「日本人」最後の花嫁 少女と富豪の二十二世紀
22世紀後半。人類は太陽系に散らばり、人口は90億人を超えた。
畜産は制限され、人々はもっぱら大豆ミートや昆虫からたんぱく質を摂取していた。
日本は前世紀からの課題だった少子化を克服し、人口1億3千万人を維持していた。
しかし日本語を話せる人間、つまり昔ながらの「日本人」は鈴木夫妻と娘のひみこ3人だけ。
鈴木一家以外の日本国民は外国からの移民。公用語は「国際共通語」。政府高官すら日本の文字は読めない。日本語が絶滅するのは時間の問題だった。
温暖化のため首都となった札幌へ、大富豪の息子アレックス・ダヤルが来日した。
彼の母は、この世界を造ったとされる天才技術者であり実業家、ラニカ・ダヤル。
一方、最後の「日本人」鈴木ひみこは、両親に捨てられてしまう。
アレックスは、捨てられた少女の保護者となった。二人は、温暖化のため首都となった札幌のホテルで暮らしはじめる。
ひみこは、自分を捨てた親を見返そうと決意した。
やがて彼女は、アレックスのサポートで国民のアイドルになっていく……。
両親はなぜ、娘を捨てたのか? 富豪と少女の関係は?
これは、最後の「日本人」少女が、天才技術者の息子と過ごした五年間の物語。
完結しています。エブリスタ・小説家になろうにも掲載してます。
畜産は制限され、人々はもっぱら大豆ミートや昆虫からたんぱく質を摂取していた。
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しかし日本語を話せる人間、つまり昔ながらの「日本人」は鈴木夫妻と娘のひみこ3人だけ。
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【物語の見どころ】
鈴木ひみこの人生は、結婚式の一場面から始まっていく。
13歳ころの彼女は、両親に捨てられてしまったものの好奇心旺盛で、活発な印象がある。だが結婚式の場面ではうつむいており、その感情が分からない。それが緊張によるものなのか、性格の変化によるものなのか、それとももっと違う理由によるものなのか、とても気になるところである。
彼女の人生は、天才実業家の息子アレックス・ダヤルが鈴木家へ来訪することによって、ターニングポイントを迎える。
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*備考12ページまで拝読
なな様。素晴らしい感想をありがとうございます! 本当に感動してます。
レビューを読むと、すごい小説みたいで、ドキドキしてしまいます。
現在の人口や国数を調べてくださって、少子高齢化について深く考察されているところは、自分がこのテーマを選んだのに、なるほど、と頷くばかりです。
特に、冒頭の結婚式の場面と、13歳のひみこについて比較については、作者ながら、そういう視点で読まれるのかと驚きました。
何より、ひみこに好意的な視点をレビューをしてくださったこと、嬉しく思います。
レビュー
【物語は】
意味深な、はじめ書きから始まっている。
この物語はタイトルだけを見ると”日本人最後の花嫁”とは一体どういう意味合いを持つのか、非常に想像力を掻き立てられる。
しかしあらすじに書いてる通り、少子化問題を解決した手段。その結果、主人公が日本人最後の花嫁となってしまったようである。
この未来は、決して笑いごとでも他人事でもないと思う。
果たして、主人公はこれからどんな道を歩んでいくのだろうか?
【モチーフに考えさせられる物語】
確かに日本は少子化とは言われているが、全地球の人口が75億人、国数197か国(2022年4月の時点)ある。
そう考えた時、日本人自体の割合は多い方だと思う。
戦争をしない国であり、医学も進み超高齢化社会となった。その上、感染症の影響で人との距離が遠くならざるを得ない。
そして何よりも、先進国であり男女平等としながらも賃金格差、女性の負う負担の大きさにより、更に結婚から遠ざかっていると思う。
家庭を持つことに魅力を感じない世の中なのではないだろうか?
【主人公の人生】
本編は主人公の13歳の頃から始まり、その頃の日本人がどのような暮らしをしているのか? 純潔の日本人がどんな環境にあるのか明かされている。
例えるならば、絶滅危惧種として保護はされているものの豊かな生活とは言えない。むしろ最低限の生活しかすることができない状態であるといえるだろう。
それは少数派が生きづらい日本の現状を表したようなものにも感じる。
そんな中でも、主人公は希望や夢、志を持っているように感じた。
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【世界観】
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