29 / 57
第二部
国王軍入隊
結局レオンは本人が言っていた通り、学園卒業後は俺と同じ国王軍に配属された。
ちなみに――リューイ、ダッド、ラファエルという何度も訓練時にグループを組んだ者達も一緒だ。
治癒能力を持つリューイは、軍事宮に所属して前線から送られてきた重症患者の治療、及び治癒速度や効果の研究という選択肢もあったが、一刻も早く負傷者を助けたいとの思いから国王軍に決めたと言っていた。
だがリューイは元々戦いは得意なほうではない。俺は、レオンがいるからじゃないよな? あの、レオンが英雄だった時の、彼女のレオンを見る目は完全に恋する乙女だったし……という疑念が捨てられない。
ダッドの異能、遠耳は戦闘向け――情報収集が主な任務なので妥当だろう。
一方のラファエルは王宮での楽で優雅な勤務を希望していたらしいが、国王陛下から、『向いていない』と言われ許可が下りなかったらしい。血の繋がった伯父に断られるって、どれだけ無能力が高いんだ?
さて、俺達――新しく入軍した者達は今、軍事宮内にある大広間に集まっている。夜会で使われることはないこの部屋は、軍の集会や荷物置き場としての役割が多いため飾り気はない。
ここにいる者達は、ハディード学園の卒業生が大多数を占めている。王都の治安を守る警備隊員の中から見込まれて推薦された者も数人はいるだろうが、全て国王軍の厳しい訓練に耐えうると判断された若者のみだ。
これから高官による挨拶があり、その後は各自決められた隊に行き、そこで小隊長の指示を仰ぐようにと伝えられている。
数十人がひしめいている室内で物音を立てる者はおらず、これから待つ過酷な任務への覚悟と恐怖、期待が混ざり合った空気の中、扉が閉まる音に続いてコツコツという足音が響き渡った。
大人数にも一人で対抗――どころか圧倒できる雰囲気を持つ高官が前に立つ。威厳はあれど柔和な感じも合わせ持つその人物を俺とレオンは見慣れているが、他の者達の多くはおそらくあの魔王襲来時以降二度目の対面だろう。
「諸君は本日から国王軍の一員となる。厳しい訓練や任務が待っているが、仲間のため、家族のため、グレンロシェ王国のため、国民のため、己のため、常に真剣に取り組み、誠実な行いを心がけてほしい」
「はい」
一同の息の揃った返事の後、他の上官からそれぞれ名を呼ばれて自分が所属する隊を知らされた。
国王軍は第一隊から第二百隊まであり、ひとつの隊はそれぞれ十人一組の班が五組、合計五十人という構成だ。
学園時と違い国王軍ではリューイのような治療の能力を持つ隊員がそれぞれの班に入るのではなく、治癒隊や補給炊事隊、天幕などの設営担当隊という風に分かれており、遠征時には任務内容により数名ずつ戦闘部隊と共に派遣される。
実際に王都とその周辺にいるのは第一隊から第百隊までで、その他の隊は国境や地方都市に配属されグレンロシェ王国の平和を維持している。
学園の卒業生で、実家がある地方の国王軍所属を希望した者や、国境を警備する隊に配属されることが決まったダッドなどはそれぞれの任務地へすでに出発しているはずだ。
そのためここにいる者達は全員、第百隊以内の国王軍に所属することになる。
俺達は第九隊の中の五班で、レオンと一緒だった。通常は新人は班の負担になるため一人ずつしか配属されない。当然隊の数字は小さい順に強さを表す。学園を卒業してすぐの生徒は百番以降の隊になる者も少なくない。
新人ながら第九隊、それもレオンと二人同時にというのは異例だ。俺達の能力が高いことを示しているのか、レオンが英雄としてすでに新人の枠を超えていると見なされたのか――
あ、いざという時は俺がレオンを護るんだっけ。レオンが俺を護りたいと言うのとは違う方法で。
父上は息子を実際に戦闘をする必要があり危険度が高い国王軍でなく、管轄する軍事宮で自分の補佐につかせようと考えていたみたいだし。
結局俺が国王軍を希望しレオンもそれに倣ったので、父上はせめて俺達を同じ班にしたのだろう。側にいないと緊急時に身代わりにさせられないから。国王軍を管轄している軍事宮の高官なら、隊員の配属先などいくらでも自分の好きにできる。
落ち込む必要はない。どんな理由であれ、父上にとって俺は価値があるということだ。
第一隊から第十隊までを束ねている大隊長へ挨拶をするため、同じ軍事宮内にある部屋へと向かう。
出迎えてくれたのはフェリーという名の背の高い人物だった。隣にいるレオンも一瞬だが動きを止めた。どこかで会ったことがあるような既視感があるが、頭を回転させ記憶を辿ってみても思い出せない。国王軍の大隊長にしては品が良く物腰も柔らかいので、レオンを従者として一緒に参加した社交界で見たことがあるのかもしれない。
