【完結】土壇場で交代は困ります [おまけ1話更新]

himahima

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美津子思い出す

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被せ気味に怒鳴り返したら金髪碧眼少年は酸欠金魚のように口をパクパクさせながら周りに助けを求め視線を忙しなく巡らせている。
大声を出したことで逆に冷静になり左右を見渡すと50人ぐらいの男女が唖然とした表情でこちらを取り囲んでいた。
「誰っ???っていうかここどこ⁈」
4人のヒョロヒョロイケメン君達も周りもみんなどう見ても10代、そして服装がおかしい!なんで中世ヨーロッパみたいな正装なの??そういえばまだ尻餅ついたまま鼻を押さえて見上げているこれって、騎士⁈
そもそもさっきまで会社にいたはずだ。
年次決算に追われ部署全員で残業中、そろそろ部下達の腹の虫が鳴り出したのでお弁当を買いにコンビニに向かおうとお財布をもちビルを出たところまでは鮮明に覚えている。
あのデブ長(デブ部長の略)さっさと定時で帰りやがって、とぶつぶつ恨み節を口にしながら近道をしようとオフィスビル横の小さな公園に差し掛かった時…そうだ!突然青白い光の柱が目の前に現れあっという間に身体を包んだ。歌?微かに聞こえる聞いたことのない言語の歌、とても耳に心地よい歌声を聴きながら意識を失ったんだった。
そして冒頭に戻る!って、これって所謂異世界転移⁈
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