82 / 105
3章 隣国へ
3-10 決意
しおりを挟む
「税が払えなかっただけで、人里から追い払われる?」
イザークが、驚きの声を上げた。
おばあさんが振り向いたので、彼は慌ててフードをかぶり直した。
「ええ、そうよ。馬を持てるほど恵まれたあなた方は、知らなくても無理ないわね」
おばあさんは皮肉な笑みを浮かべて、森の奥へと歩き出した。
慣れているのか、そこそこの速さで進んでいく。
馬に乗ってもらおうかと思ったが、その必要はなさそうだ。
皮肉を言うくらいだから、乗ってくれないかもしれないけど。
私たちは彼女のあとを追って、馬をゆっくり歩かせた。
「そんな私たちを、どうして助けてくれるんですか?」
私が尋ねると、おばあさんはチラッとリリィを見た。
「その子が、聖女様に似ているから。だから放っておけなかったの」
「聖女様をご存じなんですか?」
リリィが興味深げに尋ねる。
「もちろん。だって私は聖女様の侍女長だったんだもの」
「侍女長?」
私たちは、そろって目を丸くした。
それは、すごくすごい人なのでは。
「そんな立場の人でも追放されちゃうんだ……」
「そんな立場だからこそ、と言うべきかしら」
私のひとりごとに、おばあさんは肩をすくめた。
「カスティル公爵は、権威ある者を恐れているの。卑怯な手を使って今の地位についたから。前王様のご遺体から王冠を奪った、という噂もあるわ」
その言葉で、イザークが手綱を強く握りしめる。
そして、喉の奥でうなるように呟いた。
「許せない……」
その声を、おばあさんも聞き取ったようで、哀れむようにイザークを一瞥した。
「あなたも色々あったみたいね。でも、仲間はたくさんいるから……ほら」
おばあさんが森の奥を指差した。
木の枝で作った枠組みに、枝葉を積んだだけの頼りないテントが、いくつか見えた。
そこは、大きな木が倒れて開けた場所で、三十ほどの人たちがいた。
お年寄りが多い。
ほかにも杖をついた人。
腕を失った人……
「あの子たち、ルーシーより小さいわ……」
リリィの視線の先には、三歳から六歳くらいまでの子どもたちが、痩せた体を寄せ合っている。
みんな、警戒に満ちた目で私たちを見ている。
「今は、こんな場所がいくつもあるでしょうね」
おばあさんがため息をついた。
「昔はここまでじゃなかったのに、魔物が少しずつ強くなってきたせいで、耕せる土地が減ってきたの。口減らしのために、弱い者から追い出されるようになった」
「反旗を翻す人はいなかったのですか?」
そう尋ねたレオナルドを、おばあさんはフンと笑った。
「あなた、本当に世間を知らないのね。父親が貴族だったけど、カスティル公の恨みを買って、一族もろとも消されそうになってるとか?」
「……」
素性を隠すためか、レオナルドは押し黙った。
おばあさんは笑みを消し、話を続ける。
「誰もあの男に逆らえないわ。あいつの兵力は強大だもの。逆らっても潰される。それに、そばにいれば、少なくとも命の危険はないし」
「命の危険って、魔物のことですか?」
私の質問に、おばあさんは頷く。
「奴らは少しずつ動いてる。ここも、いつ襲われるか……」
「それなら」
私はこの場にいる全員に聞こえるよう、声を張り上げた。
「もう心配いりませんよ。私たち、その魔物を倒しに来たので」
人々が目を見開く。
おばあさんも呆然と立ち尽くしている。
しん……と静まり返る中、レオナルドが怖々と呟いた。
「それ、言ってよかったのか?」
「いいでしょ、別に。この人たちにデメリットはないんだから。そういうわけで、おばあさん。ここから北東地域に行くには、どうしたらいいですか?」
「え、ええと……ここはちょうど王都の真南なの。森を出て北北西へ行けばいいわ……でも」
おばあさんは、困惑の目で私たちを見回した。
「カスティル兵でさえ、追い返すのが精一杯なのよ?あなたたちが行っても無駄死にするだけだわ」
「そうだよ。あんたらに何ができるっていうんだ」
倒木に腰掛ける中年男性が、私たちを睨む。
「下手な希望を抱かせるのはよしてくれ。俺たちに必要なのは夢物語じゃなくて、雨風をしのげる家なんだ」
「ああ、それもそうですね。コハク、出ておいで」
私はペンダントに声をかけた。
ぽん、とコハクが飛び出してくる。
「ひえっ!?」
男性はのけぞり、後ろにひっくり返った。
ほかの人々も後ずさって……いや、子どもたちは目を輝かせてこっちに近づいてくる。
「可愛いなあ」
「あったかいね」
子どもたちになで回されるコハクへ、私は声をかけた。
「コハク、ここに家を作れる?三十人ぐらい入れるやつ」
「家?いいよー」
コハクが短い手をピコピコと動かす。
もふもふな体がぼんやりと光る。
ズズズ、と地面が揺れる。
土が盛り上がったかと思うと、十秒もしないうちに巨大なお屋敷ができあがった。
……ちょっと大きすぎたかもしれない。
「こいつは家というより……」
「城ですね……」
ギデオンとエリオットが、建造物を見上げる。
「皆さん!よかったら使ってください」
私は建造物を手で示した。
「家具は、その辺の木とか草で作ったから、ちょっとゴワゴワするかもしれませんけど。雨は間違いなくしのげますよ」
子どもたちがワアッと歓声を上げ、中に駆け込んだ。
連れ込まれそうになったコハクが、スポンと子どもの手から飛び出し、ペンダントに戻ってきた。
「広ーい!」
「すごい、ベッドがある!」
その声につられたように、大人たちも建物を覗き込む。
ただ一人、おばあさんだけは、私をまじまじと見つめている。
「あなたは、聖女様……?いえ、まさかそんなはず……」
「うーん、説明すると長くなるので、またお会いできた時に……ひとまず、森の出口を教えてもらえますか?できるだけ、兵士に見つかりにくいところ」
短期集中で討伐する予定だったから、食糧の手持ちが少ない。
話し込んでいる余裕はないのだ。
「わ、わかったわ」
おばあさんはコクコクと頷き、出口までの道を教えてくれた。
こっちを拝むおばあさんを背に、私たちは森の中を進んだ。
レオナルドとリリィが、おばあさんを振り返りながら、真剣な顔で言い合っている。
「早く魔物を倒さないとな」
「ええ、そうね」
ギデオンたちもその会話に賛同する。
私は、イザークと一緒に黙っていた。
背後で手綱を取る彼から、考え込むような気配を感じる。
私は、そっとイザークに尋ねた。
「あの人たちを助けてあげたい?」
「もちろんです。ファルガランの内情が、こんなにひどかったなんて。サムエル殿に、聖女の証以外について、もっと話を聞いておけばよかった……」
「どうかな。サムエルさん、イザークが動揺すると思って黙ってたのかも」
優しいあの人なら、あり得ることだ。
「それでも、知ろうとしなかったのは私です。レオナルド陛下のおっしゃる通り、早く魔物を倒さなくては」
「そうだね。そうだけど……ほかにもしたいこと、あるんじゃない?」
「したいこと?」
「この国の人を、カスティル公爵から解放すること」
そう告げると、イザークは口をつぐんだ。
しばらく黙っていた彼は、森から出ようという時、ぽつりと言った。
「アナベル様。正直に申し上げると……この国の人々を救いたいと、おこがましくも思ってしまいました」
「おこがましくないよ。それができるのは、たぶんイザークだけだから」
「私の力など微々たるものです。皆を救っておられるのはアナベル様でしょう」
「でも、私はファルガランの王様にはなれない。イザークとは違って」
イザークが、ハッと息をのむ。
そして、言った。
「そうですね。私なら……この国の王になれます」
その声は、今までになく決意に満ちていた。
これでまた一つ、イザークが生きたいと思える理由ができたかもしれない。
私の胸に、静かに喜びが湧いてくる。
しかしそれに浸る暇もなく、イザークが怪訝そうな声を漏らした。
「あれは……?」
「ん?あれって王都跡だよね。また兵士がいるの?」
「いえ、人ではありません。それよりもずっと大きいようです。外壁に沿って歩いています。全身が黒く、まるで魔王の子どものような……」
「えっ!もしかして魔物!?」
私の声がみんなにも聞こえたらしい。
全員、顔を引き締めて、王都跡の方へ目を凝らした。
魔王ほどじゃないけど、黒くて大きな生き物が一匹、ゆっくりと歩いている。
スピードは遅いが、足が長いので、どんどん西へと移動していく。
「ねえ、あれって……アルデリアの方へ向かってない!?」
ルークが悲痛な声で叫んだ。
私も声を張り上げる。
「イザーク、魔物の方へ馬を進めて!まずはあいつを仕留めよう!」
イザークが、驚きの声を上げた。
おばあさんが振り向いたので、彼は慌ててフードをかぶり直した。
「ええ、そうよ。馬を持てるほど恵まれたあなた方は、知らなくても無理ないわね」
おばあさんは皮肉な笑みを浮かべて、森の奥へと歩き出した。
慣れているのか、そこそこの速さで進んでいく。
馬に乗ってもらおうかと思ったが、その必要はなさそうだ。
皮肉を言うくらいだから、乗ってくれないかもしれないけど。
私たちは彼女のあとを追って、馬をゆっくり歩かせた。
「そんな私たちを、どうして助けてくれるんですか?」
私が尋ねると、おばあさんはチラッとリリィを見た。
「その子が、聖女様に似ているから。だから放っておけなかったの」
「聖女様をご存じなんですか?」
リリィが興味深げに尋ねる。
「もちろん。だって私は聖女様の侍女長だったんだもの」
「侍女長?」
私たちは、そろって目を丸くした。
それは、すごくすごい人なのでは。
「そんな立場の人でも追放されちゃうんだ……」
「そんな立場だからこそ、と言うべきかしら」
私のひとりごとに、おばあさんは肩をすくめた。
「カスティル公爵は、権威ある者を恐れているの。卑怯な手を使って今の地位についたから。前王様のご遺体から王冠を奪った、という噂もあるわ」
その言葉で、イザークが手綱を強く握りしめる。
そして、喉の奥でうなるように呟いた。
「許せない……」
その声を、おばあさんも聞き取ったようで、哀れむようにイザークを一瞥した。
「あなたも色々あったみたいね。でも、仲間はたくさんいるから……ほら」
おばあさんが森の奥を指差した。
木の枝で作った枠組みに、枝葉を積んだだけの頼りないテントが、いくつか見えた。
そこは、大きな木が倒れて開けた場所で、三十ほどの人たちがいた。
お年寄りが多い。
ほかにも杖をついた人。
腕を失った人……
「あの子たち、ルーシーより小さいわ……」
リリィの視線の先には、三歳から六歳くらいまでの子どもたちが、痩せた体を寄せ合っている。
みんな、警戒に満ちた目で私たちを見ている。
「今は、こんな場所がいくつもあるでしょうね」
おばあさんがため息をついた。
「昔はここまでじゃなかったのに、魔物が少しずつ強くなってきたせいで、耕せる土地が減ってきたの。口減らしのために、弱い者から追い出されるようになった」
「反旗を翻す人はいなかったのですか?」
そう尋ねたレオナルドを、おばあさんはフンと笑った。
「あなた、本当に世間を知らないのね。父親が貴族だったけど、カスティル公の恨みを買って、一族もろとも消されそうになってるとか?」
「……」
素性を隠すためか、レオナルドは押し黙った。
おばあさんは笑みを消し、話を続ける。
「誰もあの男に逆らえないわ。あいつの兵力は強大だもの。逆らっても潰される。それに、そばにいれば、少なくとも命の危険はないし」
「命の危険って、魔物のことですか?」
私の質問に、おばあさんは頷く。
「奴らは少しずつ動いてる。ここも、いつ襲われるか……」
「それなら」
私はこの場にいる全員に聞こえるよう、声を張り上げた。
「もう心配いりませんよ。私たち、その魔物を倒しに来たので」
人々が目を見開く。
おばあさんも呆然と立ち尽くしている。
しん……と静まり返る中、レオナルドが怖々と呟いた。
「それ、言ってよかったのか?」
「いいでしょ、別に。この人たちにデメリットはないんだから。そういうわけで、おばあさん。ここから北東地域に行くには、どうしたらいいですか?」
「え、ええと……ここはちょうど王都の真南なの。森を出て北北西へ行けばいいわ……でも」
おばあさんは、困惑の目で私たちを見回した。
「カスティル兵でさえ、追い返すのが精一杯なのよ?あなたたちが行っても無駄死にするだけだわ」
「そうだよ。あんたらに何ができるっていうんだ」
倒木に腰掛ける中年男性が、私たちを睨む。
「下手な希望を抱かせるのはよしてくれ。俺たちに必要なのは夢物語じゃなくて、雨風をしのげる家なんだ」
「ああ、それもそうですね。コハク、出ておいで」
私はペンダントに声をかけた。
ぽん、とコハクが飛び出してくる。
「ひえっ!?」
男性はのけぞり、後ろにひっくり返った。
ほかの人々も後ずさって……いや、子どもたちは目を輝かせてこっちに近づいてくる。
「可愛いなあ」
「あったかいね」
子どもたちになで回されるコハクへ、私は声をかけた。
「コハク、ここに家を作れる?三十人ぐらい入れるやつ」
「家?いいよー」
コハクが短い手をピコピコと動かす。
もふもふな体がぼんやりと光る。
ズズズ、と地面が揺れる。
土が盛り上がったかと思うと、十秒もしないうちに巨大なお屋敷ができあがった。
……ちょっと大きすぎたかもしれない。
「こいつは家というより……」
「城ですね……」
ギデオンとエリオットが、建造物を見上げる。
「皆さん!よかったら使ってください」
私は建造物を手で示した。
「家具は、その辺の木とか草で作ったから、ちょっとゴワゴワするかもしれませんけど。雨は間違いなくしのげますよ」
子どもたちがワアッと歓声を上げ、中に駆け込んだ。
連れ込まれそうになったコハクが、スポンと子どもの手から飛び出し、ペンダントに戻ってきた。
「広ーい!」
「すごい、ベッドがある!」
その声につられたように、大人たちも建物を覗き込む。
ただ一人、おばあさんだけは、私をまじまじと見つめている。
「あなたは、聖女様……?いえ、まさかそんなはず……」
「うーん、説明すると長くなるので、またお会いできた時に……ひとまず、森の出口を教えてもらえますか?できるだけ、兵士に見つかりにくいところ」
短期集中で討伐する予定だったから、食糧の手持ちが少ない。
話し込んでいる余裕はないのだ。
「わ、わかったわ」
おばあさんはコクコクと頷き、出口までの道を教えてくれた。
こっちを拝むおばあさんを背に、私たちは森の中を進んだ。
レオナルドとリリィが、おばあさんを振り返りながら、真剣な顔で言い合っている。
「早く魔物を倒さないとな」
「ええ、そうね」
ギデオンたちもその会話に賛同する。
私は、イザークと一緒に黙っていた。
背後で手綱を取る彼から、考え込むような気配を感じる。
私は、そっとイザークに尋ねた。
「あの人たちを助けてあげたい?」
「もちろんです。ファルガランの内情が、こんなにひどかったなんて。サムエル殿に、聖女の証以外について、もっと話を聞いておけばよかった……」
「どうかな。サムエルさん、イザークが動揺すると思って黙ってたのかも」
優しいあの人なら、あり得ることだ。
「それでも、知ろうとしなかったのは私です。レオナルド陛下のおっしゃる通り、早く魔物を倒さなくては」
「そうだね。そうだけど……ほかにもしたいこと、あるんじゃない?」
「したいこと?」
「この国の人を、カスティル公爵から解放すること」
そう告げると、イザークは口をつぐんだ。
しばらく黙っていた彼は、森から出ようという時、ぽつりと言った。
「アナベル様。正直に申し上げると……この国の人々を救いたいと、おこがましくも思ってしまいました」
「おこがましくないよ。それができるのは、たぶんイザークだけだから」
「私の力など微々たるものです。皆を救っておられるのはアナベル様でしょう」
「でも、私はファルガランの王様にはなれない。イザークとは違って」
イザークが、ハッと息をのむ。
そして、言った。
「そうですね。私なら……この国の王になれます」
その声は、今までになく決意に満ちていた。
これでまた一つ、イザークが生きたいと思える理由ができたかもしれない。
私の胸に、静かに喜びが湧いてくる。
しかしそれに浸る暇もなく、イザークが怪訝そうな声を漏らした。
「あれは……?」
「ん?あれって王都跡だよね。また兵士がいるの?」
「いえ、人ではありません。それよりもずっと大きいようです。外壁に沿って歩いています。全身が黒く、まるで魔王の子どものような……」
「えっ!もしかして魔物!?」
私の声がみんなにも聞こえたらしい。
全員、顔を引き締めて、王都跡の方へ目を凝らした。
魔王ほどじゃないけど、黒くて大きな生き物が一匹、ゆっくりと歩いている。
スピードは遅いが、足が長いので、どんどん西へと移動していく。
「ねえ、あれって……アルデリアの方へ向かってない!?」
ルークが悲痛な声で叫んだ。
私も声を張り上げる。
「イザーク、魔物の方へ馬を進めて!まずはあいつを仕留めよう!」
28
あなたにおすすめの小説
【完結】断罪された悪役令嬢は、本気で生きることにした
きゅちゃん
ファンタジー
帝国随一の名門、ロゼンクロイツ家の令嬢ベルティア・フォン・ロゼンクロイツは、突如として公の場で婚約者であるクレイン王太子から一方的に婚約破棄を宣告される。その理由は、彼女が平民出身の少女エリーゼをいじめていたという濡れ衣。真実はエリーゼこそが王太子の心を奪うために画策した罠だったにも関わらず、ベルティアは悪役令嬢として断罪され、社交界からの追放と学院退学の処分を受ける。
全てを失ったベルティアだが、彼女は諦めない。これまで家の期待に応えるため「完璧な令嬢」として生きてきた彼女だが、今度は自分自身のために生きると決意する。軍事貴族の嫡男ヴァルター・フォン・クリムゾンをはじめとする協力者たちと共に、彼女は自らの名誉回復と真実の解明に挑む。
その過程で、ベルティアは王太子の裏の顔や、エリーゼの正体、そして帝国に忍び寄る陰謀に気づいていく。かつては社交界のスキルだけを磨いてきた彼女だが、今度は魔法や剣術など実戦的な力も身につけながら、自らの道を切り開いていく。
失われた名誉、隠された真実、そして予期せぬ恋。断罪された「悪役令嬢」が、自分の物語を自らの手で紡いでいく、爽快復讐ファンタジー。
婚約破棄のその場で転生前の記憶が戻り、悪役令嬢として反撃開始いたします
タマ マコト
ファンタジー
革命前夜の王国で、公爵令嬢レティシアは盛大な舞踏会の場で王太子アルマンから一方的に婚約を破棄され、社交界の嘲笑の的になる。その瞬間、彼女は“日本の歴史オタク女子大生”だった前世の記憶を思い出し、この国が数年後に血塗れの革命で滅びる未来を知ってしまう。
悪役令嬢として嫌われ、切り捨てられた自分の立場と、公爵家の権力・財力を「運命改変の武器」にすると決めたレティシアは、貧民街への支援や貴族の不正調査をひそかに始める。その過程で、冷静で改革派の第二王子シャルルと出会い、互いに利害と興味を抱きながら、“歴史に逆らう悪役令嬢”として静かな反撃をスタートさせていく。
【完結】政略婚約された令嬢ですが、記録と魔法で頑張って、現世と違って人生好転させます
なみゆき
ファンタジー
典子、アラフィフ独身女性。 結婚も恋愛も経験せず、気づけば父の介護と職場の理不尽に追われる日々。 兄姉からは、都合よく扱われ、父からは暴言を浴びせられ、職場では責任を押しつけられる。 人生のほとんどを“搾取される側”として生きてきた。
過労で倒れた彼女が目を覚ますと、そこは異世界。 7歳の伯爵令嬢セレナとして転生していた。 前世の記憶を持つ彼女は、今度こそ“誰かの犠牲”ではなく、“誰かの支え”として生きることを決意する。
魔法と貴族社会が息づくこの世界で、セレナは前世の知識を活かし、友人達と交流を深める。
そこに割り込む怪しい聖女ー語彙力もなく、ワンパターンの行動なのに攻略対象ぽい人たちは次々と籠絡されていく。
これはシナリオなのかバグなのか?
その原因を突き止めるため、全ての証拠を記録し始めた。
【☆応援やブクマありがとうございます☆大変励みになりますm(_ _)m】
罠にはめられた公爵令嬢~今度は私が報復する番です
結城芙由奈@コミカライズ連載中
ファンタジー
【私と私の家族の命を奪ったのは一体誰?】
私には婚約中の王子がいた。
ある夜のこと、内密で王子から城に呼び出されると、彼は見知らぬ女性と共に私を待ち受けていた。
そして突然告げられた一方的な婚約破棄。しかし二人の婚約は政略的なものであり、とてもでは無いが受け入れられるものではなかった。そこで婚約破棄の件は持ち帰らせてもらうことにしたその帰り道。突然馬車が襲われ、逃げる途中で私は滝に落下してしまう。
次に目覚めた場所は粗末な小屋の中で、私を助けたという青年が側にいた。そして彼の話で私は驚愕の事実を知ることになる。
目覚めた世界は10年後であり、家族は反逆罪で全員処刑されていた。更に驚くべきことに蘇った身体は全く別人の女性であった。
名前も素性も分からないこの身体で、自分と家族の命を奪った相手に必ず報復することに私は決めた――。
※他サイトでも投稿中
【完結】海外在住だったので、異世界転移なんてなんともありません
ソニエッタ
ファンタジー
言葉が通じない? それ、日常でした。
文化が違う? 慣れてます。
命の危機? まあ、それはちょっと驚きましたけど。
NGO調整員として、砂漠の難民キャンプから、宗教対立がくすぶる交渉の現場まで――。
いろんな修羅場をくぐってきた私が、今度は魔族の村に“神託の者”として召喚されました。
スーツケース一つで、どこにでも行ける体質なんです。
今回の目的地が、たまたま魔王のいる世界だっただけ。
「聖剣? 魔法? それよりまず、水と食糧と、宗教的禁忌の確認ですね」
ちょっとズレてて、でもやたらと現場慣れしてる。
そんな“救世主”、エミリの異世界ロジカル生活、はじまります。
【完結】婚約破棄された辺境伯爵令嬢、氷の皇帝に溺愛されて最強皇后になりました
きゅちゃん
ファンタジー
美貌と知性を兼ね備えた辺境伯爵令嬢エリアナは、王太子アレクサンダーとの婚約を誇りに思っていた。しかし現れた美しい聖女セレスティアに全てを奪われ、濡れ衣を着せられて婚約破棄。故郷に追放されてしまう。
そんな時、隣国の帝国が侵攻を開始。父の急死により戦場に立ったエリアナは、たった一人で帝国軍に立ち向かうことにー
辺境の令嬢がどん底から這い上がる、最強の復讐劇が今始まる!
【完結】【35万pt感謝】転生したらお飾りにもならない王妃のようなので自由にやらせていただきます
宇水涼麻
恋愛
王妃レイジーナは出産を期に入れ替わった。現世の知識と前世の記憶を持ったレイジーナは王子を産む道具である現状の脱却に奮闘する。
さらには息子に殺される運命から逃れられるのか。
中世ヨーロッパ風異世界転生。
巻き込まれて異世界召喚? よくわからないけど頑張ります。 〜JKヒロインにおばさん呼ばわりされたけど、28才はお姉さんです〜
トイダノリコ
ファンタジー
会社帰りにJKと一緒に異世界へ――!?
婚活のために「料理の基本」本を買った帰り道、28歳の篠原亜子は、通りすがりの女子高生・星野美咲とともに突然まぶしい光に包まれる。
気がつけばそこは、海と神殿の国〈アズーリア王国〉。
美咲は「聖乙女」として大歓迎される一方、亜子は「予定外に混ざった人」として放置されてしまう。
けれど世界意識(※神?)からのお詫びとして特殊能力を授かった。
食材や魔物の食用可否、毒の有無、調理法までわかるスキル――〈料理眼〉!
「よし、こうなったら食堂でも開いて生きていくしかない!」
港町の小さな店〈潮風亭〉を拠点に、亜子は料理修行と新生活をスタート。
気のいい夫婦、誠実な騎士、皮肉屋の魔法使い、王子様や留学生、眼帯の怪しい男……そして、彼女を慕う男爵令嬢など個性豊かな仲間たちに囲まれて、"聖乙女イベントの裏側”で、静かに、そしてたくましく人生を切り拓く異世界スローライフ開幕。
――はい。静かに、ひっそり生きていこうと思っていたんです。私も.....(アコ談)
*AIと一緒に書いています*
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる