37 / 44
第6章 健吾side
第二話
しおりを挟む
治療が進むにつれて、健吾は別の変化も感じるようになっていた。
蛍のフェロモンを、以前よりもはっきりと感じるようになったのだ。
最初に気づいたのは、治療開始から三週間ほど経った頃だった。
いつものように蛍が研究室を訪れた時、ふわりと甘い香りが鼻腔をくすぐった。
一瞬、気のせいかと思った。
番の絆で結ばれたアルファが他のオメガのフェロモンを感じるなど、通常はあり得ないことだからだ。
しかし、その後も蛍が近くにいるたび、同じような香りを感じるようになった。
温かく、優しく、なぜか心を落ち着かせる匂い。
それは確実に蛍から発せられているものだった。
一ヶ月が過ぎる頃には、それがはっきりと蛍のフェロモンだと認識できるようになっていた。
番の絆が強い時には感じられなかった、蛍本来の香り。
健吾の神経を不思議と安らがせる、やわらかな芳香。
担当医師に相談すると、予想通りの答えが返ってきた。
「番の絆が弱くなると、他の人のフェロモンに対する感受性が徐々に回復します。特に、相性の良い相手のフェロモンは早い段階で感じられるようになることが多いです」
相性が良い——その言葉が、健吾の心に小さな波紋を広げた。
そんな中、大学は夏休みに入った。
健吾は治療に専念できる期間として夏休みを歓迎していた。
定期的な通院と薬の調整、そして論文執筆に集中できる貴重な時間だ。
研究室は静かで、冷房の効いた空間で資料と向き合う日々は、ある意味で心地よくもあった。
しかし一方で、蛍に会えない日々が続くことに、予想外の寂しさを感じていた。
研究室で一人作業をしていても、蛍がふらりと現れないかと、つい入り口に視線を向けてしまう。
いつもなら午後の三時頃にノックの音が響くはずなのに、その音が聞こえない静寂が妙に重く感じられた。
夏休みに入って三週間ほど経った頃、蛍からメッセージが届いた。
『お疲れさま。夏休み、どう過ごしてる?』
健吾は画面を見つめながら、胸の奥が温かくなるのを感じた。
久しぶりに見る蛍の名前に、思っていた以上に嬉しさを感じる自分に少し驚く。
『いつもと変わらず研究で忙しくしているよ。蛍はどう?』
『サークルしたり、バイトしたり。ねえ、時間があるときに映画でも見に行かない?』
その提案に、健吾の心は大きく揺れた。
蛍と二人で過ごす時間への憧れと、今はまだその時ではないという理性が激しく葛藤する。
番の問題が完全に解決していない状況で、蛍に曖昧な期待を抱かせてしまうのは適切ではない。
しかし、治療の疲れと研究の孤独感に包まれていた健吾にとって、蛍との時間は何よりの癒しになると感じられた。
医師からも「適度な気分転換は治療にとって良い影響を与える」と言われていたこともある。
健吾は少し迷いながらも返信を打った。
『良いね。久しぶりに映画を見たい気分だった』
約束の日、健吾は新宿の映画館で蛍と待ち合わせた。
夏の陽射しが強い午後、人混みの中に蛍の姿を見つけた時、健吾の心臓は静かに跳ねた。
白いシャツにジーンズという軽やかな服装の蛍は、夏の光に映えて一段と魅力的に見える。
「健ちゃん、久しぶり」
「うん、久しぶりだね」
蛍の笑顔を見た瞬間、健吾は胸の奥が温かくなるのを感じた。
三週間ぶりに会う蛍は、なぜか以前より大人っぽく見える。
「何を見ようか?」
「実は、『ホーリー・モーターズ』の再上映があるんだ。上映時に話題になったけど、都合が合わなくて見られなかった」
健吾の提案に、蛍は興味深そうに頷いた。
「前衛的な作品らしくて、レオス・カラックス監督の最新作だから、見ておきたくて」
チケットを購入し、開演まで少し時間があったので、二人はロビーのカフェで軽く話をした。
蛍はサークル活動の話、バイトでの小さなエピソードを楽しそうに語る。
その表情を見ていると、健吾は自然と微笑みがこぼれる。
「健ちゃんは夏休み、ずっと研究してるの?」
