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聖女時代
領地訪問の事前申請
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領地訪問前には申請書を司祭に提出し、訪問先の許可を得なければならない。
「司祭様、以前訪問したコルテーゼ領にもう一度訪問したいと思います」
「コルテーゼ領ですか?」
「はい。以前訪問した際に、気になることがありました」
「気になることですか?」
「はい。私の記憶違いかと、あの時は報告しなかったのですが調べたらやはり、こちらの花ではないかと」
植物図鑑を司祭に差し出す。
「もしこれが本物であれば、王妃の容態も回復するかもしれませんね」
「はい。ですが、まだ確認できていません。もし間違い、王族を落胆させるのは避けたいと思います。事前に調査してからが良いかと」
「そうですね」
「今回は、領主様の許可を得て採取のみにしようかと。報告は、領主様と司祭様にお願いしたいと思います」
「分かりました。バルツァルさんのコルテーゼ領の訪問を許可します」
「ありがとうございます。それでは失礼します……あっ……」
司祭の部屋から退出すると、ソミールと遭遇してしまい口角が引き攣った。
「レンス、どうしたの? 司祭様に何か報告?」
「えっえぇ……聖女様の過去の文献について許可をいただきたく……」
「そうなんだ。調べもの進んでないなら、私も手伝おうか?」
「大丈夫ですわ」
「そっかぁ。何かあったら、いつでも相談してね。報告まってる」
「えぇ。それでは……」
彼女に掴まりたくなく、足早に去る。
後ろで、何かつぶやいているが私には聞こえない。
「まだ、言ってくれないんだぁ……報告待ってるんだけどなぁ。でないと、コルネリウスさんに教えてあげられないのに……司祭様には相談してるのかな? 聞いてみよう。司祭様ぁ……」
ノックもせずに司祭の部屋に入室するソミールを振り向いた時に目撃した。
「あれだけ礼儀作法を学んでおきながら、未だにノックせずに入室するなんて……」
私が司祭の部屋から出てきたので、居留守はできない。
そもそも、ノックせずに入室したのでソミールを拒否できない司祭。
何をしに行ったのか分からないが、司祭が大変な思いをするのだけは分かった。
「頑張ってください。司祭様」
応援だけして、私はその場を去った。
「司祭様、以前訪問したコルテーゼ領にもう一度訪問したいと思います」
「コルテーゼ領ですか?」
「はい。以前訪問した際に、気になることがありました」
「気になることですか?」
「はい。私の記憶違いかと、あの時は報告しなかったのですが調べたらやはり、こちらの花ではないかと」
植物図鑑を司祭に差し出す。
「もしこれが本物であれば、王妃の容態も回復するかもしれませんね」
「はい。ですが、まだ確認できていません。もし間違い、王族を落胆させるのは避けたいと思います。事前に調査してからが良いかと」
「そうですね」
「今回は、領主様の許可を得て採取のみにしようかと。報告は、領主様と司祭様にお願いしたいと思います」
「分かりました。バルツァルさんのコルテーゼ領の訪問を許可します」
「ありがとうございます。それでは失礼します……あっ……」
司祭の部屋から退出すると、ソミールと遭遇してしまい口角が引き攣った。
「レンス、どうしたの? 司祭様に何か報告?」
「えっえぇ……聖女様の過去の文献について許可をいただきたく……」
「そうなんだ。調べもの進んでないなら、私も手伝おうか?」
「大丈夫ですわ」
「そっかぁ。何かあったら、いつでも相談してね。報告まってる」
「えぇ。それでは……」
彼女に掴まりたくなく、足早に去る。
後ろで、何かつぶやいているが私には聞こえない。
「まだ、言ってくれないんだぁ……報告待ってるんだけどなぁ。でないと、コルネリウスさんに教えてあげられないのに……司祭様には相談してるのかな? 聞いてみよう。司祭様ぁ……」
ノックもせずに司祭の部屋に入室するソミールを振り向いた時に目撃した。
「あれだけ礼儀作法を学んでおきながら、未だにノックせずに入室するなんて……」
私が司祭の部屋から出てきたので、居留守はできない。
そもそも、ノックせずに入室したのでソミールを拒否できない司祭。
何をしに行ったのか分からないが、司祭が大変な思いをするのだけは分かった。
「頑張ってください。司祭様」
応援だけして、私はその場を去った。
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