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第三話 第一章
第五節
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「『時極の魔女』コイツが…」
そう名乗った【星】を見る晴菜。
時計や時間を模した装飾の入った魔女のような衣装とローブ。肩までの編み込まれた髪の上には懐中時計の髪飾りを身に付けている。
見た目年齢は50~60代程度。だがきちんと手入れをされているのか加齢による容姿の崩れは少なく妙齢の美女という印象があげられる。
だが、その纏う雰囲気はそれに相反する様に見ようがない得体の知れなさ…底知れなさを漂わせていた。
「会うのは初めてですね、御機嫌よう『創世神』の皆々様。先日は我が僕のドロップが大変お世話になったようで…」
「や~っほ~このあ~いだブリ~」
「ああこちらこそ…はじめましてだな魔女さん…思ったより普通だな」
「ふふふッ、そちらこそ『龍王』などと呼ばれる割には威厳がありませんね」
探り合うような大和とトワ。互いに笑みを浮かべる。
「なな何の用だ!?ここは外交の神聖な場、君達のような【星】風情が土足で上がっていい場所では無いぞ!!」
「あら、部下に代筆させた本心にも無い文章を読む時以外大したことが言えないようですねソーリさん……お生憎様、貴方がたのような三流政治家に話はありませんよ」
「何だと…」
「話があるのは貴方です大統領閣下」
声を上げた総理を一瞥のみし、トワは大統領の方を向く。
「一体何の用だ?」
「用というよりは宣言です。一応は世界有数の超大国の長。言うなれば世界のトップに近しい貴方に聞いてほしい事がありまして」
「宣言?」
「我々【星団】名を『魔女の旅団』。その我々に領土の割譲を求めます。これから私達が指定する地域、国土。その全権を問答無用で私達に明け渡して頂きたい」
「………!!?」
「ななな何だとォ!?そんな事出来るわけないだろ!!?」
「貴方のくだらない反応なんて興味無いのよソーリ。蚊帳の外で黙っていなさい」
「……ッ!!?」
「さあ、如何です?大統領…」
「………一つだけ聞きたい。何が目的だ?」
「目的?それを貴方に教えれば…肯定していただけるのですか?しないでしょう馬鹿馬鹿しい」
「そうか……」
「さて答えはわかっておりますが大統領。お答えは?」
「言われなくとも理解するなら必要ないだろう…NOだ!凋落は囁かれているが、未だ我が国は誇り高き秩序の国だ。そんな無粋なテロリズムに屈する訳にはいかない!!」
言い放った大統領。だがトワはその否定を待っていたように大して驚かずに「そうですか…残念ですね」とだけ呟く。
「では交渉決裂という事で実力行使と行きましょう。貴方がたが仰った無粋なテロリズムとやらで」
指を鳴らしたトワ。同時に背後に居た大勢の【星】達は一斉に大統領や総理達の元に殺到する。
「ヒィイイイイッッ!!?」
楽しげな表情で凶刃を振るおうとする【星】達。
だが…その直前で大和が動きを止めた。
「だったら俺達がこうする事も理解しているよな?」
割って入る様に大統領の前へ立った大和。拳を振るい大勢の【星】達を容易く打ちのめす。
【星】達は吹き飛びテーブルや壁に突き刺さった。
「狙う対照は百点満点。だが如何せん急き過ぎたな…こんな数じゃあ流石に厳しいぜ」
「俺達に勝ちたかったら軍隊でも連れてきな」
門司達もそれぞれの要人の前に守る様に立つ。
「ふふッ、勿論わかっておりますよ。この程度で取れるなら初めから眼中にありません」
大和の言葉に笑うトワ。特に問題ないような口ぶりである。
「彼らは将棋で言うところの歩。その辺の三流【星】をかき集めたに過ぎません…本命は彼等です」
言葉と同時にトワの後ろに控えていた人影が動き出す。正体がわかっているのはドロップともう一名。
「アトラス…『巨神』か……」
「ふむ、やはり入っていましたか……」
「成り行きでな…以後こちらにつく事になった…」
アトラスの宣言により彼の蛮行を知る合衆国関係者からざわつきやどよめきが上がる。
彼らを含めて全7名。その他は外套を目深に被り正体が見えない。
「…ちょっと前の晴菜みたいだな…」
「止めて!…やっていたけれど意外と便利なのよアレ!」
そんな軽口を叩きつつ緊張は一切解かない大和達。アトラスの脅威の度合い、そして正体不明の彼らが発する極大の威圧感がかなりの手練れであることを理解させられるからである。
「一部因縁の再会…さてここからが本番です」
【演目】『杓子定規な支配者 決闘成立』
【演目】を行ったトワの仲間の一名。
瞬間、大和達全員の身体から線のようなモノが生える。
まるで電子機器のコードのような見た目のソレ。一斉に伸びるとトワ達にそれぞれ巻き付く。
巻き付いているのは正体がわかっているだけで言えば大和とトワ。ミコとドロップ。睦美とアトラスである。
門司達もそれぞれ外套を身に纏った者達と一名ずつ繋がった。
そう名乗った【星】を見る晴菜。
時計や時間を模した装飾の入った魔女のような衣装とローブ。肩までの編み込まれた髪の上には懐中時計の髪飾りを身に付けている。
見た目年齢は50~60代程度。だがきちんと手入れをされているのか加齢による容姿の崩れは少なく妙齢の美女という印象があげられる。
だが、その纏う雰囲気はそれに相反する様に見ようがない得体の知れなさ…底知れなさを漂わせていた。
「会うのは初めてですね、御機嫌よう『創世神』の皆々様。先日は我が僕のドロップが大変お世話になったようで…」
「や~っほ~このあ~いだブリ~」
「ああこちらこそ…はじめましてだな魔女さん…思ったより普通だな」
「ふふふッ、そちらこそ『龍王』などと呼ばれる割には威厳がありませんね」
探り合うような大和とトワ。互いに笑みを浮かべる。
「なな何の用だ!?ここは外交の神聖な場、君達のような【星】風情が土足で上がっていい場所では無いぞ!!」
「あら、部下に代筆させた本心にも無い文章を読む時以外大したことが言えないようですねソーリさん……お生憎様、貴方がたのような三流政治家に話はありませんよ」
「何だと…」
「話があるのは貴方です大統領閣下」
声を上げた総理を一瞥のみし、トワは大統領の方を向く。
「一体何の用だ?」
「用というよりは宣言です。一応は世界有数の超大国の長。言うなれば世界のトップに近しい貴方に聞いてほしい事がありまして」
「宣言?」
「我々【星団】名を『魔女の旅団』。その我々に領土の割譲を求めます。これから私達が指定する地域、国土。その全権を問答無用で私達に明け渡して頂きたい」
「………!!?」
「ななな何だとォ!?そんな事出来るわけないだろ!!?」
「貴方のくだらない反応なんて興味無いのよソーリ。蚊帳の外で黙っていなさい」
「……ッ!!?」
「さあ、如何です?大統領…」
「………一つだけ聞きたい。何が目的だ?」
「目的?それを貴方に教えれば…肯定していただけるのですか?しないでしょう馬鹿馬鹿しい」
「そうか……」
「さて答えはわかっておりますが大統領。お答えは?」
「言われなくとも理解するなら必要ないだろう…NOだ!凋落は囁かれているが、未だ我が国は誇り高き秩序の国だ。そんな無粋なテロリズムに屈する訳にはいかない!!」
言い放った大統領。だがトワはその否定を待っていたように大して驚かずに「そうですか…残念ですね」とだけ呟く。
「では交渉決裂という事で実力行使と行きましょう。貴方がたが仰った無粋なテロリズムとやらで」
指を鳴らしたトワ。同時に背後に居た大勢の【星】達は一斉に大統領や総理達の元に殺到する。
「ヒィイイイイッッ!!?」
楽しげな表情で凶刃を振るおうとする【星】達。
だが…その直前で大和が動きを止めた。
「だったら俺達がこうする事も理解しているよな?」
割って入る様に大統領の前へ立った大和。拳を振るい大勢の【星】達を容易く打ちのめす。
【星】達は吹き飛びテーブルや壁に突き刺さった。
「狙う対照は百点満点。だが如何せん急き過ぎたな…こんな数じゃあ流石に厳しいぜ」
「俺達に勝ちたかったら軍隊でも連れてきな」
門司達もそれぞれの要人の前に守る様に立つ。
「ふふッ、勿論わかっておりますよ。この程度で取れるなら初めから眼中にありません」
大和の言葉に笑うトワ。特に問題ないような口ぶりである。
「彼らは将棋で言うところの歩。その辺の三流【星】をかき集めたに過ぎません…本命は彼等です」
言葉と同時にトワの後ろに控えていた人影が動き出す。正体がわかっているのはドロップともう一名。
「アトラス…『巨神』か……」
「ふむ、やはり入っていましたか……」
「成り行きでな…以後こちらにつく事になった…」
アトラスの宣言により彼の蛮行を知る合衆国関係者からざわつきやどよめきが上がる。
彼らを含めて全7名。その他は外套を目深に被り正体が見えない。
「…ちょっと前の晴菜みたいだな…」
「止めて!…やっていたけれど意外と便利なのよアレ!」
そんな軽口を叩きつつ緊張は一切解かない大和達。アトラスの脅威の度合い、そして正体不明の彼らが発する極大の威圧感がかなりの手練れであることを理解させられるからである。
「一部因縁の再会…さてここからが本番です」
【演目】『杓子定規な支配者 決闘成立』
【演目】を行ったトワの仲間の一名。
瞬間、大和達全員の身体から線のようなモノが生える。
まるで電子機器のコードのような見た目のソレ。一斉に伸びるとトワ達にそれぞれ巻き付く。
巻き付いているのは正体がわかっているだけで言えば大和とトワ。ミコとドロップ。睦美とアトラスである。
門司達もそれぞれ外套を身に纏った者達と一名ずつ繋がった。
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