超量産艦隊

ypaaaaaaa

文字の大きさ
37 / 57
三一六計画

大鷹型追加建造

しおりを挟む
さて、航空艦隊を設置した日本海軍であるが大鷹型空母はその限りではなかった。
6隻しか竣工していないし、第六航空戦隊に至っては鳳翔と同様に新米搭乗員の育成のためにその飛行甲板を貸していた。
このおかげもあり、6隻もの新造空母の搭乗員をそろえることが出来たのだから大鷹型空母はやはり建造していおいてよかっただろう。
ただ、山本は大鷹型空母でも航空艦隊を組んでおきたいと考えていた。
(大鷹型空母は主力空母群の補助的な役割ももちろんあるが、攻撃力や速力は軽空母としては申し分ない。大鷹型空母で航空艦隊を編成し、これを持って主力航空艦隊の露払いとしよう!)
山本はこのことを軍令部や艦政本部に伝えた。
③計画はまだ完了していないが、④計画も策定されていない。
まさに中途半端な時期であった。
だが、この大鷹型空母は通常の正規空母に比べて安く、短期間で建造できる。
「④計画まで待ってもらうが、万が一それまでに何か”国難”が生じた際は速やかに建造する」
軍令部次長の永野修身は山本はそう言った。
これに山本は頷き、大鷹型空母3隻は④計画で建造されることになった。


このころ、地球の裏側では第二次欧州大戦が起こっていた。
そこでは日本の妙高型重巡の主砲口径とほぼ同一であるシャルンホルスト級巡洋戦艦が獅子奮迅の活躍をしており、こえには当の妙高型12隻の乗組員も心が躍った。
(俺たちの強大がイギリス相手に活躍しているぞ!)
だが、シャルンホルスト級は曲がりなりにも戦艦であり防御はそれなりにしっかりしていたが、妙高型重巡は対25.5㎝防御しか施されていない。
これは12隻も建造されるための致し方ないことであり、現にシャルンホルスト級1隻の資金で妙高型は2隻建造できるのである。
これは平賀式設計や量産効果も含めた数値だが、それでもこの量産性は伊達ではなかった。
また、妙高型の仮想敵はアメリカの戦艦や重巡である。
戦艦の砲撃は耐えられるはずが無く、重巡の砲撃だけ耐えればいい。
こういう一種の諦めが妙高型を今の姿にした。
12隻の妙高型重巡の内、8隻は扶桑型戦艦と行動を共にするためこのような場面に会う機会がある。
それでも、乗組員たちは何の恐れも感じてない。
敵戦艦の砲が重巡に向かってくれば、それだけ味方戦艦への砲撃圧力は低下する。
そうなると味方戦艦の継戦能力は増し、より敵艦隊に打撃を与えられるのだ。
そうすれば海戦は短期間で終結させることが出来、死傷者も抑えられるのである。
しおりを挟む
感想 13

あなたにおすすめの小説

電子の帝国

Flight_kj
歴史・時代
少しだけ電子技術が早く技術が進歩した帝国はどのように戦うか 明治期の工業化が少し早く進展したおかげで、日本の電子技術や精密機械工業は順調に進歩した。世界規模の戦争に巻き込まれた日本は、そんな技術をもとにしてどんな戦いを繰り広げるのか? わずかに早くレーダーやコンピューターなどの電子機器が登場することにより、戦場の様相は大きく変わってゆく。

もし石田三成が島津義弘の意見に耳を傾けていたら

俣彦
歴史・時代
慶長5年9月14日。 赤坂に到着した徳川家康を狙うべく夜襲を提案する宇喜多秀家と島津義弘。 史実では、これを退けた石田三成でありましたが……。 もしここで彼らの意見に耳を傾けていたら……。

改造空母機動艦隊

蒼 飛雲
歴史・時代
 兵棋演習の結果、洋上航空戦における空母の大量損耗は避け得ないと悟った帝国海軍は高価な正規空母の新造をあきらめ、旧式戦艦や特務艦を改造することで数を揃える方向に舵を切る。  そして、昭和一六年一二月。  日本の前途に暗雲が立ち込める中、祖国防衛のために改造空母艦隊は出撃する。  「瑞鳳」「祥鳳」「龍鳳」が、さらに「千歳」「千代田」「瑞穂」がその数を頼みに太平洋艦隊を迎え撃つ。

土方歳三ら、西南戦争に参戦す

山家
歴史・時代
 榎本艦隊北上せず。  それによって、戊辰戦争の流れが変わり、五稜郭の戦いは起こらず、土方歳三は戊辰戦争の戦野を生き延びることになった。  生き延びた土方歳三は、北の大地に屯田兵として赴き、明治初期を生き抜く。  また、五稜郭の戦い等で散った他の多くの男達も、史実と違えた人生を送ることになった。  そして、台湾出兵に土方歳三は赴いた後、西南戦争が勃発する。  土方歳三は屯田兵として、そして幕府歩兵隊の末裔といえる海兵隊の一員として、西南戦争に赴く。  そして、北の大地で再生された誠の旗を掲げる土方歳三の周囲には、かつての新選組の仲間、永倉新八、斎藤一、島田魁らが集い、共に戦おうとしており、他にも男達が集っていた。 (「小説家になろう」に投稿している「新選組、西南戦争へ」の加筆修正版です) 

北溟のアナバシス

三笠 陣
歴史・時代
 1943年、大日本帝国はアメリカとソ連という軍事大国に挟まれ、その圧迫を受けつつあった。  太平洋の反対側に位置するアメリカ合衆国では、両洋艦隊法に基づく海軍の大拡張計画が実行されていた。  すべての計画艦が竣工すれば、その総計は約130万トンにもなる。  そしてソビエト連邦は、ヨーロッパから東アジアに一隻の巨艦を回航する。  ソヴィエツキー・ソユーズ。  ソビエト連邦が初めて就役させた超弩級戦艦である。  1940年7月に第二次欧州大戦が終結して3年。  収まっていたかに見えた戦火は、いま再び、極東の地で燃え上がろうとしていた。

幻の十一代将軍・徳川家基、死せず。長谷川平蔵、田沼意知、蝦夷へ往く。

克全
歴史・時代
 西欧列強に不平等条約を強要され、内乱を誘発させられ、多くの富を収奪されたのが悔しい。  幕末の仮想戦記も考えましたが、徳川家基が健在で、田沼親子が権力を維持していれば、もっと余裕を持って、開国準備ができたと思う。  北海道・樺太・千島も日本の領地のままだっただろうし、多くの金銀が国外に流出することもなかったと思う。  清国と手を組むことも出来たかもしれないし、清国がロシアに強奪された、シベリアと沿海州を日本が手に入れる事が出来たかもしれない。  色々真剣に検討して、仮想の日本史を書いてみたい。 一橋治済の陰謀で毒を盛られた徳川家基であったが、奇跡的に一命をとりとめた。だが家基も父親の十代将軍:徳川家治も誰が毒を盛ったのかは分からなかった。家基は田沼意次を疑い、家治は疑心暗鬼に陥り田沼意次以外の家臣が信じられなくなった。そして歴史は大きく動くことになる。 印旛沼開拓は成功するのか? 蝦夷開拓は成功するのか? オロシャとは戦争になるのか? 蝦夷・千島・樺太の領有は徳川家になるのか? それともオロシャになるのか? 西洋帆船は導入されるのか? 幕府は開国に踏み切れるのか? アイヌとの関係はどうなるのか? 幕府を裏切り異国と手を結ぶ藩は現れるのか?

日英同盟不滅なり

竹本田重朗
歴史・時代
世界は二度目の世界大戦に突入した。ヒトラー率いるナチス・ドイツがフランス侵攻を開始する。同時にスターリン率いるコミンテルン・ソビエトは満州に侵入した。ヨーロッパから極東まで世界を炎に包まれる。悪逆非道のファシストと共産主義者に正義の鉄槌を下せ。今こそ日英同盟が島国の底力を見せつける時だ。 ※超注意書き※ 1.政治的な主張をする目的は一切ありません 2.そのため政治的な要素は「濁す」又は「省略」することがあります 3.あくまでもフィクションのファンタジーの非現実です 4.そこら中に無茶苦茶が含まれています 5.現実的に存在する如何なる国家や地域、団体、人物と関係ありません 以上をご理解の上でお読みください

裏長屋の若殿、限られた自由を満喫する

克全
歴史・時代
貧乏人が肩を寄せ合って暮らす聖天長屋に徳田新之丞と名乗る人品卑しからぬ若侍がいた。月のうち数日しか長屋にいないのだが、いる時には自ら竈で米を炊き七輪で魚を焼く小まめな男だった。

処理中です...