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12. 家族で挨拶
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午後からフォルス様が来るということで、結局、私も玄関でお出迎えするという事になった。
「ねー、ちょっとどう?変じゃないかしら?」
「ええ、お母様。とても素敵ですよ。」
「そう?久し振りのお洒落だものね。やっぱり、たまにはお洒落しないと女はダメよねぇ。アンリエッタもとっても可愛いわよ?んー、やっぱり髪はハーフアップのがいいんじゃない?やってあげるわよ。」
「お母様、ありがとうございます!」
私とお母様は、使用人も随分前からいないので二人でお互いの支度をし合った。
コンコンコン
「お母様、姉様。そろそろ、準備出来ましたか?玄関へ行きましょう。」
なかなか部屋から出て行かないからか、クリストファーが、呼びに来てくれた。
「そうね。行きましょう。」
玄関へ行くと、外にはすでにフォルス様がお父様と話されていた。
「ようこそお越し下さいました。」
「フォルス様、ありがとうございます。」
お母様が挨拶をして、私もお辞儀をして言いました。
クリストファーも、お辞儀をしています。
「さぁ、ではどうぞ中へお入り下さい。申し訳ないですが、この家は私達しかおりませんので、手入れが行き届かない面もございますがご容赦願いたい。」
「なるほど。それは大丈夫です。調度品はとても素敵なものをお使いですね。とても丁寧に手入れされていて、大事にされているのが分かります。」
「いやはや、そう言っていただけて…。調度品は、確かに古いがいいものですので手入れは欠かさないように手分けしてやっております。」
フォルス様は、そういう所まで気がついて下さって素晴らしいわ。
確かに、領地を売り払った時に使っていたものをこちらへ持ってきたと言っていたものね。そして、それを私達はせっかくあるのだからと大切に使っている。
応接室に案内して、各々ソファに座った。
うちの応接室はそんなに広くはないけれど、テーブルを挟んで三人掛けの布製のソファが二つに、サイドに一人掛けが一つずつテーブルを囲むようにあった。
フォルス様が奥に一人で座り、対面にお父様とお母様とクリストファーで、私はフォルス様とお父様の近くの一人掛けのソファに座った。
そして、すぐにお父様が自己紹介をし出しました。
「この度は、素晴らしいご縁をいただきまして…。私が父親のカレル=ボウマンです。ご丁寧な手紙も頂き、ありがとうございます。そして、妻のサマンサ、アンリエッタの弟のクリストファーです。」
「この年齢で驚かれたでしょうがフォルス=テイラーです。手紙でも書きましたが、アンリエッタ嬢と先日お話しさせて頂いて、人柄に好感を持てました。それも温かいご家族のおかげでしょう。それで、今日はアンリエッタ嬢との結婚の許可を頂きたく参りました。もちろん、家族となった暁には、弟君の学院費用も支払わせてもらいたいと思います。」
お互いに初対面の挨拶をしていると、クリストファーがいきなり割って入ってきました。
「姉様を、幸せに出来ますか!?ぼく、姉様がぼくの為に結婚を考えてくれて申し訳ないと思うんです。でも、学院で勉強できるならとても嬉しいとも思ってしまいます。ぼく、姉様に何も出来ないのが心苦しいのですが、勉強を頑張ってボウマン子爵家の繁栄の為になればと思います!だから、だから…!」
「クリストファー君、姉思いなんだね。大丈夫、僕は全身全霊を掛けて大切にすると誓うよ。だから、安心して欲しいな。」
「うっうっうっ………。」
「あ、あなた!?んもう!また泣いて!…テイラー侯爵様、アンリエッタは貴族の娘ですが貴族らしさは勉強してこれなかったのです。それでも、侯爵様の妻となれますか?快活で、とてもいい子ではあるのですけれど。不作法者ですが、支援して下さいますか?テイラー侯爵様は、アンリエッタで、本当によろしいのですか?」
「はい、もちろんです。侯爵夫人となったら、それなりに役割もあります。だから大変な場面もあるかもしれないですが、僕が出来る限り支えます。勉強も少しはしてもらう場合もありますが、こちらこそよろしくお願いしたいです。」
フォルス様…!先ほどから心打たれる言葉ばかりですわ!
そうよね、侯爵夫人って…想像も出来ないけれど、フォルス様がそう言って下さるなら頑張れそうよ!
「ねー、ちょっとどう?変じゃないかしら?」
「ええ、お母様。とても素敵ですよ。」
「そう?久し振りのお洒落だものね。やっぱり、たまにはお洒落しないと女はダメよねぇ。アンリエッタもとっても可愛いわよ?んー、やっぱり髪はハーフアップのがいいんじゃない?やってあげるわよ。」
「お母様、ありがとうございます!」
私とお母様は、使用人も随分前からいないので二人でお互いの支度をし合った。
コンコンコン
「お母様、姉様。そろそろ、準備出来ましたか?玄関へ行きましょう。」
なかなか部屋から出て行かないからか、クリストファーが、呼びに来てくれた。
「そうね。行きましょう。」
玄関へ行くと、外にはすでにフォルス様がお父様と話されていた。
「ようこそお越し下さいました。」
「フォルス様、ありがとうございます。」
お母様が挨拶をして、私もお辞儀をして言いました。
クリストファーも、お辞儀をしています。
「さぁ、ではどうぞ中へお入り下さい。申し訳ないですが、この家は私達しかおりませんので、手入れが行き届かない面もございますがご容赦願いたい。」
「なるほど。それは大丈夫です。調度品はとても素敵なものをお使いですね。とても丁寧に手入れされていて、大事にされているのが分かります。」
「いやはや、そう言っていただけて…。調度品は、確かに古いがいいものですので手入れは欠かさないように手分けしてやっております。」
フォルス様は、そういう所まで気がついて下さって素晴らしいわ。
確かに、領地を売り払った時に使っていたものをこちらへ持ってきたと言っていたものね。そして、それを私達はせっかくあるのだからと大切に使っている。
応接室に案内して、各々ソファに座った。
うちの応接室はそんなに広くはないけれど、テーブルを挟んで三人掛けの布製のソファが二つに、サイドに一人掛けが一つずつテーブルを囲むようにあった。
フォルス様が奥に一人で座り、対面にお父様とお母様とクリストファーで、私はフォルス様とお父様の近くの一人掛けのソファに座った。
そして、すぐにお父様が自己紹介をし出しました。
「この度は、素晴らしいご縁をいただきまして…。私が父親のカレル=ボウマンです。ご丁寧な手紙も頂き、ありがとうございます。そして、妻のサマンサ、アンリエッタの弟のクリストファーです。」
「この年齢で驚かれたでしょうがフォルス=テイラーです。手紙でも書きましたが、アンリエッタ嬢と先日お話しさせて頂いて、人柄に好感を持てました。それも温かいご家族のおかげでしょう。それで、今日はアンリエッタ嬢との結婚の許可を頂きたく参りました。もちろん、家族となった暁には、弟君の学院費用も支払わせてもらいたいと思います。」
お互いに初対面の挨拶をしていると、クリストファーがいきなり割って入ってきました。
「姉様を、幸せに出来ますか!?ぼく、姉様がぼくの為に結婚を考えてくれて申し訳ないと思うんです。でも、学院で勉強できるならとても嬉しいとも思ってしまいます。ぼく、姉様に何も出来ないのが心苦しいのですが、勉強を頑張ってボウマン子爵家の繁栄の為になればと思います!だから、だから…!」
「クリストファー君、姉思いなんだね。大丈夫、僕は全身全霊を掛けて大切にすると誓うよ。だから、安心して欲しいな。」
「うっうっうっ………。」
「あ、あなた!?んもう!また泣いて!…テイラー侯爵様、アンリエッタは貴族の娘ですが貴族らしさは勉強してこれなかったのです。それでも、侯爵様の妻となれますか?快活で、とてもいい子ではあるのですけれど。不作法者ですが、支援して下さいますか?テイラー侯爵様は、アンリエッタで、本当によろしいのですか?」
「はい、もちろんです。侯爵夫人となったら、それなりに役割もあります。だから大変な場面もあるかもしれないですが、僕が出来る限り支えます。勉強も少しはしてもらう場合もありますが、こちらこそよろしくお願いしたいです。」
フォルス様…!先ほどから心打たれる言葉ばかりですわ!
そうよね、侯爵夫人って…想像も出来ないけれど、フォルス様がそう言って下さるなら頑張れそうよ!
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