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第二部
もうひとつの勘違い
三度目だ。
いつものように自室でレオンと共に課題をしているのだが、普段は集中して取り組むはずのレオンが今夜は少し落ち着きがない。座っている隣のソファーからすでに三回も俺の方を向き、何か言いたそうに様子を窺っている。
レポートの内容についてではないな。それなら遠慮する必要がない。
やりたいのか? 確かに最近忙しくてご無沙汰だった。最後にしたのいつだったか……服従している身で自らの要望を口にしないレオンだが、欲が抑えられていないのはまだまだ未熟だな。俺には好都合――じゃなくて、主人として躾けないといけないのか?
想像すると俺もそんな気分になってきた。後もう少しだし書き終えてからにするか……
いや、今やりたい。レポート飽きたし。
「レオン」
「はいジルベール様」
すぐに反応した恭順な使用人の声が心なしか嬉しそうだ。いつものように「やれ」って言われるのを待っているだろう。その期待に応えてやりたいところではあるが、あいにく今夜は俺がやるぞ。レポートを押し付ける代わりに。
「この続きを書け」
「――かしこまりました。先ほど話していた内容でよろしいでしょうか?」
「大丈夫だ」
レオンは「なぜ?」という問いなど当然ながらせず、自分の分を後回しにして俺の方を書き出した。もちろん自身のとは違う筆跡だ。
俺はレオンが座っている大きな革張りのソファーの空いているところまで移動した。レオンは一瞬動きを止めたが、何をされるのか予想がついているのか反応を示さない。
予想を裏切って何もせず、焦らすのもいいが――その楽しみはまた別の機会にしようと考え(だって今夜は俺も待てそうにないし)、レオンの中心に触れる。
「っ、ジルベール様……」
「おまえはそっちに集中しろ」
「――はい」
指で形を確認するようにゆっくりと撫でる。だんだんと硬く盛り上がり、布の上からでもその形が分かるようになった。寝間着をずらして見えた下着には、先走りによってできた染みがある。意地悪するようにそこを何度も擦ると、薄く形の良い唇から漏れ出す息に少しずつ音が混じり始めた。
物足りなくてもどかしいのか、無意識に腰を動かそうとしたレオン。
やっぱり溜まってるんだな。
下着も脱がせてやると、痛そうなくらいに硬くなっているものが早く解放されたそうに上を向いている。その先端から零れている液を指で拭い、茎に滑らしていく。
「レオン、集中するのはレポートの方と言ったはずだが?」
先ほどから腕の動きが遅くなっているのは感じている証拠だろう。
「終わらせない限り、こっちも終わらせてやらないぞ?」
「ジルベール様、申し訳ございません……」
レオンが好きな箇所、やり方は何度もしているから自分のもののように分かっている。あえてその部分の手前だけを優しく擦り、欲しがるものは与えてやらない。とろとろと先から流れる液が、レオンの興奮度に比例して多くなっていく。
進捗具合を確認するため、一度手を離した。意外にもすでに俺の方は終わり、レオンは自身のレポートの続きに取り掛かっている。それも、最後のまとめの文章に入っているようだ。
「さすがレオン、仕事が早いな。ああ――そんなに早く欲しいのか? なら邪魔をしないでここで見ててやる」
「――ジルベール様、お気遣いありがとうございます」
レオンが昔から愛用している黒色のペンを滑らせ、英雄らしい堂々とした文字で余白の部分を埋めていく。時々視線を動かし、前の文章を読み返している横顔は一見真面目な優等生だが、よく見ると緑色の瞳は熱さを帯びて潤み、頬は赤く染まっている。
「ジルベール様、終わりました。ご確認されますか?」
「大丈夫だ」
優秀なレオンのことだ。確認しなくともいつものように完璧に仕上げているはずだ。
「では続きをしようか」
アーチ型にくり抜かれている壁の向こう側にあるベッドまで移動し、淵に腰を掛けた。
「レオン、やれ」
「はい、ジルベール様」
角度を保ったままのレオンに命ずるとすぐにその場に跪き、俺の寝間着をゆっくりと下ろした。
「これが欲しかったのか?」
漆黒の髪を押さえつけ温かい口内の柔らかい部分に突き刺す。圧迫されているレオンの唇の端から苦しそうな嗚咽が漏れ出した。
「んっ、ん……あ、っ」
ああ、これだ。俺が好きな、縋るような緑色の瞳。もっともっと泣かせたい。
喉の奥を先端で執拗に擦ると、レオンは俺の腰に回していた手に力を込めた。無理やり前後に動かされながらも粗相しないよう健気に耐え、舌を絡めてくる。何度か目に押し込んだ後、体をビクッと震わせレオンが熱を解放させた。
「そんなに良かったか?」
「……はい」
恥ずかしそうな瞳が、漆黒の髪の隙間から覗く。レオンを抱きしめるようにしてベッドに持ち上げ、唇を重ね絡み合う。
そのまま脇の棚に常備している容器を右手で取り、中身をレオンの窪みにあてると、ピクっと尻を動かし反応させた。
「ん――っ」
「久しぶりだったから硬いな。自分ではしてないのか?」
「はい」
「触るのは前だけか?」
「いえ……その、あ、自分では……んッ、したことが……ございません」
「何でだ?」
「その……あんっ、あ……ジルベール様に……され、たいので……」
男なら誰でも、少なくとも一回はしないのか? 俺は普通にするぞ、レオンを想像しながら――いいこと思いついた。
「レオン、自分でやれ」
「――? えっと……」
「だから、俺を受け入れられるように自分で準備しろ」
「それは、その……」
先ほどまでの興奮じゃなく、羞恥心で赤く染まっている頬に口付ける。
「俺の願いを拒否するのか?」
「いえ、決してそんなことは」
「見ててやる。上手くできたら褒美をやろう」
よく見えるように体を離し、ベッドの枕元に寄りかかった。さあ、堪能するか。
レオンは容器から中身を取ると、四つん這いになり、顕になっている箇所に細長い指をあてた。本当に初めてなのだろう、窄まりに触れる指の動きはぎこちなく、今はまだ快感を求めるより戸惑いのほうが勝っている。
「そこをずっと撫で続けるのが感じるのか? なら――参考にさせてもらうぞ」
周りばかりをなぞり、恥ずかしさから中には入れようとしないレオンに意地悪く言う。
「ジルベール様に……」
「俺が何だ?」
「見られていると思うと……緊張してしまって……」
「レオン、これはいらないのか? いつまでたってもできないなら、今夜はもう自分で処理をして寝るが――おまえはどうしたい?」
「ジルベール様……少々、お待ち……ください」
腰を上げ、「ちょっと待ってろ」と安心させてから隣の部屋へ行き、棚から酒が入っている瓶を取り出した。二つのグラスに艶色の液体を注ぐ。
「これを飲めば少しは緊張が和らぐか?」
「はい、お気遣い……ありがとうございます」
レオンは度数の高い酒を数口飲んでから潤滑剤を足し、ゆっくりと指先を回転させるようにして自分の中へ侵入する。
「あんっ……あ、んう……あっ」
二人きりの室内にくちゃくちゃという甘ったるい密度の濃い音と、レオンから漏れ出す声が響く。
一本では物足りなくなったのか、すでに二本目の指も内側を弄っている。レオンが弱い場所――なんだ、どこがいいか自分で分かっているじゃないか。先ほど達した性器はすでに硬さを取り戻している。
「レオン、言い忘れたが――自分ではイクなよ」
「……分かりました」
「それと、こっちも同時にしろ」
「はい、ジルベール様」
四つん這いのまま俺の屹立しているものに向かい合うレオンは、これもご褒美というように瞳を輝かせた。裏の部分を下から上へ、緩急をつけながら舌の先でなぞられる。レオンは手と口を休めず、付け根部分を唾液で湿った口に含み、舌で遊ぶ。
時々上を向き、主人の様子を窺う緑色の瞳。俺が感じているのかを気にする他に、欲しいと懇願する色も映っている。
「レオン、この次はどうしたい?」