「まあ、そんなところかな。あとは……」
治療のことを話しかけて、健吾は言葉を飲み込んだ。
「あとは?」
「病院通いがあって。定期検診みたいなものだから、大したことじゃない」
嘘ではないが、全てを話しているわけでもない。
蛍の心配そうな表情を見て、健吾は少し罪悪感を覚えた。
暗い館内で、二人は並んで座った。
『ホーリー・モーターズ』は確かに前衛的な作品で、一人の男性が様々な役を演じ分けながら謎めいた一日を過ごす物語だった。
スクリーンからの光に照らされた蛍の横顔は真剣で、時に微笑み、時に困惑の表情を浮かべる。
そしてそれ以上に、蛍から漂う甘い香りは、健吾を落ち着かせると同時に、集中力を静かに奪っていく。
不思議な感覚だった。
映画の中で主人公が次々と異なる人格を演じる様子を見ながら、健吾は自分自身のことを考えていた。
番に縛られた自分、蛍を想う自分、研究者としての自分——どれが本当の自分なのだろう。
映画が終わり、二人はカフェで感想を語り合った。
「なんかシュールな映画だったね」
「ああ。主人公の演じ分けがすごかった。一人の俳優があれだけ違う人物になれるなんて」
「最後のシーンはちょっと切なかった」
映画について語り合える相手がいることの喜び。
それは学術的な議論とは違う種類の充実感をもたらした。
話し方の仕草、考え込む時の表情、時折零れる笑顔——すべてが健吾にとって特別に思えた。
アイスコーヒーのストローを回す指先の動きまでが、なぜか愛おしく感じられる。
そんな自分に戸惑いを覚えた。
時計を見ると、既に夕方になっていた。
「そろそろ帰ろうか」
「うん」
別れ際、蛍が少し寂しそうに言った。
「また誘ってもいい?」
「もちろん」
健吾は答えたが、内心では複雑な気持ちを抱いていた。
蛍といると心が安らぐ。
彼の笑顔を見ていると、治療の疲れも研究の行き詰まりも忘れられる。
でも同時に、まだ番の問題が解決していない自分が、蛍に中途半端な期待を抱かせてしまうことへの不安もあった。
夏休みの残り期間、健吾は治療と研究に集中した。
番解消は順調に進み、体調も安定していた。
尚との関係も、友人として自然なものに変化している。
すべてが良い方向に向かっているのに、心の中には一つの疑問が残り続けていた。
蛍への想いは、番の絆が弱くなったことによる一時的な現象なのか。
それとも、本来からあった感情が表面化したのか。
夏休みが明け、後期の講義が始まった。
キャンパスに学生たちの声が戻り、研究室も再び活気を取り戻す。
そして十月の初旬、健吾の研究室に正式に配属される学部生が発表された。
蛍を含む五人の学生が選ばれていた。
指導教授から名簿を受け取った時、蛍の名前を見つけた健吾の心は静かに躍った。
「配属おめでとう」
研究室での初回ミーティングで、健吾は蛍に声をかけた。
「ありがとう。よろしくね」
蛍の笑顔は嬉しそうだった。
健吾は、これから蛍との距離がより近くなることに、期待と不安を同時に感じていた。
蛍のフェロモンを、以前よりもはっきりと感じるようになったのだ。
最初に気づいたのは、治療開始から三週間ほど経った頃だった。
いつものように蛍が研究室を訪れた時、ふわりと甘い香りが鼻腔をくすぐった。
一瞬、気のせいかと思った。
番の絆で結ばれたアルファが他のオメガのフェロモンを感じるなど、通常はあり得ないことだからだ。
しかし、その後も蛍が近くにいるたび、同じような香りを感じるようになった。
温かく、優しく、なぜか心を落ち着かせる匂い。
それは確実に蛍から発せられているものだった。
一ヶ月が過ぎる頃には、それがはっきりと蛍のフェロモンだと認識できるようになっていた。
番の絆が強い時には感じられなかった、蛍本来の香り。
健吾の神経を不思議と安らがせる、やわらかな芳香。
担当医師に相談すると、予想通りの答えが返ってきた。
「番の絆が弱くなると、他の人のフェロモンに対する感受性が徐々に回復します。特に、相性の良い相手のフェロモンは早い段階で感じられるようになることが多いです」
相性が良い——その言葉が、健吾の心に小さな波紋を広げた。
そんな中、大学は夏休みに入った。
健吾は治療に専念できる期間として夏休みを歓迎していた。
定期的な通院と薬の調整、そして論文執筆に集中できる貴重な時間だ。
研究室は静かで、冷房の効いた空間で資料と向き合う日々は、ある意味で心地よくもあった。
しかし一方で、蛍に会えない日々が続くことに、予想外の寂しさを感じていた。
研究室で一人作業をしていても、蛍がふらりと現れないかと、つい入り口に視線を向けてしまう。
いつもなら午後の三時頃にノックの音が響くはずなのに、その音が聞こえない静寂が妙に重く感じられた。
夏休みに入って三週間ほど経った頃、蛍からメッセージが届いた。
『お疲れさま。夏休み、どう過ごしてる?』
健吾は画面を見つめながら、胸の奥が温かくなるのを感じた。
久しぶりに見る蛍の名前に、思っていた以上に嬉しさを感じる自分に少し驚く。
『いつもと変わらず研究で忙しくしているよ。蛍はどう?』
『サークルしたり、バイトしたり。ねえ、時間があるときに映画でも見に行かない?』
その提案に、健吾の心は大きく揺れた。
蛍と二人で過ごす時間への憧れと、今はまだその時ではないという理性が激しく葛藤する。
番の問題が完全に解決していない状況で、蛍に曖昧な期待を抱かせてしまうのは適切ではない。
しかし、治療の疲れと研究の孤独感に包まれていた健吾にとって、蛍との時間は何よりの癒しになると感じられた。
医師からも「適度な気分転換は治療にとって良い影響を与える」と言われていたこともある。
健吾は少し迷いながらも返信を打った。
『良いね。久しぶりに映画を見たい気分だった』
約束の日、健吾は新宿の映画館で蛍と待ち合わせた。
夏の陽射しが強い午後、人混みの中に蛍の姿を見つけた時、健吾の心臓は静かに跳ねた。
白いシャツにジーンズという軽やかな服装の蛍は、夏の光に映えて一段と魅力的に見える。
「健ちゃん、久しぶり」
「うん、久しぶりだね」
蛍の笑顔を見た瞬間、健吾は胸の奥が温かくなるのを感じた。
三週間ぶりに会う蛍は、なぜか以前より大人っぽく見える。
「何を見ようか?」
「実は、『ホーリー・モーターズ』の再上映があるんだ。上映時に話題になったけど、都合が合わなくて見られなかった」
健吾の提案に、蛍は興味深そうに頷いた。
「前衛的な作品らしくて、レオス・カラックス監督の最新作だから、見ておきたくて」
チケットを購入し、開演まで少し時間があったので、二人はロビーのカフェで軽く話をした。
蛍はサークル活動の話、バイトでの小さなエピソードを楽しそうに語る。
その表情を見ていると、健吾は自然と微笑みがこぼれる。
「健ちゃんは夏休み、ずっと研究してるの?」
「まあ、そんなところかな。あとは……」
治療のことを話しかけて、健吾は言葉を飲み込んだ。
「あとは?」
「病院通いがあって。定期検診みたいなものだから、大したことじゃない」
嘘ではないが、全てを話しているわけでもない。
蛍の心配そうな表情を見て、健吾は少し罪悪感を覚えた。
暗い館内で、二人は並んで座った。
『ホーリー・モーターズ』は確かに前衛的な作品で、一人の男性が様々な役を演じ分けながら謎めいた一日を過ごす物語だった。
スクリーンからの光に照らされた蛍の横顔は真剣で、時に微笑み、時に困惑の表情を浮かべる。
そしてそれ以上に、蛍から漂う甘い香りは、健吾を落ち着かせると同時に、集中力を静かに奪っていく。
不思議な感覚だった。
映画の中で主人公が次々と異なる人格を演じる様子を見ながら、健吾は自分自身のことを考えていた。
番に縛られた自分、蛍を想う自分、研究者としての自分——どれが本当の自分なのだろう。
映画が終わり、二人はカフェで感想を語り合った。
「なんかシュールな映画だったね」
「ああ。主人公の演じ分けがすごかった。一人の俳優があれだけ違う人物になれるなんて」
「最後のシーンはちょっと切なかった」
映画について語り合える相手がいることの喜び。
それは学術的な議論とは違う種類の充実感をもたらした。
話し方の仕草、考え込む時の表情、時折零れる笑顔——すべてが健吾にとって特別に思えた。
アイスコーヒーのストローを回す指先の動きまでが、なぜか愛おしく感じられる。
そんな自分に戸惑いを覚えた。
時計を見ると、既に夕方になっていた。
「そろそろ帰ろうか」
「うん」
別れ際、蛍が少し寂しそうに言った。
「また誘ってもいい?」
「もちろん」
健吾は答えたが、内心では複雑な気持ちを抱いていた。
蛍といると心が安らぐ。
彼の笑顔を見ていると、治療の疲れも研究の行き詰まりも忘れられる。
でも同時に、まだ番の問題が解決していない自分が、蛍に中途半端な期待を抱かせてしまうことへの不安もあった。
夏休みの残り期間、健吾は治療と研究に集中した。
番解消は順調に進み、体調も安定していた。
尚との関係も、友人として自然なものに変化している。
すべてが良い方向に向かっているのに、心の中には一つの疑問が残り続けていた。
蛍への想いは、番の絆が弱くなったことによる一時的な現象なのか。
それとも、本来からあった感情が表面化したのか。
夏休みが明け、後期の講義が始まった。
キャンパスに学生たちの声が戻り、研究室も再び活気を取り戻す。
そして十月の初旬、健吾の研究室に正式に配属される学部生が発表された。
蛍を含む五人の学生が選ばれていた。
指導教授から名簿を受け取った時、蛍の名前を見つけた健吾の心は静かに躍った。
「配属おめでとう」
研究室での初回ミーティングで、健吾は蛍に声をかけた。
「ありがとう。よろしくね」
蛍の笑顔は嬉しそうだった。
健吾は、これから蛍との距離がより近くなることに、期待と不安を同時に感じていた。
388
あなたにおすすめの小説
僕たちの世界は、こんなにも眩しかったんだね
舞々
BL
「お前以外にも番がいるんだ」
Ωである花村蒼汰(はなむらそうた)は、よりにもよって二十歳の誕生日に恋人からそう告げられる。一人になることに強い不安を感じたものの、「αのたった一人の番」になりたいと願う蒼汰は、恋人との別れを決意した。
恋人を失った悲しみから、蒼汰はカーテンを閉め切り、自分の殻へと引き籠ってしまう。そんな彼の前に、ある日突然イケメンのαが押しかけてきた。彼の名前は神木怜音(かみきれお)。
蒼汰と怜音は幼い頃に「お互いが二十歳の誕生日を迎えたら番になろう」と約束をしていたのだった。
そんな怜音に溺愛され、少しずつ失恋から立ち直っていく蒼汰。いつからか、優しくて頼りになる怜音に惹かれていくが、引きこもり生活からはなかなか抜け出せないでいて…。
番に見つからない街で、子供を育てている
はちも
BL
目を覚ますと、腕の中には赤ん坊がいた。
異世界の青年ロアンとして目覚めた「俺」は、希少な男性オメガであり、子を産んだ母親だった。
現世の記憶は失われているが、
この子を守らなければならない、という想いだけははっきりと残っている。
街の人々に助けられ、魔石への魔力注入で生計を立てながら、
ロアンと息子カイルは、番のいない街で慎ましく暮らしていく。
だが、行方不明の番を探す噂が、静かに近づいていた。
再会は望まない。
今はただ、この子との生活を守りたい。
これは、番から逃げたオメガが、
選び直すまでの物語。
*不定期連載です。
愛しい番に愛されたいオメガなボクの奮闘記
天田れおぽん
BL
ボク、アイリス・ロックハートは愛しい番であるオズワルドと出会った。
だけどオズワルドには初恋の人がいる。
でもボクは負けない。
ボクは愛しいオズワルドの唯一になるため、番のオメガであることに甘えることなく頑張るんだっ!
※「可愛いあの子は番にされて、もうオレの手は届かない」のオズワルド君の番の物語です。
※他サイトでも連載中
2026/01/28 第22話をちょっとだけ書き足しました。
流れる星、どうかお願い
ハル
BL
羽水 結弦(うすい ゆずる)
オメガで高校中退の彼は国内の財閥の一つ、羽水本家の次男、羽水要と番になって約8年
高層マンションに住み、気兼ねなくスーパーで買い物をして好きな料理を食べられる。同じ性の人からすれば恵まれた生活をしている彼
そんな彼が夜、空を眺めて流れ星に祈る願いはただ一つ
”要が幸せになりますように”
オメガバースの世界を舞台にしたアルファ×オメガ
王道な関係の二人が織りなすラブストーリーをお楽しみに!
一応、更新していきますが、修正が入ることは多いので
ちょっと読みづらくなったら申し訳ないですが
お付き合いください!
もう殺されるのはゴメンなので婚約破棄します!
めがねあざらし
BL
婚約者に見向きもされないまま誘拐され、殺されたΩ・イライアス。
目覚めた彼は、侯爵家と婚約する“あの”直前に戻っていた。
二度と同じ運命はたどりたくない。
家族のために婚約は受け入れるが、なんとか相手に嫌われて破談を狙うことに決める。
だが目の前に現れた侯爵・アルバートは、前世とはまるで別人のように優しく、異様に距離が近くて――。
妹に奪われた婚約者は、外れの王子でした。婚約破棄された僕は真実の愛を見つけます
こたま
BL
侯爵家に産まれたオメガのミシェルは、王子と婚約していた。しかしオメガとわかった妹が、お兄様ずるいわと言って婚約者を奪ってしまう。家族にないがしろにされたことで悲嘆するミシェルであったが、辺境に匿われていたアルファの落胤王子と出会い真実の愛を育む。ハッピーエンドオメガバースです。
六年目の恋、もう一度手をつなぐ
高穂もか
BL
幼なじみで恋人のつむぎと渉は互いにオメガ・アルファの親公認のカップルだ。
順調な交際も六年目――最近の渉はデートもしないし、手もつながなくなった。
「もう、おればっかりが好きなんやろか?」
馴ればっかりの関係に、寂しさを覚えるつむぎ。
そのうえ、渉は二人の通う高校にやってきた美貌の転校生・沙也にかまってばかりで。他のオメガには、優しく甘く接する恋人にもやもやしてしまう。
嫉妬をしても、「友達なんやから面倒なこというなって」と笑われ、遂にはお泊りまでしたと聞き……
「そっちがその気なら、もういい!」
堪忍袋の緒が切れたつむぎは、別れを切り出す。すると、渉は意外な反応を……?
倦怠期を乗り越えて、もう一度恋をする。幼なじみオメガバースBLです♡
そばにいてほしい。
15
BL
僕の恋人には、幼馴染がいる。
そんな幼馴染が彼はよっぽど大切らしい。
──だけど、今日だけは僕のそばにいて欲しかった。
幼馴染を優先する攻め×口に出せない受け
安心してください、ハピエンです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる