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第6話 捕縛理由~フェルナンの知らないところで~ 俯瞰視点
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「皆様っ! わたくしは脅されていましたの! フェルナン様はわたくしの協力者ですのっ!!」
アンリエットを追いかけるため、フェルナンが学院をあとにした直後でした。『アンリエットを陥れたくてフェルナンを利用した』と自白していたジュリーが、突然真実を語り始めたのです。
「この計画を主導していたのはフェルナン様ですわ! フェルナン様がわたくしに近づいて来てっ、利害が一致していたから協力していたんですの!!」
もしも真実を明かしたら、殺す。そう脅迫され一時は従っていたジュリーが、突然正直に打ち明け始めたワケ。
それは、ジュリーの性格にありました。
――自白をしたせいで、白い目で見られるようになってしまった――。
――お屋敷に帰ったら、お父様に勘当されてしまう――。
――そうなったら死んだも同然だ――。
――それはもう、殺されたようなものだ――
――自分だけが辛い思いをするなんて許せない――。
――だったら、道ずれにしてやる――。
そんな理由で捨て身の行動に出て、自分を捕まえるために駆け付けた治安局員にイヤリングを差し出しました。
「当初わたくしはっ! わたくしの私物をフェルナン様がアンリエットの部屋に隠し、アンリエットに奪われていた風に見せようとしていましたのっ。一週間前にアンリエットに触らせて指紋をつけていてっ、その作戦を提案した時にフェルナン様はうっかりこれに触ってしまっていますのっ。本当に無関係なのであればこのイヤリングにフェルナン様の指紋はついていませんわ!!」
『事前にわたくしが用意していた捏造した証拠を使いませんか?』
あの時フェルナンに話していたものこそがソレで、OKが出たらすぐ使えるように御者に持たせていたのです。
そのためあっさりと協力関係が明るみになってしまい、二人が企てていたことは犯罪。しかも貴族が3家も関わる、下手をすると『国』にも影響が出かねないものでした。
そんな理由によって、通常よりも遥かに速く治安局が動き出し――
「フェルナン・タズアール殿。貴方の『捕縛命令』が出ております」
偶然途中で停車している馬車を発見し、主犯の男は取り囲まれてしまったのでした。
アンリエットを追いかけるため、フェルナンが学院をあとにした直後でした。『アンリエットを陥れたくてフェルナンを利用した』と自白していたジュリーが、突然真実を語り始めたのです。
「この計画を主導していたのはフェルナン様ですわ! フェルナン様がわたくしに近づいて来てっ、利害が一致していたから協力していたんですの!!」
もしも真実を明かしたら、殺す。そう脅迫され一時は従っていたジュリーが、突然正直に打ち明け始めたワケ。
それは、ジュリーの性格にありました。
――自白をしたせいで、白い目で見られるようになってしまった――。
――お屋敷に帰ったら、お父様に勘当されてしまう――。
――そうなったら死んだも同然だ――。
――それはもう、殺されたようなものだ――
――自分だけが辛い思いをするなんて許せない――。
――だったら、道ずれにしてやる――。
そんな理由で捨て身の行動に出て、自分を捕まえるために駆け付けた治安局員にイヤリングを差し出しました。
「当初わたくしはっ! わたくしの私物をフェルナン様がアンリエットの部屋に隠し、アンリエットに奪われていた風に見せようとしていましたのっ。一週間前にアンリエットに触らせて指紋をつけていてっ、その作戦を提案した時にフェルナン様はうっかりこれに触ってしまっていますのっ。本当に無関係なのであればこのイヤリングにフェルナン様の指紋はついていませんわ!!」
『事前にわたくしが用意していた捏造した証拠を使いませんか?』
あの時フェルナンに話していたものこそがソレで、OKが出たらすぐ使えるように御者に持たせていたのです。
そのためあっさりと協力関係が明るみになってしまい、二人が企てていたことは犯罪。しかも貴族が3家も関わる、下手をすると『国』にも影響が出かねないものでした。
そんな理由によって、通常よりも遥かに速く治安局が動き出し――
「フェルナン・タズアール殿。貴方の『捕縛命令』が出ております」
偶然途中で停車している馬車を発見し、主犯の男は取り囲まれてしまったのでした。
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