「ジルベール様のお好きなように……してください」
どこまでも自分の欲を言わず恭順なレオン。
「俺はおまえにどうしたいかと訊いたんだが? きちんと伝えろ、命令だ。俺が欲しくないのか?」
「いえ……ジルベール様が……欲しいです」
「俺の何がどう欲しいんだ? はっきり言わないと、おまえの望むものをちゃんと理解できないぞ」
「……っ、ジルベール様の……こちらを、私に欲しい……です」
「おまえが自分でちゃんと準備できたか――確かめてやろう。レオン、好きな体勢を選ばせてやる」
レオンは一瞬考えたような仕草を見せた後、俺の前に仰向けになった。
「これが好きなのか?」
「はい、ジルベール様のお顔が……見られるので……」
ああ、本当に可愛い俺のレオン。薄く形の良い唇に啄むように口付けをする。
レオンが自分で解した孔に、痛いほど興奮して先走りが流れているもので広げるように突き刺していく。
まだ先しか挿れていない。それでも、久しぶりのレオンの内側は熱く蕩けており、油断するとすぐに持っていかれそうだ。
ここで終わったらかっこ悪い――必死に訓練のことを思い出して我慢した。
「レオン、おまえの希望通り挿れたぞ。これで満足か?」
「はい……とても嬉しいです」
「どう動いてほしいか言え」
「えっと……」
「要求ははっきり言わないと伝わらないぞ?」
「はい……あの、もっと奥まで……それで…………」
レオンにしては結構頑張って言ったよな。
「褒美だ」
内壁の感覚を確かめながら、レオンに痛みがないよう少しずつ奥へと進めていく。息遣いに合わせゆっくりと前後に動き始めると、中も反応し伸縮するようにまとわりついてきた。
密着して互いの体温を感じながら俺の背中に手と足を預けるレオン――幼少期に望み、手に入れることができなかった絶対的な安心感……それをレオンが代わりに与えようとしてくれている。
離れるなんて想像できない。
俺のものだと刻印するように、一番奥の深いところへ大量の白濁の液を注いだ。
いつものように自室でレオンと共に課題をしているのだが、普段は集中して取り組むはずのレオンが今夜は少し落ち着きがない。座っている隣のソファーからすでに三回も俺の方を向き、何か言いたそうに様子を窺っている。
レポートの内容についてではないな。それなら遠慮する必要がない。
やりたいのか? 確かに最近忙しくてご無沙汰だった。最後にしたのいつだったか……服従している身で自らの要望を口にしないレオンだが、欲が抑えられていないのはまだまだ未熟だな。俺には好都合――じゃなくて、主人として躾けないといけないのか?
想像すると俺もそんな気分になってきた。後もう少しだし書き終えてからにするか……
いや、今やりたい。レポート飽きたし。
「レオン」
「はいジルベール様」
すぐに反応した恭順な使用人の声が心なしか嬉しそうだ。いつものように「やれ」って言われるのを待っているだろう。その期待に応えてやりたいところではあるが、あいにく今夜は俺がやるぞ。レポートを押し付ける代わりに。
「この続きを書け」
「――かしこまりました。先ほど話していた内容でよろしいでしょうか?」
「大丈夫だ」
レオンは「なぜ?」という問いなど当然ながらせず、自分の分を後回しにして俺の方を書き出した。もちろん自身のとは違う筆跡だ。
俺はレオンが座っている大きな革張りのソファーの空いているところまで移動した。レオンは一瞬動きを止めたが、何をされるのか予想がついているのか反応を示さない。
予想を裏切って何もせず、焦らすのもいいが――その楽しみはまた別の機会にしようと考え(だって今夜は俺も待てそうにないし)、レオンの中心に触れる。
「っ、ジルベール様……」
「おまえはそっちに集中しろ」
「――はい」
指で形を確認するようにゆっくりと撫でる。だんだんと硬く盛り上がり、布の上からでもその形が分かるようになった。寝間着をずらして見えた下着には、先走りによってできた染みがある。意地悪するようにそこを何度も擦ると、薄く形の良い唇から漏れ出す息に少しずつ音が混じり始めた。
物足りなくてもどかしいのか、無意識に腰を動かそうとしたレオン。
やっぱり溜まってるんだな。
下着も脱がせてやると、痛そうなくらいに硬くなっているものが早く解放されたそうに上を向いている。その先端から零れている液を指で拭い、茎に滑らしていく。
「レオン、集中するのはレポートの方と言ったはずだが?」
先ほどから腕の動きが遅くなっているのは感じている証拠だろう。
「終わらせない限り、こっちも終わらせてやらないぞ?」
「ジルベール様、申し訳ございません……」
レオンが好きな箇所、やり方は何度もしているから自分のもののように分かっている。あえてその部分の手前だけを優しく擦り、欲しがるものは与えてやらない。とろとろと先から流れる液が、レオンの興奮度に比例して多くなっていく。
進捗具合を確認するため、一度手を離した。意外にもすでに俺の方は終わり、レオンは自身のレポートの続きに取り掛かっている。それも、最後のまとめの文章に入っているようだ。
「さすがレオン、仕事が早いな。ああ――そんなに早く欲しいのか? なら邪魔をしないでここで見ててやる」
「――ジルベール様、お気遣いありがとうございます」
レオンが昔から愛用している黒色のペンを滑らせ、英雄らしい堂々とした文字で余白の部分を埋めていく。時々視線を動かし、前の文章を読み返している横顔は一見真面目な優等生だが、よく見ると緑色の瞳は熱さを帯びて潤み、頬は赤く染まっている。
「ジルベール様、終わりました。ご確認されますか?」
「大丈夫だ」
優秀なレオンのことだ。確認しなくともいつものように完璧に仕上げているはずだ。
「では続きをしようか」
アーチ型にくり抜かれている壁の向こう側にあるベッドまで移動し、淵に腰を掛けた。
「レオン、やれ」
「はい、ジルベール様」
角度を保ったままのレオンに命ずるとすぐにその場に跪き、俺の寝間着をゆっくりと下ろした。
「これが欲しかったのか?」
漆黒の髪を押さえつけ温かい口内の柔らかい部分に突き刺す。圧迫されているレオンの唇の端から苦しそうな嗚咽が漏れ出した。
「んっ、ん……あ、っ」
ああ、これだ。俺が好きな、縋るような緑色の瞳。もっともっと泣かせたい。
喉の奥を先端で執拗に擦ると、レオンは俺の腰に回していた手に力を込めた。無理やり前後に動かされながらも粗相しないよう健気に耐え、舌を絡めてくる。何度か目に押し込んだ後、体をビクッと震わせレオンが熱を解放させた。
「そんなに良かったか?」
「……はい」
恥ずかしそうな瞳が、漆黒の髪の隙間から覗く。レオンを抱きしめるようにしてベッドに持ち上げ、唇を重ね絡み合う。
そのまま脇の棚に常備している容器を右手で取り、中身をレオンの窪みにあてると、ピクっと尻を動かし反応させた。
「ん――っ」
「久しぶりだったから硬いな。自分ではしてないのか?」
「はい」
「触るのは前だけか?」
「いえ……その、あ、自分では……んッ、したことが……ございません」
「何でだ?」
「その……あんっ、あ……ジルベール様に……され、たいので……」
男なら誰でも、少なくとも一回はしないのか? 俺は普通にするぞ、レオンを想像しながら――いいこと思いついた。
「レオン、自分でやれ」
「――? えっと……」
「だから、俺を受け入れられるように自分で準備しろ」
「それは、その……」
先ほどまでの興奮じゃなく、羞恥心で赤く染まっている頬に口付ける。
「俺の願いを拒否するのか?」
「いえ、決してそんなことは」
「見ててやる。上手くできたら褒美をやろう」
よく見えるように体を離し、ベッドの枕元に寄りかかった。さあ、堪能するか。
レオンは容器から中身を取ると、四つん這いになり、顕になっている箇所に細長い指をあてた。本当に初めてなのだろう、窄まりに触れる指の動きはぎこちなく、今はまだ快感を求めるより戸惑いのほうが勝っている。
「そこをずっと撫で続けるのが感じるのか? なら――参考にさせてもらうぞ」
周りばかりをなぞり、恥ずかしさから中には入れようとしないレオンに意地悪く言う。
「ジルベール様に……」
「俺が何だ?」
「見られていると思うと……緊張してしまって……」
「レオン、これはいらないのか? いつまでたってもできないなら、今夜はもう自分で処理をして寝るが――おまえはどうしたい?」
「ジルベール様……少々、お待ち……ください」
腰を上げ、「ちょっと待ってろ」と安心させてから隣の部屋へ行き、棚から酒が入っている瓶を取り出した。二つのグラスに艶色の液体を注ぐ。
「これを飲めば少しは緊張が和らぐか?」
「はい、お気遣い……ありがとうございます」
レオンは度数の高い酒を数口飲んでから潤滑剤を足し、ゆっくりと指先を回転させるようにして自分の中へ侵入する。
「あんっ……あ、んう……あっ」
二人きりの室内にくちゃくちゃという甘ったるい密度の濃い音と、レオンから漏れ出す声が響く。
一本では物足りなくなったのか、すでに二本目の指も内側を弄っている。レオンが弱い場所――なんだ、どこがいいか自分で分かっているじゃないか。先ほど達した性器はすでに硬さを取り戻している。
「レオン、言い忘れたが――自分ではイクなよ」
「……分かりました」
「それと、こっちも同時にしろ」
「はい、ジルベール様」
四つん這いのまま俺の屹立しているものに向かい合うレオンは、これもご褒美というように瞳を輝かせた。裏の部分を下から上へ、緩急をつけながら舌の先でなぞられる。レオンは手と口を休めず、付け根部分を唾液で湿った口に含み、舌で遊ぶ。
時々上を向き、主人の様子を窺う緑色の瞳。俺が感じているのかを気にする他に、欲しいと懇願する色も映っている。
「レオン、この次はどうしたい?」
「ジルベール様のお好きなように……してください」
どこまでも自分の欲を言わず恭順なレオン。
「俺はおまえにどうしたいかと訊いたんだが? きちんと伝えろ、命令だ。俺が欲しくないのか?」
「いえ……ジルベール様が……欲しいです」
「俺の何がどう欲しいんだ? はっきり言わないと、おまえの望むものをちゃんと理解できないぞ」
「……っ、ジルベール様の……こちらを、私に欲しい……です」
「おまえが自分でちゃんと準備できたか――確かめてやろう。レオン、好きな体勢を選ばせてやる」
レオンは一瞬考えたような仕草を見せた後、俺の前に仰向けになった。
「これが好きなのか?」
「はい、ジルベール様のお顔が……見られるので……」
ああ、本当に可愛い俺のレオン。薄く形の良い唇に啄むように口付けをする。
レオンが自分で解した孔に、痛いほど興奮して先走りが流れているもので広げるように突き刺していく。
まだ先しか挿れていない。それでも、久しぶりのレオンの内側は熱く蕩けており、油断するとすぐに持っていかれそうだ。
ここで終わったらかっこ悪い――必死に訓練のことを思い出して我慢した。
「レオン、おまえの希望通り挿れたぞ。これで満足か?」
「はい……とても嬉しいです」
「どう動いてほしいか言え」
「えっと……」
「要求ははっきり言わないと伝わらないぞ?」
「はい……あの、もっと奥まで……それで…………」
レオンにしては結構頑張って言ったよな。
「褒美だ」
内壁の感覚を確かめながら、レオンに痛みがないよう少しずつ奥へと進めていく。息遣いに合わせゆっくりと前後に動き始めると、中も反応し伸縮するようにまとわりついてきた。
密着して互いの体温を感じながら俺の背中に手と足を預けるレオン――幼少期に望み、手に入れることができなかった絶対的な安心感……それをレオンが代わりに与えようとしてくれている。
離れるなんて想像できない。
俺のものだと刻印するように、一番奥の深いところへ大量の白濁の液を注いだ。
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