37 / 79
勘違いを続ける彼女と彼女が気になる彼。
ちょっと男子ィ、ちゃんと掃除してくださぁい。
しおりを挟む
うちの学校の赤点の基準は厳しい。普通は30点以下とされる赤点だが、うちの学校独自の不合格点が設けられているのだ。
まず平均点以下はすべて赤点と判断されて課題を出される。その平均点の半分以下だった場合は補習となり、教室でみっちりお勉強する事になっている。
そして私はその補習を免れたというのに、命じられたプール清掃。
補習の人たちは座ってお勉強なのに、私は汚いプールの掃除をさせられるという。罰ゲームかこれ。1年生は学校生活にまだ慣れてないだろうし、3年生は受験だからって…2年生にお鉢が回ってきたのさ!
普通科と特進科の2年で、委員会とか部活とかの特別な用がない赤点クリア組がプールサイドに集められ、デッキブラシを手渡される。そこに集まったみんな沈んだ顔をしていた。中間テストから解放されたのに、何が悲しくてプールの掃除をさせられるというのか。普通逆だろう。
とはいえ不満をブチブチ言ってもプールはきれいにならない。私は黙々と作業を開始した。
ふと周りを見ると、いつも彼らと一緒の桐生礼奈の姿がどこにもなかった。部活かなにかで不在なのだろうか。彼らはいつも3人一緒だったので、それが意外に思えた。
そういえば、悠木君と一緒に作業するのは珍しいかも。いつも所属クラスが違うから別行動だから尚更。
──バシャッ
「ぷっ…!?」
私がぼうっとしていたのが悪かったのだろうか。真正面からホースの水をぶっかけられてしまった。反射的にギュッと閉じていた目を開くと、そこにはやっべぇと言った顔をする男子数名がいた。彼らはびしょ濡れになっていた。どうやら掃除せずに水の掛け合いをして遊んでいたらしい。
「わ、わりぃ、こいつがホース奪おうとするから…」
「…ふざけないでくれる? 掃除して」
睨みつけて文句を言うと、「わーこえぇ」と反省してなさそうな反応をされた。小学生じゃないんだから掃除の時間に遊ばないでよね全く……手の甲で濡れた顔を拭ったけど、髪からも滴り落ちてくる水に私は諦めた。掃除している間に乾くだろうと。
「きゃっ!」
私が諦めてデッキブラシを握る手に力を込めると、背後で女子が悲鳴を上げた。しかしその悲鳴に恐怖の色はない。その後も「やだぁ」やら「ひゃぁ」やらなんだか恥じらうような女子の声が続く。
異変を感じてなんだ? と振り返ると、私の視界いっぱいに白が広がった。
「うぐっ」
洗剤に混じった汗の匂い。そして体温がほのかに感じられるそれに私は混乱した。なに!?
持っていたデッキブラシの柄を離して、何事かと慌てていると、被せられたそれが下に引っ張られ、私はすっぽりと頭をだした。白かった視界がクリアになり、私の視界に広がったのは肌色だ。……ハリのある健康的な肌、きれいな形をした鎖骨、広い胸板……男の胸である。
「……あの」
顔をあげれば、頬を赤らめた悠木君の顔があった。
悠木君はナゼ半裸になっているのですか?
