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覚醒は突然に
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「いやー、お茶飲んでたら急に思い出して
あれ?私何で今ココでお茶飲んでるんだ?って
一瞬慌てたくらいっす!」
一国の王を相手に敬語どころか丁寧語ですら使っていないのだが、国王の方も気にする様子はない。
前世からそういうキャラで通っていたのだろうか…
「これが教育係も務めていたのだ。
妻がああいう性格になったのも仕方のない事だろう。」
だからどんな性格!?と思うと、フィニアンが唇を尖らせた。
「うちの姫さんに文句あるんですか!?
あんな素敵なじゃじゃ馬この世に2人といませんよ!?」
「アピールポイントが間違ってる…!」
思わずツッコミが口から滑り出てしまって、フィニアンの視線がこちらに向いた。
「見た目は完全に神官様ですけどねー?
何で何も思い出さないんでしょう?本当に神官様?」
「何も、というわけではない。
前世の出来事を小説として書いていたし…」
「それは恥ずかしいから言わないで!?」
国王はキョトンとしてこちらを見るが、あんたも自作の小説書いたらわかる。と内心毒づく。
「ヘリクセンがいるとしたら、
奴にも記憶が戻っているかもしれないという事だな…。」
「げぇ!?アイツもいるんすか!?」
安達さんの元のキャラが分からないけど、多分こんな変顔する人じゃなかったんじゃないかな…と思うと、後のことが心配になる。
フィニアンにも未練はあるのだろうか。
それとも国王の意識が現世にいる間だけ記憶が戻っている状態?
自分のかけた術らしいのに全く思い出せないのがもどかしい…。
「奴は私の死後、お前たちに何をした?」
「いや、何も。」
フィニアンのけろっとした返答に私も国王も呆気にとられる。
「…何も?」
「ええ、何も。
だって神官様が死んでるの見たら後を追っちゃいましたから。」
えー!愛重っ!!
っていうか、そしたら私達死に損じゃない!?
国民も巻き込んでいたならやるせない。
「もうその後の国の統治が大変で!
姫さんと私は毎日城中駆けずり回りましたよ!
けどその甲斐あって、国は立派に持ち直したんですよ!」
と、フィニアンが自信満々に胸を張る。
その表情は達成感にも満ちていて、不満や未練などどこにもなさそうだ…。
「姫さんは広場に貴方達の銅像を建てたくらいですよ。」
「恨んではいなかったか…?」
「まさか!うちの姫さんは人恨むとかそんなキャラじゃないっすよ!」
国王の問いは一蹴されて、その即答ぶりにずっと険しかった国王の表情に安堵の色が見えた。
「じゃあ、未練とかに関係なく、記憶は戻ったわけですね。」
と私がまとめると、フィニアンが私の腕をとった。
「そんじゃあ、いつものガールズトークやるんで!
国王様は買い物でもしててください!」
「そなたが店員なのだがな…。」
いつものって何!?
国王は軽く溜め息をつきながら微笑んで、引っ張られていく私を見送る。
その顔つきが安心した優しいものであることに少し喜びを感じたのは否めない。
下手したらこれで未練がなくなってしまうのでは?と思ったりするほどだ。
「で、どうなんですか?」
「え?」
「この世界だと身分も何もないじゃないですか!
遂に結ばれました!?」
瞬時に察せたのは、前世の私はやはり国王様が好きで、それをフィニアンは知っていたという事。
「そのっ、私が国王様を好きだってこと、奥様は…っ、」
「知ってましたよ?勿論。」
焦る私にフィニアンはニヤリとして答えた。
一気に血の気が引く。
「二人で微笑ましく見守ってたんですから。」
「え。」
「そのために神官様をお城にお呼びだてしてたんですもん。
はじめてお会いした時から、国王様は神官様にゾッコンでしたから!」
は?私が国王様にゾッコン、じゃなくて??予期していなかった言葉に目が点になる。
あれ?私何で今ココでお茶飲んでるんだ?って
一瞬慌てたくらいっす!」
一国の王を相手に敬語どころか丁寧語ですら使っていないのだが、国王の方も気にする様子はない。
前世からそういうキャラで通っていたのだろうか…
「これが教育係も務めていたのだ。
妻がああいう性格になったのも仕方のない事だろう。」
だからどんな性格!?と思うと、フィニアンが唇を尖らせた。
「うちの姫さんに文句あるんですか!?
あんな素敵なじゃじゃ馬この世に2人といませんよ!?」
「アピールポイントが間違ってる…!」
思わずツッコミが口から滑り出てしまって、フィニアンの視線がこちらに向いた。
「見た目は完全に神官様ですけどねー?
何で何も思い出さないんでしょう?本当に神官様?」
「何も、というわけではない。
前世の出来事を小説として書いていたし…」
「それは恥ずかしいから言わないで!?」
国王はキョトンとしてこちらを見るが、あんたも自作の小説書いたらわかる。と内心毒づく。
「ヘリクセンがいるとしたら、
奴にも記憶が戻っているかもしれないという事だな…。」
「げぇ!?アイツもいるんすか!?」
安達さんの元のキャラが分からないけど、多分こんな変顔する人じゃなかったんじゃないかな…と思うと、後のことが心配になる。
フィニアンにも未練はあるのだろうか。
それとも国王の意識が現世にいる間だけ記憶が戻っている状態?
自分のかけた術らしいのに全く思い出せないのがもどかしい…。
「奴は私の死後、お前たちに何をした?」
「いや、何も。」
フィニアンのけろっとした返答に私も国王も呆気にとられる。
「…何も?」
「ええ、何も。
だって神官様が死んでるの見たら後を追っちゃいましたから。」
えー!愛重っ!!
っていうか、そしたら私達死に損じゃない!?
国民も巻き込んでいたならやるせない。
「もうその後の国の統治が大変で!
姫さんと私は毎日城中駆けずり回りましたよ!
けどその甲斐あって、国は立派に持ち直したんですよ!」
と、フィニアンが自信満々に胸を張る。
その表情は達成感にも満ちていて、不満や未練などどこにもなさそうだ…。
「姫さんは広場に貴方達の銅像を建てたくらいですよ。」
「恨んではいなかったか…?」
「まさか!うちの姫さんは人恨むとかそんなキャラじゃないっすよ!」
国王の問いは一蹴されて、その即答ぶりにずっと険しかった国王の表情に安堵の色が見えた。
「じゃあ、未練とかに関係なく、記憶は戻ったわけですね。」
と私がまとめると、フィニアンが私の腕をとった。
「そんじゃあ、いつものガールズトークやるんで!
国王様は買い物でもしててください!」
「そなたが店員なのだがな…。」
いつものって何!?
国王は軽く溜め息をつきながら微笑んで、引っ張られていく私を見送る。
その顔つきが安心した優しいものであることに少し喜びを感じたのは否めない。
下手したらこれで未練がなくなってしまうのでは?と思ったりするほどだ。
「で、どうなんですか?」
「え?」
「この世界だと身分も何もないじゃないですか!
遂に結ばれました!?」
瞬時に察せたのは、前世の私はやはり国王様が好きで、それをフィニアンは知っていたという事。
「そのっ、私が国王様を好きだってこと、奥様は…っ、」
「知ってましたよ?勿論。」
焦る私にフィニアンはニヤリとして答えた。
一気に血の気が引く。
「二人で微笑ましく見守ってたんですから。」
「え。」
「そのために神官様をお城にお呼びだてしてたんですもん。
はじめてお会いした時から、国王様は神官様にゾッコンでしたから!」
は?私が国王様にゾッコン、じゃなくて??予期していなかった言葉に目が点になる。
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