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本編
夏休み・独占したい
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寮に帰る途中・・・
獅子丸「・・・」
「・・・先輩・・・痛いです・・・」
先輩が握る手の力がすごく強くて痛かった
獅子丸「・・・」
「先輩?」
獅子丸「・・・」
周りは暗くなってきていて人もほとんどいなくなっていた
先輩はただ無言で僕の手を掴み歩いていた
そして
「っ!?」
いきなり地面に押し倒されたと思ったら肩を強く噛まれた
「いっ!」
獅子丸「・・・」
包帯と服の破れる音が聞こえた
そして多分、血が出てきているだろう
「せ、先、輩・・・」
獅子丸「・・・」
先輩の噛む力は強くなっていく
「・・・」
僕はそのまま噛まれることにした
きっと抵抗しても無駄だろうから・・・
獅子丸「・・・うぅ・・・」
「先輩?」
いきなり先輩は泣き出した
獅子丸「お前を・・・失う・・・かと・・・思った・・・」
「先輩・・・」
獅子丸「あいつに付いて行くんじゃないかと思った・・・」
先輩は僕の目を見ながら言っていた
先輩の涙は僕の頬に落ち地面に流れる
獅子丸「俺・・・お前を失いたくない・・・頼む・・・行かないでくれ・・・一生のお願いだ・・・頼む・・・」
僕は先輩の頬を撫で
「どこにも行きませんよ。僕は先輩といると決めたんです。だから、泣かないでください」
獅子丸「うぅ・・・ぅ・・・」
先輩は僕の胸に顔を埋めて泣いた
僕は先輩の頭を抱きしめた
「僕は先輩が大好きです。だから離れません。ずっと・・・ずっと・・・」
獅子丸「うぅ・・・すまない・・・すまな、い・・・」
「いいんですよ。嬉しいです」
先輩は僕にしがみ付いて声を出して泣いた
僕は先輩を抱きしめ先輩を受け入れた
先輩が僕にしてくれたように僕も先輩を受け止めたい
先輩は・・・僕の・・・大切な恋人なんだから・・・
「愛してます・・・」
獅子丸「俺もだ・・・愛してる・・・」
しばらく泣いていた先輩も泣き止んだ頃
獅子丸「すまなかった・・・痛かった・・・よな・・・?」
「大丈夫です!このくらい!」
正直食べられるかと思ったけど・・・
獅子丸「帰って手当てしよう」
「はい!」
そして僕たちは寮に帰った
部屋に着き手当てのために服を脱ぐと噛まれた場所は真っ赤に染まっていた
獅子丸「・・・すまない・・・」
「気にしないでくださいw」
先輩は手当てをしてくれた
消毒液が傷口に沁みて痛い
「っ・・・」
獅子丸「もう少し・・・」
傷は思ったより深いらしい
血が止まらない
獅子丸「・・・ホントにすまない・・・」
「気にしないでくださいw」
獅子丸「でも・・・」
「・・・聞いていいですか?」
獅子丸「ん?」
「なんで強く噛んだんですか?」
獅子丸「・・・独占欲・・・かな」
「独占欲?」
獅子丸「お前がいなくなると思ったらどうしても噛みたくなった・・・」
「・・・」
獅子丸「いけないとはわかってた。傷つけてしまうって・・・でも、どうしても噛みたくなった・・・お前は俺のだ!って印を・・・」
「・・・」
獅子丸「痛かったよな・・・こんなに血が出て・・・俺・・・悪いことをしたよな・・・」
「・・・」
獅子丸「何度謝っても許されるとは思ってない。でも、愛しているのは変わらない」
「・・・」
獅子丸「だから・・・っ!?」
僕は先輩の尻尾に噛みついた
獅子丸「は、陽翔・・・?」
「・・・」
できるだけ強く・・・跡が残るように噛んだ
口を離すとうっすらと歯形が付いているだけだった
「これで許しますw」
獅子丸「全然足りないよ・・・俺はもっとお前を・・・」
「いいんです!これで!」
そういい僕は先輩の顔を優しく掴んだ
「先輩は僕の事愛してるんですよね?」
獅子丸「ああ」
「それは変わらないんですよね?」
獅子丸「もちろん」
「ならそれでいいんです」
獅子丸「・・・」
「僕が愛のなにを知ってるんだって感じですが・・・お互いがお互いを愛していればそれでいいと思いますよ?」
獅子丸「陽翔・・・」
「確かに痛かったですよ?でも、これは愛してやまないからつけたってことですよね?なら僕は許します。僕も先輩に噛み跡残しましたから!」
獅子丸「すぐ消えるだろうがな・・・」
「でも、噛んだ事実は消えません」
獅子丸「!!」
「事実があれば跡が無くてもいいんです。僕は先輩を噛んだ。跡をつけた。それでいいんです」
先輩は何かに気が付いたみたいな顔をしていた
そしてキスをしてきた
獅子丸「陽翔には敵わないなw」
「そんなことないですよw先輩の方がずっと大人なんですからw」
そして手当てを済ませて僕たちは抱きしめあって眠りについた
僕も先輩を独占したい
失いたくない
傍に居たい
それは先輩も同じ・・・
それが嬉しかった
それが・・・『愛』なんだろう・・・
獅子丸「・・・」
「・・・先輩・・・痛いです・・・」
先輩が握る手の力がすごく強くて痛かった
獅子丸「・・・」
「先輩?」
獅子丸「・・・」
周りは暗くなってきていて人もほとんどいなくなっていた
先輩はただ無言で僕の手を掴み歩いていた
そして
「っ!?」
いきなり地面に押し倒されたと思ったら肩を強く噛まれた
「いっ!」
獅子丸「・・・」
包帯と服の破れる音が聞こえた
そして多分、血が出てきているだろう
「せ、先、輩・・・」
獅子丸「・・・」
先輩の噛む力は強くなっていく
「・・・」
僕はそのまま噛まれることにした
きっと抵抗しても無駄だろうから・・・
獅子丸「・・・うぅ・・・」
「先輩?」
いきなり先輩は泣き出した
獅子丸「お前を・・・失う・・・かと・・・思った・・・」
「先輩・・・」
獅子丸「あいつに付いて行くんじゃないかと思った・・・」
先輩は僕の目を見ながら言っていた
先輩の涙は僕の頬に落ち地面に流れる
獅子丸「俺・・・お前を失いたくない・・・頼む・・・行かないでくれ・・・一生のお願いだ・・・頼む・・・」
僕は先輩の頬を撫で
「どこにも行きませんよ。僕は先輩といると決めたんです。だから、泣かないでください」
獅子丸「うぅ・・・ぅ・・・」
先輩は僕の胸に顔を埋めて泣いた
僕は先輩の頭を抱きしめた
「僕は先輩が大好きです。だから離れません。ずっと・・・ずっと・・・」
獅子丸「うぅ・・・すまない・・・すまな、い・・・」
「いいんですよ。嬉しいです」
先輩は僕にしがみ付いて声を出して泣いた
僕は先輩を抱きしめ先輩を受け入れた
先輩が僕にしてくれたように僕も先輩を受け止めたい
先輩は・・・僕の・・・大切な恋人なんだから・・・
「愛してます・・・」
獅子丸「俺もだ・・・愛してる・・・」
しばらく泣いていた先輩も泣き止んだ頃
獅子丸「すまなかった・・・痛かった・・・よな・・・?」
「大丈夫です!このくらい!」
正直食べられるかと思ったけど・・・
獅子丸「帰って手当てしよう」
「はい!」
そして僕たちは寮に帰った
部屋に着き手当てのために服を脱ぐと噛まれた場所は真っ赤に染まっていた
獅子丸「・・・すまない・・・」
「気にしないでくださいw」
先輩は手当てをしてくれた
消毒液が傷口に沁みて痛い
「っ・・・」
獅子丸「もう少し・・・」
傷は思ったより深いらしい
血が止まらない
獅子丸「・・・ホントにすまない・・・」
「気にしないでくださいw」
獅子丸「でも・・・」
「・・・聞いていいですか?」
獅子丸「ん?」
「なんで強く噛んだんですか?」
獅子丸「・・・独占欲・・・かな」
「独占欲?」
獅子丸「お前がいなくなると思ったらどうしても噛みたくなった・・・」
「・・・」
獅子丸「いけないとはわかってた。傷つけてしまうって・・・でも、どうしても噛みたくなった・・・お前は俺のだ!って印を・・・」
「・・・」
獅子丸「痛かったよな・・・こんなに血が出て・・・俺・・・悪いことをしたよな・・・」
「・・・」
獅子丸「何度謝っても許されるとは思ってない。でも、愛しているのは変わらない」
「・・・」
獅子丸「だから・・・っ!?」
僕は先輩の尻尾に噛みついた
獅子丸「は、陽翔・・・?」
「・・・」
できるだけ強く・・・跡が残るように噛んだ
口を離すとうっすらと歯形が付いているだけだった
「これで許しますw」
獅子丸「全然足りないよ・・・俺はもっとお前を・・・」
「いいんです!これで!」
そういい僕は先輩の顔を優しく掴んだ
「先輩は僕の事愛してるんですよね?」
獅子丸「ああ」
「それは変わらないんですよね?」
獅子丸「もちろん」
「ならそれでいいんです」
獅子丸「・・・」
「僕が愛のなにを知ってるんだって感じですが・・・お互いがお互いを愛していればそれでいいと思いますよ?」
獅子丸「陽翔・・・」
「確かに痛かったですよ?でも、これは愛してやまないからつけたってことですよね?なら僕は許します。僕も先輩に噛み跡残しましたから!」
獅子丸「すぐ消えるだろうがな・・・」
「でも、噛んだ事実は消えません」
獅子丸「!!」
「事実があれば跡が無くてもいいんです。僕は先輩を噛んだ。跡をつけた。それでいいんです」
先輩は何かに気が付いたみたいな顔をしていた
そしてキスをしてきた
獅子丸「陽翔には敵わないなw」
「そんなことないですよw先輩の方がずっと大人なんですからw」
そして手当てを済ませて僕たちは抱きしめあって眠りについた
僕も先輩を独占したい
失いたくない
傍に居たい
それは先輩も同じ・・・
それが嬉しかった
それが・・・『愛』なんだろう・・・
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