自分の体を見下ろすと、そこには二回りくらい大きな体操服が被せられていた。どうやら悠木君の体操着のようである。
……私が水に濡れたから気遣ってくれたのだろうか。
「大丈夫だよ、そんなに水冷たくないし」
それより半裸だと女子が色めきだつから、そっちのほうが危険だ。上から被せられた体操服を脱いで返却しようとしたら、それを抑え込まれた。
「駄目だ、お前の体操服濡れて透けてるんだって!」
恥ずかしそうに視線をさまよわせる悠木君。うん、紳士なのはいいんだけどね…
「半裸の悠木くんよりマシでしょう。これインナーだから心配しないで」
なにもブラがダイレクトに透けてるわけじゃない。色気のないクール素材のタンクトップが透けているだけだから見られても恥ずかしくないよ。それより上半身裸の悠木君のほうが恥ずかしがるべき案件だと思う。
「脱ぐな!」
私がもぞもぞ脱ごうとするも、ガバッと抑え込まれてしまい身動きが取れなくなった。その直後周りで「えぇぇっ」と女子の驚きの声が飛んでくる。
「…悠木君が半裸になってるけど」
「いいんだよ俺は!」
いやいや、よくないでしょう。
傍から見たら私達は抱き合っているように見えるらしい。ひそひそと抱き合ってる…やっぱりあのふたり付き合ってるの? と噂する声が聞こえてきた。周りの視線を浴びて、私は冷や汗を流す。
こ、これはちょっとまずいのではないだろうか。押し返そうにも悠木君の地肌に直接触れるのは流石に気が引けてなにもできない。
悠木君の身体が近い。な、なんだこれ…
ドッドッドッと脈打つそれは、悠木君のものだろうか、それとも、私……
「ゆ、」
「ちょっとちょっと夏生、それはセクハラだよー」
私が震える声で発言しようとしたら、デッキブラシの柄の先に手を重ねたその上に顎を乗せた眼鏡がこちらをからかうようにニヤニヤしてきた。
「やーい夏生のスケベー。ここぞとばかりに森宮さんに抱きついてやんのー」
「ち、ちがっ! これは森宮が体操服を脱ごうとしたから!」
「私のせいなの!?」
眼鏡にからかわれて首まで真っ赤にさせた悠木君が私から腕を離した。私はそれにほんの少しがっかりしつつ、悠木君の言い分に突っ込んだ。私は自分の体操着はちゃんと着てますよ!? 私が露出したがりみたいな言い方よしてもらおうか!
「いいなぁいいなぁ。俺もかわいい女の子ハグしたいなぁ」
「礼奈に頼んでみたらどうだ」
悠木君は眼鏡のハグ相手にここにはいない桐生礼奈を生贄として差し出そうとしていた。
えっ…そんなことしていいの? 悠木君。君はライバルに塩を送っちゃうのか…! 君は桐生さんのことが…
「なんで礼奈? …あいつ怒りそうじゃね?」
怪訝な表情を浮かべた眼鏡は、悠木君の案を却下した。ていうかハグさせてくださいとお願いして桐生さんが受け入れてくれるかも定かじゃないもんね。
「さぁ森宮さん、俺の腕の中に飛び込んでおいでー!」
なんで私にお鉢が回ってくるのか。
満面の笑みの眼鏡が両腕を広げて私を迎える体勢をとっていたが、私は白けた表情を返してあげる。
「行かない」
「んもーつれないなぁ!」
なぜ私があんたに抱きしめられなくてはならないのか。
不満そうな顔するな、だれが行くか。ふざけてないで黙って掃除してよ眼鏡。私はふっと視線をそらすと、落としたデッキブラシを拾い上げてプール底を擦り始めた。…体操着被っていると身動き取りにくいな…暑いし。でも脱ぐなって悠木君が言うし……
「あっちょっと、なにっなにするのっ」
背後で眼鏡が慌てている。もうなに、うるさいな…
私が胡乱に振り返ると、そこでは悠木君が眼鏡に熱い抱擁をかましていた。
「抱きつきたいなら俺が相手してやるよ」
「やめて、いくらお前の顔がきれいでも俺…男には」
「黙れ。お前の好きにはさせねえぞ」
目が笑っていない悠木君が抱きしめる腕に力を込めると、眼鏡が恥じらうふりをしている。なんだ、まんざらじゃないのか。
「きゃー!」
ギュウギュウに抱き合う男子2人を見た女子が黄色い声を上げる。テンション上がった一部の女子がはしゃいでいるのだ。
「うるせぇ! 騒ぐな女子!」
騒ぐなっていうか、悠木君も眼鏡も掃除しようよ。私早く掃除終わらせたい。
ふたりは様子を見に来た先生に叱られるまで、なにやらわちゃわちゃ戯れていた。私は早く終わらせたいので彼らを無視してモクモク作業に没頭したのである。
□■□
「悠木君、暑いからそろそろ脱ぎたい」
「しかたねーだろ、我慢しろ!」
プール掃除を終えてプール場から移動する際、私が悠木君に体操着を返そうとしたら却下された。
もういいじゃん、掃除終わったんだしさ。
「半裸で歩くのは感心しないよ」
「俺は男だからいいの」
いや、そういう問題じゃなくて…悠木君とすれ違う女子たちのテンションが爆上がりで、彼女たちの視線がすごいんだよ。変なトラブルが後々舞い込んできそうだからさ……ただでさえ悠木君は変な女に絡まれる呪いにかかっているんだから、色気の無駄遣いはやめたほうがいいと思うよ。
まず平均点以下はすべて赤点と判断されて課題を出される。その平均点の半分以下だった場合は補習となり、教室でみっちりお勉強する事になっている。
そして私はその補習を免れたというのに、命じられたプール清掃。
補習の人たちは座ってお勉強なのに、私は汚いプールの掃除をさせられるという。罰ゲームかこれ。1年生は学校生活にまだ慣れてないだろうし、3年生は受験だからって…2年生にお鉢が回ってきたのさ!
普通科と特進科の2年で、委員会とか部活とかの特別な用がない赤点クリア組がプールサイドに集められ、デッキブラシを手渡される。そこに集まったみんな沈んだ顔をしていた。中間テストから解放されたのに、何が悲しくてプールの掃除をさせられるというのか。普通逆だろう。
とはいえ不満をブチブチ言ってもプールはきれいにならない。私は黙々と作業を開始した。
ふと周りを見ると、いつも彼らと一緒の桐生礼奈の姿がどこにもなかった。部活かなにかで不在なのだろうか。彼らはいつも3人一緒だったので、それが意外に思えた。
そういえば、悠木君と一緒に作業するのは珍しいかも。いつも所属クラスが違うから別行動だから尚更。
──バシャッ
「ぷっ…!?」
私がぼうっとしていたのが悪かったのだろうか。真正面からホースの水をぶっかけられてしまった。反射的にギュッと閉じていた目を開くと、そこにはやっべぇと言った顔をする男子数名がいた。彼らはびしょ濡れになっていた。どうやら掃除せずに水の掛け合いをして遊んでいたらしい。
「わ、わりぃ、こいつがホース奪おうとするから…」
「…ふざけないでくれる? 掃除して」
睨みつけて文句を言うと、「わーこえぇ」と反省してなさそうな反応をされた。小学生じゃないんだから掃除の時間に遊ばないでよね全く……手の甲で濡れた顔を拭ったけど、髪からも滴り落ちてくる水に私は諦めた。掃除している間に乾くだろうと。
「きゃっ!」
私が諦めてデッキブラシを握る手に力を込めると、背後で女子が悲鳴を上げた。しかしその悲鳴に恐怖の色はない。その後も「やだぁ」やら「ひゃぁ」やらなんだか恥じらうような女子の声が続く。
異変を感じてなんだ? と振り返ると、私の視界いっぱいに白が広がった。
「うぐっ」
洗剤に混じった汗の匂い。そして体温がほのかに感じられるそれに私は混乱した。なに!?
持っていたデッキブラシの柄を離して、何事かと慌てていると、被せられたそれが下に引っ張られ、私はすっぽりと頭をだした。白かった視界がクリアになり、私の視界に広がったのは肌色だ。……ハリのある健康的な肌、きれいな形をした鎖骨、広い胸板……男の胸である。
「……あの」
顔をあげれば、頬を赤らめた悠木君の顔があった。
悠木君はナゼ半裸になっているのですか?
自分の体を見下ろすと、そこには二回りくらい大きな体操服が被せられていた。どうやら悠木君の体操着のようである。
……私が水に濡れたから気遣ってくれたのだろうか。
「大丈夫だよ、そんなに水冷たくないし」
それより半裸だと女子が色めきだつから、そっちのほうが危険だ。上から被せられた体操服を脱いで返却しようとしたら、それを抑え込まれた。
「駄目だ、お前の体操服濡れて透けてるんだって!」
恥ずかしそうに視線をさまよわせる悠木君。うん、紳士なのはいいんだけどね…
「半裸の悠木くんよりマシでしょう。これインナーだから心配しないで」
なにもブラがダイレクトに透けてるわけじゃない。色気のないクール素材のタンクトップが透けているだけだから見られても恥ずかしくないよ。それより上半身裸の悠木君のほうが恥ずかしがるべき案件だと思う。
「脱ぐな!」
私がもぞもぞ脱ごうとするも、ガバッと抑え込まれてしまい身動きが取れなくなった。その直後周りで「えぇぇっ」と女子の驚きの声が飛んでくる。
「…悠木君が半裸になってるけど」
「いいんだよ俺は!」
いやいや、よくないでしょう。
傍から見たら私達は抱き合っているように見えるらしい。ひそひそと抱き合ってる…やっぱりあのふたり付き合ってるの? と噂する声が聞こえてきた。周りの視線を浴びて、私は冷や汗を流す。
こ、これはちょっとまずいのではないだろうか。押し返そうにも悠木君の地肌に直接触れるのは流石に気が引けてなにもできない。
悠木君の身体が近い。な、なんだこれ…
ドッドッドッと脈打つそれは、悠木君のものだろうか、それとも、私……
「ゆ、」
「ちょっとちょっと夏生、それはセクハラだよー」
私が震える声で発言しようとしたら、デッキブラシの柄の先に手を重ねたその上に顎を乗せた眼鏡がこちらをからかうようにニヤニヤしてきた。
「やーい夏生のスケベー。ここぞとばかりに森宮さんに抱きついてやんのー」
「ち、ちがっ! これは森宮が体操服を脱ごうとしたから!」
「私のせいなの!?」
眼鏡にからかわれて首まで真っ赤にさせた悠木君が私から腕を離した。私はそれにほんの少しがっかりしつつ、悠木君の言い分に突っ込んだ。私は自分の体操着はちゃんと着てますよ!? 私が露出したがりみたいな言い方よしてもらおうか!
「いいなぁいいなぁ。俺もかわいい女の子ハグしたいなぁ」
「礼奈に頼んでみたらどうだ」
悠木君は眼鏡のハグ相手にここにはいない桐生礼奈を生贄として差し出そうとしていた。
えっ…そんなことしていいの? 悠木君。君はライバルに塩を送っちゃうのか…! 君は桐生さんのことが…
「なんで礼奈? …あいつ怒りそうじゃね?」
怪訝な表情を浮かべた眼鏡は、悠木君の案を却下した。ていうかハグさせてくださいとお願いして桐生さんが受け入れてくれるかも定かじゃないもんね。
「さぁ森宮さん、俺の腕の中に飛び込んでおいでー!」
なんで私にお鉢が回ってくるのか。
満面の笑みの眼鏡が両腕を広げて私を迎える体勢をとっていたが、私は白けた表情を返してあげる。
「行かない」
「んもーつれないなぁ!」
なぜ私があんたに抱きしめられなくてはならないのか。
不満そうな顔するな、だれが行くか。ふざけてないで黙って掃除してよ眼鏡。私はふっと視線をそらすと、落としたデッキブラシを拾い上げてプール底を擦り始めた。…体操着被っていると身動き取りにくいな…暑いし。でも脱ぐなって悠木君が言うし……
「あっちょっと、なにっなにするのっ」
背後で眼鏡が慌てている。もうなに、うるさいな…
私が胡乱に振り返ると、そこでは悠木君が眼鏡に熱い抱擁をかましていた。
「抱きつきたいなら俺が相手してやるよ」
「やめて、いくらお前の顔がきれいでも俺…男には」
「黙れ。お前の好きにはさせねえぞ」
目が笑っていない悠木君が抱きしめる腕に力を込めると、眼鏡が恥じらうふりをしている。なんだ、まんざらじゃないのか。
「きゃー!」
ギュウギュウに抱き合う男子2人を見た女子が黄色い声を上げる。テンション上がった一部の女子がはしゃいでいるのだ。
「うるせぇ! 騒ぐな女子!」
騒ぐなっていうか、悠木君も眼鏡も掃除しようよ。私早く掃除終わらせたい。
ふたりは様子を見に来た先生に叱られるまで、なにやらわちゃわちゃ戯れていた。私は早く終わらせたいので彼らを無視してモクモク作業に没頭したのである。
□■□
「悠木君、暑いからそろそろ脱ぎたい」
「しかたねーだろ、我慢しろ!」
プール掃除を終えてプール場から移動する際、私が悠木君に体操着を返そうとしたら却下された。
もういいじゃん、掃除終わったんだしさ。
「半裸で歩くのは感心しないよ」
「俺は男だからいいの」
いや、そういう問題じゃなくて…悠木君とすれ違う女子たちのテンションが爆上がりで、彼女たちの視線がすごいんだよ。変なトラブルが後々舞い込んできそうだからさ……ただでさえ悠木君は変な女に絡まれる呪いにかかっているんだから、色気の無駄遣いはやめたほうがいいと思うよ。
1
あなたにおすすめの小説
陰キャ幼馴染に振られた負けヒロインは俺がいる限り絶対に勝つ!
みずがめ
恋愛
★講談社ラノベ文庫新人賞佳作を受賞しました!
杉藤千夏はツンデレ少女である。
そんな彼女は誤解から好意を抱いていた幼馴染に軽蔑されてしまう。その場面を偶然目撃した佐野将隆は絶好のチャンスだと立ち上がった。
千夏に好意を寄せていた将隆だったが、彼女には生まれた頃から幼馴染の男子がいた。半ば諦めていたのに突然転がり込んできた好機。それを逃すことなく、将隆は千夏の弱った心に容赦なくつけ込んでいくのであった。
徐々に解されていく千夏の心。いつしか彼女は将隆なしではいられなくなっていく…。口うるさいツンデレ女子が優しい美少女幼馴染だと気づいても、今さらもう遅い!
※他サイトにも投稿しています。
※表紙絵イラストはおしつじさん、ロゴはあっきコタロウさんに作っていただきました。
元男装傭兵、完璧な淑女を演じます。――嫁ぎ先はかつての団長でした!?
中野森
恋愛
貧乏男爵家の長女クラリスは、弟の学費を稼ぐために男装して傭兵団へ入団した。
副団長にまで上り詰め、団長をはじめとした仲間から信頼を得るが、決して正体は明かさなかった。
やがて戦争が終わり、傭兵団は解散となる。
出稼ぎするために流した嘘の悪評により、修道院入りを覚悟していたクラリスだったが、帰郷した彼女を待っていたのは父からの「嫁ぎ先が決まった」という一言だった。
慌ただしく始まる淑女教育、そして一度も未来の夫と顔合わせすることなく迎えた結婚式当日。
誓いの言葉を促され隣からきこてくる声に、クラリスは凍りつく。
……嘘でしょ、団長!?
かつての想い人でもある傭兵仲間が今は夫となり、妻の正体には気づいていない――気づかれてはいけないのだ、絶対に!
本作品はゆるふわ設定、ご都合主義、細かいことは気にしたら負け!
※この小説は、ほかの小説投稿サイトにも投稿しています。
苦手な冷徹専務が義兄になったかと思ったら極あま顔で迫ってくるんですが、なんででしょう?~偽家族恋愛~
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
「こちら、再婚相手の息子の仁さん」
母に紹介され、なにかの間違いだと思った。
だってそこにいたのは、私が敵視している専務だったから。
それだけでもかなりな不安案件なのに。
私の住んでいるマンションに下着泥が出た話題から、さらに。
「そうだ、仁のマンションに引っ越せばいい」
なーんて義父になる人が言い出して。
結局、反対できないまま専務と同居する羽目に。
前途多難な同居生活。
相変わらず専務はなに考えているかわからない。
……かと思えば。
「兄妹ならするだろ、これくらい」
当たり前のように落とされる、額へのキス。
いったい、どうなってんのー!?
三ツ森涼夏
24歳
大手菓子メーカー『おろち製菓』営業戦略部勤務
背が低く、振り返ったら忘れられるくらい、特徴のない顔がコンプレックス。
小1の時に両親が離婚して以来、母親を支えてきた頑張り屋さん。
たまにその頑張りが空回りすることも?
恋愛、苦手というより、嫌い。
淋しい、をちゃんと言えずにきた人。
×
八雲仁
30歳
大手菓子メーカー『おろち製菓』専務
背が高く、眼鏡のイケメン。
ただし、いつも無表情。
集中すると周りが見えなくなる。
そのことで周囲には誤解を与えがちだが、弁明する気はない。
小さい頃に母親が他界し、それ以来、ひとりで淋しさを抱えてきた人。
ふたりはちゃんと義兄妹になれるのか、それとも……!?
*****
千里専務のその後→『絶対零度の、ハーフ御曹司の愛ブルーの瞳をゲーヲタの私に溶かせとか言っています?……』
*****
表紙画像 湯弐様 pixiv ID3989101
会社のイケメン先輩がなぜか夜な夜な私のアパートにやって来る件について(※付き合っていません)
久留茶
恋愛
地味で陰キャでぽっちゃり体型の小森菜乃(24)は、会社の飲み会で女子一番人気のイケメン社員・五十嵐大和(26)を、ひょんなことから自分のアパートに泊めることに。
しかし五十嵐は表の顔とは別に、腹黒でひと癖もふた癖もある男だった。
「お前は俺の恋愛対象外。ヤル気も全く起きない安全地帯」
――酷い言葉に、菜乃は呆然。二度と関わるまいと決める。
なのに、それを境に彼は夜な夜な菜乃のもとへ現れるようになり……?