「エディ小隊長が君達の直接の上官になる。訓練は厳しいが優しい、公正な人物なので安心して励んでほしい。期待しているぞ」
フェリー大隊長から親戚の子どもに接しているような目で見つめられながら言われた後、奥にある部屋まで案内された。
室内にはざっと見たところ十人近くおり、自分達以外の隊員が集まっているようだ。
「新たに第九隊五班に配属されました、ジルベール・ギファルドです。よろしくお願いいたします」
続いてレオンも挨拶した。
「同じくレオン・ドトルと申します。よろしくお願いいたします」
他の隊員達がレオンの姓を聞いた際に僅かながらに見せた反応を、この若い小隊長は全く表に出さなかった。興味がないか――それとも前もって父上から何かしら言い含められているのだろう。おそらく……三十はどう見ても超えていなそうだ。二十五くらいかもしれない。その年で小隊長を任されるならば優秀なはずだ。
この国では一般的に父側の身分を継承し、姓も父親のものを使う。父親が元々いない場合は母側の姓を名乗ることが可能だが、例えば――クリスティーナの両親のような、女性側の身分が高く男性側の身分が低い時、子に良い方の身分を継がせようとするような行為は通常国からの許可が下りない。
そのためレオンも幼少期から母親の、正確にいえば平民の祖父から引き継いだ姓を使っているのだが、普通ならば四大公爵の子息と判明した時点でそちら側に変えると思うだろう。平民らしい姓と四大公爵家ギファルドの姓――どちらが良い待遇を得れるかなど、どんな馬鹿でも分かる。
「よろしく。私が新しくこの班を率いることになったエディ・モリーダブンドロン。皆はエディと呼んでいるから君達もそのようにして欲しい。緊急時に長い名前は不便でね」
モリーダブンドロンは確か伯爵家の姓だ。仲間内ならば名前で呼ぶことがあっても、目上の人に対しては姓に敬称をつけることが普通だが、それを名前でかまわない――と言うなら細かいことにこだわらない性格なのだろう。実際に快活な話し方で、明るい雰囲気と目の覚めるような赤色の髪を持っている。
「君達卒業生の入隊と同時に何人かの移動もあったんだ。こっちにいるのが新しくこの班に加わったアーノルド。それとサラ、彼女は三年目だから君達の少し上だ」
アーノルドは気弱そうに視線を下げながら落ち着かない様子でいる。
女性もいるならレオンの心配は杞憂じゃないのかと一瞬思ったがそれはサラに失礼だし、そもそも彼女は背が高く、肩で切り揃えた焦げ茶色の髪も相まって気が強そうな見た目なので、万が一襲われても逆にやっつけてしまいそうな雰囲気を持っている……あ、やばい――周りの隊員がどんな異能を持っているかわからないので、変なことを考えるのは危険だ。
ガサツそうな性格とがっしりとした体格でいかにも粗野な軍人という見た目のジュールとケント、ユリウス、ティムの四人は仲が良いのか近くで固まっている。他には女性かと見間違えるほど中性的な容姿のダニーの、合計十人がこのエディ小隊長のもとで任務にあたる五班のメンバーだ。
それぞれと簡単な挨拶を交わそうとした時、目の前にいる軽薄そうな男が言った。ジュールと紹介された男だ。
「なあ、おまえが英雄なんだろ?」
「…………はい」
「何でもっとアピールしないんだ? ギファルド公爵の息子って」
それと同時に取り巻きの三人からもくすくすとした笑い声が上がる。長時間の任務を共にするため、良い仲間だとありがたい――と僅かながら期待していた気持ちは、早くも地面まで一気に落とされた。
ジュールは見た目から三十代半ばくらいだろうか。長く所属しているから上官の前でも遠慮がないのか、元々の性格かはまだ分からないが、場を凍りつかせるのに正確な理由は必要ない。結果だけが残るからだ。
ちなみに――リューイ、ダッド、ラファエルという何度も訓練時にグループを組んだ者達も一緒だ。
治癒能力を持つリューイは、軍事宮に所属して前線から送られてきた重症患者の治療、及び治癒速度や効果の研究という選択肢もあったが、一刻も早く負傷者を助けたいとの思いから国王軍に決めたと言っていた。
だがリューイは元々戦いは得意なほうではない。俺は、レオンがいるからじゃないよな? あの、レオンが英雄だった時の、彼女のレオンを見る目は完全に恋する乙女だったし……という疑念が捨てられない。
ダッドの異能、遠耳は戦闘向け――情報収集が主な任務なので妥当だろう。
一方のラファエルは王宮での楽で優雅な勤務を希望していたらしいが、国王陛下から、『向いていない』と言われ許可が下りなかったらしい。血の繋がった伯父に断られるって、どれだけ無能力が高いんだ?
