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第21話・境界線を超えた日
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ある日の昼下がりのオフィス。
資料をまとめて会議室へ移動しようとしたとき、
偶然、C社の早瀬と廊下で鉢合わせた。
「ちょうどよかった。結城さん、今お時間いいですか?」
いつも通りの穏やかな笑顔。
「この間の展示会の件、実はうちの社内でも評判で。特に結城さんの資料は分かりやすかったと好評でした」
「……恐縮です。お役に立てたなら何よりです」
笑顔で返しながらも、どこか落ち着かない。
距離は近すぎず遠すぎず。
でも、視線だけがまっすぐ私を捉えている。
「休日に開催される別の業界展示会、もしご興味あればご案内しますよ。情報収集にもなるはずですし」
「……ありがとうございます。上に確認してみます」
そう答えるのが精いっぱいだった。
そのとき。
「結城」
突然、後ろから名前を呼ばれて、思わず肩が跳ねた。
振り返ると、そこには崇雅が立っている。
無表情のまま、しかし目だけが冷たく鋭い。
「資料、そろそろ確認に入る。同行するように」
「……はい」
返事をすると、崇雅は一瞥だけ早瀬に向けて、何も言わずにその場を離れていく。
私は軽く頭を下げてから、慌ててその背を追った。
会議室に入ると、扉が閉まる音がやけに重く響いた。
空気が、少しだけ緊張に満ちている気がした。
「……あの、さっきのこと」
言いかけた言葉を、遮るように崇雅が言った。
「……あの男に、ああいう顔はするな」
「え……?」
「仕事で会うのは構わない。だが――そうやって笑うのは、見たくない」
一瞬、息が詰まった。
(“笑うな”って……)
「……どういう意味ですか?」
そう問い返したとき、
崇雅はわずかに目を伏せた。
「…………言わせるな」
沈黙。
音のない時間が、私の心臓だけを強く打ち鳴らす。
何も言われていないのに、全部を察してしまいそうで――
思わず目を逸らす。
「……資料、確認します」
それだけを告げて、私は手元のファイルに意識を戻した。
でも、あのときの崇雅の声も、視線も、
そして、最後まで言われなかった“その先の言葉”も――
ずっと胸の奥に残って、離れなかった。
翌日、夕方。
オフィスの空気がどこか重たく感じた。
きっと、気のせいじゃない。
周囲は変わらず忙しそうで、私だけが何かに取り残されたような感覚だった。
今日一日、崇雅とは最低限の業務連絡しか交わしていない。
でも、それはいつものことのはずで――
なのに、私の中で何かが静かに波立っていた。
(……昨日の“言わせるな”って、何だったんだろう)
と思いつつも、あれは、なんとなく分かっていた。
“ああいう顔をするな”と言われたとき、胸の奥にずしんと響いた。
私が誰かに笑いかけることすら、あの人は気にしている。
けれど、その理由は――口にされなかった。
(ずるい……)
ほんの少しでも、期待してしまった自分がいた。
でも、その気持ちは言葉にされないまま、手のひらからこぼれ落ちた。
仕事を終えた帰り道、電車に揺られながら、社用スマホの画面をぼんやり眺めていた。
C社からの業務連絡。
取引先とのスケジュール。
早瀬宛に送った展示会へのお礼メッセージの返信もまだ未読のままだ。
(……読まなきゃいけないのに、気が進まない)
本当は、ただの仕事のやり取りだ。
でも、そこに“何か”を含んでいるように感じてしまうのは――きっと、彼のせいだ。
彼が、私の隣にいてくれるたび、
ただの上司として見られなくなっていった。
助けてくれたこと。守ってくれたこと。
嬉しかった。
でも、それだけじゃない。
(“好かれている”って、思いたくなってしまう自分が怖い)
そして――“違った”ときが、もっと怖い。
家に着いて、シャワーを浴びても、気持ちは晴れなかった。
髪を乾かしながら鏡を見た自分の顔は、疲れが残って見える。
「……はぁ」
溜め息が、何度も漏れる。
(部長は、私のことをどう思ってるんだろう)
何度目かの問いに、答えはやっぱり出なかった。
