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*番の契り
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*背後注意。後半R18です*
ああ、なんかスッキリした気持ちだ。
自分の生まれた経緯を思い出したからか。
以前から感じていた違和感について納得がいったからかもしれない。
僕が出来損ないで生まれた理由。
ヴァルツさんと出逢う為。
ヴァルツさんと番う為。
「ヴァルツさん、聞いてくれますか?」
目が覚めて真っ先に僕を見てくれたこの人に、僕のすべてを知ってもらいたい。
だから僕は、眠っているときの夢の事を話した。
一番最初の竜人の卵のこと。
孵る前に死んでしまったこと。
魂だけになって、偶然まだ小さい魔力の塊にくっついて妖精族として生まれたこと。
その為、魔力が少なかったこと。
その時、竜人の記憶から竜人としての姿に変化したこと。
翼は2枚という記憶を元に作られたので、たぶんこれはもうこのままだと思う。
あの泉は偶然にも魔力が豊富だったので、大人の姿になれたこと、等を話して聞かせた。
ヴァルツさんは神妙に聞いてくれて、一つ頷くとニコッとしてくれた。
「ソレが本当なら、いや本当なのだろう。だが、そこまで番いである俺のために生きてくれたと、俺は、とても嬉しいんだ!」
そう言って僕をそっと抱きしめてくれた。
「それで、番いの契りを結ぶことは可能かな?」
ヴァルツさんが侍医さんに確認を取る。
侍医さんは僕を丁寧に診察したあと、可能ですと告げた。
僕の胸の真ん中あたりに現れた黒い鱗。
これはヴァルツさんの番いである証以外に、体が竜人の番いとして変化したことを現しているそう。
これならば契りを結ぶのに支障はないそうだ。
契り・・・。
「ヴァルツさん、契りって何です?」
「・・・・・・ええと、その、俺とだな、体を重ねると言うか・・・その」
「? 意味がよく・・・?」
「・・・・・・ヴァルツ様、変な所で初心というかヘタレと言うか・・・・・・つまり、性交! 子作り! 逆鱗飲むときに聞いたでしょ? 孕む器官が出来るって。そこに子種を注ぐんです」
分かりました?
って、アルフさんの身も蓋もない説明に顔が熱くなるのが分かった。
どきどきしてヴァルツさんを見たら、ヴァルツさんも顔が真っ赤だった。
うわあ、恥ずかしい!
じゃあ、後はお二人で・・・と部屋を後にするアルフさん達に、余計に恥ずかしさが募った。
・・・・・・リノが目覚めて、眠っているときの事を話してくれた。
その内容は驚くべき事だった。
かつて俺達と同じ竜人として生を受けたが、卵から孵る前に死んでしまったなんて。
魂だけになって偶然魔力の塊にくっついて妖精族として生まれたことも、羽が2枚という理由も、聞いてみれば合点がいく。
リノのこの容姿はどことなく白竜の竜人に似ている。
調べれば元々の親が分かるかもしれん・・・が、今はとにかくリノと番の契りを結んで正式に番いになりたい!
だがリノに上手く言えなくて、結局アルフにヘタレと言われてしっかりと説明されてしまった。
お互い、真っ赤になりながら、ベッドの上で固まってしまう。
「あの、この部屋は防音結界を張ってあるので、ええと、何が言いたいかというとだな・・・」
「・・・・・・はい」
「周りを気にしなくても大丈夫なんだ!」
「・・・・・・う、はぃ・・・えと、よろしくお願いします、ヴァルツさん」
全身真っ赤になったようなリノに当てられ、俺は理性の糸が切れそうだった。
広い寝室はカーテンが閉められて、中央のキングサイズの天蓋のベッドではぐちゅぐちゅと淫靡な音が響いている。
リノの慎ましいお尻の蕾をヴァルツが香油をたっぷり使って丁寧に指で解している。
うつ伏せでお腹の下にクッションを置き、お尻を高く上げている状態で、リノは恥ずかしさと快感が入り混じった声をあげ続けていた。
「・・・あっ、そこ・・・やっ! ぁん、ヴァルツさんん・・・」
指が中のしこりをコリコリすると目の前がチカチカする。
堪えられない快感が体を突き抜けて勝手にビクビクしてしまう。
「やじゃなくて、いいだろう? こんなに指を咥えて離さないのに」
「いやあん・・・ぐりぐりやあ!」
「・・・っもうそろそろ大丈夫かな? だいぶ柔らかくなったし、体は変化しているから受け入れられるはず・・・本当は後ろから入れるのが負担は少ないんだけど・・・」
ヴァルツがリノに問うと、涙目で訴えた。
「いやあ、顔見てシたいぃ・・・ふぁ、もう、はやく・・・っヴァルツ・・・」
「---あーもう、煽らないで」
何が?と言う前に、体をひっくり返されて足を開かれ、ぐぐっと凄い質量の熱くて硬いヴァルツのモノが、リノの中に侵入してきた。
苦しい。なのに嬉しい。
幸せ。
そんな感情が溢れて、リノはヴァルツの背中をぎゅっと抱きしめた。
少しずつ中に挿入って来るヴァルツ。
長い上に太い。
こんなの、良く入るなあ、なんて頭の片隅で思った。
「・・・挿入った。・・・少し馴染むまで動かないで我慢するから・・・っ、あー気持ちい」
「・・・苦しいけど、だいじょぶよ? ヴァルツ、さん、辛そう・・・」
「・・・・・・リノを傷つけたくない」
「だいじょうぶ。入ったんだから・・・ね?」
実は僕も気持ちいいから、動いて欲しい。
なんて言われてギリギリ残っていた理性の糸がぷつんと切れた。
ゆっくりとしたストロークの後にぐりっと奥まで突かれた。
「ひうっ!!」
「ああ、リノ、愛してる!」
「うああ、ヴァルツさ・・・っ!!」
体がガクガクして喘ぎがとまらない。
半開きの口からは涎が溢れて生理的な涙が零れる。
感じすぎて辛い。
中のしこりを突かれながら一気に奥の奥までも突かれてあっという間に高みに登り詰めた。
なのにヴァルツはとまらない。
「あああ・・・った! イってる、ヴァル、まっ」
過ぎた快感が辛いのに、降りて来られなくてイきっぱなし。
ガクガクする体を止められずに、ヴァルツに何度もイかせられて、もう何度目か分からないくらいイった後、ヴァルツがリノの奥の子宮に白濁を注いだ衝撃でまたイって。
僕の意識は、そこでプツンと切れた。
ヴァルツさんの焦った顔が見えた気がした・・・。
ああ、なんかスッキリした気持ちだ。
自分の生まれた経緯を思い出したからか。
以前から感じていた違和感について納得がいったからかもしれない。
僕が出来損ないで生まれた理由。
ヴァルツさんと出逢う為。
ヴァルツさんと番う為。
「ヴァルツさん、聞いてくれますか?」
目が覚めて真っ先に僕を見てくれたこの人に、僕のすべてを知ってもらいたい。
だから僕は、眠っているときの夢の事を話した。
一番最初の竜人の卵のこと。
孵る前に死んでしまったこと。
魂だけになって、偶然まだ小さい魔力の塊にくっついて妖精族として生まれたこと。
その為、魔力が少なかったこと。
その時、竜人の記憶から竜人としての姿に変化したこと。
翼は2枚という記憶を元に作られたので、たぶんこれはもうこのままだと思う。
あの泉は偶然にも魔力が豊富だったので、大人の姿になれたこと、等を話して聞かせた。
ヴァルツさんは神妙に聞いてくれて、一つ頷くとニコッとしてくれた。
「ソレが本当なら、いや本当なのだろう。だが、そこまで番いである俺のために生きてくれたと、俺は、とても嬉しいんだ!」
そう言って僕をそっと抱きしめてくれた。
「それで、番いの契りを結ぶことは可能かな?」
ヴァルツさんが侍医さんに確認を取る。
侍医さんは僕を丁寧に診察したあと、可能ですと告げた。
僕の胸の真ん中あたりに現れた黒い鱗。
これはヴァルツさんの番いである証以外に、体が竜人の番いとして変化したことを現しているそう。
これならば契りを結ぶのに支障はないそうだ。
契り・・・。
「ヴァルツさん、契りって何です?」
「・・・・・・ええと、その、俺とだな、体を重ねると言うか・・・その」
「? 意味がよく・・・?」
「・・・・・・ヴァルツ様、変な所で初心というかヘタレと言うか・・・・・・つまり、性交! 子作り! 逆鱗飲むときに聞いたでしょ? 孕む器官が出来るって。そこに子種を注ぐんです」
分かりました?
って、アルフさんの身も蓋もない説明に顔が熱くなるのが分かった。
どきどきしてヴァルツさんを見たら、ヴァルツさんも顔が真っ赤だった。
うわあ、恥ずかしい!
じゃあ、後はお二人で・・・と部屋を後にするアルフさん達に、余計に恥ずかしさが募った。
・・・・・・リノが目覚めて、眠っているときの事を話してくれた。
その内容は驚くべき事だった。
かつて俺達と同じ竜人として生を受けたが、卵から孵る前に死んでしまったなんて。
魂だけになって偶然魔力の塊にくっついて妖精族として生まれたことも、羽が2枚という理由も、聞いてみれば合点がいく。
リノのこの容姿はどことなく白竜の竜人に似ている。
調べれば元々の親が分かるかもしれん・・・が、今はとにかくリノと番の契りを結んで正式に番いになりたい!
だがリノに上手く言えなくて、結局アルフにヘタレと言われてしっかりと説明されてしまった。
お互い、真っ赤になりながら、ベッドの上で固まってしまう。
「あの、この部屋は防音結界を張ってあるので、ええと、何が言いたいかというとだな・・・」
「・・・・・・はい」
「周りを気にしなくても大丈夫なんだ!」
「・・・・・・う、はぃ・・・えと、よろしくお願いします、ヴァルツさん」
全身真っ赤になったようなリノに当てられ、俺は理性の糸が切れそうだった。
広い寝室はカーテンが閉められて、中央のキングサイズの天蓋のベッドではぐちゅぐちゅと淫靡な音が響いている。
リノの慎ましいお尻の蕾をヴァルツが香油をたっぷり使って丁寧に指で解している。
うつ伏せでお腹の下にクッションを置き、お尻を高く上げている状態で、リノは恥ずかしさと快感が入り混じった声をあげ続けていた。
「・・・あっ、そこ・・・やっ! ぁん、ヴァルツさんん・・・」
指が中のしこりをコリコリすると目の前がチカチカする。
堪えられない快感が体を突き抜けて勝手にビクビクしてしまう。
「やじゃなくて、いいだろう? こんなに指を咥えて離さないのに」
「いやあん・・・ぐりぐりやあ!」
「・・・っもうそろそろ大丈夫かな? だいぶ柔らかくなったし、体は変化しているから受け入れられるはず・・・本当は後ろから入れるのが負担は少ないんだけど・・・」
ヴァルツがリノに問うと、涙目で訴えた。
「いやあ、顔見てシたいぃ・・・ふぁ、もう、はやく・・・っヴァルツ・・・」
「---あーもう、煽らないで」
何が?と言う前に、体をひっくり返されて足を開かれ、ぐぐっと凄い質量の熱くて硬いヴァルツのモノが、リノの中に侵入してきた。
苦しい。なのに嬉しい。
幸せ。
そんな感情が溢れて、リノはヴァルツの背中をぎゅっと抱きしめた。
少しずつ中に挿入って来るヴァルツ。
長い上に太い。
こんなの、良く入るなあ、なんて頭の片隅で思った。
「・・・挿入った。・・・少し馴染むまで動かないで我慢するから・・・っ、あー気持ちい」
「・・・苦しいけど、だいじょぶよ? ヴァルツ、さん、辛そう・・・」
「・・・・・・リノを傷つけたくない」
「だいじょうぶ。入ったんだから・・・ね?」
実は僕も気持ちいいから、動いて欲しい。
なんて言われてギリギリ残っていた理性の糸がぷつんと切れた。
ゆっくりとしたストロークの後にぐりっと奥まで突かれた。
「ひうっ!!」
「ああ、リノ、愛してる!」
「うああ、ヴァルツさ・・・っ!!」
体がガクガクして喘ぎがとまらない。
半開きの口からは涎が溢れて生理的な涙が零れる。
感じすぎて辛い。
中のしこりを突かれながら一気に奥の奥までも突かれてあっという間に高みに登り詰めた。
なのにヴァルツはとまらない。
「あああ・・・った! イってる、ヴァル、まっ」
過ぎた快感が辛いのに、降りて来られなくてイきっぱなし。
ガクガクする体を止められずに、ヴァルツに何度もイかせられて、もう何度目か分からないくらいイった後、ヴァルツがリノの奥の子宮に白濁を注いだ衝撃でまたイって。
僕の意識は、そこでプツンと切れた。
ヴァルツさんの焦った顔が見えた気がした・・・。
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