わたくし、残念ながらその書類にはサインしておりませんの。
「リリーシア・ソフィア・リーラー。冷酷卑劣な守銭奴女め、今この瞬間を持って俺は、貴様との婚約を破棄する!!」
テオドール・ライリッヒ・クロイツ侯爵令息に高らかと告げられた言葉に、リリーシアは純白の髪を靡かせ高圧的に微笑みながら首を傾げる。
「誰と誰の婚約ですって?」
「俺と!お前のだよ!!」
怒り心頭のテオドールに向け、リリーシアは真実を告げる。
「わたくし、残念ながらその書類にはサインしておりませんの」
テオドール・ライリッヒ・クロイツ侯爵令息に高らかと告げられた言葉に、リリーシアは純白の髪を靡かせ高圧的に微笑みながら首を傾げる。
「誰と誰の婚約ですって?」
「俺と!お前のだよ!!」
怒り心頭のテオドールに向け、リリーシアは真実を告げる。
「わたくし、残念ながらその書類にはサインしておりませんの」
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この、誰にも迷惑掛けない溺愛は微笑ましい( ◜ω◝ )限りです
アルフォンソさま、ご感想ありがとうございます!!
甘々重々なのに本人たちで完結するを目標に書きました!!
何を見せられてるんだ??
askさま、ご感想ありがとうございます
痴話喧嘩ですかね?
votomsさま、ご感想ありがとうございます!!
王家主催のパーティーで騒動を起こしても“えらーいパパ”が解決してくれると信じて疑っていない馬鹿だからこそ、大商人であるリリーシアに騒動を起こしたようです。
つまり初っ端から最後まで脳足りんだったということです💦
王家の呪いは見事次の世代にもちゃんと引き継がれたようで、双子のお姫さまはこの後隣国までもを巻き込んだ果てしない痴情のもつれを引き起こし、長男の子息は人の顔を見るのが怖いと常に部屋に引きこもり、出てきたとしても仮面を被っているという変人っぷりを披露します。
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なかなか強かでカワイイ女性でよかったです。
沙吉紫苑さま、ご感想ありがとうございます!!
大好物な婚約破棄系、でも、ちょっと飽きてきたな………、こんな女の子が主人公だったらな………、そんな空想から執筆したお話。
楽しんでいただけたようで嬉しいです!!
強い女性だ…とてもいいです!
毒鳥醜女さま、ご感想ありがとうございます!!
作者は強くて自立した女の子が大好物です!!
戦う女の子って憧れませんか?
如月亜矢さま、ご指摘ありがとうございます。
この表現によって発生している違和感は、作者の勉強不足によるものです。
大変申し訳ございません。
直して参ります!!
如月亜矢さま、コメントありがとうございます!!
深紅ドレスには大輪の薔薇がいくつも飾ってあり、指先はもちろん、デコルテまで覆うレースは小柄の百合となっております。
このドレスは、独占力マックスのルカーシュからの贈り物です。
ルカーシュの瞳の色である深紅のドレスを飾る薔薇は、リリーシアのガーネットの瞳の色であり、2人が出会った場所に、ルカーシュの髪色の黒百合は、リリー、つまり百合を示す彼女の名前にちなんでいます。
思い出も大事にしたいし、でも、彼女が自らのマークとして用いる百合も使いたいしという葛藤の末に生まれた花祭りのドレス。
芸術にも秀でたルカーシュにより、綺麗に調和したドレスに仕上がっているようです。
2話目、薄っぺらいなようにになってますが、内容に、でしょうか
如月亜矢さま、ご指導ありがとうございます。
こちらも誤字です。
大変申し訳ございませんでした。
すぐに訂正して参ります!!
一話目、どのように自受け取られ…になってますが、自は誤字でしょうか
勉強不足か、わからないですが
如月亜矢さま、ご指摘ありがとうございます。
誤字で正解です。
大変申し訳ございませんでした。
訂正して参ります!!
リリスモンさま、ご指摘ありがとうございます!!
会話が不思議になってて読み返してみて???となりました💦
面白かったと言っていただけて嬉しいです😊
励みになりました✨
メインさま、ご感想ありがとうございます!!
励みになります!!
実際に惚れ直してヤンデレ化が加速した人が若干一名………、
余波を喰らってリリーシアに惚れかけた怖いもの知らずも若干名………、
リリーシアは罪な女の子なようです😍
ちょんさま、ご感想ありがとうございます!!
番外編は本編よりも長い大作ができてしまいそうで………、いずれ挑戦してみたいと思います!
新連載はストックが少ないのですが、明後日開始しようかなと考えています。
楽しみにしていただけているようで嬉しいです🎶
とっても励みになります!!
高校生活も執筆も全力投球で頑張って参りますので、暖かく見守っていただけると嬉しいです。
みずな117さま、ご感想ありがとうございます!!
とっても励みになります♪
クロイツ家はプライドがエベレスト並みに高いお家で、実は家計が火の車だったという裏設定がありました。
ご指摘通り、リリーシアをお嫁さんに迎えることで、リリーシアの所有する商会、並びにリリーシアの執務能力を手に入れたいと考えておりました。
クロイツ家は無駄に歴史が古いと言うだけで生き残ってきた家紋なので、没落は必然だったかも………?
確かに今まで没落していなかったのが奇跡かもしれませんね!
王家は、神さまにあらゆる才能を与えられた代わりに、倫理がぶっ飛んでいる人間を輩出する、ただの変人家系です!
確かに、竜人の特性並みに溺愛体質すぎますね😂
面白かったです!次作も期待しています。
たま。さま、ご感想ありがとうございます!!
とっても嬉しいです♪
今現在、次作を制作しております。
感想を励みに頑張ります!!
今週末には公開できるかもです。
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