76 / 105
3章 隣国へ
3-4 ファルガランへ
しおりを挟む
「何……?」
「僕は国王だ。イザークを見つけたら、捕縛して、処刑命令を出さなきゃいけない」
「……そうだよね」
もしかして見逃してくれるかも、と期待していたけど甘かったか。
私は深呼吸をして、また口を開いた。
「でも、あのイザークを捕まえられる?」
親衛隊が束になってかかっても、返り討ちにされそうだ。
しかし、レオナルドはますます顔を曇らせた。
「イザークは抵抗しないんじゃないかな。ペンダントを盗むくらいだ。覚悟はしてると思う」
言われて、自分も何となく察していたことに気付いた。
察していたけど、受け入れたくなかったのだ。
唇を噛んでうつむくと、視界の端に、私を見つめるレオナルドが見えた。
彼は寂しげに眉を下げ、「やっぱり、君はイザークのことが……」と呟いた。
しかし、彼はふいに明るく微笑むと、
「大丈夫だよ、アナベル!」
と、声を張り上げた。
「処刑人が処刑対象なんだ。誰が執行するか、決まるまでに時間がかかる。その間に対策を練ろう」
顔は青ざめ、声は震えている。
かなり無理をしているようだ。
きっと、私を安心させるために。
「……ありがとう」
こっちも無理に笑ってみせる。
レオナルドは本当の笑顔だと信じたのか、ホッとしたように頷いた。
「ひとまず、僕は捜索隊を組むよ。少数精鋭で行こう。ヘイルフォード公爵には……見回りをすると伝えておく」
「わかった。私はエルディリス邸に行ってくる」
「リリィのところに?」
「サムエルさんに話を聞くの。最近、イザークとよく会ってたらしいから。行き先を絞れるかも」
「そうだったのか……じゃあ、そっちはよろしく頼む」
私たちは今後の動きを手早く取り決めて、執務室を出た。
ジョルジュさんは不安そうな顔をしつつも、黙って私についてきた。
父も、レオナルドを止めもせず、ただ見ているだけ。
妙だと思うべきだった。
が、私もレオナルドも焦ってしまって、それどころではなかった。
私は、今度は金細工付きの馬車に乗り込み、エルディリス邸へ向かった。
これなら王宮からの訪問だと示せる。
リリィたちと面会するまで、待たなくて済む。
その目論見通り、屋敷の門の前に立つと、すぐにリリィが出てきた。
嬉しそうに駆けてきた彼女は、前庭の半分ほどまで来た時、急に笑みを消した。
しかしリリィは足を止めず、私のところまで走ってきた。
「アナベル、どうしたの?そんなに怖い顔して……」
リリィは息を切らせて門を開けた。
ふいに、私を信じてペンダントを預けてくれたのに──という罪悪感が込み上げてくる。
「リリィ、ごめん……!」
「何のこと?説明して。ね?」
顔を寄せてきたリリィに、私は囁いた。
「イザークが、聖女のペンダントを持って、どこかに消えた」
リリィは数秒、きょとんとした。
その顔が見る間に驚愕にゆがむ。
「どうして……」
「まだ確定じゃないの。でも、状況的にそうとしか考えられない。それで、あの人の行き先を知りたいんだ。サムエルさんなら心当たりがあるかもしれないと思って」
「そ、そうね。中へ入って。客間で話しましょう」
リリィは私の手をつかみ、屋敷へ向かっていく。
ずいぶん手が震えている。
そう思ったけど、客間でリリィの手が離れた時、気が付いた。
震えているのは私の手だった。
ソファに腰掛け、焦りを抑え、サムエルさんを待つ。
ドアが開いた瞬間、思わず立ち上がってしまった。
リリィに続いてサムエルさんが入ってくる。
彼は眉を寄せていたが、私と目が合うと静かに微笑んだ。
「アナベル様、座って話しましょう」
「は、はい……あの、イザークはどこにいるんでしょう」
私は、サムエルさんたちと一緒に腰を下ろしながら、口を動かした。
「故郷に帰る、とは聞いたんですけど」
「そうですね……あくまでも私の予測ですが、イザークさんは、ファルガランの王都跡へ向かったと思います」
「跡?復興……できてないんですか?」
「あまりにも被害が大きいため、手をつけられなかったようです。魔王も近くにいましたし」
「……そうだったんですね」
「ええ。そして……イザークさんは、近頃はファルガランの聖女の証について、何度も私に尋ねてきました。それを探しているのなら、王都跡へ行くはずです」
