花嫁は忘れたい

術師のもとに訪れたレイアは愛する人を忘れたいと願った。

結婚を控えた身。
だから、結婚式までに愛した相手を忘れたいのだ。

政略結婚なので夫となる人に愛情はない。
結婚後に愛人を家に入れるといった男に愛情が湧こうはずがない。

絶望しか見えない結婚生活だ。
愛した男を思えば逃げ出したくなる。

だから、家のために嫁ぐレイアに希望はいらない。

愛した彼を忘れさせてほしい。

レイアはそう願った。


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