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晩餐会 そのいち1(グレイス視点)
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リリィが皆を集めて晩餐会をしたいと言いだした。
突然の申し出だったので、なにか企んでいるとは思った。けれど、こうもストレートに言われたら、怒る気も窘めることもできなかった。
呼ばれた面々は、お義母様と叔母様2人に兄夫妻だった。
「このグラスのワインには龍神様の血が入っています。全部、飲み干せば私達と同じだけ生きられます。一口飲めば700年ぐらいかしら? 飲む、飲まないはご自由になさってください」
リリィは澄ました顔で当然のように言い放ったのだった。
「これは、このまま歳も取らず死なないということだろう?」
お兄様が、嫌悪感いっぱいの顔でおっしゃった。お兄様は、きっと不治の病に違いない・・・・・・リリィは、そうとは明言しなかったが、そんなことは雰囲気で感じ取れるものだ。
「そのとおりです。歳もとらず、病気で死ぬこともありません。私は、皆様と同じときを生きたいのです。これが傲慢だとか、自然の摂理に反するなんて重々、承知しております。けれど、助けられる命があるのに、見殺しにすることはできません。私達は、この命の恩恵を授けます。ですが、断るのは自由です。飲まなければいいだけです。私は、無理強いはいたしません」
確かに、私でもそうしたかもしれない。傲慢であろうとも、勝手であろうと、愛する人が亡くなるのは絶対避けたい。このワインを飲めば・・・・・・不治の病も治るのであれば・・・・・・
「私は、全部、飲みますわ」
セリーヌ王女様は、真っ先にそのグラスをとり、一気に飲み干した。
「マイケル様は病で、あと三ヶ月しか生きられません。誰にも言うな、とおっしゃって、そのまま死のうとされています。きっと、このワインも飲まないでしょう。ですが、産まれてくる子供はどうなりますか? 父親の顔も見たことがない子供になります。おまけに、私までがマイケル様の後を追うように亡くなったら? 私は、道徳観念や自然の摂理など、どうでもいいです。愛する者を悲しませてまで、病気で死ぬことが正解と言うマイケル様は、自分のことしか考えない大バカ者です! 死にゆく者は、ある意味、楽でしょう?残された者の方が何倍も辛く、その後の人生をその悲しみに耐えて生きなければならない」
セリーヌ王女様が、泣きながらおっしゃったので、私もそのワインを一気に飲み干した。
「お兄様。お飲みなさいませ! 父親の義務ですわ! 先に死ぬことは許しませんよ」
私は、お兄様を睨み付けた。傍らでは、アレクサンダー様が苦笑いをしながら、それでも、私の手を握りしめてグラスのワインを全部飲み干した。
お兄様は、口をへの字に曲げて、まだ渋っていたのだった。
*:゚+。.☆.+*✩⡱:゚
吸血鬼一族のトワイライトな感じになってきちゃいました(..;)
全員、龍化するとどうなるんだろう・・・・・・
マイケルは飲むのでしょうか・・・・・・
突然の申し出だったので、なにか企んでいるとは思った。けれど、こうもストレートに言われたら、怒る気も窘めることもできなかった。
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リリィは澄ました顔で当然のように言い放ったのだった。
「これは、このまま歳も取らず死なないということだろう?」
お兄様が、嫌悪感いっぱいの顔でおっしゃった。お兄様は、きっと不治の病に違いない・・・・・・リリィは、そうとは明言しなかったが、そんなことは雰囲気で感じ取れるものだ。
「そのとおりです。歳もとらず、病気で死ぬこともありません。私は、皆様と同じときを生きたいのです。これが傲慢だとか、自然の摂理に反するなんて重々、承知しております。けれど、助けられる命があるのに、見殺しにすることはできません。私達は、この命の恩恵を授けます。ですが、断るのは自由です。飲まなければいいだけです。私は、無理強いはいたしません」
確かに、私でもそうしたかもしれない。傲慢であろうとも、勝手であろうと、愛する人が亡くなるのは絶対避けたい。このワインを飲めば・・・・・・不治の病も治るのであれば・・・・・・
「私は、全部、飲みますわ」
セリーヌ王女様は、真っ先にそのグラスをとり、一気に飲み干した。
「マイケル様は病で、あと三ヶ月しか生きられません。誰にも言うな、とおっしゃって、そのまま死のうとされています。きっと、このワインも飲まないでしょう。ですが、産まれてくる子供はどうなりますか? 父親の顔も見たことがない子供になります。おまけに、私までがマイケル様の後を追うように亡くなったら? 私は、道徳観念や自然の摂理など、どうでもいいです。愛する者を悲しませてまで、病気で死ぬことが正解と言うマイケル様は、自分のことしか考えない大バカ者です! 死にゆく者は、ある意味、楽でしょう?残された者の方が何倍も辛く、その後の人生をその悲しみに耐えて生きなければならない」
セリーヌ王女様が、泣きながらおっしゃったので、私もそのワインを一気に飲み干した。
「お兄様。お飲みなさいませ! 父親の義務ですわ! 先に死ぬことは許しませんよ」
私は、お兄様を睨み付けた。傍らでは、アレクサンダー様が苦笑いをしながら、それでも、私の手を握りしめてグラスのワインを全部飲み干した。
お兄様は、口をへの字に曲げて、まだ渋っていたのだった。
*:゚+。.☆.+*✩⡱:゚
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全員、龍化するとどうなるんだろう・・・・・・
マイケルは飲むのでしょうか・・・・・・
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