魔導銃の使い手

 「魔導立国」を旨となした、【魔導王国イオシス】
この国には、魔力の素となる【六大精霊神】という、光、闇、炎、水、風、地の属性を司る神々が存在し、自らの「血統」を人々に分け与えて、その力を以って国を富ませていた。血統を与えられた人々は、光であれば金、闇であれば黒。炎は赤、水は青、風は緑、地は茶という、髪や瞳に表れる色素を持っていた。
 しかし、この国には「どの精霊神の血統も受け継げずに、全く魔力を持てない人々」すなわち【銀髪の民】という人々が存在し、「魔力を持たないが故に、生きる価値がない」とまで国内では言われており。被差別的な扱われ方をしていた……。
 そんな中、銀髪の民を「ごく潰しの害獣」として弾圧する方針を持っている国家宰相によって主導される、【銀髪狩り】という銀髪の民に対する迫害活動が「また」行われた。

 炎と闇の血統の混血児、盗賊ロッツ・デボルドはそんな社会情勢の中。「血の表れ方が濁っている」為にロクな仕事がなく、スリや盗みを生業にしていたのだが、酒場で見かけた銀髪の女性シン・フォニアと出会ったことにより、彼の未来に少しづつの「ズレ」が現れていくことになった……。
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