溺愛×性格に難ありの執着男子 × 冴えない自分から変身する健気ヒロイン。
王道と刺激が詰まったオフィスラブコメディ!
*全28話完結
*辛口で過激な発言あり。苦手な方はご注意ください。
*他誌にも掲載中です。
距離感ゼロ〜副社長と私の恋の攻防戦〜
葉月 まい
恋愛
「どうするつもりだ?」
そう言ってグッと肩を抱いてくる
「人肌が心地良くてよく眠れた」
いやいや、私は抱き枕ですか!?
近い、とにかく近いんですって!
グイグイ迫ってくる副社長と
仕事一筋の秘書の
恋の攻防戦、スタート!
✼••┈•• ♡ 登場人物 ♡••┈••✼
里見 芹奈(27歳) …神蔵不動産 社長秘書
神蔵 翔(32歳) …神蔵不動産 副社長
社長秘書の芹奈は、パーティーで社長をかばい
ドレスにワインをかけられる。
それに気づいた副社長の翔は
芹奈の肩を抱き寄せてホテルの部屋へ。
海外から帰国したばかりの翔は
何をするにもとにかく近い!
仕事一筋の芹奈は
そんな翔に戸惑うばかりで……
虐げられ続けてきたお嬢様、全てを踏み台に幸せになることにしました。
ラディ
恋愛
一つ違いの姉と比べられる為に、愚かであることを強制され矯正されて育った妹。
家族からだけではなく、侍女や使用人からも虐げられ弄ばれ続けてきた。
劣悪こそが彼女と標準となっていたある日。
一人の男が現れる。
彼女の人生は彼の登場により一変する。
この機を逃さぬよう、彼女は。
幸せになることに、決めた。
■完結しました! 現在はルビ振りを調整中です!
■第14回恋愛小説大賞99位でした! 応援ありがとうございました!
■感想や御要望などお気軽にどうぞ!
■エールやいいねも励みになります!
■こちらの他にいくつか話を書いてますのでよろしければ、登録コンテンツから是非に。
※一部サブタイトルが文字化けで表示されているのは演出上の仕様です。お使いの端末、表示されているページは正常です。
羽柴弁護士の愛はいろいろと重すぎるので返品したい。
泉野あおい
恋愛
人の気持ちに重い軽いがあるなんて変だと思ってた。
でも今、確かに思ってる。
―――この愛は、重い。
------------------------------------------
羽柴健人(30)
羽柴法律事務所所長 鳳凰グループ法律顧問
座右の銘『危ない橋ほど渡りたい。』
好き:柊みゆ
嫌い:褒められること
×
柊 みゆ(28)
弱小飲料メーカー→鳳凰グループ・ホウオウ総務部
座右の銘『石橋は叩いて渡りたい。』
好き:走ること
苦手:羽柴健人
------------------------------------------
まずはお嫁さんからお願いします。
桜庭かなめ
恋愛
高校3年生の長瀬和真のクラスには、有栖川優奈という女子生徒がいる。優奈は成績優秀で容姿端麗、温厚な性格と誰にでも敬語で話すことから、学年や性別を問わず人気を集めている。和真は優奈とはこの2年間で挨拶や、バイト先のドーナッツ屋で接客する程度の関わりだった。
4月の終わり頃。バイト中に店舗の入口前の掃除をしているとき、和真は老齢の男性のスマホを見つける。その男性は優奈の祖父であり、日本有数の企業グループである有栖川グループの会長・有栖川総一郎だった。
総一郎は自分のスマホを見つけてくれた和真をとても気に入り、孫娘の優奈とクラスメイトであること、優奈も和真も18歳であることから優奈との結婚を申し出る。
いきなりの結婚打診に和真は困惑する。ただ、有栖川家の説得や、優奈が和真の印象が良く「結婚していい」「いつかは両親や祖父母のような好き合える夫婦になりたい」と思っていることを知り、和真は結婚を受け入れる。
デート、学校生活、新居での2人での新婚生活などを経て、和真と優奈の距離が近づいていく。交際なしで結婚した高校生の男女が、好き合える夫婦になるまでの温かくて甘いラブコメディ!
※特別編7が完結しました!(2026.1.29)
※小説家になろうとカクヨムでも公開しています。
※お気に入り登録、感想をお待ちしております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる