43 / 76
本編
小話・許婚の後悔
しおりを挟む
俺は舎弟の運転する車から窓の外を見ていた
「はぁ・・・」
舎弟「どうしたんですか?」
「いや、少し後悔してんだよ」
舎弟「後悔・・・ですか?」
「ああ。もっと早くあいつを俺の傍に置いておけばもしかしたら・・・てな」
そういい俺は陽翔の写ってる写真を見た
・・・・・・・・・
あれはまだ、俺が18か19の時だったかな・・・
お頭『金が返せねぇだ?ざけんなよ!』
人間『返す努力はしてるんです!!』
お頭『努力だけだけじゃなく結果を見せろよ!』
人間『・・・』
お頭『どうしてくれんだ?あ?』
人間『ま、待ってください!む、息子を・・・そう!息子を渡します!』
お頭『あ?息子だぁ?男なんてもらっても・・・』
人間『息子はオメガです!あなたたちを満足させられます!』
お頭『テメェ・・・気は確かか?自分の子を俺たちに売るって言ってるんだぞ?』
人間『はい!』
お頭『・・・おい』
お頭は俺に声をかけた
『はい』
お頭『こいつの家に行ってそのオメガを見てこい』
『わかりました』
そして俺と兄貴とその人間は家に向かった
家に入って真っ先に目に入ったのは・・・
足の踏み場もないぐらいに散らかった部屋
酷い臭い
そして
兄貴『こいつか?』
人間『はい』
そこにはすごい細くて今にも死んじまうんじゃないかと思えるほどの人間の子供がいた
『こいつが・・・オメガ?』
人間『そうです』
(か、かわいい・・・)
俺は一目惚れした
運命とかではないけれど、欲しくなった
兄貴『メシは食わせてるのか?』
人間『・・・』
兄貴『ちゃんと食わせろ。でないと担保にもならねぇ』
人間『わ、わかりました』
俺は人間の子の前に屈んだ
『お前、名前は?』
人間の子『・・・』
人間『その子の名前は・・・』
『テメェに聞いてねぇ!』
人間『・・・』
『名前はなんて言うんだい?』
ハルト『ハルト・・・』
『ハルトか!なんて漢字なんだ?』
ハルト『???』
兄貴『・・・おい。こいつの身分証は?』
人間『えっと・・・これです』
俺はそれを受け取った
『陽翔・・・陽気に翔る・・・か。それにしては元気がねぇな』
人間『あまり・・・食べない子・・・なので』
兄貴『食べさせてないの間違いだろう?』
人間『・・・』
『・・・』
カシャッ
俺は一枚写真を撮った
『これは証拠だ。ホントにいるというな』
人間『はい・・・』
兄貴『ちゃんと飯を食わせろ。あと、部屋も片付けろ。さすがにこんな状態じゃ担保にもならねぇよ・・・』
人間『わかりました・・・』
俺は陽翔に近づき頭を撫でた
その時
陽翔『へへへ』
『!?』
こんな酷い状況なのに俺に撫でられて笑顔で俺を見てきた
顔や服の間から見える痣でどれだけ酷い仕打ちを受けていたかは簡単に想像できる
それなのに笑顔を向けてきた
『よしよし・・・お前はいい子だ』
そういうと陽翔は更に笑ってきた
俺は愛おしく感じた
そして俺たちは事務所に戻った
お頭『どうだった?』
『はい。この子です。名前は『糸色陽翔』。まだ小学生低学年ほどかと・・・』
写真をお頭に見せた
お頭『こんな幼い子を・・・』
お頭は頭を抱えた
しばらくの沈黙が続き
お頭『お前が決めろ』
『え・・・俺ですか?』
お頭『ああ。子供に罪はない。だからお前が決めろ。いつかはお前にもこういう選択をしてもらわないといけない。今がその時だ』
『・・・わかりました』
翌日、俺は人間の家に向かった
家の中はすこしだけ片付けられていた
人間『どのような用件で・・・』
『これに名前を書け』
そういい俺は一枚の紙を出した
人間『・・・許婚!?』
『ああ、こいつが高校卒業したら俺がもらい受ける』
人間『・・・』
『どうせ手放すんだろう?ならいいだろう?』
人間『そ、それまで・・・この子は・・・』
『お前の子なんだろう?なら責任をもって育てろ』
そういうと紙に名前を書いた
『あくまでこいつは『担保』だ。返済が無くなったわけじゃない。わかったな?』
人間『はい・・・』
そして俺は寝ている陽翔に近づき耳元で
『大きくなるまで待ってるからな・・・』
そういい頭を撫でて家を後にした・・・
・・・・・・・・・
「・・・」
舎弟「あの・・・聞いてもいいですか?」
「なんだ」
舎弟「なんでずっとあの子にこだわってたんですか?」
「・・・」
舎弟「・・・」
「似てたから・・・かな」
舎弟「はぁ・・・」
「俺の境遇と弟に・・・」
舎弟「ご兄弟がいるんですか?」
「お前にはまだ話してなかったか・・・。『いた』って言うのが正しいかな」
舎弟「それはどういう・・・」
「俺は中学生の頃、家を飛び出した。親の虐待に耐えきれなくて・・・」
舎弟「・・・」
「そして今の組に入ってそれなりに地位を持った時、弟が気になってな。ずっと気になってたし、そろそろ迎えに行ってやろうと思った。それで家に行ったら・・・死んだと聞かされた・・・」
舎弟「・・・」
「親が弟を虐待して殺してしまったと・・・俺はそれを聞いて後悔した。もっと早く迎えに来ていれば・・・いや、家を飛び出さず、俺が耐えていればよかったって・・・」
舎弟「その・・・弟さんは・・・人間・・・だったんですか?」
「ああ。俺は人間と狼のハーフだ」
舎弟「初めて聞きました」
「いい話じゃないからな・・・」
舎弟「それで・・・あの子と弟さんを重ねていた・・・ってことですか?」
「そうかもな・・・似てたしな・・・」
舎弟「それで・・・ご両親は・・・?」
「今も刑務所の中だよ。一生出てこないだろう」
舎弟「それは・・・よかったってことで・・・いいんですか?」
「どうだろうな・・・復讐してやりたいと思ったけど、刑務所の中じゃな・・・それに時が経って復讐心も薄れてる」
舎弟「兄貴は優しいですね」
「優しくねぇよ。甘いんだよ・・・」
そういい俺は窓の外を見た
もう夜になっていて月明かりが夜道を照らしていた
「・・・元気でな・・・陽翔・・・」
俺は小声で言い涙を流した・・・
「はぁ・・・」
舎弟「どうしたんですか?」
「いや、少し後悔してんだよ」
舎弟「後悔・・・ですか?」
「ああ。もっと早くあいつを俺の傍に置いておけばもしかしたら・・・てな」
そういい俺は陽翔の写ってる写真を見た
・・・・・・・・・
あれはまだ、俺が18か19の時だったかな・・・
お頭『金が返せねぇだ?ざけんなよ!』
人間『返す努力はしてるんです!!』
お頭『努力だけだけじゃなく結果を見せろよ!』
人間『・・・』
お頭『どうしてくれんだ?あ?』
人間『ま、待ってください!む、息子を・・・そう!息子を渡します!』
お頭『あ?息子だぁ?男なんてもらっても・・・』
人間『息子はオメガです!あなたたちを満足させられます!』
お頭『テメェ・・・気は確かか?自分の子を俺たちに売るって言ってるんだぞ?』
人間『はい!』
お頭『・・・おい』
お頭は俺に声をかけた
『はい』
お頭『こいつの家に行ってそのオメガを見てこい』
『わかりました』
そして俺と兄貴とその人間は家に向かった
家に入って真っ先に目に入ったのは・・・
足の踏み場もないぐらいに散らかった部屋
酷い臭い
そして
兄貴『こいつか?』
人間『はい』
そこにはすごい細くて今にも死んじまうんじゃないかと思えるほどの人間の子供がいた
『こいつが・・・オメガ?』
人間『そうです』
(か、かわいい・・・)
俺は一目惚れした
運命とかではないけれど、欲しくなった
兄貴『メシは食わせてるのか?』
人間『・・・』
兄貴『ちゃんと食わせろ。でないと担保にもならねぇ』
人間『わ、わかりました』
俺は人間の子の前に屈んだ
『お前、名前は?』
人間の子『・・・』
人間『その子の名前は・・・』
『テメェに聞いてねぇ!』
人間『・・・』
『名前はなんて言うんだい?』
ハルト『ハルト・・・』
『ハルトか!なんて漢字なんだ?』
ハルト『???』
兄貴『・・・おい。こいつの身分証は?』
人間『えっと・・・これです』
俺はそれを受け取った
『陽翔・・・陽気に翔る・・・か。それにしては元気がねぇな』
人間『あまり・・・食べない子・・・なので』
兄貴『食べさせてないの間違いだろう?』
人間『・・・』
『・・・』
カシャッ
俺は一枚写真を撮った
『これは証拠だ。ホントにいるというな』
人間『はい・・・』
兄貴『ちゃんと飯を食わせろ。あと、部屋も片付けろ。さすがにこんな状態じゃ担保にもならねぇよ・・・』
人間『わかりました・・・』
俺は陽翔に近づき頭を撫でた
その時
陽翔『へへへ』
『!?』
こんな酷い状況なのに俺に撫でられて笑顔で俺を見てきた
顔や服の間から見える痣でどれだけ酷い仕打ちを受けていたかは簡単に想像できる
それなのに笑顔を向けてきた
『よしよし・・・お前はいい子だ』
そういうと陽翔は更に笑ってきた
俺は愛おしく感じた
そして俺たちは事務所に戻った
お頭『どうだった?』
『はい。この子です。名前は『糸色陽翔』。まだ小学生低学年ほどかと・・・』
写真をお頭に見せた
お頭『こんな幼い子を・・・』
お頭は頭を抱えた
しばらくの沈黙が続き
お頭『お前が決めろ』
『え・・・俺ですか?』
お頭『ああ。子供に罪はない。だからお前が決めろ。いつかはお前にもこういう選択をしてもらわないといけない。今がその時だ』
『・・・わかりました』
翌日、俺は人間の家に向かった
家の中はすこしだけ片付けられていた
人間『どのような用件で・・・』
『これに名前を書け』
そういい俺は一枚の紙を出した
人間『・・・許婚!?』
『ああ、こいつが高校卒業したら俺がもらい受ける』
人間『・・・』
『どうせ手放すんだろう?ならいいだろう?』
人間『そ、それまで・・・この子は・・・』
『お前の子なんだろう?なら責任をもって育てろ』
そういうと紙に名前を書いた
『あくまでこいつは『担保』だ。返済が無くなったわけじゃない。わかったな?』
人間『はい・・・』
そして俺は寝ている陽翔に近づき耳元で
『大きくなるまで待ってるからな・・・』
そういい頭を撫でて家を後にした・・・
・・・・・・・・・
「・・・」
舎弟「あの・・・聞いてもいいですか?」
「なんだ」
舎弟「なんでずっとあの子にこだわってたんですか?」
「・・・」
舎弟「・・・」
「似てたから・・・かな」
舎弟「はぁ・・・」
「俺の境遇と弟に・・・」
舎弟「ご兄弟がいるんですか?」
「お前にはまだ話してなかったか・・・。『いた』って言うのが正しいかな」
舎弟「それはどういう・・・」
「俺は中学生の頃、家を飛び出した。親の虐待に耐えきれなくて・・・」
舎弟「・・・」
「そして今の組に入ってそれなりに地位を持った時、弟が気になってな。ずっと気になってたし、そろそろ迎えに行ってやろうと思った。それで家に行ったら・・・死んだと聞かされた・・・」
舎弟「・・・」
「親が弟を虐待して殺してしまったと・・・俺はそれを聞いて後悔した。もっと早く迎えに来ていれば・・・いや、家を飛び出さず、俺が耐えていればよかったって・・・」
舎弟「その・・・弟さんは・・・人間・・・だったんですか?」
「ああ。俺は人間と狼のハーフだ」
舎弟「初めて聞きました」
「いい話じゃないからな・・・」
舎弟「それで・・・あの子と弟さんを重ねていた・・・ってことですか?」
「そうかもな・・・似てたしな・・・」
舎弟「それで・・・ご両親は・・・?」
「今も刑務所の中だよ。一生出てこないだろう」
舎弟「それは・・・よかったってことで・・・いいんですか?」
「どうだろうな・・・復讐してやりたいと思ったけど、刑務所の中じゃな・・・それに時が経って復讐心も薄れてる」
舎弟「兄貴は優しいですね」
「優しくねぇよ。甘いんだよ・・・」
そういい俺は窓の外を見た
もう夜になっていて月明かりが夜道を照らしていた
「・・・元気でな・・・陽翔・・・」
俺は小声で言い涙を流した・・・
1
あなたにおすすめの小説
運命の番ってそんなに溺愛するもんなのぉーーー
白井由紀
BL
【BL作品】(20時30分毎日投稿)
金持ち社長・溺愛&執着 α × 貧乏・平凡&不細工だと思い込んでいる、美形Ω
幼い頃から運命の番に憧れてきたΩのゆき。自覚はしていないが小柄で美形。
ある日、ゆきは夜の街を歩いていたら、ヤンキーに絡まれてしまう。だが、偶然通りかかった運命の番、怜央が助ける。
発情期中の怜央の優しさと溺愛で恋に落ちてしまうが、自己肯定感の低いゆきには、例え、運命の番でも身分差が大きすぎると離れてしまう
離れたあと、ゆきも怜央もお互いを思う気持ちは止められない……。
すれ違っていく2人は結ばれることができるのか……
思い込みが激しいΩとΩを自分に依存させたいαの溺愛、身分差ストーリー
★ハッピーエンド作品です
※この作品は、BL作品です。苦手な方はそっと回れ右してください🙏
※これは創作物です、都合がいいように解釈させていただくことがありますのでご了承くださいm(_ _)m
※フィクション作品です
※誤字脱字は見つけ次第訂正しますが、脳内変換、受け流してくれると幸いです
【BL】『Ωである俺』に居場所をくれたのは、貴男が初めてのひとでした
圭琴子
BL
この世界は、αとβとΩで出来てる。
生まれながらにエリートのαや、人口の大多数を占める『普通』のβにはさして意識するほどの事でもないだろうけど、俺たちΩにとっては、この世界はけして優しくはなかった。
今日も寝坊した。二学期の初め、転校初日だったけど、ワクワクもドキドキも、期待に胸を膨らませる事もない。何故なら、高校三年生にして、もう七度目の転校だったから。
βの両親から生まれてしまったΩの一人息子の行く末を心配して、若かった父さんと母さんは、一つの罪を犯した。
小学校に入る時に義務付けられている血液検査日に、俺の血液と父さんの血液をすり替えるという罪を。
従って俺は戸籍上、β籍になっている。
あとは、一度吐(つ)いてしまった嘘がバレないよう、嘘を上塗りするばかりだった。
俺がΩとバレそうになる度に転校を繰り返し、流れ流れていつの間にか、東京の一大エスカレーター式私立校、小鳥遊(たかなし)学園に通う事になっていた。
今まで、俺に『好き』と言った連中は、みんなΩの発情期に当てられた奴らばかりだった。
だから『好き』と言われて、ピンときたことはない。
だけど。優しいキスに、心が動いて、いつの間にかそのひとを『好き』になっていた。
学園の事実上のトップで、生まれた時から許嫁が居て、俺のことを遊びだと言い切るあいつを。
どんなに酷いことをされても、一度愛したあのひとを、忘れることは出来なかった。
『Ωである俺』に居場所をくれたのは、貴男が初めてのひとだったから。
【完結】陰キャなΩは義弟αに嫌われるほど好きになる
grotta
BL
蓉平は父親が金持ちでひきこもりの一見平凡なアラサーオメガ。
幼い頃から特殊なフェロモン体質で、誰彼構わず惹き付けてしまうのが悩みだった。
そんな蓉平の父が突然再婚することになり、大学生の義弟ができた。
それがなんと蓉平が推しているSNSのインフルエンサーAoこと蒼司だった。
【俺様インフルエンサーα×引きこもり無自覚フェロモン垂れ流しΩ】
フェロモンアレルギーの蒼司は蓉平のフェロモンに誘惑されたくない。それであえて「変態」などと言って冷たく接してくるが、フェロモン体質で人に好かれるのに嫌気がさしていた蓉平は逆に「嫌われるのって気楽〜♡」と喜んでしまう。しかも喜べば喜ぶほどフェロモンがダダ漏れになり……?
・なぜか義弟と二人暮らしするはめに
・親の陰謀(?)
・50代男性と付き合おうとしたら怒られました
※オメガバースですが、コメディですので気楽にどうぞ。
※本編に入らなかったいちゃラブ(?)番外編は全4話。
※6/20 本作がエブリスタの「正反対の二人のBL」コンテストにて佳作に選んで頂けました!
転化オメガの優等生はアルファの頂点に組み敷かれる
さち喜
BL
優等生・聖利(ひじり)と校則破りの常習犯・來(らい)は、ともに優秀なアルファ。
ライバルとして競い合ってきたふたりは、高等部寮でルームメイトに。
來を意識してしまう聖利は、あるとき自分の身体に妙な変化を感じる。
すると、來が獣のように押し倒してきて……。
「その顔、煽ってんだろ? 俺を」
アルファからオメガに転化してしまった聖利と、過保護に執着する來の焦れ恋物語。
※性描写がありますので、苦手な方はご注意ください。
※2021年に他サイトで連載した作品です。ラストに番外編を加筆予定です。
☆登場人物☆
楠見野聖利(くすみのひじり)
高校一年、175センチ、黒髪の美少年アルファ。
中等部から学年トップの秀才。
來に好意があるが、叶わぬ気持ちだと諦めている。
ある日、バース性が転化しアルファからオメガになってしまう。
海瀬來(かいせらい)
高校一年、185センチ、端正な顔立ちのアルファ。
聖利のライバルで、身体能力は聖利より上。
海瀬グループの御曹司。さらに成績優秀なため、多少素行が悪くても教師も生徒も手出しできない。
聖利のオメガ転化を前にして自身を抑えきれず……。
後天性オメガは未亡人アルファの光
おもちDX
BL
ベータのミルファは侯爵家の未亡人に婚姻を申し出、駄目元だったのに受けてもらえた。オメガの奥さんがやってくる!と期待していたのに、いざやってきたのはアルファの逞しい男性、ルシアーノだった!?
大きな秘密を抱えるルシアーノと惹かれ合い、すれ違う。ミルファの体にも変化が訪れ、二次性が変わってしまった。ままならない体を抱え、どうしてもルシアーノのことを忘れられないミルファは、消えた彼を追いかける――!
後天性オメガをテーマにしたじれもだオメガバース。独自の設定です。
アルファ×ベータ(後天性オメガ)
八月は僕のつがい
やなぎ怜
BL
冬生まれの雪宗(ゆきむね)は、だからかは定かではないが、夏に弱い。そして夏の月を冠する八月(はつき)にも、弱かった。αである八月の相手は愛らしい彼の従弟たるΩだろうと思いながら、平凡なβの雪宗は八月との関係を続けていた。八月が切り出すまでは、このぬるま湯につかったような関係を終わらせてやらない。そう思っていた雪宗だったが……。
※オメガバース。性描写は薄く、主人公は面倒くさい性格です。
いい加減観念して結婚してください
彩根梨愛
BL
平凡なオメガが成り行きで決まった婚約解消予定のアルファに結婚を迫られる話
元々ショートショートでしたが、続編を書きましたので短編になりました。
2025/05/05時点でBL18位ありがとうございます。
作者自身驚いていますが、お楽しみ頂き光栄です。
番に見つからない街で、子供を育てている
はちも
BL
目を覚ますと、腕の中には赤ん坊がいた。
異世界の青年ロアンとして目覚めた「俺」は、希少な男性オメガであり、子を産んだ母親だった。
現世の記憶は失われているが、
この子を守らなければならない、という想いだけははっきりと残っている。
街の人々に助けられ、魔石への魔力注入で生計を立てながら、
ロアンと息子カイルは、番のいない街で慎ましく暮らしていく。
だが、行方不明の番を探す噂が、静かに近づいていた。
再会は望まない。
今はただ、この子との生活を守りたい。
これは、番から逃げたオメガが、
選び直すまでの物語。
*本編完結しました
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる