九九式双発艦上攻撃機

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中部太平洋攻勢

ミッドウェー攻撃隊

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南雲はミッドウェーまで500海里の地点に至ったところで攻撃隊を出撃させた。
零戦81機と九九式艦攻81機である。
これを江草が率いる。
出撃する艦攻が少ないのは敵空母部隊の出現に備えてである。
太平洋艦隊がミッドウェー防衛のために空母を出してくると言う事は事前に連合艦隊内でも予測されてたことである。
南雲司令部はこの予測を尊重して”敵空母は出てくる”と確信していた。
そのため、ミッドウェー攻撃隊が出撃した後には9機の九九式艦攻を出撃させて艦隊東方の索敵を行わせた。
これで7隻の空母艦上に残るのは零戦228機、艦攻108機となっている。
もし、敵空母群が発見された際には艦攻108機が出撃する。
直掩の零戦はもし敵空母群が敵艦載機の航続距離範囲外である250海里付近に出現したとすれば全機を割ける。
だが、250海里以内に出現した場合は直掩に99機の零戦を残し129機の零戦を直掩とする。
「さて、どう転ぶか」
南雲は少し憂鬱にそう呟いた。


対して迎撃に出た部隊だがスプールアンスに率いられている。
「日本海軍の攻隊は順調に予定針路を航行しております」
ブローニング参謀にそう言われてスプールアンスは早々に勝利を確信していた。
確かに、ウェーキ沖海戦やシンガポールでは大敗を喫したがあれは日本軍双発爆撃機による物量攻撃だった。
今だ、日本海軍の単発攻撃機とは会敵していない。
「日本海軍は九九式艦攻を主に使用しているようです」
出撃前に真珠湾でそう報告を受けたスプールアンスは疑問に思って問う。
「九九式艦攻とはどのような飛行機かね」
これに報告を入れてきた情報将校は頷く。
「どうやら九七式艦攻の順当な後継機のようです」
これは確かに合っていたが、情報戦に疎い日本海軍と言えど九九式艦攻に関してはしっかり情報管理を行っており、彼の機が”双発機かつ雷爆統合機である”ということは漏らしていなかったのである。
「と言うことは敵の攻撃半径は300海里か」
スプールアンスはそう自分で納得した。
これらの事があり、日本海軍はミッドウェーから300海里圏内に突入する明日の明朝ににミッドウェーに攻撃隊を送るに違いないと考えていた。
そこを空母4隻でもって横槍を入れるのである。
「明日が勝負になりそうだな」
スプールアンスはすでに南雲がミッドウェーに攻撃隊を送り出したことを知らなかった。
そして、既に日本軍索敵機が自らの艦隊を探し求めて飛行していることに全く勘付いていなかったのである。
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