495 / 502
第6章 少年期〜青年期 学園6学年編
34話 “学園祭“・・・気合を入れて・・・
しおりを挟む「もう、どいうこと!?何か言いたい事があるんなら、ハッキリ言ってよ!」
「「「「「・・・いえ、何もないです」」」」」 『『『『『何でもないです』』』』』
去って行った王女殿下を見送っていると、皆んなが何か言いたげな顔でコソコソと囁きあっていたので、自分に言いたい事があるなら言って欲しいと言っても、結局は何も言わずに終わってしまって、僕はなんかモヤモヤしました。
「むぅ・・・はぁ、まぁ良いや、それより早く行こう・・・時間が少し押してる・・・」
皆んな「「「「「はい」」」」」
皆んなに視線を逸らされてしまい、モヤモヤを残しつつも、今は開店準備の為に急いで食堂に向かった、食堂に入るとすでに登校していたクラスメイト達と挨拶を交わし、休憩所で汚れても良いように、学生服の上着から学生専用のコック服に着替えて厨房に入ると、先に学園に到着していたヘリー姉様が食堂に来ていて、全員が揃うのを待っていた。
ヘリー姉様「皆さん、揃いましたね?では、今日の予定を確認します。・・・今日は“学園祭の最終日“、例年通り本日は王族の皆様方がご来園なさる日ですが、他にも、公爵家や侯爵家、辺境伯家などの高位の貴族家や他国の王侯貴族の方々が訪れる日となっています。
その大半がココ、Aクラスの出し物に来られる予定となっており、一部予約制をとっていますので、その際の対応にはくれぐれも気をつけて、慎重に当たってください。
事前にご予約を受け付けて、時間帯は大まかに決めていますが、お越しになられる時間は多少前後すると思われますので、慌てずその場その場で臨機応変に対応し、円滑に進めていきましょう。
それと、皆さんの中でお身内が来られる方は、予定通りその方が基本的な接客をお願いします。
・・・では、皆さん、“最終日“、これまで以上に気合いを入れていきましょう!」
クラスメイト全員「「「「「はいっ!!」」」」」
そうして、“学園祭“の最後の1日を、皆んなでより良い思い出とするために、全員が気合いを一つ入れて、準備万端で大勢の招待客が来るのを待ち構えた・・・
・・・その頃の“大樹・精霊樹の枝葉“にいる精霊達・・・
第三者 視点
ルスリヒト『はぁ~・・・今日は“学園祭の最終日“か・・・アトリーは今何をしているのだろうなぁ・・・』
オルクリタチェーニ『そうねぇ、アトリーくんは料理担当って言ってたから、今頃は頑張ってお客さんに出す料理を作ってるんじゃないかしら?』
ホオフラム『アトリーくんの作る料理はかなり美味しいらしいから、かなり人気なんじゃなかなぁ~・・・』
ゲイルリヤーフ『あの子、歌もうまくて料理も上手とか、どこ目指してんだろうねぇ・・・』
ネロロゼ『あら、アトリーくんは踊りも上手いわよぉ?』
ゲイルリヤーフ『へぇ、いつも思ってたけど多才だねぇ~』
こんな気の抜けた会話をしながら、大樹の周囲を漂う精霊王5人、こう見えても絶賛警戒体制中なのだ・・・多分・・・
グラースヴリズン『・・・はぁ、また気の抜ける会話をしてるわね、あの5人・・・』
グロムゾンギ『まだ三日しか経っておらぬのに、早々に飽きてきておるのぉ・・・』
グラースヴリズン『たった三日なのにね、と言うか、この三日目が1番重要なのにもっと気を引き締めくれないかしら』
ナバートフィト『そうねぇ、でも、これまで、何も不審な動きをする人がいなかったから、飽きてしまうのも分かるわ、いつもならこんな長く一つの所にいる事がない人たちですもの・・・』
グラースヴリズン『それはそうだけど、せめて最後の日の今日ぐらいまでは、もっと真面目に警戒体制を続けてくれてもいいと思わない?』
ナバートフィト『まぁ、それはそうねぇ・・・』
大樹の周囲で浮かんで漂っている5人とは対照的に、地上で大樹に寄り添いながら、周囲の警戒している他4人の精霊王達の1人であるグラースヴリズンは、上でだらけている精霊王達を見ながら溜め息を吐きつつ呆れていた。