「ん?えっと……?」
話が繋がらず、思わず首をかしげてしまった。
それはリリィも同じだったらしい。
「お父様。イザークはペンダントを探しているんでしょう?ファルガランの聖女が持っているんじゃないの?」
「ファルガランでは、聖女の証は国王が持つ決まりなんだよ」
サムエルさんが言うには、聖女が権力を持たないように、その証を取り上げていたらしい。
だから精霊も逃げちゃったのか……
「そして、前王様は王都で亡くなられたそうだ。だから、イザークさんは王都跡に行ったと思う」
サムエルさんはそこまで言うと、また私を見つめてきた。
「なぜペンダントが必要なのかはわかりませんが……とにかく彼を探さなくては」
「そうですね……サムエルさん、お話ありがとうございました」
「いいえ。それより、よろしければご案内しましょうか?」
「だ、大丈夫です!そこまでしてもらわなくても!王都の位置は地図で確認できますから」
「あの町は入り組んでいるんです。迷ったら簡単には出られませんよ。それに、私も彼が心配なので……」
「じゃあ……お願いします」
私が頭を下げると、リリィも「ついていく」と言った。
「見回りへ行く時は、いつも私が一緒でしょう?いなかったら貴族に怪しまれるわ」
「たしかに……リリィにまで迷惑かけて、ごめんね」
「迷惑じゃないわよ。お父様の故郷を見られるんだもの」
リリィは優しく微笑んだ。
明らかに気を遣われている。
私もしっかりしないと。
私は、大きく息を吸い込んだ。
「リリィ、ありがとう。私ももちろん一緒に行くよ。精霊のみんなが弱ってるだろうから、早くそばに行かないと」
その後、サムエルさんとリリィの支度が済むと、私は馬車で、リリィたちは馬で町の外へ出た。
私が馬車から下りると、すぐに名前を呼ばれた。
「アナベル様!」
ギデオンが手を振っている。
その後ろには、レオナルドとエリオット、ルーク……それだけだ。
想像以上の少人数で行くらしい。
「アナベル様、陛下からお話は伺っていますよ。まずは俺の馬にどうぞ」
「途中で僕の馬にもお乗りください。お父上に乗馬練習を止められているのでしょう?」
エリオットも微笑みかけてくる。
が、二人とも表情が硬い。
そこでルークがぎこちなく笑って、レオナルドを振り返った。
「僕たちも、もっと練習する時間があればなあ」
「そうだな、アナベルを乗せてあげられたのに」
レオナルドも、ちょっと変な笑顔を返した。
ああ、また気を遣わせてしまった。
「みんな、ごめ──」
「俺たちに謝罪は結構ですよ」
「ええ、すでに陛下やリリィ様に頭を下げて来られたのでしょう?」
「……ありがとう」
私がそう言うと、四人は「それでいい」というように頷いた。
私たちは普段通りを装い、街道を進んだ。
魔王討伐後は魔物が激減し、盗賊狩りに集中できた。
今のアルデリアは平穏そのもの。
のんびりと走る荷馬車の、御者台のおじさんは、私たちが切羽詰まっているなど考えもしないだろう。
途中、見張りを交代しながら一夜を過ごし、大聖堂跡地を抜け、山を越える。
魔王のせいで関所がめちゃくちゃになって、ファルガランとの話し合いも進んでいない。
誰に咎められることもなく、私たちは国境を越えた。
「あ……あれかな?王都って」
ファルガランに入って間もなく、外壁らしきものが遠くに見えた。
「そのようですね。イザークが、すぐ見つかるといいのですが……」
背後で手綱を取るエリオットが、返事をする。
王都には、日が昇り切る前に着いた。
アルデリアと同じく、町の中心に王城がある。
扉のなくなった門から、中へ入る。
すると、リリィが急にそわそわし始めた。
「何か、感じるわ。ファルガランのペンダントがあるせいかしら」
「ペンダントかどうかはわからないよ」
サムエルさんが、リリィの方へ馬を寄せた。
「実は……ファルガランの聖女の証を見たことがないんだ」
「えっ!」
「お父様も?聖女様の弟なのに?」
全員、目を丸くしてサムエルさんを見る。
「代々の国王が、秘密裏に受け継いできたからね」
そこまで頑なに隠されたら、聖女も辛かっただろう。
そんなことを考えていると、頭に声が響いてきた。
“聖女様、どこにいらっしゃるのですか……”
“聖女様、聖女様!”
