九九式双発艦上攻撃機

ypaaaaaaa

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中部太平洋攻勢

空襲成功

ミッドウェー攻撃隊は順調にミッドウェーに到達。
ミッドウェー航空隊はまさか日本海軍の攻撃隊がもう出てくるとは思わず、呆気にとられた。
それでも戦闘機を上げたがその数は型落ちのF2Aしかなく、その数も21機であった。
いまだミッドウェーの飛行場では50機以上のF2Aが待機していたが、先に迎撃に上がった21機のF2Aがものの5分で直掩の零戦隊に封殺され、既に艦攻隊が爆撃に入っていた。
ミッドウェーは飛行場意外に主要な軍事施設は無い。
そのため、ミッドウェーはなすがままにされ、地上において多数の敵航空機を撃破。
向こう3日は航空機の発進が不可能となったのである。
だが、ミッドウェー守備隊は大事な情報をスプールアンス艦隊に伝えていた。
『来襲したのは敵双発機!繰り返す!来襲したのは敵双発機!』


ミッドウェーが空襲を受けたと知った時、スプールアンスは電流に撃たれたような衝撃が走った。
いや、スプールアンスだけではなくすべての幕僚達が同じ感覚を味わった。
「日本軍の機動部隊はすでに300海里圏内に侵入していたのか⁉」
スプールアンスはそう叫んだがミッドウェー航空隊はしっかりカタリナ飛行艇を用いて索敵を行っていた。
到底そのようなことはない。
そんな時にミッドウェー守備隊が発した電報がスプールアンスに届けられた。
そして、スプールアンスは瞬時に悟った。
「日本軍の機動部隊は双発機を運用している!」
ミッドウェーから最も近い島はウェーキ島だが、ここから双発機が出撃して空襲できるとは考えにくい。
となると、ミッドウェーを空襲した双発機は空母から発進したと考えた方が理にかなっていた。
「双発機を空母で運用できるのでしょうか…?」
ブローニングはそう首を傾げたが、現にミッドウェーは空襲された。
ここは”日本海軍は空母で双発機を運用できる”と考える方が無難であった。
となると、迎撃方針の見直しが必要になる。
「おそらく、日本海軍の空母部隊の位置はあっている。となると、敵攻撃機の攻撃半径は500海里ということになる」
そう言われて幕僚は一斉に指令室の海図を見る。
既にスプールアンス艦隊は日本海軍の攻撃半径の内側に入っていた。
「すぐに長官にこのことをお伝えし、指示を乞う!」
スプールアンスは不測の事態に陥ったため、一度ニミッツにこれからの事を問うこととした。
だが、その間にスプールアンスは独断で艦隊を全速力で敵攻撃範囲外へ撤退させた。
今だ日本艦隊との距離はおよそ400海里離れており、攻撃が可能になるのは5時間後であった。
その頃になると日本海軍の攻撃隊がスプールアンス艦隊に殺到している可能性が高く、またミッドウェー航空隊との挟撃も出来なくなったため一度艦隊を下げたのであった。

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