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22.アルト視点
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一晩泣いて、僕の気持ちはスッキリしていた。
アリナ嬢に話をしよう。正直に話をして、それでもいいというなら、彼女と婚約をしよう。
そう思い、彼女の屋敷を訪ねるとメリアーナ嬢と王宮に行っていると聞いた。
気持ちが逸り、王宮へ向かう。
きっと、メリアーナ嬢と殿下の執務しに行っているかお茶会でまでしているのだろうと思い中廊下を歩いていると、茂みの向こうでメリアーナ嬢の静かな声を聞こえてきた。
「どういうことよ。ミリアは・・・」
ミリアの名前に僕は足を止める。
「バード。この手紙はいつきたの?」
「昨日です」
「じゃぁ・・・、これ以上の詳しいことはわからないの?」
メリアーナ嬢の声は震えていた。
「わかりません。手紙を読む限り要領が得ないところもありますので」
「どういうこと?いつからなの?ミリアの表情は変わらなかったわ。なんで・・・、なんで教えてくれなかったの?」
「わたしも理解がまだできずにいます・・・」
「アスローディ伯爵様は?」
僅かな沈黙がおりる。
「バード!答えて。伯爵は何っておしゃっていたの?」
メリアーナ嬢の声が鋭くなった。
「昨夜・・・、父にこの手紙を見せてやっと話をしてくれました・・・」
歯切れの悪い声に、息が詰まりそうだ。
「父は夏頃にミリアに話を聞いていたそうです。それからいろいろ動いていたそうです」
「動いていた?何を?」
「それは僕から話そう・・・」
殿下が来たようだ。
静かな声に緊迫した雰囲気が伝わってくる。
「聖女が力を失いつつあったことはミリアから伯爵、伯爵が陛下にすでに話がいっていたそうだ」
「・・・まさか、すべてミリアが仕組んでいたっていうの?」
「そうだ。国王陛下が「聖女」を公表をして半年もせずに聖女資格剥奪なんてことになれば体裁が悪いからと、僕がそれを正すことで王家の信頼を回復させるために黙っていたんだ。裏では大人たちが協会の在り方、孤児院、治療院の仕組みの見直し・・・治療魔法だけでなく、ベラニージ国での薬や治療法をとり入れることもすでに決議している。それらにかかる資金はミリア嬢と・・・、アスローディ伯爵が一部負担していた」
「それって・・・、ミリアの用途不明金はそこに流れていたってことですか?」
「そうだ」
「調べても詳しくわからなかったのは父が資金の用途を握り潰していたからだった・・・」
意味の理解が追いつかない。
足が震えて動くことができない。僕息を殺して聞くしかなかった。
「しかも、エレスト伯爵一派が王家に取り入ろうとしていたこともミリアが調べて、王家報告してた。すでにエレスト伯爵関連の膿どもの排除も完了している。全部ミリアが動いたからだ」
ミリアが動いていた。
なぜだ?
なぜ、話してくれなかった?教えてくれなかった。
僕に秘密にする必要はないはずだ。
話してくれたら違った結末だったんじゃないだろうか。
ミリアの行動は間違っていない。
なのに、なぜ悪女のような行動をしていた?
「それがどうミリアの病気とつなるの?」
メリアーナ嬢の聞き捨てならない言葉に僕はおもわず飛び出した。
「ミリアが病気!?どういうことですか!!?」
「アルト!!」
誰もが僕の出現に驚き、こちらを見てきた。
アリナ嬢に話をしよう。正直に話をして、それでもいいというなら、彼女と婚約をしよう。
そう思い、彼女の屋敷を訪ねるとメリアーナ嬢と王宮に行っていると聞いた。
気持ちが逸り、王宮へ向かう。
きっと、メリアーナ嬢と殿下の執務しに行っているかお茶会でまでしているのだろうと思い中廊下を歩いていると、茂みの向こうでメリアーナ嬢の静かな声を聞こえてきた。
「どういうことよ。ミリアは・・・」
ミリアの名前に僕は足を止める。
「バード。この手紙はいつきたの?」
「昨日です」
「じゃぁ・・・、これ以上の詳しいことはわからないの?」
メリアーナ嬢の声は震えていた。
「わかりません。手紙を読む限り要領が得ないところもありますので」
「どういうこと?いつからなの?ミリアの表情は変わらなかったわ。なんで・・・、なんで教えてくれなかったの?」
「わたしも理解がまだできずにいます・・・」
「アスローディ伯爵様は?」
僅かな沈黙がおりる。
「バード!答えて。伯爵は何っておしゃっていたの?」
メリアーナ嬢の声が鋭くなった。
「昨夜・・・、父にこの手紙を見せてやっと話をしてくれました・・・」
歯切れの悪い声に、息が詰まりそうだ。
「父は夏頃にミリアに話を聞いていたそうです。それからいろいろ動いていたそうです」
「動いていた?何を?」
「それは僕から話そう・・・」
殿下が来たようだ。
静かな声に緊迫した雰囲気が伝わってくる。
「聖女が力を失いつつあったことはミリアから伯爵、伯爵が陛下にすでに話がいっていたそうだ」
「・・・まさか、すべてミリアが仕組んでいたっていうの?」
「そうだ。国王陛下が「聖女」を公表をして半年もせずに聖女資格剥奪なんてことになれば体裁が悪いからと、僕がそれを正すことで王家の信頼を回復させるために黙っていたんだ。裏では大人たちが協会の在り方、孤児院、治療院の仕組みの見直し・・・治療魔法だけでなく、ベラニージ国での薬や治療法をとり入れることもすでに決議している。それらにかかる資金はミリア嬢と・・・、アスローディ伯爵が一部負担していた」
「それって・・・、ミリアの用途不明金はそこに流れていたってことですか?」
「そうだ」
「調べても詳しくわからなかったのは父が資金の用途を握り潰していたからだった・・・」
意味の理解が追いつかない。
足が震えて動くことができない。僕息を殺して聞くしかなかった。
「しかも、エレスト伯爵一派が王家に取り入ろうとしていたこともミリアが調べて、王家報告してた。すでにエレスト伯爵関連の膿どもの排除も完了している。全部ミリアが動いたからだ」
ミリアが動いていた。
なぜだ?
なぜ、話してくれなかった?教えてくれなかった。
僕に秘密にする必要はないはずだ。
話してくれたら違った結末だったんじゃないだろうか。
ミリアの行動は間違っていない。
なのに、なぜ悪女のような行動をしていた?
「それがどうミリアの病気とつなるの?」
メリアーナ嬢の聞き捨てならない言葉に僕はおもわず飛び出した。
「ミリアが病気!?どういうことですか!!?」
「アルト!!」
誰もが僕の出現に驚き、こちらを見てきた。
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