私は息を詰め、声が聞こえる方向を探った。
「……わかった、お城だ!」
「ア、アナベル様。突然どうなさったのです?」
背後のエリオットが慌てている。
「ナギたちが呼んでるの。お城のそばに、みんなが……イザークがいるんだよ!」
「僕は国王だ。イザークを見つけたら、捕縛して、処刑命令を出さなきゃいけない」
「……そうだよね」
もしかして見逃してくれるかも、と期待していたけど甘かったか。
私は深呼吸をして、また口を開いた。
「でも、あのイザークを捕まえられる?」
親衛隊が束になってかかっても、返り討ちにされそうだ。
しかし、レオナルドはますます顔を曇らせた。
「イザークは抵抗しないんじゃないかな。ペンダントを盗むくらいだ。覚悟はしてると思う」
言われて、自分も何となく察していたことに気付いた。
察していたけど、受け入れたくなかったのだ。
唇を噛んでうつむくと、視界の端に、私を見つめるレオナルドが見えた。
彼は寂しげに眉を下げ、「やっぱり、君はイザークのことが……」と呟いた。
しかし、彼はふいに明るく微笑むと、
「大丈夫だよ、アナベル!」
と、声を張り上げた。
「処刑人が処刑対象なんだ。誰が執行するか、決まるまでに時間がかかる。その間に対策を練ろう」
顔は青ざめ、声は震えている。
かなり無理をしているようだ。
きっと、私を安心させるために。
「……ありがとう」
こっちも無理に笑ってみせる。
レオナルドは本当の笑顔だと信じたのか、ホッとしたように頷いた。
「ひとまず、僕は捜索隊を組むよ。少数精鋭で行こう。ヘイルフォード公爵には……見回りをすると伝えておく」
「わかった。私はエルディリス邸に行ってくる」
「リリィのところに?」
「サムエルさんに話を聞くの。最近、イザークとよく会ってたらしいから。行き先を絞れるかも」
「そうだったのか……じゃあ、そっちはよろしく頼む」
私たちは今後の動きを手早く取り決めて、執務室を出た。
ジョルジュさんは不安そうな顔をしつつも、黙って私についてきた。
父も、レオナルドを止めもせず、ただ見ているだけ。
妙だと思うべきだった。
が、私もレオナルドも焦ってしまって、それどころではなかった。
私は、今度は金細工付きの馬車に乗り込み、エルディリス邸へ向かった。
これなら王宮からの訪問だと示せる。
リリィたちと面会するまで、待たなくて済む。
その目論見通り、屋敷の門の前に立つと、すぐにリリィが出てきた。
嬉しそうに駆けてきた彼女は、前庭の半分ほどまで来た時、急に笑みを消した。
しかしリリィは足を止めず、私のところまで走ってきた。
「アナベル、どうしたの?そんなに怖い顔して……」
リリィは息を切らせて門を開けた。
ふいに、私を信じてペンダントを預けてくれたのに──という罪悪感が込み上げてくる。
「リリィ、ごめん……!」
「何のこと?説明して。ね?」
顔を寄せてきたリリィに、私は囁いた。
「イザークが、聖女のペンダントを持って、どこかに消えた」
リリィは数秒、きょとんとした。
その顔が見る間に驚愕にゆがむ。
「どうして……」
「まだ確定じゃないの。でも、状況的にそうとしか考えられない。それで、あの人の行き先を知りたいんだ。サムエルさんなら心当たりがあるかもしれないと思って」
「そ、そうね。中へ入って。客間で話しましょう」
リリィは私の手をつかみ、屋敷へ向かっていく。
ずいぶん手が震えている。
そう思ったけど、客間でリリィの手が離れた時、気が付いた。
震えているのは私の手だった。
ソファに腰掛け、焦りを抑え、サムエルさんを待つ。
ドアが開いた瞬間、思わず立ち上がってしまった。
リリィに続いてサムエルさんが入ってくる。
彼は眉を寄せていたが、私と目が合うと静かに微笑んだ。
「アナベル様、座って話しましょう」
「は、はい……あの、イザークはどこにいるんでしょう」
私は、サムエルさんたちと一緒に腰を下ろしながら、口を動かした。
「故郷に帰る、とは聞いたんですけど」
「そうですね……あくまでも私の予測ですが、イザークさんは、ファルガランの王都跡へ向かったと思います」
「跡?復興……できてないんですか?」
「あまりにも被害が大きいため、手をつけられなかったようです。魔王も近くにいましたし」
「……そうだったんですね」
「ええ。そして……イザークさんは、近頃はファルガランの聖女の証について、何度も私に尋ねてきました。それを探しているのなら、王都跡へ行くはずです」
「ん?えっと……?」
話が繋がらず、思わず首をかしげてしまった。
それはリリィも同じだったらしい。
「お父様。イザークはペンダントを探しているんでしょう?ファルガランの聖女が持っているんじゃないの?」
「ファルガランでは、聖女の証は国王が持つ決まりなんだよ」
サムエルさんが言うには、聖女が権力を持たないように、その証を取り上げていたらしい。
だから精霊も逃げちゃったのか……
「そして、前王様は王都で亡くなられたそうだ。だから、イザークさんは王都跡に行ったと思う」
サムエルさんはそこまで言うと、また私を見つめてきた。
「なぜペンダントが必要なのかはわかりませんが……とにかく彼を探さなくては」
「そうですね……サムエルさん、お話ありがとうございました」
「いいえ。それより、よろしければご案内しましょうか?」
「だ、大丈夫です!そこまでしてもらわなくても!王都の位置は地図で確認できますから」
「あの町は入り組んでいるんです。迷ったら簡単には出られませんよ。それに、私も彼が心配なので……」
「じゃあ……お願いします」
私が頭を下げると、リリィも「ついていく」と言った。
「見回りへ行く時は、いつも私が一緒でしょう?いなかったら貴族に怪しまれるわ」
「たしかに……リリィにまで迷惑かけて、ごめんね」
「迷惑じゃないわよ。お父様の故郷を見られるんだもの」
リリィは優しく微笑んだ。
明らかに気を遣われている。
私もしっかりしないと。
私は、大きく息を吸い込んだ。
「リリィ、ありがとう。私ももちろん一緒に行くよ。精霊のみんなが弱ってるだろうから、早くそばに行かないと」
その後、サムエルさんとリリィの支度が済むと、私は馬車で、リリィたちは馬で町の外へ出た。
私が馬車から下りると、すぐに名前を呼ばれた。
「アナベル様!」
ギデオンが手を振っている。
その後ろには、レオナルドとエリオット、ルーク……それだけだ。
想像以上の少人数で行くらしい。
「アナベル様、陛下からお話は伺っていますよ。まずは俺の馬にどうぞ」
「途中で僕の馬にもお乗りください。お父上に乗馬練習を止められているのでしょう?」
エリオットも微笑みかけてくる。
が、二人とも表情が硬い。
そこでルークがぎこちなく笑って、レオナルドを振り返った。
「僕たちも、もっと練習する時間があればなあ」
「そうだな、アナベルを乗せてあげられたのに」
レオナルドも、ちょっと変な笑顔を返した。
ああ、また気を遣わせてしまった。
「みんな、ごめ──」
「俺たちに謝罪は結構ですよ」
「ええ、すでに陛下やリリィ様に頭を下げて来られたのでしょう?」
「……ありがとう」
私がそう言うと、四人は「それでいい」というように頷いた。
私たちは普段通りを装い、街道を進んだ。
魔王討伐後は魔物が激減し、盗賊狩りに集中できた。
今のアルデリアは平穏そのもの。
のんびりと走る荷馬車の、御者台のおじさんは、私たちが切羽詰まっているなど考えもしないだろう。
途中、見張りを交代しながら一夜を過ごし、大聖堂跡地を抜け、山を越える。
魔王のせいで関所がめちゃくちゃになって、ファルガランとの話し合いも進んでいない。
誰に咎められることもなく、私たちは国境を越えた。
「あ……あれかな?王都って」
ファルガランに入って間もなく、外壁らしきものが遠くに見えた。
「そのようですね。イザークが、すぐ見つかるといいのですが……」
背後で手綱を取るエリオットが、返事をする。
王都には、日が昇り切る前に着いた。
アルデリアと同じく、町の中心に王城がある。
扉のなくなった門から、中へ入る。
すると、リリィが急にそわそわし始めた。
「何か、感じるわ。ファルガランのペンダントがあるせいかしら」
「ペンダントかどうかはわからないよ」
サムエルさんが、リリィの方へ馬を寄せた。
「実は……ファルガランの聖女の証を見たことがないんだ」
「えっ!」
「お父様も?聖女様の弟なのに?」
全員、目を丸くしてサムエルさんを見る。
「代々の国王が、秘密裏に受け継いできたからね」
そこまで頑なに隠されたら、聖女も辛かっただろう。
そんなことを考えていると、頭に声が響いてきた。
“聖女様、どこにいらっしゃるのですか……”
“聖女様、聖女様!”
私は息を詰め、声が聞こえる方向を探った。
「……わかった、お城だ!」
「ア、アナベル様。突然どうなさったのです?」
背後のエリオットが慌てている。
「ナギたちが呼んでるの。お城のそばに、みんなが……イザークがいるんだよ!」
38
あなたにおすすめの小説
【完結】断罪された悪役令嬢は、本気で生きることにした
きゅちゃん
ファンタジー
帝国随一の名門、ロゼンクロイツ家の令嬢ベルティア・フォン・ロゼンクロイツは、突如として公の場で婚約者であるクレイン王太子から一方的に婚約破棄を宣告される。その理由は、彼女が平民出身の少女エリーゼをいじめていたという濡れ衣。真実はエリーゼこそが王太子の心を奪うために画策した罠だったにも関わらず、ベルティアは悪役令嬢として断罪され、社交界からの追放と学院退学の処分を受ける。
全てを失ったベルティアだが、彼女は諦めない。これまで家の期待に応えるため「完璧な令嬢」として生きてきた彼女だが、今度は自分自身のために生きると決意する。軍事貴族の嫡男ヴァルター・フォン・クリムゾンをはじめとする協力者たちと共に、彼女は自らの名誉回復と真実の解明に挑む。
その過程で、ベルティアは王太子の裏の顔や、エリーゼの正体、そして帝国に忍び寄る陰謀に気づいていく。かつては社交界のスキルだけを磨いてきた彼女だが、今度は魔法や剣術など実戦的な力も身につけながら、自らの道を切り開いていく。
失われた名誉、隠された真実、そして予期せぬ恋。断罪された「悪役令嬢」が、自分の物語を自らの手で紡いでいく、爽快復讐ファンタジー。
婚約破棄のその場で転生前の記憶が戻り、悪役令嬢として反撃開始いたします
タマ マコト
ファンタジー
革命前夜の王国で、公爵令嬢レティシアは盛大な舞踏会の場で王太子アルマンから一方的に婚約を破棄され、社交界の嘲笑の的になる。その瞬間、彼女は“日本の歴史オタク女子大生”だった前世の記憶を思い出し、この国が数年後に血塗れの革命で滅びる未来を知ってしまう。
悪役令嬢として嫌われ、切り捨てられた自分の立場と、公爵家の権力・財力を「運命改変の武器」にすると決めたレティシアは、貧民街への支援や貴族の不正調査をひそかに始める。その過程で、冷静で改革派の第二王子シャルルと出会い、互いに利害と興味を抱きながら、“歴史に逆らう悪役令嬢”として静かな反撃をスタートさせていく。
【完結】政略婚約された令嬢ですが、記録と魔法で頑張って、現世と違って人生好転させます
なみゆき
ファンタジー
典子、アラフィフ独身女性。 結婚も恋愛も経験せず、気づけば父の介護と職場の理不尽に追われる日々。 兄姉からは、都合よく扱われ、父からは暴言を浴びせられ、職場では責任を押しつけられる。 人生のほとんどを“搾取される側”として生きてきた。
過労で倒れた彼女が目を覚ますと、そこは異世界。 7歳の伯爵令嬢セレナとして転生していた。 前世の記憶を持つ彼女は、今度こそ“誰かの犠牲”ではなく、“誰かの支え”として生きることを決意する。
魔法と貴族社会が息づくこの世界で、セレナは前世の知識を活かし、友人達と交流を深める。
そこに割り込む怪しい聖女ー語彙力もなく、ワンパターンの行動なのに攻略対象ぽい人たちは次々と籠絡されていく。
これはシナリオなのかバグなのか?
その原因を突き止めるため、全ての証拠を記録し始めた。
【☆応援やブクマありがとうございます☆大変励みになりますm(_ _)m】
罠にはめられた公爵令嬢~今度は私が報復する番です
結城芙由奈@コミカライズ連載中
ファンタジー
【私と私の家族の命を奪ったのは一体誰?】
私には婚約中の王子がいた。
ある夜のこと、内密で王子から城に呼び出されると、彼は見知らぬ女性と共に私を待ち受けていた。
そして突然告げられた一方的な婚約破棄。しかし二人の婚約は政略的なものであり、とてもでは無いが受け入れられるものではなかった。そこで婚約破棄の件は持ち帰らせてもらうことにしたその帰り道。突然馬車が襲われ、逃げる途中で私は滝に落下してしまう。
次に目覚めた場所は粗末な小屋の中で、私を助けたという青年が側にいた。そして彼の話で私は驚愕の事実を知ることになる。
目覚めた世界は10年後であり、家族は反逆罪で全員処刑されていた。更に驚くべきことに蘇った身体は全く別人の女性であった。
名前も素性も分からないこの身体で、自分と家族の命を奪った相手に必ず報復することに私は決めた――。
※他サイトでも投稿中
【完結】海外在住だったので、異世界転移なんてなんともありません
ソニエッタ
ファンタジー
言葉が通じない? それ、日常でした。
文化が違う? 慣れてます。
命の危機? まあ、それはちょっと驚きましたけど。
NGO調整員として、砂漠の難民キャンプから、宗教対立がくすぶる交渉の現場まで――。
いろんな修羅場をくぐってきた私が、今度は魔族の村に“神託の者”として召喚されました。
スーツケース一つで、どこにでも行ける体質なんです。
今回の目的地が、たまたま魔王のいる世界だっただけ。
「聖剣? 魔法? それよりまず、水と食糧と、宗教的禁忌の確認ですね」
ちょっとズレてて、でもやたらと現場慣れしてる。
そんな“救世主”、エミリの異世界ロジカル生活、はじまります。
【完結】婚約破棄された辺境伯爵令嬢、氷の皇帝に溺愛されて最強皇后になりました
きゅちゃん
ファンタジー
美貌と知性を兼ね備えた辺境伯爵令嬢エリアナは、王太子アレクサンダーとの婚約を誇りに思っていた。しかし現れた美しい聖女セレスティアに全てを奪われ、濡れ衣を着せられて婚約破棄。故郷に追放されてしまう。
そんな時、隣国の帝国が侵攻を開始。父の急死により戦場に立ったエリアナは、たった一人で帝国軍に立ち向かうことにー
辺境の令嬢がどん底から這い上がる、最強の復讐劇が今始まる!
【完結】【35万pt感謝】転生したらお飾りにもならない王妃のようなので自由にやらせていただきます
宇水涼麻
恋愛
王妃レイジーナは出産を期に入れ替わった。現世の知識と前世の記憶を持ったレイジーナは王子を産む道具である現状の脱却に奮闘する。
さらには息子に殺される運命から逃れられるのか。
中世ヨーロッパ風異世界転生。
巻き込まれて異世界召喚? よくわからないけど頑張ります。 〜JKヒロインにおばさん呼ばわりされたけど、28才はお姉さんです〜
トイダノリコ
ファンタジー
会社帰りにJKと一緒に異世界へ――!?
婚活のために「料理の基本」本を買った帰り道、28歳の篠原亜子は、通りすがりの女子高生・星野美咲とともに突然まぶしい光に包まれる。
気がつけばそこは、海と神殿の国〈アズーリア王国〉。
美咲は「聖乙女」として大歓迎される一方、亜子は「予定外に混ざった人」として放置されてしまう。
けれど世界意識(※神?)からのお詫びとして特殊能力を授かった。
食材や魔物の食用可否、毒の有無、調理法までわかるスキル――〈料理眼〉!
「よし、こうなったら食堂でも開いて生きていくしかない!」
港町の小さな店〈潮風亭〉を拠点に、亜子は料理修行と新生活をスタート。
気のいい夫婦、誠実な騎士、皮肉屋の魔法使い、王子様や留学生、眼帯の怪しい男……そして、彼女を慕う男爵令嬢など個性豊かな仲間たちに囲まれて、"聖乙女イベントの裏側”で、静かに、そしてたくましく人生を切り拓く異世界スローライフ開幕。
――はい。静かに、ひっそり生きていこうと思っていたんです。私も.....(アコ談)
*AIと一緒に書いています*
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる