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消えて欲しい存在
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目の前の机には大量の書類。左横には全裸の男の子。その男の子を押し倒すのはチャラそうな男。
右横にはそれを楽しそうに見つめる同じ顔が二つ。後ろには俺の視界を遮ろうとする真面目そうなイケメン。
俺の膝には犬みたいな男子が寝ている。
既に見慣れた光景だ。俺は気にせず仕事を続けた。
「はぁ······会長これでもムラムラしないのぉ~?」
「生殖行動に興味が無いです」
チャラそうな男もとい会計の夜桜慎也に声を掛けられるが、手を止めることなく返す。
慎也はいつも俺にこういう場面を見せて、興奮させようとしてくる。ある海外の実験によると、発情すると思考速度は上がるらしい。
そういった効果を期待してやってくれているのだろうが、下の男の子が恥ずかしそうにしているので、そろそろ解放してあげた方が良いと思う。
「全く、完璧王子と名高い真冬が仕事中に欲情する訳ないでしょ。続きは仮眠室でしてよ」
「「そうだそうだー! 仮眠室でヤっちゃえ!」」
後ろに居る海斗の言葉に、庶務の双子が合いの手を入れる。仮眠室は俺も使うし、正直辞めて欲しいのだが······ヤるのは決定事項らしい。
現に慎也は男の子を姫抱きして仮眠室に向かっている。後でシーツを変える必要があるな、なんて考えながらチラリと視線を向けると、ふと、慎也と目が合った。
「ん~? もしかして会長も一緒にシたい? 3pしちゃう~?」
「遠慮します」
「えぇ·······残念········」
新学期早々仕事が溜まっているので、無駄に体力を消費している暇は無い。咄嗟に視線を逸らして断ると、慎也は仮眠室に入っていった。
右横にはそれを楽しそうに見つめる同じ顔が二つ。後ろには俺の視界を遮ろうとする真面目そうなイケメン。
俺の膝には犬みたいな男子が寝ている。
既に見慣れた光景だ。俺は気にせず仕事を続けた。
「はぁ······会長これでもムラムラしないのぉ~?」
「生殖行動に興味が無いです」
チャラそうな男もとい会計の夜桜慎也に声を掛けられるが、手を止めることなく返す。
慎也はいつも俺にこういう場面を見せて、興奮させようとしてくる。ある海外の実験によると、発情すると思考速度は上がるらしい。
そういった効果を期待してやってくれているのだろうが、下の男の子が恥ずかしそうにしているので、そろそろ解放してあげた方が良いと思う。
「全く、完璧王子と名高い真冬が仕事中に欲情する訳ないでしょ。続きは仮眠室でしてよ」
「「そうだそうだー! 仮眠室でヤっちゃえ!」」
後ろに居る海斗の言葉に、庶務の双子が合いの手を入れる。仮眠室は俺も使うし、正直辞めて欲しいのだが······ヤるのは決定事項らしい。
現に慎也は男の子を姫抱きして仮眠室に向かっている。後でシーツを変える必要があるな、なんて考えながらチラリと視線を向けると、ふと、慎也と目が合った。
「ん~? もしかして会長も一緒にシたい? 3pしちゃう~?」
「遠慮します」
「えぇ·······残念········」
新学期早々仕事が溜まっているので、無駄に体力を消費している暇は無い。咄嗟に視線を逸らして断ると、慎也は仮眠室に入っていった。
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