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第三話 第四章
第五節
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「えッ、あれ!?…これは…?」
「どういう事だ?急に現れた通路に入ったらいきなりこのような……」
「俺達が知るかよ…R・R様が単独でやって俺達には全く話してこなかったんだから…」
「然り…」
戸惑いが隠せていない対面のチーム。
黒装束の様な衣装を身に着けた男の【星】二人組と西洋鎧を身に着けた男女の【星】四名のチームである。おそらく同じ衣装の者同士が最初の二名でそこから合流した同士で組まされたのであろう。
更に黒装束のR・Rの呼び方と明らかに不和な態度から、陣営側からして異なる可能性がある。おそらく黒装束側が『魔女の旅団』側。西洋鎧が晴菜達の側に違いない。
『ふむ、これは…晴菜さん』
「ええおそらく…最悪ね……」
戸惑う向こうの一方、晴菜達はこれまでの経験から、この配置の気配に嫌な気配を感じる。
向かい合う構図…どう見てもこれは向かいのチームとの相対そのものだ。
とそこで騎士ウォーロックは相手チームのある事に気づく。
「ん?…………おおッ!?お前らは従士キィルにレェナじゃあねぇか!?無事だったかッ!?」
「もしかして……ウルフ卿にその姿はウォーロック副団長ッ!ご無事でしたかッ!!?」
騎士ウルフの問いかけに嬉しそうに応じた西洋鎧の二名。うすうす晴菜達も気づいてはいたが…どうやら『星炎騎士団」のメンバーのようである。
それ故に最悪なのである。
そこで、機械音の様なアナウンスが入る。
『二チームの入室を完了いたしました。これより代表二名による相対戦を行います』
「な、何だとォ!?」
『やはりですか…』
想定通りに相対戦となりざわつく広場。待ち構えているR・R側の方が決めることが出来る立場とは言え、まんまと掌に乗せられて動かされている事に睦美は若干の不甲斐なさを感じる。
「おいどういう事だァ!?こいつが早い者勝ちの椅子取りゲームで必要ならば同陣営同士でも奪い争う事は納得した!けれど、同じ【星団】と戦り合えとは聞いてねぇぞォ!!?」
アナウンスの方向に吼える騎士ウルフ。だが機械音のアナウンスは聞き入れる反応すら見せず淡々と進める。
『代表となる二名はこちらが選定いたします。まずは【星団】『創世神』と『星炎騎士団 仮称A』の混成チームから……』
「おい、聞きやがれ……ッ!!?」
『騎士ウルフそして夜剣・ミコの二名』
「ッ!!?」
『対する【星団】『魔女の旅団』と『星炎騎士団 仮称C』からは従士キィル、従士レェナ。以上二名となります』
「「なッ!!?」」
『代表者二名は前の広場へ…』
「おい聞きやがれェ!なんで俺達は一名ずつでコイツ等は二名ともなんだァ!オカシイだろォ!!」
『代表者二名前へ…』
またも聞く耳すらなく行動を促すアナウンス。だがこの状況に誰も先行者は誰も前に出ようとしない。
するとアナウンス音から警告が流れる。
『代表者が出ない場合。両チームとも棄権とさせて頂きます。両代表者前へ……』
警告が示すようにこれまで立っていた足場が徐々に消失し始める。
「晴菜さんッ!?」
「ミコ。この中では一番フリーよ!先に貴方だけでも行って!!」
「はいッ!?」
まずは因縁も何もないミコが先に広場へと出る。残るは『星炎騎士団』の三名。
だがすぐに二着と三着は決まる。
「お、お前等何やってんだァア!!?」
次に出たのはキィルとレェナであった。
お互いに顔を見合わせ頷くと共に広場へと一気に駆けたのである。
「どうしたんだよキィル、レェナ!?まさかお前等あの糞野郎の口車に乗るのか!!?」
「いえそういう訳ではありません!」
「只々単純ですが妙案を思いつきまして!」
「ウルフ卿ッ!その案に乗っていただきたく思います!!手遅れになる前にッ!!」
「…ぅ…く…ッ……」
その言葉に戸惑うウルフ。だが、どうやら代表者全員が出ないと双方共に棄権となるようである。三名が出ても足場の消失が止まらないのが何よりも雄弁に物語っていた。
「く、糞ォオオ!!」
苦虫を噛み潰した表情で遂に騎士ウルフも向かう。こうして代表者4名が出たのであった。
『代表者各二名の選出を確認いたしました。これより代表者による相対戦を開始いたします。代表者全員の戦闘不能ないしリングアウトにより終了となります……それでは 開始』
そうして無機質に開始のブザー音が流れた。
「おいキィル、レェナ!妙案があるといったな!早く言ってみろ!!」
「そうですねウルフ卿。我々二名が選出された事が幸いでした……」
「まさか…ウルフさん!」
「そう、そこのお嬢ちゃんはもうわかったわね……そうです私達が自滅すれば良いってことです」
「なに言ってやがんだ!?そんなこと許すわけないだろうが!!」
強く言い放った騎士ウルフ。だがキィルとレェナもここだけは譲らない。
「いいえ許していただきます。卿達を何も消耗させず、あの憎き『将』の元に送り届ける為我々に許される現状尤も妥当な妙手なのです!」
「悔しいですが我々では辿り着けたとしてもアレを斃す事は出来ないと思います。ですがウルフ卿やウォーロック副団長なら…ッ!」
「それにそちらのお嬢さんは知りませんが、共にいるのはあの『爆炎』!【銘付き】が二名もいるチームは我々参戦者側の本命のチームなのですッ!ウルフ卿、どうか我々の決断を許していただけはくれませんか!」
「け、だけどよぉ……」
「心配しないで下さい。もう覚悟は先の選ばれた時から私もレェナも済ませてあります」
「ええそれに無駄死にではありません少なくとも同チームのあの二名は道連れに出来ますから……卿達はあの『将』を斃す事だけを尽力下さい!」
「お前等ッ………すまねぇ……」
二人の視線と言葉により強く二人の覚悟を感じたウルフ。苦虫を噛み潰しながらその決断に同意した。
その決断を受け、にこやかな笑顔を見せたキィルとレェナ。広場の外縁の奈落まで緩やかに足を進める。
「ではウルフ卿…」
「失礼いたします」
同時に淵に足をかけたキィルとレェナ。
だがその次の瞬間、腰の剣を抜き放つとウルフとミコにそれぞれ斬りかかった。
「「……ッ!!?」」
「「……え?」」
思わぬ不意打ち。しかし一番戸惑いの声をあげたのは他でもないキィルとレェナであった。
「お、お前等…どういうつもりだ……ッ!?」
「ち、違ッ…」
「身体が……勝手にッ……」
〈ほぉら、やっぱり……〉
〈こうすると思ったよなァ……〉
「「ッツ!!?」」
今度は勝手に動いた口。この声色はキィルとレェナのモノとは違う。二人と同チームであった黒装束のモノであった。
〈妙にやる気を迸らせ始めからよォ…絶対に自爆すると思って、【演目】の為の蟲を仕込んでいて良かったなァ〉
〈ああ、おかげで間一髪ってヤツだ……〉
「き、貴様ら……何をッ……」
〈選手交代だ。役立たず共……〉
〈ああ、ここから先は俺達が……チームメイトに身勝手した罰として身体だけは使わせてもらうぜ!〉
「あッ…がッ……」
「「ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガッッッッ!!!??」」
【演目】『電波蟲 寄生托操』
【演目】『人外蟲 蝕食残滓』
何らかの【演目】の後、黒い粘膜状の物体に覆われるキィルとレェナ。
【演目】を終えるとそこには剥き出しの頭部以外、すべて黒く塗りつぶされた二人の姿があった。
「どういう事だ?急に現れた通路に入ったらいきなりこのような……」
「俺達が知るかよ…R・R様が単独でやって俺達には全く話してこなかったんだから…」
「然り…」
戸惑いが隠せていない対面のチーム。
黒装束の様な衣装を身に着けた男の【星】二人組と西洋鎧を身に着けた男女の【星】四名のチームである。おそらく同じ衣装の者同士が最初の二名でそこから合流した同士で組まされたのであろう。
更に黒装束のR・Rの呼び方と明らかに不和な態度から、陣営側からして異なる可能性がある。おそらく黒装束側が『魔女の旅団』側。西洋鎧が晴菜達の側に違いない。
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「ええおそらく…最悪ね……」
戸惑う向こうの一方、晴菜達はこれまでの経験から、この配置の気配に嫌な気配を感じる。
向かい合う構図…どう見てもこれは向かいのチームとの相対そのものだ。
とそこで騎士ウォーロックは相手チームのある事に気づく。
「ん?…………おおッ!?お前らは従士キィルにレェナじゃあねぇか!?無事だったかッ!?」
「もしかして……ウルフ卿にその姿はウォーロック副団長ッ!ご無事でしたかッ!!?」
騎士ウルフの問いかけに嬉しそうに応じた西洋鎧の二名。うすうす晴菜達も気づいてはいたが…どうやら『星炎騎士団」のメンバーのようである。
それ故に最悪なのである。
そこで、機械音の様なアナウンスが入る。
『二チームの入室を完了いたしました。これより代表二名による相対戦を行います』
「な、何だとォ!?」
『やはりですか…』
想定通りに相対戦となりざわつく広場。待ち構えているR・R側の方が決めることが出来る立場とは言え、まんまと掌に乗せられて動かされている事に睦美は若干の不甲斐なさを感じる。
「おいどういう事だァ!?こいつが早い者勝ちの椅子取りゲームで必要ならば同陣営同士でも奪い争う事は納得した!けれど、同じ【星団】と戦り合えとは聞いてねぇぞォ!!?」
アナウンスの方向に吼える騎士ウルフ。だが機械音のアナウンスは聞き入れる反応すら見せず淡々と進める。
『代表となる二名はこちらが選定いたします。まずは【星団】『創世神』と『星炎騎士団 仮称A』の混成チームから……』
「おい、聞きやがれ……ッ!!?」
『騎士ウルフそして夜剣・ミコの二名』
「ッ!!?」
『対する【星団】『魔女の旅団』と『星炎騎士団 仮称C』からは従士キィル、従士レェナ。以上二名となります』
「「なッ!!?」」
『代表者二名は前の広場へ…』
「おい聞きやがれェ!なんで俺達は一名ずつでコイツ等は二名ともなんだァ!オカシイだろォ!!」
『代表者二名前へ…』
またも聞く耳すらなく行動を促すアナウンス。だがこの状況に誰も先行者は誰も前に出ようとしない。
するとアナウンス音から警告が流れる。
『代表者が出ない場合。両チームとも棄権とさせて頂きます。両代表者前へ……』
警告が示すようにこれまで立っていた足場が徐々に消失し始める。
「晴菜さんッ!?」
「ミコ。この中では一番フリーよ!先に貴方だけでも行って!!」
「はいッ!?」
まずは因縁も何もないミコが先に広場へと出る。残るは『星炎騎士団』の三名。
だがすぐに二着と三着は決まる。
「お、お前等何やってんだァア!!?」
次に出たのはキィルとレェナであった。
お互いに顔を見合わせ頷くと共に広場へと一気に駆けたのである。
「どうしたんだよキィル、レェナ!?まさかお前等あの糞野郎の口車に乗るのか!!?」
「いえそういう訳ではありません!」
「只々単純ですが妙案を思いつきまして!」
「ウルフ卿ッ!その案に乗っていただきたく思います!!手遅れになる前にッ!!」
「…ぅ…く…ッ……」
その言葉に戸惑うウルフ。だが、どうやら代表者全員が出ないと双方共に棄権となるようである。三名が出ても足場の消失が止まらないのが何よりも雄弁に物語っていた。
「く、糞ォオオ!!」
苦虫を噛み潰した表情で遂に騎士ウルフも向かう。こうして代表者4名が出たのであった。
『代表者各二名の選出を確認いたしました。これより代表者による相対戦を開始いたします。代表者全員の戦闘不能ないしリングアウトにより終了となります……それでは 開始』
そうして無機質に開始のブザー音が流れた。
「おいキィル、レェナ!妙案があるといったな!早く言ってみろ!!」
「そうですねウルフ卿。我々二名が選出された事が幸いでした……」
「まさか…ウルフさん!」
「そう、そこのお嬢ちゃんはもうわかったわね……そうです私達が自滅すれば良いってことです」
「なに言ってやがんだ!?そんなこと許すわけないだろうが!!」
強く言い放った騎士ウルフ。だがキィルとレェナもここだけは譲らない。
「いいえ許していただきます。卿達を何も消耗させず、あの憎き『将』の元に送り届ける為我々に許される現状尤も妥当な妙手なのです!」
「悔しいですが我々では辿り着けたとしてもアレを斃す事は出来ないと思います。ですがウルフ卿やウォーロック副団長なら…ッ!」
「それにそちらのお嬢さんは知りませんが、共にいるのはあの『爆炎』!【銘付き】が二名もいるチームは我々参戦者側の本命のチームなのですッ!ウルフ卿、どうか我々の決断を許していただけはくれませんか!」
「け、だけどよぉ……」
「心配しないで下さい。もう覚悟は先の選ばれた時から私もレェナも済ませてあります」
「ええそれに無駄死にではありません少なくとも同チームのあの二名は道連れに出来ますから……卿達はあの『将』を斃す事だけを尽力下さい!」
「お前等ッ………すまねぇ……」
二人の視線と言葉により強く二人の覚悟を感じたウルフ。苦虫を噛み潰しながらその決断に同意した。
その決断を受け、にこやかな笑顔を見せたキィルとレェナ。広場の外縁の奈落まで緩やかに足を進める。
「ではウルフ卿…」
「失礼いたします」
同時に淵に足をかけたキィルとレェナ。
だがその次の瞬間、腰の剣を抜き放つとウルフとミコにそれぞれ斬りかかった。
「「……ッ!!?」」
「「……え?」」
思わぬ不意打ち。しかし一番戸惑いの声をあげたのは他でもないキィルとレェナであった。
「お、お前等…どういうつもりだ……ッ!?」
「ち、違ッ…」
「身体が……勝手にッ……」
〈ほぉら、やっぱり……〉
〈こうすると思ったよなァ……〉
「「ッツ!!?」」
今度は勝手に動いた口。この声色はキィルとレェナのモノとは違う。二人と同チームであった黒装束のモノであった。
〈妙にやる気を迸らせ始めからよォ…絶対に自爆すると思って、【演目】の為の蟲を仕込んでいて良かったなァ〉
〈ああ、おかげで間一髪ってヤツだ……〉
「き、貴様ら……何をッ……」
〈選手交代だ。役立たず共……〉
〈ああ、ここから先は俺達が……チームメイトに身勝手した罰として身体だけは使わせてもらうぜ!〉
「あッ…がッ……」
「「ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガッッッッ!!!??」」
【演目】『電波蟲 寄生托操』
【演目】『人外蟲 蝕食残滓』
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