でも、もうこのままの関係ではいられない――
そんな予感だけが、確かに胸の奥に残っていた。
——————
週の終わり。
C社との進捗会議が終わった後、社内でふとひと段落する時間ができた。
帰るにはまだ早いけれど、もう業務はひと区切り。
私は一人で応接用の小さな打ち合わせスペースに資料を持ち込んで、整理をしていた。
――そこへ。
「結城」
静かな足音とともに、崇雅が現れた。
「今、少し話せるか?」
「……はい」
頷いた私に、崇雅はまっすぐこちらへ歩いてきて、私の正面に腰を下ろした。
沈黙が流れる。
いつもなら気にならないはずの無言が、今日は妙に重たい。
私は深く息を吸って、心を決めた。
(……もう、このままではいられない)
「部長」
私が口を開いた瞬間――
「……結城」
彼が、名前を呼んだ。
一瞬、言葉が詰まる。
「……私、ちゃんと聞きたいです」
「なぜ、そんなに私に関わってくれるのか。
どうして、あんなふうに守ってくれるのか。
仕事だけじゃない何かがあるなら――」
そこまで言った瞬間だった。
「好きだ」
崇雅の言葉が、私の問いを食い気味に遮った。
低く、落ち着いた声だった。
でも、抑えきれない感情がにじんでいた。
「ずっと、言うつもりはなかった。
けれど、お前が誰かに笑いかけるたび、俺は心がざわついた。
部下として守っているつもりが、気づけば――誰にも触れさせたくないと思っていた」
私の胸が、強く締めつけられる。
(やっぱり、あのときの気持ちは……間違ってなかった)
「……私も好きです」
小さな声で、でもはっきりと答えた。
「ずっと聞きたかったです。
でも、怖かった。
“特別”だと思いたい自分がいて、それが間違っていたらと思うと……」
言葉が震えそうになるのを、精いっぱいこらえて、私は続けた。
「私も、部長が他の人に笑いかけてたら、嫌です。
そんな自分に、ようやく気づきました」
崇雅がそっと視線を落とし、小さく息を吐いた。
そして、静かに手を伸ばしてきた。
触れたのは、指先だけ。
でも、その温度が、はっきりと心に届いた。
「……もう“部下”として扱えそうにない」
「……私も、もう“上司”として見られません」
目が合った。
言葉は、それ以上いらなかった。
資料をまとめて会議室へ移動しようとしたとき、
偶然、C社の早瀬と廊下で鉢合わせた。
「ちょうどよかった。結城さん、今お時間いいですか?」
いつも通りの穏やかな笑顔。
「この間の展示会の件、実はうちの社内でも評判で。特に結城さんの資料は分かりやすかったと好評でした」
「……恐縮です。お役に立てたなら何よりです」
笑顔で返しながらも、どこか落ち着かない。
距離は近すぎず遠すぎず。
でも、視線だけがまっすぐ私を捉えている。
「休日に開催される別の業界展示会、もしご興味あればご案内しますよ。情報収集にもなるはずですし」
「……ありがとうございます。上に確認してみます」
そう答えるのが精いっぱいだった。
そのとき。
「結城」
突然、後ろから名前を呼ばれて、思わず肩が跳ねた。
振り返ると、そこには崇雅が立っている。
無表情のまま、しかし目だけが冷たく鋭い。
「資料、そろそろ確認に入る。同行するように」
「……はい」
返事をすると、崇雅は一瞥だけ早瀬に向けて、何も言わずにその場を離れていく。
私は軽く頭を下げてから、慌ててその背を追った。
会議室に入ると、扉が閉まる音がやけに重く響いた。
空気が、少しだけ緊張に満ちている気がした。
「……あの、さっきのこと」
言いかけた言葉を、遮るように崇雅が言った。
「……あの男に、ああいう顔はするな」
「え……?」
「仕事で会うのは構わない。だが――そうやって笑うのは、見たくない」
一瞬、息が詰まった。
(“笑うな”って……)
「……どういう意味ですか?」
そう問い返したとき、
崇雅はわずかに目を伏せた。
「…………言わせるな」
沈黙。
音のない時間が、私の心臓だけを強く打ち鳴らす。
何も言われていないのに、全部を察してしまいそうで――
思わず目を逸らす。
「……資料、確認します」
それだけを告げて、私は手元のファイルに意識を戻した。
でも、あのときの崇雅の声も、視線も、
そして、最後まで言われなかった“その先の言葉”も――
ずっと胸の奥に残って、離れなかった。
翌日、夕方。
オフィスの空気がどこか重たく感じた。
きっと、気のせいじゃない。
周囲は変わらず忙しそうで、私だけが何かに取り残されたような感覚だった。
今日一日、崇雅とは最低限の業務連絡しか交わしていない。
でも、それはいつものことのはずで――
なのに、私の中で何かが静かに波立っていた。
(……昨日の“言わせるな”って、何だったんだろう)
と思いつつも、あれは、なんとなく分かっていた。
“ああいう顔をするな”と言われたとき、胸の奥にずしんと響いた。
私が誰かに笑いかけることすら、あの人は気にしている。
けれど、その理由は――口にされなかった。
(ずるい……)
ほんの少しでも、期待してしまった自分がいた。
でも、その気持ちは言葉にされないまま、手のひらからこぼれ落ちた。
仕事を終えた帰り道、電車に揺られながら、社用スマホの画面をぼんやり眺めていた。
C社からの業務連絡。
取引先とのスケジュール。
早瀬宛に送った展示会へのお礼メッセージの返信もまだ未読のままだ。
(……読まなきゃいけないのに、気が進まない)
本当は、ただの仕事のやり取りだ。
でも、そこに“何か”を含んでいるように感じてしまうのは――きっと、彼のせいだ。
彼が、私の隣にいてくれるたび、
ただの上司として見られなくなっていった。
助けてくれたこと。守ってくれたこと。
嬉しかった。
でも、それだけじゃない。
(“好かれている”って、思いたくなってしまう自分が怖い)
そして――“違った”ときが、もっと怖い。
家に着いて、シャワーを浴びても、気持ちは晴れなかった。
髪を乾かしながら鏡を見た自分の顔は、疲れが残って見える。
「……はぁ」
溜め息が、何度も漏れる。
(部長は、私のことをどう思ってるんだろう)
何度目かの問いに、答えはやっぱり出なかった。
でも、もうこのままの関係ではいられない――
そんな予感だけが、確かに胸の奥に残っていた。
——————
週の終わり。
C社との進捗会議が終わった後、社内でふとひと段落する時間ができた。
帰るにはまだ早いけれど、もう業務はひと区切り。
私は一人で応接用の小さな打ち合わせスペースに資料を持ち込んで、整理をしていた。
――そこへ。
「結城」
静かな足音とともに、崇雅が現れた。
「今、少し話せるか?」
「……はい」
頷いた私に、崇雅はまっすぐこちらへ歩いてきて、私の正面に腰を下ろした。
沈黙が流れる。
いつもなら気にならないはずの無言が、今日は妙に重たい。
私は深く息を吸って、心を決めた。
(……もう、このままではいられない)
「部長」
私が口を開いた瞬間――
「……結城」
彼が、名前を呼んだ。
一瞬、言葉が詰まる。
「……私、ちゃんと聞きたいです」
「なぜ、そんなに私に関わってくれるのか。
どうして、あんなふうに守ってくれるのか。
仕事だけじゃない何かがあるなら――」
そこまで言った瞬間だった。
「好きだ」
崇雅の言葉が、私の問いを食い気味に遮った。
低く、落ち着いた声だった。
でも、抑えきれない感情がにじんでいた。
「ずっと、言うつもりはなかった。
けれど、お前が誰かに笑いかけるたび、俺は心がざわついた。
部下として守っているつもりが、気づけば――誰にも触れさせたくないと思っていた」
私の胸が、強く締めつけられる。
(やっぱり、あのときの気持ちは……間違ってなかった)
「……私も好きです」
小さな声で、でもはっきりと答えた。
「ずっと聞きたかったです。
でも、怖かった。
“特別”だと思いたい自分がいて、それが間違っていたらと思うと……」
言葉が震えそうになるのを、精いっぱいこらえて、私は続けた。
「私も、部長が他の人に笑いかけてたら、嫌です。
そんな自分に、ようやく気づきました」
崇雅がそっと視線を落とし、小さく息を吐いた。
そして、静かに手を伸ばしてきた。
触れたのは、指先だけ。
でも、その温度が、はっきりと心に届いた。
「……もう“部下”として扱えそうにない」
「……私も、もう“上司”として見られません」
目が合った。
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