8 / 15
1
再会
しおりを挟む
『光覇様。再びお会いできて光栄であります。』
『私も会えて光栄です。』
「ハクも、リュウも久しぶり。元気にしていたか?って聞くのはお門違いかな。」
『『いえ。』』
それからは前世である光覇だった時の会話から始まり、光覇の亡くなるその時までを振り返った。
会話をしているうちに現在の状況へとシフトし、輝明の話が終わるまで静かに、だが真剣に聞き入っていた。
『その者は光覇様…いえ輝明様の弟君なのですよね?』
「ああ、そうだよ。まあ俺に力が無かったのは事実だしね。」
『我々が見掛けたら仕掛けてみても宜しいでしょうか?是非とも懲らしめてやりたいのです。』
「駄目だ。現代の陰陽師は前の生の時と違って弱いから、お前達が手を出したら死人が出るわ。」
『『むぅ…』』
話終える同時に早速とばかりに輝明へ質問を投げられるが、そもそも一般の式神の中でも他家に伝わる式神本体と契約した陰陽師以外は弱いのである。
次期当主として、輝明の弟のように式神の分身体と契約している陰陽師も強い部類には入るが、式神本体の数割、悪くて1割以下なんて事例もある程である。
そんな陰陽師が白狼や亜龍といった無敗種に当たれば、良くても致死に当たるからだ。
無敗種とは、弱肉強食の世界のような格付けが式神にも強者と弱者での格を分けられている。
大きく分けると、偵察などで使われている形を持たない式神を下とした場合、真ん中は陰陽師の家系に伝わる式神の分身体や腕の良い陰陽師が使う式神であり、その上にはその式神の本体が君臨している。
だが無敗種は式神の格という枠組みには入らず、倒されることがあっても滅ぼされない種をいう。
つまりは無敗種と戦えば、家系が継ぐ式神本体を使っても勝てる見込みがないのである。
『私も会えて光栄です。』
「ハクも、リュウも久しぶり。元気にしていたか?って聞くのはお門違いかな。」
『『いえ。』』
それからは前世である光覇だった時の会話から始まり、光覇の亡くなるその時までを振り返った。
会話をしているうちに現在の状況へとシフトし、輝明の話が終わるまで静かに、だが真剣に聞き入っていた。
『その者は光覇様…いえ輝明様の弟君なのですよね?』
「ああ、そうだよ。まあ俺に力が無かったのは事実だしね。」
『我々が見掛けたら仕掛けてみても宜しいでしょうか?是非とも懲らしめてやりたいのです。』
「駄目だ。現代の陰陽師は前の生の時と違って弱いから、お前達が手を出したら死人が出るわ。」
『『むぅ…』』
話終える同時に早速とばかりに輝明へ質問を投げられるが、そもそも一般の式神の中でも他家に伝わる式神本体と契約した陰陽師以外は弱いのである。
次期当主として、輝明の弟のように式神の分身体と契約している陰陽師も強い部類には入るが、式神本体の数割、悪くて1割以下なんて事例もある程である。
そんな陰陽師が白狼や亜龍といった無敗種に当たれば、良くても致死に当たるからだ。
無敗種とは、弱肉強食の世界のような格付けが式神にも強者と弱者での格を分けられている。
大きく分けると、偵察などで使われている形を持たない式神を下とした場合、真ん中は陰陽師の家系に伝わる式神の分身体や腕の良い陰陽師が使う式神であり、その上にはその式神の本体が君臨している。
だが無敗種は式神の格という枠組みには入らず、倒されることがあっても滅ぼされない種をいう。
つまりは無敗種と戦えば、家系が継ぐ式神本体を使っても勝てる見込みがないのである。
0
あなたにおすすめの小説
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
元公爵令嬢は年下騎士たちに「用済みのおばさん」と捨てられる 〜今更戻ってこいと泣きつかれても献身的な美少年に溺愛されているのでもう遅いです〜
日々埋没。
ファンタジー
「新しい従者を雇うことにした。おばさんはもう用済みだ。今すぐ消えてくれ」
かつて婚約破棄され、実家を追放された元公爵令嬢のレアーヌ。
その身分を隠し、年下の冒険者たちの身の回りを世話する『メイド』として献身的に尽くしてきた彼女に突きつけられたのは、あまりに非情な追放宣告だった。
レアーヌがこれまで教育し、支えてきた若い男たちは、新しく現れた他人の物を欲しがり子悪魔メイドに骨抜きにされ、彼女を「加齢臭のする汚いおばさん」と蔑み、笑いながら追い出したのだ。
地位も、居場所も、信じていた絆も……すべてを失い、絶望する彼女の前に現れたのは、一人の美少年だった。
「僕とパーティーを組んでくれませんか? 貴方が必要なんです」
新米ながら将来の可能性を感じさせる彼は、レアーヌを「おばさん」ではなく「一人の女性」として、甘く狂おしく溺愛し始める。
一方でレアーヌという『真の支柱』を失った元パーティーは、自分たちがどれほど愚かな選択をしたかを知る由もなかった。
やがて彼らが地獄の淵で「戻ってきてくれ」と泣きついてきても、もう遅い。
レアーヌの隣には、彼女を離さないと誓った執着愛の化身が微笑んでいるのだから。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
地味な薬草師だった俺が、実は村の生命線でした
有賀冬馬
ファンタジー
恋人に裏切られ、村を追い出された青年エド。彼の地味な仕事は誰にも評価されず、ただの「役立たず」として切り捨てられた。だが、それは間違いだった。旅の魔術師エリーゼと出会った彼は、自分の能力が秘めていた真の価値を知る。魔術と薬草を組み合わせた彼の秘薬は、やがて王国を救うほどの力となり、エドは英雄として名を馳せていく。そして、彼が去った村は、彼がいた頃には気づかなかった「地味な薬」の恩恵を失い、静かに破滅へと向かっていくのだった。
義妹がピンク色の髪をしています
ゆーぞー
ファンタジー
彼女を見て思い出した。私には前世の記憶がある。そしてピンク色の髪の少女が妹としてやって来た。ヤバい、うちは男爵。でも貧乏だから王族も通うような学校には行けないよね。
夫から『お前を愛することはない』と言われたので、お返しついでに彼のお友達をお招きした結果。
古森真朝
ファンタジー
「クラリッサ・ベル・グレイヴィア伯爵令嬢、あらかじめ言っておく。
俺がお前を愛することは、この先決してない。期待など一切するな!」
新婚初日、花嫁に真っ向から言い放った新郎アドルフ。それに対して、クラリッサが返したのは――
※ぬるいですがホラー要素があります。苦手な方はご注意ください。
友人の結婚式で友人兄嫁がスピーチしてくれたのだけど修羅場だった
海林檎
恋愛
え·····こんな時代錯誤の家まだあったんだ····?
友人の家はまさに嫁は義実家の家政婦と言った風潮の生きた化石でガチで引いた上での修羅場展開になった話を書きます·····(((((´°ω°`*))))))
ちゃんと忠告をしましたよ?
柚木ゆず
ファンタジー
ある日の、放課後のことでした。王立リザエンドワール学院に籍を置く私フィーナは、生徒会長を務められているジュリアルス侯爵令嬢アゼット様に呼び出されました。
「生徒会の仲間である貴方様に、婚約祝いをお渡したくてこうしておりますの」
アゼット様はそのように仰られていますが、そちらは嘘ですよね? 私は最愛の方に護っていただいているので、貴方様に悪意があると気付けるのですよ。
アゼット様。まだ間に合います。
今なら、引き返せますよ?
※現在体調の影響により、感想欄を一時的に閉じさせていただいております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる