悪役令嬢ものを勧めてくる。
流行っているのは知っているが平民や下位貴族の間でだけだ。
でもいい話題のネタだと思い耳を傾けるが、しかしながらキンキン声はずっとは聞いていられない。
「ハーフナー伯爵令嬢。そろそろ鐘がなる。帰ったらどうだ?」
顔も見ず言うと、ではまた本の感想をお聞かせしますねぇ!と教室を出て行った。
それを見ていたニコラスが「帰るのをごねた事はないんだよなあ。」とカラカラと笑った。
確かに、と思うと俺もおかしくなり一緒に笑う。
するとニコラスが驚いたようにこちらを見ていた。
「どうした?」
「なんだかアラン、最近雰囲気が柔らかくなったな?」
「そうか?」
ピンとこない。
しかしそんな事があるなら、心当たりはある。
が気付かないふりをした。
848
あなたにおすすめの小説
侯爵家の婚約者
やまだごんた
恋愛
侯爵家の嫡男カインは、自分を見向きもしない母に、なんとか認められようと努力を続ける。
7歳の誕生日を王宮で祝ってもらっていたが、自分以外の子供を可愛がる母の姿をみて、魔力を暴走させる。
その場の全員が死を覚悟したその時、1人の少女ジルダがカインの魔力を吸収して救ってくれた。
カインが魔力を暴走させないよう、王はカインとジルダを婚約させ、定期的な魔力吸収を命じる。
家族から冷たくされていたジルダに、カインは母から愛されない自分の寂しさを重ね、よき婚約者になろうと努力する。
だが、母が死に際に枕元にジルダを呼んだのを知り、ジルダもまた自分を裏切ったのだと絶望する。
17歳になった2人は、翌年の結婚を控えていたが、関係は歪なままだった。
そんな中、カインは仕事中に魔獣に攻撃され、死にかけていたところを救ってくれたイレリアという美しい少女と出会い、心を通わせていく。
全86話+番外編の予定
【完結済】次こそは愛されるかもしれないと、期待した私が愚かでした。
こゆき
恋愛
リーゼッヒ王国、王太子アレン。
彼の婚約者として、清く正しく生きてきたヴィオラ・ライラック。
皆に祝福されたその婚約は、とてもとても幸せなものだった。
だが、学園にとあるご令嬢が転入してきたことにより、彼女の生活は一変してしまう。
何もしていないのに、『ヴィオラがそのご令嬢をいじめている』とみんなが言うのだ。
どれだけ違うと訴えても、誰も信じてはくれなかった。
絶望と悲しみにくれるヴィオラは、そのまま隣国の王太子──ハイル帝国の王太子、レオへと『同盟の証』という名の厄介払いとして嫁がされてしまう。
聡明な王子としてリーゼッヒ王国でも有名だったレオならば、己の無罪を信じてくれるかと期待したヴィオラだったが──……
※在り来りなご都合主義設定です
※『悪役令嬢は自分磨きに忙しい!』の合間の息抜き小説です
※つまりは行き当たりばったり
※不定期掲載な上に雰囲気小説です。ご了承ください
4/1 HOT女性向け2位に入りました。ありがとうございます!
貴方が私を嫌う理由
柴田はつみ
恋愛
リリー――本名リリアーヌは、夫であるカイル侯爵から公然と冷遇されていた。
その関係はすでに修復不能なほどに歪み、夫婦としての実態は完全に失われている。
カイルは、彼女の類まれな美貌と、完璧すぎる立ち居振る舞いを「傲慢さの表れ」と決めつけ、意図的に距離を取った。リリーが何を語ろうとも、その声が届くことはない。
――けれど、リリーの心が向いているのは、夫ではなかった。
幼馴染であり、次期公爵であるクリス。
二人は人目を忍び、密やかな逢瀬を重ねてきた。その愛情に、疑いの余地はなかった。少なくとも、リリーはそう信じていた。
長年にわたり、リリーはカイル侯爵家が抱える深刻な財政難を、誰にも気づかれぬよう支え続けていた。
実家の財力を水面下で用い、侯爵家の体裁と存続を守る――それはすべて、未来のクリスを守るためだった。
もし自分が、破綻した結婚を理由に離縁や醜聞を残せば。
クリスが公爵位を継ぐその時、彼の足を引く「過去」になってしまう。
だからリリーは、耐えた。
未亡人という立場に甘んじる未来すら覚悟しながら、沈黙を選んだ。
しかし、その献身は――最も愛する相手に、歪んだ形で届いてしまう。
クリスは、彼女の行動を別の意味で受け取っていた。
リリーが社交の場でカイルと並び、毅然とした態度を崩さぬ姿を見て、彼は思ってしまったのだ。
――それは、形式的な夫婦関係を「完璧に保つ」ための努力。
――愛する夫を守るための、健気な妻の姿なのだと。
真実を知らぬまま、クリスの胸に芽生えたのは、理解ではなく――諦めだった。
わたしは婚約者の不倫の隠れ蓑
岡暁舟
恋愛
第一王子スミスと婚約した公爵令嬢のマリア。ところが、スミスが魅力された女は他にいた。同じく公爵令嬢のエリーゼ。マリアはスミスとエリーゼの密会に気が付いて……。
もう終わりにするしかない。そう確信したマリアだった。
本編終了しました。
その結婚は、白紙にしましょう
香月まと
恋愛
リュミエール王国が姫、ミレナシア。
彼女はずっとずっと、王国騎士団の若き団長、カインのことを想っていた。
念願叶って結婚の話が決定した、その夕方のこと。
浮かれる姫を前にして、カインの口から出た言葉は「白い結婚にとさせて頂きたい」
身分とか立場とか何とか話しているが、姫は急速にその声が遠くなっていくのを感じる。
けれど、他でもない憧れの人からの嘆願だ。姫はにっこりと笑った。
「分かりました。その提案を、受け入れ──」
全然受け入れられませんけど!?
形だけの結婚を了承しつつも、心で号泣してる姫。
武骨で不器用な王国騎士団長。
二人を中心に巻き起こった、割と短い期間のお話。
婚約者を借りパクされました
朝山みどり
恋愛
「今晩の夜会はマイケルにクリスティーンのエスコートを頼んだから、レイは一人で行ってね」とお母様がわたしに言った。
わたしは、レイチャル・ブラウン。ブラウン伯爵の次女。わたしの家族は父のウィリアム。母のマーガレット。
兄、ギルバード。姉、クリスティーン。弟、バージルの六人家族。
わたしは家族のなかで一番影が薄い。我慢するのはわたし。わたしが我慢すればうまくいく。だけど家族はわたしが我慢していることも気付かない。そんな存在だ。
家族も婚約者も大事にするのはクリスティーン。わたしの一つ上の姉だ。
そのうえ、わたしは、さえない留学生のお世話を押し付けられてしまった。
裏切られ殺されたわたし。生まれ変わったわたしは今度こそ幸せになりたい。
たろ
恋愛
大好きな貴方はわたしを裏切り、そして殺されました。
次の人生では幸せになりたい。
前世を思い出したわたしには嫌悪しかない。もう貴方の愛はいらないから!!
自分が王妃だったこと。どんなに国王を愛していたか思い出すと胸が苦しくなる。でももう前世のことは忘れる。
そして元彼のことも。
現代と夢の中の前世の話が進行していきます。
とある伯爵の憂鬱
如月圭
恋愛
マリアはスチュワート伯爵家の一人娘で、今年、十八才の王立高等学校三年生である。マリアの婚約者は、近衛騎士団の副団長のジル=コーナー伯爵で金髪碧眼の美丈夫で二十五才の大人だった。そんなジルは、国王の第二王女のアイリーン王女殿下に気に入られて、王女の護衛騎士の任務をしてた。そのせいで、婚約者のマリアにそのしわ寄せが来て……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる