報われない恋の行方〜いつかあなたは私だけを見てくれますか〜

『少しだけ私に時間をくれないだろうか……』

彼はいつだって誠実な婚約者だった。
嘘はつかず私に自分の気持ちを打ち明け、学園にいる間だけ想い人のこともその目に映したいと告げた。

『想いを告げることはしない。ただ見ていたいんだ。どうか、許して欲しい』
『……分かりました、ロイド様』

私は彼に恋をしていた。だから、嫌われたくなくて……それを許した。

結婚後、彼は約束通りその瞳に私だけを映してくれ嬉しかった。彼は誠実な夫となり、私は幸せな妻になれた。


なのに、ある日――彼の瞳に映るのはまた二人になっていた……。


※この作品の設定は架空のものです。
※お話の内容があわないは時はそっと閉じてくださいませ。

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