忘れられた幼な妻は泣くことを止めました
そんな時、アリスの父に非常に有利な融資をする人物が現れた。その代理人のフーは巧みに父を騙して、莫大な借金を負わせてしまう。
もちろん返済する目処もない。
「アリス姫と我が主人との婚姻で借財を帳消しにしましょう」
フーの言葉に父は頷いた。アリスもそれを責められなかった。家を守るのは父の責務だと信じたから。
嫁いだドリトルン家は悪徳金貸しとして有名で、アリスは邸の厳しいルールに従うことになる。フーは彼女を監視し自由を許さない。そんな中、夫の愛人が邸に迎え入れることを知る。彼女は庭の隅の離れ住まいを強いられているのに。アリスは嘆き悲しむが、フーに強く諌められてうなだれて受け入れた。
「ご実家への援助はご心配なく。ここでの悪くないお暮らしも保証しましょう」
そういう経緯を仲良しのはとこに打ち明けた。晩餐に招かれ、久しぶりに心の落ち着く時間を過ごした。その席にははとこ夫妻の友人のロエルもいて、彼女に彼の掘った珍しい鉱石を見せてくれた。しかし迎えに現れたフーが、和やかな夜をぶち壊してしまう。彼女を庇うはとこを咎め、フーの無礼を責めたロエルにまで痛烈な侮蔑を吐き捨てた。
厳しい婚家のルールに縛られ、アリスは外出もままならない。
それから五年の月日が流れ、ひょんなことからロエルに再会することになった。金髪の端正な紳士の彼は、彼女に問いかけた。
「お幸せですか?」
アリスはそれに答えられずにそのまま別れた。しかし、その言葉が彼の優しかった印象と共に尾を引いて、彼女の中に残っていく_______。
世間知らずの高貴な姫とやや強引な公爵家の子息のじれじれなラブストーリーです。
古風な恋愛物語をお好きな方にお読みいただけますと幸いです。
ハッピーエンドを心がけております。読後感のいい物語を努めます。
※小説家になろう様にも投稿させていただいております。
楽しく一気に読ませていただきました。
フ―が1番気になりました。名前からしてWHO だなんて…。唯一の大人という感じで、穴もわざと見つかるように行動していて、アリスが幸せになれるように、自分が犠牲になって可哀想過ぎでした。母の復讐を終えたら、生きる意味を失うなんてひどすぎるです。
一度目はサラッと読んでしまいましたので、二度目です。
二度目で読んでみると「あぁ~これがあの事に繋がるのか~」なんて思います。
読み易いのに読み応えがあり、話の中の人達がまるで生きている様に動きます。
あと少しで二度目も終わります。
素敵なお話を有難うございました。
ひぇ~、大きな穴が必要な粗大ゴミってディアーの遺体ですかね? フーってなんだか得体が知れなくてコワイです。いったいどうしてそこまでドリトルン家の人間に恨みがあるのでしょうか。もしかしてフー自身がドリトルン家の庶子だったりするとか? ロフィが将来、家の支配権と財産を取り戻せるといいのですが。
ロフィが成人するまでアリスがロエルと結ばれないとしたら、気の毒過ぎますね。ディアーもいなくなったことだし、障害はフーだけかな? 早くアリスがロエルと(もちろんロフィと一緒に)幸せになってほしいです。
小リスの退場で、ディアーとアリスの関係にも変化が訪れるのでしょうか。
小リスの手切れ金、満額回答なんでしょうかね?
愛人時代にディアーに山ほど貢がせたものだけでもひと財産ありそうですけど。
手切れ金はやるけど、荷物は全部置いて行かせるとか?
ドリトルン家を実質上支配し、巨万の富を手に入れたフーが次に狙うのは何か。
しかし、完全犯罪と高をくくるフーにまさかの落とし穴…。
でも証拠は小リスの目撃証言だけだし、遺体は既に墓の下。
フーの牙城を突き崩すのは誰か。
ロエルにそこまでの立ち回りが出来るのかなぁ。
ああ、遂に言い逃れの出来ない不貞関係になってしまったんですね。
最初の逢瀬こそ今生の別れかもという大義名分(?)がありましたが、2度目はもはや白昼堂々と。
いつかアリスの婚姻が解消出来る日が来るまで、2人には身綺麗でいて欲しかったですが……。せめて最後の一線は死守出来るか。
背徳感をスパイスに禁断の関係に酔いしれた2人はこれからどうなって行くのか。
夫を更に失脚させるネタでもあれば良いのですが。
こうやって不貞関係になっていくんだな…
ロエルは正義感に、アリスは外界への憧れと背徳感に酔ってますね〜。
ロエルが心配性なのは分かるけど、相手の事情も慮らず嫌味な言い方が鼻につく…好かれたいなら言い方考えないと、まぁたアリスちゃんに嫌われるぞ〜( ;´Д`)
ロエルさん、今のところ、密会以外は口だけ男になってるから、これから姫を救う騎士になると良いですね(*´ω`*)
少し疑問なのですが、ロエルとやり取りした今までの手紙は、その後どうしているのでしょうか?
手紙を貰って読んだ直後に「ノートブックに挟む」という描写がありますが、2通3通程度なら挟んだままでも問題ないと思います。
ですが、既にそんな回数では収まらないくらいのやり取りになっているはず。
その過去の手紙の行方は。
仮にレイナの手紙でカモフラージュして鍵付きの文箱とかに入れても、部屋を改められて鍵を壊して開けられるようなことになる可能性もあるし、手紙を挟んだノートが風で捲れたりノートを落として手紙が、例えばフーの前に飛び出したりしたら。
読んだら燃やすが1番確実ですが、最初にそういう取り決めがなければアリスの性格的に貰った手紙を燃やすとも思えないので。
ロエルは何がしたいのか……。
いくらアリスの境遇に疑問があったとしても、ロエル自身が矢面に立って(あるいは根回しをして)アリスを救う為に動くのではないなら、現状は口先だけのただの偽善でしかない。
アリスにしたら余計なお世話。
アリスの父がアリスの現状を知り、冷遇されるアリスの待遇改善を申し入れたところで、ガタガタ言うなら援助金を打ち切ると言われたら、お金がないと困る父親は黙るしかないんだし。
多少の健康を取り戻したとしても、結局は家を存続させるだけの稼ぎもない。
そもそも最初から、アリスはお金の為に父親に「売られた」んだから。
独特な世界観のお話ですね。
身分とプライドだけは高いらしい、しかし生活能力のないボンクラな父に売られたアリス。
アリスを妻に迎えただけで放置する夫。
愛人との間に生まれた子供もアリスに押し付け放置。
面倒ごとは全てアリスが肩代わりし、アリス自身は搾取されるばかり。
不思議なんですが、アリスの家は子供はアリスだけなんですかね?
兄がいるとも、弟がいるとも話には出てきませんが。
だとしたら、アリスの家の後継は?
アリスが一人娘で家を出たら、父親一人で家を存続させても意味がない。
親族から養子を迎えるなり、親族の誰かに家督を譲るにしても、高家という名ばかりで旨味の1つもないような家を引き継ぐ人物がいるとも思えない。
アリスの夫が愛人にまた子供を産ませてその子を後継にすれば、乗っ取りの完成か?
それにしても、フーって何者なんですかね?
いつも偉そうだし、口を開けば嫌味まじりの話ばかり。
初めはフーがアリスを狙ってるのかと思いました。
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