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第二部
今後は?
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一緒に入浴を……と命令したが、レオンから返ってきたのは「喜んで」という甘い声ではなく、「急いでシャワーを浴びた後ベッドを整えておきますので、ジルベール様、私の後で申し訳ございませんがごゆっくりどうぞ」という使用人仕様の声だった。
少し熱めの湯に身を浸しながら考える。俺達って恋人なんだよな? ずっとこんな感じだ。もう少し甘えてくれてもいいんじゃないのか? いつもレオンは、他の使用人に露見するのはジルベール様に申し訳ないですから……とか言って朝まで俺の部屋で過ごすことを頑なに拒否しているので、実際にこの部屋に泊まったのは覚えているだけで一回しかない。
その一回も、秀でた俺達でさえ朝まで要した学園の課題のためという、やっと恋人になった二人には全くもって嬉しくない夜だった。
まあ確かに周りに言えない事情もある。だって傍から見たら俺達は異母兄弟だし。それだけなら正直俺は露見しても良いが、他の秘密まで知られるのは困る。俺達が付き合っていると知られたら、いくら子どもができない同性同士とはいえ倫理観に問題があると言われることは確実だから、世間体を考えて出生のことを公表しなくてはいけなくなる。
そうすれば交際は認められるだろうが、俺の貴公子というイメージを保ってきた今までの努力は水の泡だ。それだけでなく嘲笑される。
レオンが俺のために距離を保っているのは十分伝わっているし、その想いを汲み取らず俺のわがままで甘えてほしいと強要するのも悪いよな……雰囲気で察する人とかいそうだし。
汗を洗い流しさっぱりして戻ると、優秀な使用人によってすでに室内が整えられていた。先ほどの情事の痕跡など何も見受けられない。
「疲れただろう。もう休んでいいぞ」
普段ならば素直に挨拶をしてから部屋を後にするレオンが、今夜は少し躊躇っている。逡巡したような様子を見せた後、まだ濡れている漆黒の髪の間から緑色の魅力的な瞳を覗かせた。
お? 一緒に寝たいって言いたいのか? やっぱり本心は甘えたいんだな。それなら――思いっきり可愛がってやろう。もう一度やってもいいな、理由は後で考えればいい――
「レオ――」
「ジルベール様」
同時だった。
「すみません」
「レオン、どうした?」
「いえ、ジルベール様から……」
「いや構わない。おまえから言っていいぞ」
「ありがとうございます。では――」
声が硬いのは緊張のせいだろう。
「ジルベール様は卒業後の所属について、どうお考えでいらっしゃいますか?」
――あれ?
「えっと、国王軍とかってことか?」
「ええ、本当は先ほどお伺いしたかったのですが……寝る前に申し訳ございません」
もしかして――あのレポートをやっていた時の視線って、このことを訊きたかった……?
まあ盛り上がったのは事実だし、今さらどっちでもいいけど。
「まだはっきりと決めていないが……国王軍だと思う。レオンは父上のいる軍事宮か?」
国王軍は軍事宮の管轄なので、当然軍事宮で働くということは国王軍を指揮する立場になる。
通常、ハディード学園を卒業したばかりならば、事務処理に優れた異能を持つ者以外は国王軍に所属して鍛錬をつむ。四大公爵家子息だった父上も例外ではなく、初めは(本人の希望もあったかもしれないが)国王軍配属になった。
だが英雄ならば違うだろう。レオンがいきなり管轄する地位についたとしても、反対意見などは出ないはずだ。
「私は……ジルベール様と同じ部署を望んでおります」
「別に部署まで一緒でなくてもいいだろ? どうせ二人とも王都での勤務になるんだろうし」
「そうですが、国王軍の訓練では泊まり込みも多いです。ジルベール様は大変美しいので……襲われないか不安です」
ん? 単語の並べ方がおかしくなかったか? 関連性がないと思うが。
「襲われるって――魔王とか魔物ってことか?」
「いえ、その……国王軍の隊員達です。遠方での長期任務時にはよくあることだと伺いました」
戦った後の火照った体と高ぶった感情の発散となれば、考えることは皆大体同じになる。都合良く互いの欲望が一致すれば問題ないが、そうでない場合は己で処理するしかない。
だが、すぐ横に欲を吐き出せる相手が寝ているとなれば、その者の同意の有無にかかわらず一方的に満足しようとする隊員がいるのは、若く健康で闘志溢れる男達の集団においては珍しくない――どころか国王軍名物だと、噂で聞く。
当然ながら犯罪行為にあたり、見つかれば咎められると注意されるがそれは建前で、実際は見て見ぬふりをされる。
本当に罰して謹慎などさせるには数が多すぎるし、遠方ならば不測の事態、魔物の襲撃などに対応しきれなくなる。
また、抑え込むとその熱が隊員同士の喧嘩や暴力につながりかねないというのが本音らしい。
そのため娼館があれば交代でそこを使い、なければ娼婦を雇って連れてくる時もあるが、やはり隊内で良さそうな相手がいれば手っ取り早く済ませたくなるのは否定できない――かもしれない。
「それは俺も耳にするが、いや大丈夫だろ」
実際俺の方がレオンを襲ってるし。というか俺も初めは簡単に済ませたくてレオンにさせてたんだよな。結局抜け出せないくらい完全に嵌ったけど。
「いえ、私は心配です。だってジルベール様はこんなにも麗しく貴公子然としているのに面白みもあり、気位が高いジルベール様を自分のものにしたいと思う者は多いはずです」
褒められて――いるんだよな?
「レオン、もしかして――おまえも俺を押し倒したいのか?」
「そのようなことは言っておりません」
「でも俺がされるのを想像したんだろ? 興奮したか?」
「ジルベール様、やめてください」
俺のからかいは強い口調で否定された。
「ジルベール様が他の人となど……決して考えたくありませんし、そのようなことになったら私自身、行動を抑えられるか不安です。ですので――同じ部署に所属してジルベール様をお護りしたいのです」
何か違和感があるが……普通、魔王から俺を守った男が言う台詞なのか? 父上から俺の監視役として一緒の部署を希望しろと命じられているとか? それか――やっぱり、上手いこと言って実際は俺がレオンの盾になるために……?
「父上は――了承しているのか? レオンに、軍事宮で働いて欲しいと思っているんじゃないのか? 王女様との話だって、もう一度打診されているって噂で聞いたぞ」
「――そのような話は、私は一切知りません。アンドレ様は私の希望を優先させていただけると、おっしゃってくださいました」
父上は幼少期に親として可愛がれなかったレオンに甘いのか、レオンを信頼しているのか、この先を計算してなのか……一見人当たりの良い温和な感じだけに、それを巧妙に隠して手のひらで転がすことを楽しんでいるなど何人が知っているのだろう。
「まあ俺達の希望が必ず通るわけでもないしな。レオン、俺はおまえの主人で恋人だとしても、おまえの将来を決める選択に俺は何も口を出せない。好きにすればいいさ」
課題に訓練、試験など学園での生活は日々忙しかったが、英雄と魔王が現れた時のような慌ただしさはなく淡々と過ぎていった。
卒業後の進路についてはある程度生徒の希望を考慮しつつ、ハディード学園を管理している軍事宮の高官達が適性を見て配属先を決めることになっている。
俺は学園の卒業生として一般的な、国王軍を希望した。国王軍に配属された場合、その後は大まかに分けて二つの道がある。
一つは年齢的に厳しくなった時や怪我で第一線を退いた場合で、そのまま国王軍を辞めて他の仕事を紹介してもらうか、能力によっては軍事宮での事務作業やハディード学園での教師となり、後方から国王軍を支えていく。
もう一つは、国王軍を経て軍事宮高官として国王軍を管理する立場になる。
レオンにあったように、推薦で直接入った場合を除き、学園からそのまま軍事宮へ行く者は指揮側ではなく事務担当になるので出世は望めない。国王陛下から処理能力に関して目をかけられ、王宮での執務担当に抜擢されることもあると聞いたことがあるが、異例なので考慮する必要はないし、俺の身分だったらそんなことを考えなくても初めから希望すれば王宮で働ける。
そうしないのは、もちろん四大公爵ギファルド家嫡男として父上と同じ伝統的な進路を選んだのと、もし俺みたいな完璧な貴公子が王宮に出入りしたら、注目を浴びすぎて令嬢達から言い寄られたり、女性使用人達が仕事に手につかなくて大変そうで悪いから……ということもある。だって、俺にはレオンがいるから断るのも申し訳ないし。
それに他の男達からの嫉妬は快感――じゃなくて俺の婚約者を奪ったとか言いがかりをつけられ、面倒なことになるのは避けたいからだというのが本心であり、レオンが俺を追って王宮勤務になったら王女様と関わる機会が増えそうで嫌だから――ということではないと主張したい。
レオンはあれ以降俺に尋ねることはなかったが、おそらく俺が国王軍を希望したと知っているだろう。そうでなくても父上に訊けばすぐに解決する。
レオンには『自分の好きにすればいい』と伝えたが、もちろん恭順なレオンが俺から離れないだろうということは計算済みだ。
色々あったハディード学園での生活も、もう少しで終わりになる。国王軍に入れば泊まり込みの任務も増えるし、長期で国外へ行くこともある。
父上は軍事宮はもちろん、最近はますます国王陛下の片腕として、王宮での執務や外国との交渉も任されている。多忙なためほとんど屋敷に帰って来ないので顔を会わせていない。今度はより交流がなくなっていくことだろう。
シャンティエとクリスティーナとは以前にも増して三人で密に連絡を取り合っているみたいなのを俺は知ってるけど。なんだよ、ギファルド家の後継者のための基盤作りってやつか?
苛立つけど実子でない俺には不満を言う権利がないし、国王軍で活躍し父上に認めてもらうしかない……
少し熱めの湯に身を浸しながら考える。俺達って恋人なんだよな? ずっとこんな感じだ。もう少し甘えてくれてもいいんじゃないのか? いつもレオンは、他の使用人に露見するのはジルベール様に申し訳ないですから……とか言って朝まで俺の部屋で過ごすことを頑なに拒否しているので、実際にこの部屋に泊まったのは覚えているだけで一回しかない。
その一回も、秀でた俺達でさえ朝まで要した学園の課題のためという、やっと恋人になった二人には全くもって嬉しくない夜だった。
まあ確かに周りに言えない事情もある。だって傍から見たら俺達は異母兄弟だし。それだけなら正直俺は露見しても良いが、他の秘密まで知られるのは困る。俺達が付き合っていると知られたら、いくら子どもができない同性同士とはいえ倫理観に問題があると言われることは確実だから、世間体を考えて出生のことを公表しなくてはいけなくなる。
そうすれば交際は認められるだろうが、俺の貴公子というイメージを保ってきた今までの努力は水の泡だ。それだけでなく嘲笑される。
レオンが俺のために距離を保っているのは十分伝わっているし、その想いを汲み取らず俺のわがままで甘えてほしいと強要するのも悪いよな……雰囲気で察する人とかいそうだし。
汗を洗い流しさっぱりして戻ると、優秀な使用人によってすでに室内が整えられていた。先ほどの情事の痕跡など何も見受けられない。
「疲れただろう。もう休んでいいぞ」
普段ならば素直に挨拶をしてから部屋を後にするレオンが、今夜は少し躊躇っている。逡巡したような様子を見せた後、まだ濡れている漆黒の髪の間から緑色の魅力的な瞳を覗かせた。
お? 一緒に寝たいって言いたいのか? やっぱり本心は甘えたいんだな。それなら――思いっきり可愛がってやろう。もう一度やってもいいな、理由は後で考えればいい――
「レオ――」
「ジルベール様」
同時だった。
「すみません」
「レオン、どうした?」
「いえ、ジルベール様から……」
「いや構わない。おまえから言っていいぞ」
「ありがとうございます。では――」
声が硬いのは緊張のせいだろう。
「ジルベール様は卒業後の所属について、どうお考えでいらっしゃいますか?」
――あれ?
「えっと、国王軍とかってことか?」
「ええ、本当は先ほどお伺いしたかったのですが……寝る前に申し訳ございません」
もしかして――あのレポートをやっていた時の視線って、このことを訊きたかった……?
まあ盛り上がったのは事実だし、今さらどっちでもいいけど。
「まだはっきりと決めていないが……国王軍だと思う。レオンは父上のいる軍事宮か?」
国王軍は軍事宮の管轄なので、当然軍事宮で働くということは国王軍を指揮する立場になる。
通常、ハディード学園を卒業したばかりならば、事務処理に優れた異能を持つ者以外は国王軍に所属して鍛錬をつむ。四大公爵家子息だった父上も例外ではなく、初めは(本人の希望もあったかもしれないが)国王軍配属になった。
だが英雄ならば違うだろう。レオンがいきなり管轄する地位についたとしても、反対意見などは出ないはずだ。
「私は……ジルベール様と同じ部署を望んでおります」
「別に部署まで一緒でなくてもいいだろ? どうせ二人とも王都での勤務になるんだろうし」
「そうですが、国王軍の訓練では泊まり込みも多いです。ジルベール様は大変美しいので……襲われないか不安です」
ん? 単語の並べ方がおかしくなかったか? 関連性がないと思うが。
「襲われるって――魔王とか魔物ってことか?」
「いえ、その……国王軍の隊員達です。遠方での長期任務時にはよくあることだと伺いました」
戦った後の火照った体と高ぶった感情の発散となれば、考えることは皆大体同じになる。都合良く互いの欲望が一致すれば問題ないが、そうでない場合は己で処理するしかない。
だが、すぐ横に欲を吐き出せる相手が寝ているとなれば、その者の同意の有無にかかわらず一方的に満足しようとする隊員がいるのは、若く健康で闘志溢れる男達の集団においては珍しくない――どころか国王軍名物だと、噂で聞く。
当然ながら犯罪行為にあたり、見つかれば咎められると注意されるがそれは建前で、実際は見て見ぬふりをされる。
本当に罰して謹慎などさせるには数が多すぎるし、遠方ならば不測の事態、魔物の襲撃などに対応しきれなくなる。
また、抑え込むとその熱が隊員同士の喧嘩や暴力につながりかねないというのが本音らしい。
そのため娼館があれば交代でそこを使い、なければ娼婦を雇って連れてくる時もあるが、やはり隊内で良さそうな相手がいれば手っ取り早く済ませたくなるのは否定できない――かもしれない。
「それは俺も耳にするが、いや大丈夫だろ」
実際俺の方がレオンを襲ってるし。というか俺も初めは簡単に済ませたくてレオンにさせてたんだよな。結局抜け出せないくらい完全に嵌ったけど。
「いえ、私は心配です。だってジルベール様はこんなにも麗しく貴公子然としているのに面白みもあり、気位が高いジルベール様を自分のものにしたいと思う者は多いはずです」
褒められて――いるんだよな?
「レオン、もしかして――おまえも俺を押し倒したいのか?」
「そのようなことは言っておりません」
「でも俺がされるのを想像したんだろ? 興奮したか?」
「ジルベール様、やめてください」
俺のからかいは強い口調で否定された。
「ジルベール様が他の人となど……決して考えたくありませんし、そのようなことになったら私自身、行動を抑えられるか不安です。ですので――同じ部署に所属してジルベール様をお護りしたいのです」
何か違和感があるが……普通、魔王から俺を守った男が言う台詞なのか? 父上から俺の監視役として一緒の部署を希望しろと命じられているとか? それか――やっぱり、上手いこと言って実際は俺がレオンの盾になるために……?
「父上は――了承しているのか? レオンに、軍事宮で働いて欲しいと思っているんじゃないのか? 王女様との話だって、もう一度打診されているって噂で聞いたぞ」
「――そのような話は、私は一切知りません。アンドレ様は私の希望を優先させていただけると、おっしゃってくださいました」
父上は幼少期に親として可愛がれなかったレオンに甘いのか、レオンを信頼しているのか、この先を計算してなのか……一見人当たりの良い温和な感じだけに、それを巧妙に隠して手のひらで転がすことを楽しんでいるなど何人が知っているのだろう。
「まあ俺達の希望が必ず通るわけでもないしな。レオン、俺はおまえの主人で恋人だとしても、おまえの将来を決める選択に俺は何も口を出せない。好きにすればいいさ」
課題に訓練、試験など学園での生活は日々忙しかったが、英雄と魔王が現れた時のような慌ただしさはなく淡々と過ぎていった。
卒業後の進路についてはある程度生徒の希望を考慮しつつ、ハディード学園を管理している軍事宮の高官達が適性を見て配属先を決めることになっている。
俺は学園の卒業生として一般的な、国王軍を希望した。国王軍に配属された場合、その後は大まかに分けて二つの道がある。
一つは年齢的に厳しくなった時や怪我で第一線を退いた場合で、そのまま国王軍を辞めて他の仕事を紹介してもらうか、能力によっては軍事宮での事務作業やハディード学園での教師となり、後方から国王軍を支えていく。
もう一つは、国王軍を経て軍事宮高官として国王軍を管理する立場になる。
レオンにあったように、推薦で直接入った場合を除き、学園からそのまま軍事宮へ行く者は指揮側ではなく事務担当になるので出世は望めない。国王陛下から処理能力に関して目をかけられ、王宮での執務担当に抜擢されることもあると聞いたことがあるが、異例なので考慮する必要はないし、俺の身分だったらそんなことを考えなくても初めから希望すれば王宮で働ける。
そうしないのは、もちろん四大公爵ギファルド家嫡男として父上と同じ伝統的な進路を選んだのと、もし俺みたいな完璧な貴公子が王宮に出入りしたら、注目を浴びすぎて令嬢達から言い寄られたり、女性使用人達が仕事に手につかなくて大変そうで悪いから……ということもある。だって、俺にはレオンがいるから断るのも申し訳ないし。
それに他の男達からの嫉妬は快感――じゃなくて俺の婚約者を奪ったとか言いがかりをつけられ、面倒なことになるのは避けたいからだというのが本心であり、レオンが俺を追って王宮勤務になったら王女様と関わる機会が増えそうで嫌だから――ということではないと主張したい。
レオンはあれ以降俺に尋ねることはなかったが、おそらく俺が国王軍を希望したと知っているだろう。そうでなくても父上に訊けばすぐに解決する。
レオンには『自分の好きにすればいい』と伝えたが、もちろん恭順なレオンが俺から離れないだろうということは計算済みだ。
色々あったハディード学園での生活も、もう少しで終わりになる。国王軍に入れば泊まり込みの任務も増えるし、長期で国外へ行くこともある。
父上は軍事宮はもちろん、最近はますます国王陛下の片腕として、王宮での執務や外国との交渉も任されている。多忙なためほとんど屋敷に帰って来ないので顔を会わせていない。今度はより交流がなくなっていくことだろう。
シャンティエとクリスティーナとは以前にも増して三人で密に連絡を取り合っているみたいなのを俺は知ってるけど。なんだよ、ギファルド家の後継者のための基盤作りってやつか?
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