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第三話 第一章
第四節
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「ふんふんふ~ん♪」
宴が始まって数十分。場もイイ感じで小慣れて来た中、大和は鼻歌を唄いながら料理を取りに行く。
その様子を見ながら晴菜は溜息を吐いた。
「ば…大和、もうちょっと考えて食べなさいよ」
「問題ないぜ晴菜。見ての通り料理を適宜取りに行く…きちんと弁えて食べているだろ?」
「方式じゃなく量の問題よ。それでおかわり何回目?…普段の炊飯器抱えるみたいな食べっぷりも馬鹿だけど、それよりももっと悪辣になっているじゃあない」
「細けぇ事は気にすんな晴菜。食える時に食っとく…エライ人も良く言うだろ?」
「どこの常識よ?仮にあったとしても今はその時じゃあないのよ馬鹿。こういう場所ではもっと節度を持って…あっ、ちょっと」
「スマンぜ晴菜。小言なら後でたっぷり聞いてやるから……さあ料理のコンプじゃぁい!」
「この馬鹿、バーカ!」
皿片手に逃げた自分達の代表にそう吐き捨てた晴菜。まさかこんな場所でこんな子守のような事をしないといけないことに溜息が出る。
だが、睦美は合衆国と日本両政府の間で話し合いを行い。エイプリルやミコ達後輩世代に止める役を求めるのはあまりにも酷である。
となれば門司に期待が普通。
だが、それに至っては……。
「兄弟。おすすめの料理があれば俺の分も取っといてくれ」
「あいよ」
止めるどころか拍車をかける始末であった。
「アタシここに入ったのは間違いだったかしら…」
死んだような瞳でこの現状に黄昏れる晴菜。
そこに二名の者が近づいてきた。
一人は人間。髪と同じく金色のひげを蓄え白の軍服と軍帽を身に纏った胸に多くの勲章を彩った壮年の男性将校。
もう一名は前掛けにゴーグルやイヤーマフを身に着けた職人のような身なりの青年。左側の脚は義足なのか機械仕掛けであり時折発条が巻くような音を響かせている。
こちらは雰囲気で解る【星】であった。
「あれが『龍王』中々に天衣無縫だな…だが、嫌らしさは感じない。あの不思議な気配や精神性が他者を引き付けるのだろうな」
「そうか?…少なくとも僕はあまりそうには感じない…それに奴は武器を持たない徒手の【星】だろう?その時点で僕にとってはどうでもいい」
「誰?」
突然の見ず知らずの闖入者に思わずそう言ってしまう晴菜。
そんな中にその二名に話しかけた者がいる。食事をしていた門司である。
「久しぶりトーマス…数年ぶりだな、元気そうで何よりだ」
「やあ『鬼神』久しぶりだな。そちらも色々と聞いてるぜ」
「なに?門司の知り合いだったの?」
気軽な形で挨拶を交わした門司と男性将校。その姿を見て晴菜は二人が知り合いだと察する。
「ああ片方はな……彼はトムス・マクラーレン合衆国海軍少将。トーマス、こっちは早乙女・晴菜。『爆炎』の銘を持つ俺の仲間だ」
「よろしくミス早乙女。俺はトムス・マクラーレン。トーマスと気軽に呼んでくれ」
「ええよろしく。こちらも晴菜で大丈夫よ」
笑顔で差し出された握手に応じる晴菜。
聞くところによると門司とはとある特殊作戦にトーマスが従事している際にたまたま居合わせた頃の縁との事。
門司が単独で別行動をしている時はままあるがその際に色々と繋がっているのだと晴菜は思った。
「ところでトーマス頼んでいた件だが…隣のもう一名か?」
「ああ、アレ以外のメンバーだ。名はスミス、我が合衆国の【星】であり今回は俺の護衛という体で付いて来てもらった」
「スミスだ…よろしく頼む」
「見ての通りの愛想無しの男だが、根は悪くない…」
「腕は確かか?」
「確かさ、それに関しては太鼓判を押せる。間違いなく今回のお前の頼みにうってつけの奴だよ」
「頼み事?」
「ああ晴菜、刀を新調しようと思ってな…」
そう言った門司。
以前まで門司は一般の刀工が鍛えた無銘の刀剣を使用していた。
門司の剣の技量で【星】に対しても致命傷を与える事が可能であり、刃毀れも起こすことなくそれで事が足りていた。
だが最近の激戦の連続。更には先の鈴鳴の使用時に刀の消耗の激しさから…近況と自らの成長両方に刀自体が対応できなくなったと感じた門司。
その為遂に、自分の愛刀というものを所持しようという結論に至ったのであった。
「刀を作るにあたり必須な奴がいてな…そいつに頼むついでに武器造りが趣味の野郎をトーマスに探してもらったというわけだ」
「それでスミス(かれ)はそいつ以外の協力者さ…「ワンオフの特注品。最強刀剣を製造するけどどうだ?」と言えば協力を申し出てくれた」
「いい加減、お前らの大量生産品の設計、製造指揮という国の面倒ごとにイライラしていたからな……そんな最高に面白そうな仕事を目の前に吊り下げられたら誰でもそうなる」
「ところでアイツはどうなった?」
「もちろん「大好きな」お前の為なら二つ返事でOKだ。だがアレはこんな要人だらけの会場にはあまりにも劇薬が過ぎる。来たいと言っていたが、何とかお断りしておいた」
「…だろうな……ちなみにその際に使ったエサは?」
「お前のご褒美だ。「今度会った際に抱きしめてくれる」って言ったら「待て」と言われたチワワの様にお利口さんに待つらしいぜ…」
「…そうか」
トーマスの言葉にあからさまに嫌そうな表情をした門司。
(門司には門司で動いている分色々あるのね…)
そう思いながら晴菜はあまり首を突っ込まないことを決めた。
「よっし、だけどこれで話が纏まったな…それじゃあ今からは再会を楽しもうぜ『鬼神』。酒はいける口だろ?」
「好きにしていいぞ、使い走りの礼だいくらでも付き合ってやるさ…」
「OK!なら決まりだな」
「僕は興味ない…適当にしておくからな」
「ああそれでいい。HEYお姉さん!こっちに適当にワインにビール、ウイスキーを用意してくれ!グラスは2つだ!」
「…………」
「聞いているのかい?そこのアンタだぜお姉さん!」
呼び止めたが返事がないウエイトレスに首を傾げるトーマス。
聞いているのか?いないのか?虚ろの瞳のままウエイトレスはトーマスに近づいた。
「HEY姉さん。別に心の底からのオモテナシなんて求めちゃあいないが…もうちょっと愛想よくした必要が良いぜ?」
「…………せ……たせ…」
「ひょっとして恥ずかしかったのか?だったら仕方がねぇか。日本人はオクユカシイって聞くからなァ」
「…ッ、トーマス隠れろ!?」
「ワッツ?」
「果たせ果たせ約束を果たせ…」
呟きながらエプロンの内側から拳銃を取り出したウエイトレス。
銃口をトーマスに向け、躊躇なく引き金を引いた。
乾いた銃声が会場内に鳴り響く。
至近距離で撃たれたトーマス。だが門司がテーブルナイフを投擲し銃口の軌道をずらしたことで弾丸は何とか頬を掠めた程度に済んだ。
「ダムっ!」
即座にタックルを仕掛けウエイトレスを取り押さえるトーマス。
騒然となる会場内。そこへ更に壁の一部が爆破される。
同時に十数名程度の覆面を被った集団が乱入してきた。
ガタイから見る限り全員男、そして自動小銃クラスの銃火器で武装している。
「非常事態発生!」「非常事態発生!!」
けたたましく発せられるアナウンス。
大統領や首相達要人はボディガードに連れられ会場から離れようとする。
だが、覆面の集団がそれを遮った。
「!!?」
「果たせ果たせ約束を果たせ…」
こちらも虚ろな表情で呟き続ける覆面の集団。銃口を大統領と首相に向ける。
その引き金を引く瞬間に割り込んだ大和。全ての銃器を即座に力づくで分解した。
「睦美ィ!」
「言われなくとも」
糸を駆使し全員を捕縛した睦美。覆面の集団は全て無力化された。
「何だ貴様らは!?一体誰の差し金だ!!」
覆面の集団に詰め寄るボディガード。だが覆面の集団は変わらず「果たせ果たせ」と呟くだけであった。
「何だよ危ねぇクスリか何かやってんのか?」
「ふむ、全員が同じ状況に陥るとは考えにくいですから…おそらくは何かに操られているのでしょう」
「へぇ、中々に鋭いじゃあないですか…」
「!?」
先程まで同じ言葉を繰り返すだけであった覆面の集団の一人が急に言葉を発した。
「その通り。彼らはただ単純にそこいらで攫ってきただけの市井の方々…それに私の仲間の【演目】を施しただけです」
発せられる口ぶりや口調から、主犯は第三者で女性であることがわかる。更に【演目】問内容から【星】と関係することも睦美は察した。
「正体の推測をせずともよいですよ…今からそちらに現れますので……」
言葉と同時に何処かと繋がり開かれた会場の扉。そこから【星】一団が入って来る。
纏う雰囲気や空気から全員が【星】それも相当な実力者である。
「大統領並び為政者の方々。そして『創世神』の方々、御機嫌よう…私が『時極の魔女』御法川・トワですよ」
その中で一番前にいたリーダーの女性がそう答えた。
宴が始まって数十分。場もイイ感じで小慣れて来た中、大和は鼻歌を唄いながら料理を取りに行く。
その様子を見ながら晴菜は溜息を吐いた。
「ば…大和、もうちょっと考えて食べなさいよ」
「問題ないぜ晴菜。見ての通り料理を適宜取りに行く…きちんと弁えて食べているだろ?」
「方式じゃなく量の問題よ。それでおかわり何回目?…普段の炊飯器抱えるみたいな食べっぷりも馬鹿だけど、それよりももっと悪辣になっているじゃあない」
「細けぇ事は気にすんな晴菜。食える時に食っとく…エライ人も良く言うだろ?」
「どこの常識よ?仮にあったとしても今はその時じゃあないのよ馬鹿。こういう場所ではもっと節度を持って…あっ、ちょっと」
「スマンぜ晴菜。小言なら後でたっぷり聞いてやるから……さあ料理のコンプじゃぁい!」
「この馬鹿、バーカ!」
皿片手に逃げた自分達の代表にそう吐き捨てた晴菜。まさかこんな場所でこんな子守のような事をしないといけないことに溜息が出る。
だが、睦美は合衆国と日本両政府の間で話し合いを行い。エイプリルやミコ達後輩世代に止める役を求めるのはあまりにも酷である。
となれば門司に期待が普通。
だが、それに至っては……。
「兄弟。おすすめの料理があれば俺の分も取っといてくれ」
「あいよ」
止めるどころか拍車をかける始末であった。
「アタシここに入ったのは間違いだったかしら…」
死んだような瞳でこの現状に黄昏れる晴菜。
そこに二名の者が近づいてきた。
一人は人間。髪と同じく金色のひげを蓄え白の軍服と軍帽を身に纏った胸に多くの勲章を彩った壮年の男性将校。
もう一名は前掛けにゴーグルやイヤーマフを身に着けた職人のような身なりの青年。左側の脚は義足なのか機械仕掛けであり時折発条が巻くような音を響かせている。
こちらは雰囲気で解る【星】であった。
「あれが『龍王』中々に天衣無縫だな…だが、嫌らしさは感じない。あの不思議な気配や精神性が他者を引き付けるのだろうな」
「そうか?…少なくとも僕はあまりそうには感じない…それに奴は武器を持たない徒手の【星】だろう?その時点で僕にとってはどうでもいい」
「誰?」
突然の見ず知らずの闖入者に思わずそう言ってしまう晴菜。
そんな中にその二名に話しかけた者がいる。食事をしていた門司である。
「久しぶりトーマス…数年ぶりだな、元気そうで何よりだ」
「やあ『鬼神』久しぶりだな。そちらも色々と聞いてるぜ」
「なに?門司の知り合いだったの?」
気軽な形で挨拶を交わした門司と男性将校。その姿を見て晴菜は二人が知り合いだと察する。
「ああ片方はな……彼はトムス・マクラーレン合衆国海軍少将。トーマス、こっちは早乙女・晴菜。『爆炎』の銘を持つ俺の仲間だ」
「よろしくミス早乙女。俺はトムス・マクラーレン。トーマスと気軽に呼んでくれ」
「ええよろしく。こちらも晴菜で大丈夫よ」
笑顔で差し出された握手に応じる晴菜。
聞くところによると門司とはとある特殊作戦にトーマスが従事している際にたまたま居合わせた頃の縁との事。
門司が単独で別行動をしている時はままあるがその際に色々と繋がっているのだと晴菜は思った。
「ところでトーマス頼んでいた件だが…隣のもう一名か?」
「ああ、アレ以外のメンバーだ。名はスミス、我が合衆国の【星】であり今回は俺の護衛という体で付いて来てもらった」
「スミスだ…よろしく頼む」
「見ての通りの愛想無しの男だが、根は悪くない…」
「腕は確かか?」
「確かさ、それに関しては太鼓判を押せる。間違いなく今回のお前の頼みにうってつけの奴だよ」
「頼み事?」
「ああ晴菜、刀を新調しようと思ってな…」
そう言った門司。
以前まで門司は一般の刀工が鍛えた無銘の刀剣を使用していた。
門司の剣の技量で【星】に対しても致命傷を与える事が可能であり、刃毀れも起こすことなくそれで事が足りていた。
だが最近の激戦の連続。更には先の鈴鳴の使用時に刀の消耗の激しさから…近況と自らの成長両方に刀自体が対応できなくなったと感じた門司。
その為遂に、自分の愛刀というものを所持しようという結論に至ったのであった。
「刀を作るにあたり必須な奴がいてな…そいつに頼むついでに武器造りが趣味の野郎をトーマスに探してもらったというわけだ」
「それでスミス(かれ)はそいつ以外の協力者さ…「ワンオフの特注品。最強刀剣を製造するけどどうだ?」と言えば協力を申し出てくれた」
「いい加減、お前らの大量生産品の設計、製造指揮という国の面倒ごとにイライラしていたからな……そんな最高に面白そうな仕事を目の前に吊り下げられたら誰でもそうなる」
「ところでアイツはどうなった?」
「もちろん「大好きな」お前の為なら二つ返事でOKだ。だがアレはこんな要人だらけの会場にはあまりにも劇薬が過ぎる。来たいと言っていたが、何とかお断りしておいた」
「…だろうな……ちなみにその際に使ったエサは?」
「お前のご褒美だ。「今度会った際に抱きしめてくれる」って言ったら「待て」と言われたチワワの様にお利口さんに待つらしいぜ…」
「…そうか」
トーマスの言葉にあからさまに嫌そうな表情をした門司。
(門司には門司で動いている分色々あるのね…)
そう思いながら晴菜はあまり首を突っ込まないことを決めた。
「よっし、だけどこれで話が纏まったな…それじゃあ今からは再会を楽しもうぜ『鬼神』。酒はいける口だろ?」
「好きにしていいぞ、使い走りの礼だいくらでも付き合ってやるさ…」
「OK!なら決まりだな」
「僕は興味ない…適当にしておくからな」
「ああそれでいい。HEYお姉さん!こっちに適当にワインにビール、ウイスキーを用意してくれ!グラスは2つだ!」
「…………」
「聞いているのかい?そこのアンタだぜお姉さん!」
呼び止めたが返事がないウエイトレスに首を傾げるトーマス。
聞いているのか?いないのか?虚ろの瞳のままウエイトレスはトーマスに近づいた。
「HEY姉さん。別に心の底からのオモテナシなんて求めちゃあいないが…もうちょっと愛想よくした必要が良いぜ?」
「…………せ……たせ…」
「ひょっとして恥ずかしかったのか?だったら仕方がねぇか。日本人はオクユカシイって聞くからなァ」
「…ッ、トーマス隠れろ!?」
「ワッツ?」
「果たせ果たせ約束を果たせ…」
呟きながらエプロンの内側から拳銃を取り出したウエイトレス。
銃口をトーマスに向け、躊躇なく引き金を引いた。
乾いた銃声が会場内に鳴り響く。
至近距離で撃たれたトーマス。だが門司がテーブルナイフを投擲し銃口の軌道をずらしたことで弾丸は何とか頬を掠めた程度に済んだ。
「ダムっ!」
即座にタックルを仕掛けウエイトレスを取り押さえるトーマス。
騒然となる会場内。そこへ更に壁の一部が爆破される。
同時に十数名程度の覆面を被った集団が乱入してきた。
ガタイから見る限り全員男、そして自動小銃クラスの銃火器で武装している。
「非常事態発生!」「非常事態発生!!」
けたたましく発せられるアナウンス。
大統領や首相達要人はボディガードに連れられ会場から離れようとする。
だが、覆面の集団がそれを遮った。
「!!?」
「果たせ果たせ約束を果たせ…」
こちらも虚ろな表情で呟き続ける覆面の集団。銃口を大統領と首相に向ける。
その引き金を引く瞬間に割り込んだ大和。全ての銃器を即座に力づくで分解した。
「睦美ィ!」
「言われなくとも」
糸を駆使し全員を捕縛した睦美。覆面の集団は全て無力化された。
「何だ貴様らは!?一体誰の差し金だ!!」
覆面の集団に詰め寄るボディガード。だが覆面の集団は変わらず「果たせ果たせ」と呟くだけであった。
「何だよ危ねぇクスリか何かやってんのか?」
「ふむ、全員が同じ状況に陥るとは考えにくいですから…おそらくは何かに操られているのでしょう」
「へぇ、中々に鋭いじゃあないですか…」
「!?」
先程まで同じ言葉を繰り返すだけであった覆面の集団の一人が急に言葉を発した。
「その通り。彼らはただ単純にそこいらで攫ってきただけの市井の方々…それに私の仲間の【演目】を施しただけです」
発せられる口ぶりや口調から、主犯は第三者で女性であることがわかる。更に【演目】問内容から【星】と関係することも睦美は察した。
「正体の推測をせずともよいですよ…今からそちらに現れますので……」
言葉と同時に何処かと繋がり開かれた会場の扉。そこから【星】一団が入って来る。
纏う雰囲気や空気から全員が【星】それも相当な実力者である。
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