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11. そして
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フォルス様はあれから、約束通り次の日にはお父様に手紙を書いて下さった。
そして、お父様はその手紙を受け取って読んでいる時、家中に聞こえる大きな声で『なんだってー!?』と叫んでおりました。
お母様が、『カレル!あなたの大きな声で家が壊れたらどうするのです!』とお父様に注意しておりました。お母様の声も充分大きめでしたけれど。
それからはお父様が私を見るたびに目に涙を浮かべるのです。お父様は、優しいからきっと私に言いたい事があっても言えないのでしょう。でも、毎回涙を浮かべなくてもいいと思うのですけれど。
そして、一週間後。
「今日、フォルス様が来られるよ。」
お父様が、朝食の時にまたも目をウルウルとさせながら言ってきました。
「そうですか。今日、お父様と話を進める為に来るのですか?」
「そ、そうだよう…うっうっ…。」
「あなた…もう、カレルったら!悲しいの?悲しいのね?じゃあもう、止めにしましょ!アンリエッタは結婚もせず、ここにずっと歳を取ってもここにいればいいのよ。ね?そういう事でしょ?」
「うっうっ…そんな事は言っていないよ、サマンサ。仕方ないって分かってはいるんだ。アンリエッタが私達家族の為に結婚を考えてくれた事も。だけど、小さかったアンリエッタが、可愛かったアンリエッタが、嫁ぐなんて…うっうっ…!」
「んもう!しおらしいったら。あなたは本当、昔からそうよね!…アンリエッタ?大丈夫なのね?本当にテイラー侯爵と結婚してもいいのね?」
「はい、お母様。きっと大丈夫だと思います。…そういえば、お母様はお父様とどのような経緯で結婚されたのですか?」
「私?私の実家は、商家でしょ?その創業者である私のお祖父様が、道端で気分を悪くされてたらしいのよね。それを、カレルが気づいてお世話したらしいのよね。その時から、他人に優しいカレルだったわねぇ。」
「そうだったのですか…。」
「えっ?でもそれだけで、お母様と結婚されるのですか?」
私も思った疑問をクリストファーが言った。
「私のお祖父様は、カレルの優しい人柄を気に入ったらしいのよね。で、私と結婚させたってわけ。まぁ、私もカレルの人柄は嫌いじゃないものね。」
「ええー、サマンサ。そうだったの?嫌いじゃない程度なの?私はサマンサの事、とっても愛しているのにぃ-。」
「あなた!泣いてたんじゃなかったの!?なに聞いているのよ。なによ、あなた私と結婚してみないかとお祖父様が言った時、『無理です!』って断ったらしいじゃないの!」
「それはそうだよー。私は子爵だったけれど君の家は商家で裕福だったじゃないか。私と結婚して生活水準が下がると悪いなと思ってしまったんだよ。…でも、君の美貌を目の前にして、断った事を後悔して夜も眠れなくなってしまったんだよ。一目惚れだな。…それで我慢出来なくなってしまったんだ。許しておくれ。今も昔も、私は変わらず愛しているよ。」
「………と、とにかく!幸せになる方法は、本人達次第よ!私はカレルと一緒に暮らせて、確かに生活水準は変化したけれど、幸せだもの!」
「サマンサ…!あぁ、そう言ってくれて嬉しいよ!!いつも済まないね。君のお父様には服を支援してもらっているし。」
「それは言わない約束よ。お父様に今の生活をありのまま話して、帰ってこいといわれてあなたとの生活を終わらされてしまうと嫌ですからね。さ、この話はおしまいよ!早く食べましょ!」
「あ、父様。ぼくもその話を進める時に同席してもよろしいですか?」
「あら、じゃあ私も。」
え!クリストファーもお母様もフォルス様とお話されるの?
「ううむ…。」
「ありがとう、あなた!クリストファー、準備しましょうね。あ、アンリエッタも着飾らないとね!」
お母様、お父様は悩んでいたと思うのですけれど…返事されてないような気がしますわよ!?
そして、お父様はその手紙を受け取って読んでいる時、家中に聞こえる大きな声で『なんだってー!?』と叫んでおりました。
お母様が、『カレル!あなたの大きな声で家が壊れたらどうするのです!』とお父様に注意しておりました。お母様の声も充分大きめでしたけれど。
それからはお父様が私を見るたびに目に涙を浮かべるのです。お父様は、優しいからきっと私に言いたい事があっても言えないのでしょう。でも、毎回涙を浮かべなくてもいいと思うのですけれど。
そして、一週間後。
「今日、フォルス様が来られるよ。」
お父様が、朝食の時にまたも目をウルウルとさせながら言ってきました。
「そうですか。今日、お父様と話を進める為に来るのですか?」
「そ、そうだよう…うっうっ…。」
「あなた…もう、カレルったら!悲しいの?悲しいのね?じゃあもう、止めにしましょ!アンリエッタは結婚もせず、ここにずっと歳を取ってもここにいればいいのよ。ね?そういう事でしょ?」
「うっうっ…そんな事は言っていないよ、サマンサ。仕方ないって分かってはいるんだ。アンリエッタが私達家族の為に結婚を考えてくれた事も。だけど、小さかったアンリエッタが、可愛かったアンリエッタが、嫁ぐなんて…うっうっ…!」
「んもう!しおらしいったら。あなたは本当、昔からそうよね!…アンリエッタ?大丈夫なのね?本当にテイラー侯爵と結婚してもいいのね?」
「はい、お母様。きっと大丈夫だと思います。…そういえば、お母様はお父様とどのような経緯で結婚されたのですか?」
「私?私の実家は、商家でしょ?その創業者である私のお祖父様が、道端で気分を悪くされてたらしいのよね。それを、カレルが気づいてお世話したらしいのよね。その時から、他人に優しいカレルだったわねぇ。」
「そうだったのですか…。」
「えっ?でもそれだけで、お母様と結婚されるのですか?」
私も思った疑問をクリストファーが言った。
「私のお祖父様は、カレルの優しい人柄を気に入ったらしいのよね。で、私と結婚させたってわけ。まぁ、私もカレルの人柄は嫌いじゃないものね。」
「ええー、サマンサ。そうだったの?嫌いじゃない程度なの?私はサマンサの事、とっても愛しているのにぃ-。」
「あなた!泣いてたんじゃなかったの!?なに聞いているのよ。なによ、あなた私と結婚してみないかとお祖父様が言った時、『無理です!』って断ったらしいじゃないの!」
「それはそうだよー。私は子爵だったけれど君の家は商家で裕福だったじゃないか。私と結婚して生活水準が下がると悪いなと思ってしまったんだよ。…でも、君の美貌を目の前にして、断った事を後悔して夜も眠れなくなってしまったんだよ。一目惚れだな。…それで我慢出来なくなってしまったんだ。許しておくれ。今も昔も、私は変わらず愛しているよ。」
「………と、とにかく!幸せになる方法は、本人達次第よ!私はカレルと一緒に暮らせて、確かに生活水準は変化したけれど、幸せだもの!」
「サマンサ…!あぁ、そう言ってくれて嬉しいよ!!いつも済まないね。君のお父様には服を支援してもらっているし。」
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「あ、父様。ぼくもその話を進める時に同席してもよろしいですか?」
「あら、じゃあ私も。」
え!クリストファーもお母様もフォルス様とお話されるの?
「ううむ…。」
「ありがとう、あなた!クリストファー、準備しましょうね。あ、アンリエッタも着飾らないとね!」
お母様、お父様は悩んでいたと思うのですけれど…返事されてないような気がしますわよ!?
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