〈完結〉この女を家に入れたことが父にとっての致命傷でした。
「私」アリサは父の後妻の言葉により、家を追い出されることとなる。
だがそれは待ち望んでいた日がやってきたでもあった。横領の罪で連座蟄居されられていた祖父の復活する日だった。
十年前、八歳の時からアリサは父と後妻により使用人として扱われてきた。
ところが自分の代わりに可愛がられてきたはずの異母妹ミュゼットまでもが、義母によって使用人に落とされてしまった。義母は自分の周囲に年頃の女が居ること自体が気に食わなかったのだ。
元々それぞれ自体は仲が悪い訳ではなかった二人は、お互い使用人の立場で二年間共に過ごすが、ミュゼットへの義母の仕打ちの酷さに、アリサは彼女を乳母のもとへ逃がす。
そして更に二年、とうとうその日が来た……
だがそれは待ち望んでいた日がやってきたでもあった。横領の罪で連座蟄居されられていた祖父の復活する日だった。
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良作をありがとうございます|ωФ)✧
わ!懐かしいあの頃のおはなしはワタシも好きでした!
楽しく読んでいただいてありがとうございます!
ミュゼットのお話今読んでおります!
前回の感想でターザンの話をぼやっと書きましたが原作はエドガー・ライス・バローズ「ターザン」
イギリス貴族社会と植民地の位置付けや見せ物から学問へと発展途上な博物学の初期の雰囲気など散りばめられた父と子の物語で面白いですよ。おススメです。
ミュゼットの方もありがとうございますm(__)m
ああ! バローズ!(読んではいないけど知識として)火星のプリンセスとかのSFのひと!
と思ってAmazon見たらターザンは殆ど無い+火星シリーズが無料になってましたわ……
わぁ!凄く面白かったです。この時代のイギリスとインドを中心に植民地進行の時代ってすきなんですよ。ターザンの原作グレイストークの物語とか土埃と湿度とウールの匂い。いやぁ、楽しかった!
感想ありがとうございますm(__)m
ターザンの作者!探してみますね。
イメージとしては、秘密の花園のメアリとか、ペリーヌがなかなか受け入れられないとか、イザベラバードとかそのあたりごちゃまぜです。
雰囲気が伝わるとありがたいです。
愛しい私の野蛮人へ。
って嘘つきだとか詐欺師とかじゃなくてこの表現だと
暗に成りすまし以上の事を知ってたような感じだけど…。
浮気も知ってたって所なのかなぁ、
仮に存命だったとしても爆弾で生まれる遺体が増えるだけっぽい所と
ヒロインの苦難の元凶の片割れってのにモヤモヤ感が。
感想ありがとうございますm(__)m
さてどうなんでしょう。
成りすましは知っていたでしょうね。ただそれ以上のことは男爵(仮)が話していたかどうか、なんですが。
存命だとしたら、おそらくヒロインも吹き飛ばされる可能性がありますので果たして。
もしくはヒロインがさらわれるとか……
まあヒロインはあまり自分を苦難だと思っていないという辺りでご勘弁をm(__)m
完結㊗🎉お疲れ様でした❤
いつも思うのですが…よく考えつくな〜(笑)
色んな意味で繋がる人間関係…
あの最後の母の手紙が✨
母は知りながらも…
感想ありがとうございましたーm(__)m
いやー人間関係は力技ですがね!
あとがきにもあるんですが、夫人がいかん夫人が。気がついたらタイトル通りになってしまいましたよ。
そう、おかーさんは知ってました。
でも出会ったひとが好きだったんですね。
ああ、割っちゃった(未来だからこれから割るのか)やつにペットちゃんが入ってたんですね(´;ω;`)
あの壺はいいものだ……(違)
そう…中に入れて、外からは瓶を持ってきましたぜー、と言う。
なので一応高価ではあるけど、実は価値は大して無いです。美術品としては(笑)。
23 外国から戻ってきたのは果たして本人なのか?
さて……
実に核心に迫る証言が。
これはわくわくしますね。
じりじりしつつです(T ^ T)
そろそろ時間も冒頭に近づいてきましたし!
あなや。そんなに遠いところから……
と思ったけど、よく考えたらこのくらいの時代ならもう世界中にいましたね。チャイナ系。
そーなのです。一応レミゼやホームズが知られている、でもペリーヌやセーラはちょっとねくらいの英国ふうなんで。
シノワズリもフランス革命前からあったようですし、向こう趣味はそれなりにきっと。
10 西太后のアレを思い出したけどまさかねぇ
さすがにそこまでは!