おかえりなさいと言いたくて……
神託によって勇者に選ばれたのは私の夫だった。妻として誇らしかった、でもそれ以上に苦しかった。勇者と言う立場は常に死と隣り合わせだから。
『ルト、おめでとう。……でも無理しないで、絶対に帰ってきて』
『ああ、約束するよ。愛している、ミワエナ』
再会を誓いあった後、私は涙を流しながら彼の背を見送った。
そして一年後。立派に務めを果たした勇者一行は明日帰還するという。
王都は勇者一行の帰還を喜ぶ声と、真実の愛で結ばれた勇者と聖女への祝福の声で満ちていた。
――いつの間にか私との婚姻はなかったことになっていた。
明日、彼は私のところに帰ってくるかしら……。
私は彼を一人で待っている。『おかえりなさい』とただそれだけ言いたくて……。
※作者的にはバッドエンドではありません。
※お話が合わないと感じましたら、ブラウザバックでお願いします。
※感想欄のネタバレ配慮はありません(_ _)
※書籍化作品『一番になれなかった身代わり王女が見つけた幸せ』(旧題『一番になれなかった私が見つけた幸せ』)の前日譚でもありますが、そちらを読んでいなくとも大丈夫です。
『ルト、おめでとう。……でも無理しないで、絶対に帰ってきて』
『ああ、約束するよ。愛している、ミワエナ』
再会を誓いあった後、私は涙を流しながら彼の背を見送った。
そして一年後。立派に務めを果たした勇者一行は明日帰還するという。
王都は勇者一行の帰還を喜ぶ声と、真実の愛で結ばれた勇者と聖女への祝福の声で満ちていた。
――いつの間にか私との婚姻はなかったことになっていた。
明日、彼は私のところに帰ってくるかしら……。
私は彼を一人で待っている。『おかえりなさい』とただそれだけ言いたくて……。
※作者的にはバッドエンドではありません。
※お話が合わないと感じましたら、ブラウザバックでお願いします。
※感想欄のネタバレ配慮はありません(_ _)
※書籍化作品『一番になれなかった身代わり王女が見つけた幸せ』(旧題『一番になれなかった私が見つけた幸せ』)の前日譚でもありますが、そちらを読んでいなくとも大丈夫です。
あなたにおすすめの小説
あなたが選んだのは私ではありませんでした 裏切られた私、ひっそり姿を消します
矢野りと
恋愛
旧題:贖罪〜あなたが選んだのは私ではありませんでした〜
言葉にして結婚を約束していたわけではないけれど、そうなると思っていた。
お互いに気持ちは同じだと信じていたから。
それなのに恋人は別れの言葉を私に告げてくる。
『すまない、別れて欲しい。これからは俺がサーシャを守っていこうと思っているんだ…』
サーシャとは、彼の亡くなった同僚騎士の婚約者だった人。
愛している人から捨てられる形となった私は、誰にも告げずに彼らの前から姿を消すことを選んだ。
愛する貴方の心から消えた私は…
矢野りと
恋愛
愛する夫が事故に巻き込まれ隣国で行方不明となったのは一年以上前のこと。
周りが諦めの言葉を口にしても、私は決して諦めなかった。
…彼は絶対に生きている。
そう信じて待ち続けていると、願いが天に通じたのか奇跡的に彼は戻って来た。
だが彼は妻である私のことを忘れてしまっていた。
「すまない、君を愛せない」
そう言った彼の目からは私に対する愛情はなくなっていて…。
*設定はゆるいです。
【完結】冷酷伯爵ディートリヒは、去った妻を取り戻せない
くろねこ
恋愛
名門伯爵家に政略結婚で嫁いだ、正妻エレノア・リーヴェルト。夫である伯爵ディートリヒ・フォン・アイゼンヴァルトは、
軍務と義務を最優先し、彼女に関心を向けることはなかった。
言葉も、視線も、愛情も与えられない日々。それでも伯爵夫人として尽くし続けたエレノアは、ある一言をきっかけに、静かに伯爵家を去る決意をする。
――そして初めて、夫は気づく。
自分がどれほど多くのものを、彼女から与えられていたのかを。
一方、エレノアは新たな地でその才覚と人柄を評価され、
「必要とされる存在」として歩き始めていた。
去った妻を想い、今さら後悔する冷酷伯爵。前を向いて生きる正妻令嬢。
これは、失ってから愛に気づいた男と、
二度と戻らないかもしれない夫婦の物語。
――今さら、遅いのです。
王子を身籠りました
青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。
王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。
再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。
嫌われたと思って離れたのに
ラム猫
恋愛
私は、婚約者のカイルに嫌われたと思った。冷たくそっけなく、近づくたびに避けられる日々。
距離を置くことを選び、留学の準備も進めて心を落ち着かせようとするけれど——。
忘れ去られた婚約者
かべうち右近
恋愛
『僕はレベッカしか選ばない』
甘い声音でそう話したはずの王太子サイラスは、レベッカを忘れてしまった。
レベッカは、王太子サイラスと付き合っていることを、ある事情により隠していた。舞踏会で関係を公表し、婚約者に指名される予定だったのに、舞踊会の夜にサイラスは薬を盛られて倒れ、記憶喪失になってしまう。
恋人が誰なのかわからないのをいいことに、偽の恋人が次々と名乗りをあげ王太子の婚約者の座を狙ってくる。おかげで不信に陥ったサイラスに、レベッカは自分が恋人だと名乗り出せなくなってしまった。
サイラスの記憶喪失を解消するため、薬師兼魔女であるレベッカは恋人であることを隠しながら、事件調査を協力することになった。そうして記憶が戻らないまま二人の距離は再び近づいていく。だが、そんなおりにサイラスの偽の恋人を名乗りでた令嬢たちが、次々と襲われる事件も起き始めて……!?
※他のサイトにも掲載しています。
毎日更新です。
おひさしぶりです。
躰の調子が悪くwebサーチもままならない中、やっと見回りに来たら思いがけず新しい話が・・・
バッドエンドではない、とありましたし、まだ「続く」なのですよね。あと数話?それを励みに読ませていただきます。
yin&yang様、感想有り難うございます♪
お大事になさってください(◡ ω ◡)
もう王国滅びろ!ですね。
エールを贈らせていただきます٩(♡ε♡ )۶
高校生の母様、感想有り難うございます♪
未必の故意ですかねぇ。
王家は滅びに向かっているのかしら。
こんな国にまだ勇者は誕生することがあるのかな。
みゃん様、感想有り難うございます♪
魔物討伐の為の多少の犠牲とは
王女は自分の為勇者夫妻を見殺しに……
国王は王家の為王女に冤罪を……
勇者一行は何のために戦ったの🤔🤔
王女の顛末は、ただブーメランが帰って来ただけ。一生ひとりで孤独に生きてくださいませ。
この国というか王家まともじゃないね。
賢者が国に見切りをつけるのもしかたないね。
勇者夫妻は、一緒に天に召されて(魂が)ある意味しあわせかなぁ。
ねぇね様、感想有り難うございます♪
悲痛だけど
ある意味、
『勤めを果たして共に逝けた』
のかなと。
勇者?貴種流離譚の常として
英雄は平和の後、住む場所が無くなるから
妻が裏切らず待ってた、
共に逝けたのは
平安ではあったのかと。
恨むのは神かな。
何故、善良な彼らを犠牲としたかと。
サテュロスみたいに
「1番良いのは生まれてこない事で、
次に良いのは一刻も早く死ぬ事だよ」
とは中々言えないですからねぇ。
まぁ汚い世の中から清い彼らが出て行けたのは
祝福なのかもと思うしか。
ulalume様、感想有り難うございます♪
聖女なのに 魔モノの毒を浄化出来ない仕様だったんですかね🥹
えすく様、感想有り難うございます♪
一気に読ませて頂きました💕
なんか(´;ω;`)涙が…
切なすぎて胸が張り裂けそう…
勇者の夫の帰りを亡くなっても
待っていた妻って😭😭😭
そして「ただいま」を言う為に
宴にも参加せず愛する妻の元に
辿り着き命を使い果した夫😭
全ては王家の陰謀により情報操作
された不幸か幸せかは分からない…
けれど聖女として第三王女が
幸せになるのはイヤ…だなぁ😆
蘭丸様、感想有り難うございます♪
聖女さまは勇者が邪魔だった?
みゃん様、感想有り難うございます♪
愛する人に疑われる『性女』、ざまぁ♪
Vitch様、感想有り難うございます♪
噂が想定以上で、王女は恋を叶えるのに邪魔になって意図的に完治させず見殺しにした…?
元婚約者はまともそう!王女は不幸な事だったわと言いながらウッキウキなの怖い。
まるる様、感想有り難うございます♪
終わるまで読むのを待とうと思ったけど、我慢できずに読んでしまいました。
切ないです。
続きをお待ちしています。
春野翠様、感想有り難うございます♪
悲しすぎる、ルトの奥さんただの事故ではない?神様勇者の褒美にふたりとも生き返させて、別の国で幸せに暮らしてとはならないのか?あまりにもかわいそう、
ahmama様、感想有り難うございます♪
既に切ない。。絶対最後まで読みます!
kokekokko様、感想有り難うございます♪
悲しい😢切ない。
まさか、亡くなっているとは。
本当に事故なの?
にゃんこ様、感想有り難うございます♪
予想外……涙涙😢
こすや様、感想有り難うございます♪
ウワアァアアー(´;Д;`)
相変わらずこの文章内『』の使い方とか、引き込み方が本当矢野様‼️(語呂力)
そして王族マジ怖い。聖女との恋云々〜な美談とか作ったり、勇者と呼ばれた平民が毒で死ぬのも織り込み済み、それすらも利用する王族な感じ。思惑気付いてそうな王女の元婚約者も気になる。
神様の神託すら怪しい。神から特別な力を授かった訳でもなさそうな4人パーティみたいだし、治癒師や兵も一緒だし、ただの旗印の役割なんじゃ?
まるる様、感想有り難うございます♪
完結まで我慢しようと思っていたのにダメでした。読んじゃいました。
今日は今年一番の寒気。
でも……読んだ今はなんだか心がホッコリしています(鼻水たらたらしながらですが)
2人で旅たったのですね。もう寂しくないね。
ラスト楽しみにしています。
ねぇね様、感想有り難うございます♪
いやいや、大変失礼いたしました。
手のひらコロッコロでございました。
そうですよね、りとさんがそんなに爪の甘いプロットを立てられる訳がないんですよ。
私の先の感想を読まれて「感想ありがとうございます」と打ちながら、きっとほくそ笑まれていたと思います。_| ̄|○ハハァ~
ちづ様、感想有り難うございます♪
読んで泣いてしまいました
より様、感想有り難うございます♪
2話もありがとうございます。泣いちゃいました(´༎ຶོρ༎ຶོ`)悲しいけど、夫が誠実な方で良かったです。
マリオ様、感想有り難うございます♪
【妄想劇場】
勇者一行が凱旋したのとほぼときを同じくして、王国以外の神殿で神託がおりた。
『王国は勇者とその妻との愛を踏みにじった』
……と。
Vitch様、感想有り難うございます♪
ある意味ハッピーエンドってコレなんですね。
2人で旅立ったのかな。
みゃん様、感想有り難うございます♪
切ない話ですね🥲
ティッシュ5枚は必要です😭
えすく様、感想有り難うございます♪
うわぁー…物語を最初から読み込んだら鳥肌が立ちました。
『』の台詞とか(以前交わした会話とか『』だったし。ということはもう…?)、冷たいままの奥さんとか、聖女が傷付いた仲間を癒やす存在なのに勇者が治っていない所とか…何か怖い。
完結まで、見守ります(((´ω`)))。
実山椒様、感想有り難うございます♪
これは…奥さんはもしかして…
サラサ様、感想有り難うございます♪