さて、俺達――新しく入軍した者達は今、軍事宮内にある大広間に集まっている。夜会で使われることはないこの部屋は、軍の集会や荷物置き場としての役割が多いため飾り気はない。
ここにいる者達は、ハディード学園の卒業生が大多数を占めている。王都の治安を守る警備隊員の中から見込まれて推薦された者も数人はいるだろうが、全て国王軍の厳しい訓練に耐えうると判断された若者のみだ。
これから高官による挨拶があり、その後は各自決められた隊に行き、そこで小隊長の指示を仰ぐようにと伝えられている。
数十人がひしめいている室内で物音を立てる者はおらず、これから待つ過酷な任務への覚悟と恐怖、期待が混ざり合った空気の中、扉が閉まる音に続いてコツコツという足音が響き渡った。
大人数にも一人で対抗――どころか圧倒できる雰囲気を持つ高官が前に立つ。威厳はあれど柔和な感じも合わせ持つその人物を俺とレオンは見慣れているが、他の者達の多くはおそらくあの魔王襲来時以降二度目の対面だろう。
「諸君は本日から国王軍の一員となる。厳しい訓練や任務が待っているが、仲間のため、家族のため、グレンロシェ王国のため、国民のため、己のため、常に真剣に取り組み、誠実な行いを心がけてほしい」
「はい」
一同の息の揃った返事の後、他の上官からそれぞれ名を呼ばれて自分が所属する隊を知らされた。
国王軍は第一隊から第二百隊まであり、ひとつの隊はそれぞれ十人一組の班が五組、合計五十人という構成だ。
学園時と違い国王軍ではリューイのような治療の能力を持つ隊員がそれぞれの班に入るのではなく、治癒隊や補給炊事隊、天幕などの設営担当隊という風に分かれており、遠征時には任務内容により数名ずつ戦闘部隊と共に派遣される。
実際に王都とその周辺にいるのは第一隊から第百隊までで、その他の隊は国境や地方都市に配属されグレンロシェ王国の平和を維持している。
学園の卒業生で、実家がある地方の国王軍所属を希望した者や、国境を警備する隊に配属されることが決まったダッドなどはそれぞれの任務地へすでに出発しているはずだ。
そのためここにいる者達は全員、第百隊以内の国王軍に所属することになる。
俺達は第九隊の中の五班で、レオンと一緒だった。通常は新人は班の負担になるため一人ずつしか配属されない。当然隊の数字は小さい順に強さを表す。学園を卒業してすぐの生徒は百番以降の隊になる者も少なくない。
新人ながら第九隊、それもレオンと二人同時にというのは異例だ。俺達の能力が高いことを示しているのか、レオンが英雄としてすでに新人の枠を超えていると見なされたのか――
あ、いざという時は俺がレオンを護るんだっけ。レオンが俺を護りたいと言うのとは違う方法で。
父上は息子を実際に戦闘をする必要があり危険度が高い国王軍でなく、管轄する軍事宮で自分の補佐につかせようと考えていたみたいだし。
結局俺が国王軍を希望しレオンもそれに倣ったので、父上はせめて俺達を同じ班にしたのだろう。側にいないと緊急時に身代わりにさせられないから。国王軍を管轄している軍事宮の高官なら、隊員の配属先などいくらでも自分の好きにできる。
落ち込む必要はない。どんな理由であれ、父上にとって俺は価値があるということだ。
第一隊から第十隊までを束ねている大隊長へ挨拶をするため、同じ軍事宮内にある部屋へと向かう。
出迎えてくれたのはフェリーという名の背の高い人物だった。隣にいるレオンも一瞬だが動きを止めた。どこかで会ったことがあるような既視感があるが、頭を回転させ記憶を辿ってみても思い出せない。国王軍の大隊長にしては品が良く物腰も柔らかいので、レオンを従者として一緒に参加した社交界で見たことがあるのかもしれない。
「エディ小隊長が君達の直接の上官になる。訓練は厳しいが優しい、公正な人物なので安心して励んでほしい。期待しているぞ」
フェリー大隊長から親戚の子どもに接しているような目で見つめられながら言われた後、奥にある部屋まで案内された。
室内にはざっと見たところ十人近くおり、自分達以外の隊員が集まっているようだ。
「新たに第九隊五班に配属されました、ジルベール・ギファルドです。よろしくお願いいたします」
続いてレオンも挨拶した。
「同じくレオン・ドトルと申します。よろしくお願いいたします」
他の隊員達がレオンの姓を聞いた際に僅かながらに見せた反応を、この若い小隊長は全く表に出さなかった。興味がないか――それとも前もって父上から何かしら言い含められているのだろう。おそらく……三十はどう見ても超えていなそうだ。二十五くらいかもしれない。その年で小隊長を任されるならば優秀なはずだ。
この国では一般的に父側の身分を継承し、姓も父親のものを使う。父親が元々いない場合は母側の姓を名乗ることが可能だが、例えば――クリスティーナの両親のような、女性側の身分が高く男性側の身分が低い時、子に良い方の身分を継がせようとするような行為は通常国からの許可が下りない。
そのためレオンも幼少期から母親の、正確にいえば平民の祖父から引き継いだ姓を使っているのだが、普通ならば四大公爵の子息と判明した時点でそちら側に変えると思うだろう。平民らしい姓と四大公爵家ギファルドの姓――どちらが良い待遇を得れるかなど、どんな馬鹿でも分かる。
「よろしく。私が新しくこの班を率いることになったエディ・モリーダブンドロン。皆はエディと呼んでいるから君達もそのようにして欲しい。緊急時に長い名前は不便でね」
モリーダブンドロンは確か伯爵家の姓だ。仲間内ならば名前で呼ぶことがあっても、目上の人に対しては姓に敬称をつけることが普通だが、それを名前でかまわない――と言うなら細かいことにこだわらない性格なのだろう。実際に快活な話し方で、明るい雰囲気と目の覚めるような赤色の髪を持っている。
「君達卒業生の入隊と同時に何人かの移動もあったんだ。こっちにいるのが新しくこの班に加わったアーノルド。それとサラ、彼女は三年目だから君達の少し上だ」
アーノルドは気弱そうに視線を下げながら落ち着かない様子でいる。
女性もいるならレオンの心配は杞憂じゃないのかと一瞬思ったがそれはサラに失礼だし、そもそも彼女は背が高く、肩で切り揃えた焦げ茶色の髪も相まって気が強そうな見た目なので、万が一襲われても逆にやっつけてしまいそうな雰囲気を持っている……あ、やばい――周りの隊員がどんな異能を持っているかわからないので、変なことを考えるのは危険だ。
ガサツそうな性格とがっしりとした体格でいかにも粗野な軍人という見た目のジュールとケント、ユリウス、ティムの四人は仲が良いのか近くで固まっている。他には女性かと見間違えるほど中性的な容姿のダニーの、合計十人がこのエディ小隊長のもとで任務にあたる五班のメンバーだ。
それぞれと簡単な挨拶を交わそうとした時、目の前にいる軽薄そうな男が言った。ジュールと紹介された男だ。
「なあ、おまえが英雄なんだろ?」
「…………はい」
「何でもっとアピールしないんだ? ギファルド公爵の息子って」
それと同時に取り巻きの三人からもくすくすとした笑い声が上がる。長時間の任務を共にするため、良い仲間だとありがたい――と僅かながら期待していた気持ちは、早くも地面まで一気に落とされた。
ジュールは見た目から三十代半ばくらいだろうか。長く所属しているから上官の前でも遠慮がないのか、元々の性格かはまだ分からないが、場を凍りつかせるのに正確な理由は必要ない。結果だけが残るからだ。
あなたにおすすめの小説
婚約破棄を提案したら優しかった婚約者に手篭めにされました
多崎リクト
BL
ケイは物心着く前からユキと婚約していたが、優しくて綺麗で人気者のユキと平凡な自分では釣り合わないのではないかとずっと考えていた。
ついに婚約破棄を申し出たところ、ユキに手篭めにされてしまう。
ケイはまだ、ユキがどれだけ自分に執着しているのか知らなかった。
攻め
ユキ(23)
会社員。綺麗で性格も良くて完璧だと崇められていた人。ファンクラブも存在するらしい。
受け
ケイ(18)
高校生。平凡でユキと自分は釣り合わないとずっと気にしていた。ユキのことが大好き。
pixiv、ムーンライトノベルズにも掲載中
俺の名前を呼んでください
東院さち
BL
双子の妹ローレッタの代わりに王妃様のお話相手になるべく王宮にでかけたルーファスは、王太子様に庭に置き去りにされ風邪をひいてしまう。看病をされていたはずなんだけど、大人の嗜みを教わることになって……。「え、そんなことを皆やってるの?」大人の世界って怖い。
他サイト様で投稿済み。同人誌も出してます。
人気アイドルの俺、なぜかメンバー全員に好かれてます
七瀬
BL
デビュー4年目の人気アイドルグループ「ECLIPSE(エクリプス)」に所属する芹沢 美澄(せりざわみすみ)は、昔からどこか抜けていてマイペースな性格。
歌もダンスも決して一番ではないはずなのに、なぜかファンからもメンバーからも目を離されない存在だった。
世話焼きな幼なじみ、明るく距離の近い同い年、しっかり者で面倒見のいい年上、掴みどころのない自由人、そして無言で隣にいるリーダー——。
気づけば、美澄の周りにはいつも誰かがいて、当たり前のように甘やかされていく。
贖罪公爵長男とのんきな俺
侑希
BL
異世界転生したら子爵家に生まれたけれど自分以外一家全滅という惨事に見舞われたレオン。
貴族生活に恐れ慄いたレオンは自分を死んだことにして平民のリオとして生きることにした。
一方公爵家の長男であるフレドリックは当時流行っていた児童小説の影響で、公爵家に身を寄せていたレオンにひどい言葉をぶつけてしまう。その後すぐにレオンが死んだと知らされたフレドリックは、以降十年、ひたすらそのことを悔いて生活していた。
そして十年後、二人はフレドリックとリオとして再会することになる。
・フレドリック視点は重め、レオン及びリオ視点は軽め
・異世界転生がちょいちょい発生する世界。色々な世界の色々な時代からの転生者の影響で文明が若干ちぐはぐ。
・世界観ふんわり 細かいことは気にしないで読んでください。
・CP固定・ご都合主義・ハピエン
・他サイト掲載予定あり
腐男子♥異世界転生
よしの こひな
BL
ある日、腐男子で新卒サラリーマン・伊丹トキヤの自室にトラックが突っ込む。
目覚めたトキヤがそこで目にしたのは、彼が長年追い続けていたBL小説の世界――。しかも、なんとトキヤは彼が最推しするスパダリ攻め『黒の騎士』ことアルチュール・ド・シルエットの文武のライバルであり、恋のライバルでもあるサブキャラの「当て馬」セレスタン・ギレヌ・コルベールに転生してしまっていた。
トキヤは、「すぐそばで推しの2人を愛でられる!」と思っていたのに、次々と原作とは異なる展開が……。 ※なろうさん、Caitaさん、PIXIVさんでも掲載しています。
僕に双子の義兄が出来まして
サク
BL
この度、この僕に双子の義兄が出来ました。もう、嬉し過ぎて自慢しちゃうよ。でも、自慢しちゃうと、僕の日常が壊れてしまう気がするほど、その二人は人気者なんだよ。だから黙って置くのが、吉と見た。
そんなある日、僕は二人の秘密を知ってしまった。ん?知っているのを知られてしまった?が正しいかも。
ごめんよ。あの時、僕は焦っていたんだ。でもね。僕の秘密もね、共有して、だんだん仲良くなったんだよ。
…仲良くなったと、そう信じている。それから、僕の日常は楽しく、幸せな日々へと変わったんだ。そんな僕の話だよ。
え?内容紹介が内容紹介になってないって?気にしない、気にしない。
強制悪役劣等生、レベル99の超人達の激重愛に逃げられない
砂糖犬
BL
悪名高い乙女ゲームの悪役令息に生まれ変わった主人公。
自分の未来は自分で変えると強制力に抗う事に。
ただ平穏に暮らしたい、それだけだった。
とあるきっかけフラグのせいで、友情ルートは崩れ去っていく。
恋愛ルートを認めない弱々キャラにわからせ愛を仕掛ける攻略キャラクター達。
ヒロインは?悪役令嬢は?それどころではない。
落第が掛かっている大事な時に、主人公は及第点を取れるのか!?
最強の力を内に憑依する時、その力は目覚める。
12人の攻略キャラクター×強制力に苦しむ悪役劣等生
俺は夜、社長の猫になる
衣草 薫
BL
冤罪で職を追われた葵は、若き社長・鷹宮に拾われる。
ただし条件は――夜は“猫”として過ごすこと。
言葉を話さず、ただ撫でられるだけの奇妙な同居生活。
タワマン高層階の部屋で、葵は距離を崩さない鷹宮に少しずつ惹かれていく。
けれど葵はまだ知らない。自分が拾われた本当の理由を。