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聖女時代
どうしてあなたがここにいる?
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聖女候補としてどこかを訪問する際は、報告書を提出し司祭に許可を得てから訪問する。
手順をに添い、私はコルテーゼの領地に訪れた。
コルテーゼ領地には、聖女候補の活動の一環で訪問経験がある。
私の訪問は司祭から通達があるだろうが、私からも領主に知らせている。
「えっ……どうしてあなたが?」
コルテーゼの屋敷に到着し応接室へと案内されると、予想外の人物が飛び込んできた。
「あっレンス、遅いよ」
約束などしていないソミールが、コルテーゼ侯爵家でもてなしを受けている。
「なぜ、ソミール様がこちらに?」
「フローレンス嬢が彼女を『共に』と誘ったんじゃないのか?」
コルテーゼ侯爵の息子、ルードヴィックが答える。
彼とは、以前からの知り合い。
ソミールは私の名前を勝手に使用し、侯爵家でおもてなしを受けていた。
「いえ……私は何も……ソミール様、私はここへ訪れることを司祭様にしか報告していないのですが」
「うん。司祭様がね『フローレンス嬢は、コルテーゼ領地に行く』って教えてくれて、『私も行きたい』って言ったら『行ってきなさい』って許可をくれたの。もう、教えてくれたら一緒に行けたのに……レンスってば、抜け駆けぇ」
「……司祭様が許可を出したのですか?」
「うん。『レンス一人だと、心配だから』って話したら、許可をくれたよ。レンスを待っている間ね、ルードヴィックさんと話してたら盛り上がっちゃって。ルードヴィックさんて素敵ですね、婚約してるんですか?」
「……いや、していない」
「わぁ、そうなんだ。良かったね、レンス。ルードヴィックさんて、女の人に人気なんじゃないんですか? レンスってば、心配で通ってるんだよね?」
「ソミール様、勝手な事を言わないでいただけますか?」
「もう、照れちゃってぇ。可愛いなぁレンスは。私とレンスは、とっても仲の良い友人なんです。もし相談事があれば私が乗りますよ。レンスのことなら、なぁんでも知ってますから。ねぇ~レンス」
私の知らないところでも、こんな風に私を話していると思うと悍ましい。
「レンスはここに何しに来たの? 観光?」
「……私は、教会へご挨拶い伺いました」
「そうなんだ。なら、私も一緒に挨拶しようかなぁ」
「そうですか……」
「レンスはいつ帰るの?」
「……私は、数日滞在予定です」
「そうなんだぁ。私も一緒にいいかな?」
「……それは……」
「レンスと一緒がいいの」
「私は……その……」
「フローレンス嬢は、本日我が家に宿泊する予定ですよ」
「えっ、ルードヴィックさんの屋敷に? 私もいいんですか?」
ソミールの追及に困惑する私に代わりルードヴィックが答えてくれたのだが、彼は滞在先を伝えただけ。
ソミールに滞在の提案をしたわけではない。
「……ソミール様?」
「嬉しい。貴族の方に招待されるなんて私、初めてなんです。ンフフッ。誘われちゃった」
誘いの提案もしていなければ、彼は滞在の了承もしていない。
ソミールの中では、ルードヴィックに招待されたので宿泊すると変換されている。
ルードヴィックもソミールがどんな人間なのか、この数回の会話で理解した様子。
「ルードヴィック様、申し訳ありません」
「……フローレンス嬢も大変だな」
手順をに添い、私はコルテーゼの領地に訪れた。
コルテーゼ領地には、聖女候補の活動の一環で訪問経験がある。
私の訪問は司祭から通達があるだろうが、私からも領主に知らせている。
「えっ……どうしてあなたが?」
コルテーゼの屋敷に到着し応接室へと案内されると、予想外の人物が飛び込んできた。
「あっレンス、遅いよ」
約束などしていないソミールが、コルテーゼ侯爵家でもてなしを受けている。
「なぜ、ソミール様がこちらに?」
「フローレンス嬢が彼女を『共に』と誘ったんじゃないのか?」
コルテーゼ侯爵の息子、ルードヴィックが答える。
彼とは、以前からの知り合い。
ソミールは私の名前を勝手に使用し、侯爵家でおもてなしを受けていた。
「いえ……私は何も……ソミール様、私はここへ訪れることを司祭様にしか報告していないのですが」
「うん。司祭様がね『フローレンス嬢は、コルテーゼ領地に行く』って教えてくれて、『私も行きたい』って言ったら『行ってきなさい』って許可をくれたの。もう、教えてくれたら一緒に行けたのに……レンスってば、抜け駆けぇ」
「……司祭様が許可を出したのですか?」
「うん。『レンス一人だと、心配だから』って話したら、許可をくれたよ。レンスを待っている間ね、ルードヴィックさんと話してたら盛り上がっちゃって。ルードヴィックさんて素敵ですね、婚約してるんですか?」
「……いや、していない」
「わぁ、そうなんだ。良かったね、レンス。ルードヴィックさんて、女の人に人気なんじゃないんですか? レンスってば、心配で通ってるんだよね?」
「ソミール様、勝手な事を言わないでいただけますか?」
「もう、照れちゃってぇ。可愛いなぁレンスは。私とレンスは、とっても仲の良い友人なんです。もし相談事があれば私が乗りますよ。レンスのことなら、なぁんでも知ってますから。ねぇ~レンス」
私の知らないところでも、こんな風に私を話していると思うと悍ましい。
「レンスはここに何しに来たの? 観光?」
「……私は、教会へご挨拶い伺いました」
「そうなんだ。なら、私も一緒に挨拶しようかなぁ」
「そうですか……」
「レンスはいつ帰るの?」
「……私は、数日滞在予定です」
「そうなんだぁ。私も一緒にいいかな?」
「……それは……」
「レンスと一緒がいいの」
「私は……その……」
「フローレンス嬢は、本日我が家に宿泊する予定ですよ」
「えっ、ルードヴィックさんの屋敷に? 私もいいんですか?」
ソミールの追及に困惑する私に代わりルードヴィックが答えてくれたのだが、彼は滞在先を伝えただけ。
ソミールに滞在の提案をしたわけではない。
「……ソミール様?」
「嬉しい。貴族の方に招待されるなんて私、初めてなんです。ンフフッ。誘われちゃった」
誘いの提案もしていなければ、彼は滞在の了承もしていない。
ソミールの中では、ルードヴィックに招待されたので宿泊すると変換されている。
ルードヴィックもソミールがどんな人間なのか、この数回の会話で理解した様子。
「ルードヴィック様、申し訳ありません」
「……フローレンス嬢も大変だな」
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