そんなグラースヴリズンの言葉に同意しつつも、どうしようもないと首を振るグロムゾンギ。
だがまぁ、そもそも、この7人の精霊王達は自身の役目やそれぞれの性質上、1つの所に長く留まったりする事がないため、このように三日連続して、大樹の周囲を警戒している事自体が異常であると、ナバートフィトがグラースヴリズンを宥めるが、その影響か、大樹周辺は自然が生き生きとし、大樹があるムーグラーフ領全体で作物がたくさん美味しく実り出している、そんな周囲の環境に目を向けながら、ここを離れる事がないのはそれだけ重要な役目があるからで、その役目をもっと真面目に果たして欲しいと思ってしまうのは仕方がない事だろうと、グラースヴリズンが愚痴っいていると・・・
フムスタール『・・・むっ!!??』
グロムゾンギ『!どうしたのじゃ?フムス?』
ここ数日、目を瞑ったまま微動だにせず、あまり話すこともなかったフムスタールが急に目を見開き、声をあげて立ち上がった事に、近くにいたグロムゾンギが驚き、声をかけると、
フムスタール『・・・地中から怪しい微かな振動を感知した、何者かが地中を移動しているようだ』
全員『『『『『!!??』』』』』
フムスタールが今までずっと真面目に自身の能力を使って、周囲の警戒していた事を知っていた精霊王達は、グロムゾンギの声で急に動き始めた彼に気づき、すぐに視線をそちらに向けて注目していると、地中の僅かな異変を感じたと淡々と報告されて、その言葉に全員が驚き、瞬時に気を引き締め警戒した表情になった。
ルスリヒト『襲撃者か?』
先程までのゆるい雰囲気から一変して、険しい表情でその異変の原因を聞いてくるルスリヒトに、
フムスタール『分からぬ、ただ、地中を掘り、動いている、今、他の者に確認に行かせた』
と、何かが地中にいるのは確信しているが、それが何者かまでは特定できてはない様子で、その詳しい情報を得る為に自分の眷属を向かわせたと、冷静な表情で言うフムスタール。
ルスリヒト『・・・そうか、何か分かったらすぐに教えてくれ』
フムスタール『承知した・・・』
ルスリヒトは急かすでもなく、冷静に対処しているフムスタールの言葉を信じ、彼の眷属の報告を待つ事にした。
ルスリヒト『・・・ついに始まったのか・・・』
こうして、ルスリヒトはこれから、大変な事が起ころうとしている予感と同時に、ここから離れた場所にいる大事な愛し子のアトリーに、何か起こるのではないかと言う嫌な予感も感じて、アトリーがいるであろう方向の空を不安な気持ちで見上げるのだった・・・
・・・精霊達がほんの僅かに異変を感じていた同時刻、学園周辺と学園内では、“学園祭の最終日“が始まった・・・・・
第三者 視点
時刻は午前9頃、招待客の学園入場が始まり出し、学園内に自国や他国の王侯貴族、一般市民などが一斉に入ってきて、一気に学園内が賑わっている。
そんな中に、アトリー達の家族や身内達が乗った馬車も、学園の正面入り口の渋滞に遭っていた。
父:アイオラト「アトリーから知らせを受けて予定より少し早く屋敷を出たけど、これはもっと早めに出てもよかったな・・・」
母:シトリス「そうね。歩道の方も例年以上に人で溢れかえっているわ・・・」
祖母:アメトリア「これはやはり、アトリーの出店したお店の影響なのよね?」
祖父:インディ「あぁ、想定していたよりかなり人が多いが、間違いなくアトリーの店やアトリー自身を目的に来ている者達が多いだろうな。それに今日は最終日だからな、他国の王族達も来るとあって、他国との繋がりを持ちたい貴族家も殺到しているようだからな、馬車が多すぎて渋滞が例年より酷いようだ・・・」
と、外の賑わいを見ながら渋滞対策の為、いつもは一緒に乗る事がない組み合わせの2組の夫婦が一つの馬車内で現状の考察をしていた。他にもこの馬車の後ろに続いて来ている身内の馬車内でも、この賑わいを見て同じような会話がなされているのだが、彼らが今、本当に思っている事は“学園祭“が始まる数週間前に、聖獣経由で神々からの伝言を受け取り、そこで知り得た情報から、アトリーを狙うものが何かを起こす可能性が高いと知り、その情報が頭の片隅から離れず、一刻も早く自分達の可愛い子供達の所に行きたくて仕方ない衝動を押し殺しているのだ。
そんな心内をそれぞれが互いにわかっているので、無闇に自分の感情を表に出し騒ぐこともなく、静かに入場できる順番を待っていると・・・
インディ「む?・・・あれは王城の騎士?何故騎士達だけでこのような所に?・・・」
アイオラト「・・・王族の馬車は近くにないようです・・・」
デューキス家の馬車の横を馬に乗った王城勤務の騎士達が複数人通り過ぎて行き、それに気づいたアトリーの祖父インディが不思議そうな表情で窓の外を見ると、同じようにそれに気づいたアトリーの父アイオラトは窓から周囲を見渡し、その騎士達が1番守るべき対象である王族の乗る馬車を探してみたが、そのような馬車が見当たらず、騎士達が何の目的でここに来たのか全く予想もついてないようだ。
通常、王城勤務の騎士達は王城内で王城全体の治安維持のため警備をすることが仕事であるが、本来の仕事は王族の安全を確保することで、王族が城外に視察などで出る時はそれについて行き、城内と同じように周辺の警備をしたりもするので、その一環かと思われたが、どうもそのような様子もなかった。
なのでその通常とは異なる王城騎士達の行動に、周囲の馬車の人達も気づいたのか、馬車の窓から外の様子を伺っている人達が続出し、ちょっとした騒ぎになりそうになっていると・・・
騎士「失礼!そちらの馬車はデューキス公爵家のものとお見受けする!ご当主殿にお目どおり願いたいので、しばしの間、止まっていただけないだろうか!?」
と、急に先程横を通っていた騎士達とは別の騎士が、この馬車の馭者台の真横に来て、馭者をしているアイオラトの専属従者兼執事のカイルに、そう声を掛けてきた、その声は中にも届いていたので何の用だ?と怪訝そうな表情をしているアイオラトに、馭者台の方にある小窓から馭者のカイルが顔を覗かせながら、どうしますか?と聞いてきた。
アイオラト「要件を聞こう」
カイル「は、畏まりました」
その後、カイルが当主が要件を聞くと伝えると、その騎士はアイオラト達が乗る馬車の扉前まで移動して来た。
騎士「お目どおり感謝いたします、公爵閣下、急ぎの伝言を陛下より預かっておりますので、馬上から失礼させていただきます」
そう言いながら馬に乗ったまま馬車の窓から声をかけて来たので、アイオラトも正規の形式を省き、馬車の窓を開いて対応することにした。
アイオラト「構わない、よほど急ぎの伝言のようだな、それで、陛下はなんと?」
騎士「はっ、陛下からの伝言をお伝えさせていただきます!」
異例の声掛けによほどの理由があると察したアイオラトは、すぐに伝言を聞くために、まどろっこしいやり取りをせずに騎士に要件を聞いた。
すると、その陛下からの伝言というものが、どうやら、今起こっている渋滞に関しての事のようで、現在、周囲に現れた騎士達を使い、渋滞の整理を行う事と、その際に伯爵家以下の貴族家達より先に、他国の王族や高位貴族達を優先的に学園内に誘導するので、その流れにデューキス家の馬車もついて来るようにという伝言だった。そう言う伝言を聞いている間にも、周囲の馬車全てに似たような説明が行われているのか、徐々に馬車の列が整理されてきた。
その様子を見ていたアイオラトはその伝言に願ってもない提案だと言い、「陛下のご指示に従います。と返しておいてくれ」と騎士に伝言を頼み少し待っていると、二車線ある内の追い越し車線側が空いてきて、そこに特定の馬車だけが騎士達に誘導されて次々学園の正面入り口の門を通過していく。
側から見ればこの交通整理が王族の傲慢な職権濫用だと思われるだろうが、この渋滞の中で他国の王族や高位貴族が乗った馬車が、ずっと身動きが取れない状態になっているのは、安全上とても好ましい状況とは言えない、万が一のことを考えると国際問題になりかねないので、この思い切った方法でそれを解消したこの国の王は賞賛されるべき事である、それと同時に、この情報を伝えるために、騎士の一人一人が乗車している人達の顔や身元を確認し、不審な行動をとってないことも確認できたので、学園の正面入り口で一台ずつ行っていた身元確認も一度に済ませる事もできて、門を閉めてまで足止めする事もなくスムーズに馬車の通過が始まったことで、混乱を極めていた渋滞も一気に解消し、その後も馬車での入場がスムーズに行われた。
アイオラト「・・・陛下のおかげでやっと学園内に入れた、これで、予約の時間に間に合いそうですね」
インディ「あぁ、そうだな。アトリーが首を長くして待っているやもしれん、・・・さて、場所はどこだったかな?」
と、やっと馬車から降りられて身内全員が勢揃いしていると、周囲の王国貴族達からかなりの注目の視線が集まっていた。そんな事などお構いなしに全員が和気藹々と会話しながらアトリーのいる食堂に向かって歩き始める様子は、彼らを囲む周囲の警護の騎士達の多さもあってか、どこぞの王族の視察かと勘違いしている人もいたぐらいだった。
シトリス「ふふっ、家族皆んなでこのような事をするのは、何か楽しいものがありますわね、ラト♪」
アイオラト「あぁ、そうだねシリー」
と、楽しくイチャつきながら、徐々にアトリーの元に近づいて行く両親や身内達の様子を物陰から伺う怪しい人物の事を、この時、誰も気づいていなかった・・・
274
あなたにおすすめの小説
元公爵令嬢は年下騎士たちに「用済みのおばさん」と捨てられる 〜今更戻ってこいと泣きつかれても献身的な美少年に溺愛されているのでもう遅いです〜
日々埋没。
ファンタジー
「新しい従者を雇うことにした。おばさんはもう用済みだ。今すぐ消えてくれ」
かつて婚約破棄され、実家を追放された元公爵令嬢のレアーヌ。
その身分を隠し、年下の冒険者たちの身の回りを世話する『メイド』として献身的に尽くしてきた彼女に突きつけられたのは、あまりに非情な追放宣告だった。
レアーヌがこれまで教育し、支えてきた若い男たちは、新しく現れた他人の物を欲しがり子悪魔メイドに骨抜きにされ、彼女を「加齢臭のする汚いおばさん」と蔑み、笑いながら追い出したのだ。
地位も、居場所も、信じていた絆も……すべてを失い、絶望する彼女の前に現れたのは、一人の美少年だった。
「僕とパーティーを組んでくれませんか? 貴方が必要なんです」
新米ながら将来の可能性を感じさせる彼は、レアーヌを「おばさん」ではなく「一人の女性」として、甘く狂おしく溺愛し始める。
一方でレアーヌという『真の支柱』を失った元パーティーは、自分たちがどれほど愚かな選択をしたかを知る由もなかった。
やがて彼らが地獄の淵で「戻ってきてくれ」と泣きついてきても、もう遅い。
レアーヌの隣には、彼女を離さないと誓った執着愛の化身が微笑んでいるのだから。
神様のミスで死んだので、神獣もふもふと異世界インターネットで快適スローライフ始めます ~最強生活チートと1000万ポイントでポチりまくり!~
幸せのオムライス
ファンタジー
★HOTランキング1位感謝!(2026.1.23) カクヨムコン部門別 週間ランキング4位! なろう四半期ランクイン中!(異世界転生/ファンタジー/連載中) ★
山根ことり、28歳OL。私の平凡な毎日は、上から降ってきた神様の植木鉢が頭に直撃したことで、あっけなく幕を閉じた。
神様の100%過失による事故死ということで、お詫びにもらったのは3つのチート能力。
①通販サイトや検索が使える【異世界インターネット接続】
②もふもふ動物と話せる【もふもふテイマー&翻訳】
③戦闘はできないけど生活は最強な【生活魔法 Lv.99】
私の願いはただ一つ。働かずに、可愛いペットともふもふしながら快適なスローライフを送ること!
のはずが、転生先は森のど真ん中。おまけに保護された先の孤児院は、ご飯はまずいしお風呂もない劣悪環境!?
「私の安眠のため、改革します!」
チート能力を駆使して、ボロ屋敷がピカピカに大変身!
現代知識と通販調味料で絶品ごはんを振る舞えば、心を閉ざした子供たちも次々と懐いてきて……?
気づけばギルドに登録し、薬草採取で荒稼ぎ。謎の天才少女として街の注目株に!?
あれ、私のスローライフはどこへ?
これは、うっかりチートで快適な生活基盤を整えすぎた元OLが、最強神獣もふもふや仲間たちとのんびり暮らすために、ついでに周りも幸せにしちゃう、そんな物語。
【今後のストーリー構想(全11章完結予定)】
第1章 森の生活と孤児院改革(完結済)
第2章 ヤマネコ商会、爆誕!(連載中)
第3章 ようこそ、ヤマネコ冒険部へ!
第4章 王都は誘惑の香り
第5章 救国のセラピー
第6章 戦場のロジスティクス・イノベーション
第7章 領主様はスローライフをご所望です
第8章 プロジェクト・コトリランド
第9章 ヤマネコ式教育改革
第10章 魔王対策は役員会にて
第11章 魔王城、買収しました(完結予定)
チートな転生幼女の無双生活 ~そこまで言うなら無双してあげようじゃないか~
ふゆ
ファンタジー
私は死んだ。
はずだったんだけど、
「君は時空の帯から落ちてしまったんだ」
神様たちのミスでみんなと同じような輪廻転生ができなくなり、特別に記憶を持ったまま転生させてもらえることになった私、シエル。
なんと幼女になっちゃいました。
まだ転生もしないうちに神様と友達になるし、転生直後から神獣が付いたりと、チート万歳!
エーレスと呼ばれるこの世界で、シエルはどう生きるのか?
*不定期更新になります
*誤字脱字、ストーリー案があればぜひコメントしてください!
*ところどころほのぼのしてます( ^ω^ )
*小説家になろう様にも投稿させていただいています
前世の記憶を取り戻した元クズ令嬢は毎日が楽しくてたまりません
Karamimi
恋愛
公爵令嬢のソフィーナは、非常に我が儘で傲慢で、どしうようもないクズ令嬢だった。そんなソフィーナだったが、事故の影響で前世の記憶をとり戻す。
前世では体が弱く、やりたい事も何もできずに短い生涯を終えた彼女は、過去の自分の行いを恥、真面目に生きるとともに前世でできなかったと事を目いっぱい楽しもうと、新たな人生を歩み始めた。
外を出て美味しい空気を吸う、綺麗な花々を見る、些細な事でも幸せを感じるソフィーナは、険悪だった兄との関係もあっという間に改善させた。
もちろん、本人にはそんな自覚はない。ただ、今までの行いを詫びただけだ。そう、なぜか彼女には、人を魅了させる力を持っていたのだ。
そんな中、この国の王太子でもあるファラオ殿下の15歳のお誕生日パーティに参加する事になったソフィーナは…
どうしようもないクズだった令嬢が、前世の記憶を取り戻し、次々と周りを虜にしながら本当の幸せを掴むまでのお話しです。
カクヨムでも同時連載してます。
よろしくお願いします。
私を追い出した結果、飼っていた聖獣は誰にも懐かないようです
天宮有
恋愛
子供の頃、男爵令嬢の私アミリア・ファグトは助けた小犬が聖獣と判明して、飼うことが決まる。
数年後――成長した聖獣は家を守ってくれて、私に一番懐いていた。
そんな私を妬んだ姉ラミダは「聖獣は私が拾って一番懐いている」と吹聴していたようで、姉は侯爵令息ケドスの婚約者になる。
どうやらラミダは聖獣が一番懐いていた私が邪魔なようで、追い出そうと目論んでいたようだ。
家族とゲドスはラミダの嘘を信じて、私を蔑み追い出そうとしていた。
役立たず聖女見習い、追放されたので森でマイホームとスローライフします ~召喚できるのは非生物だけ?いいえ、全部最強でした~
しおしお
ファンタジー
聖女見習いとして教会に仕えていた少女は、
「役立たず」と嘲笑され、ある日突然、追放された。
理由は単純。
彼女が召喚できるのは――タンスやぬいぐるみなどの非生物だけだったから。
森へ放り出され、夜を前に途方に暮れる中、
彼女は必死に召喚を行う。
呼び出されたのは、一体の熊のぬいぐるみ。
だがその瞬間、彼女のスキルは覚醒する。
【付喪神】――非生物に魂を宿らせる能力。
喋らないが最強の熊、
空を飛び無限引き出し爆撃を行うタンス、
敬語で語る伝説級聖剣、
そして四本足で歩き、すべてを自動化する“マイホーム”。
彼女自身は戦わない。
努力もしない。
頑張らない。
ただ「止まる場所が欲しかった」だけなのに、
気づけば魔物の軍勢は消え、
王城と大聖堂は跡形もなく吹き飛び、
――しかし人々は、なぜか生きていた。
英雄になることを拒み、
責任を背負うこともせず、
彼女は再び森へ帰る。
自動調理、自動防衛、完璧な保存環境。
便利すぎる家と、喋らない仲間たちに囲まれた、
頑張らないスローライフが、今日も続いていく。
これは、
「世界を救ってしまったのに、何もしない」
追放聖女の物語。
-
異世界で目覚めたら、もふもふ騎士団に保護されてました ~ちびっ子だけど、獣人たちの平穏のためお世話係がんばります!!~
ありぽん
ファンタジー
神のミスで命を落とした芽依は、お詫びとして大好きな異世界へ転生させてもらえることに。だが転生の際、またしても神のミスで、森の奥地に幼女の姿で送られてしまい。転生の反動で眠っていた瞳は、気づかないうちに魔獣たちに囲まれてしまう。
しかしそんな危機的状況の中、森を巡回していた、獣人だけで構成された獣騎士団が駆け付けてくれ、芽依はどうにかこの窮地を切り抜けることができたのだった。
やがて目を覚ました芽依は、初めは混乱したものの、すぐに現状を受け入れ。またその後、同じ種族の人間側で保護する案も出たが、ある事情により、芽依はそのまま獣騎士団の宿舎で暮らすことに。
そこで芽依は、助けてくれた獣騎士たちに恩を返すため、そして日々厳しい任務に向かう獣人たちが少しでも平穏に過ごせるようにと、お世話係を買って出る。
そんな芽依に、当初は不安だった獣人たちだったが、元気で明るい瞳の存在は、次第に獣人たちの力となっていくのだった。
これはちびっ子転生者の芽依が、獣人や魔獣たちのために奮闘し、癒しとなっていく。そんな、ほっこりまったり? な物語。
処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜
放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!?
「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」
不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる