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召喚獣の糸口
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翌日、陛下が王宮に帰還して合同訓練がはじまった。三か国の王宮軍の目標は同じだ。まずは慣れていないフルナール王宮軍のサポートからだ。先に習うと教えたくなるのは誰もが同じでハンド―ラかボールドかわからないけどサポートしながら学習していく。三日間で五つの国家機密魔法の伝授は終わりそうだ。
ボールド兵が五つの魔法を体験したときの歓声も大きなものだったが、フルナール兵の五つの魔法の体験でも歓声は大きかった。フルナールの魔法使い部隊の衝撃も驚くべきだった。まずは空を飛ぶことが驚きだった。これまでは攻撃支援の数種類と防御のシールドで三人程度を守ることが精一杯の魔法程度しか持っていなかったのだ。空を飛んだりまわりの魔力を探索したりその魔力をたどって入れ替わるなどフルナールの魔法使いの概念になかったものばかりだった。
習った魔法は呪文を唱えることで発動されるが、慣れない魔法は体力と魔力を確実に消費していく。早いと半日で魔力切れをおこして休憩に入る魔法使いも現れた。魔力切れと自分で判断できる魔法使いは自己管理ができているので大丈夫だが、無理して慣れない呪文を唱える影響で中途半端な呪文になり倒れる魔法使いはかなり問題になった。要するに中途半端な呪文はどんな影響をおこすか得体が知れない不可式な魔法になるのだ。
対策として各国のベテラン魔法使いが集まり皇太子と隊長と魔法使い部隊の長も集まり会議を開くこととなった。魔法量は個人の生まれ持った魔法量でおおよそは決まっている。修行をして増加するものではないのだ。魔法量に関しては男女の差は全くない。体格性格にも比例しない。つまりのところ誰にも見えないのに個人差があるのが魔法量なのだ。しかし唯一確認できる方法がある。それはベテラン魔法使いでも魔力検索が得意な者しか持ちえない魔力の数値化だ。
しかしながら、ベテランも隊長もわかっていて今まで使用しなかった理由を明かした。
「目に見えないから良い風潮もずっとありました。筋力みたいに強い弱いってわかるようならいいのですけど・・・」 ボールド アロルド隊長
「小隊長ならわかっていると思います。けど、最初からそれを伝えてやる気を削ぐのも・・・良くないかと・・・」ハンド―ラ ケイト ボールド ラウラ
「魔法量の差ははっきりとわかると報告をもらっている。けど入隊して一年間は教える必要性は感じない。無理をして限界を感じたらはっきりと告げる方針でやってきた」ハンド―ラ リッキー
皇太子三人へ重き判断が託された。
ハンド―ラでは五年先を進んでいるわけで、ボールドとハンド―ラは一緒の場所に来たばかりだ。この五年の差をどのように段階的に埋めていくかが問題なわけだ。ノア殿下に二人での相談を持ちかける。
アーロ殿下に許可をもらい別室に移動する。
「現実を突き付けて申し訳ないが、我が国の魔法使いもそうだが、失礼だがハンド―ラの魔法使い部隊も新しい魔法に慣れていない。魔法量の限界もわからずに倒れる魔法使いが発生している。そこでだ、魔法使いの魔法量を大・中・小で分けて担当する魔法を決めてはどうだろうか?本人には大・中・小はもちろん知らせない。あなたが得意とする魔法で国に貢献してほしいと話してはどうだろうか?」
「いいと思います。ただし、説明するのは隊長か私ども皇太子ですね。魔法使いの個人情報まで頭に入れないとなると決行しんどいですかね?」
確かにしんどいだろうな。でも立場を考えても国の将来を考えても諦めることはあるまい。
「二週間で終わるくらいにして少しずつ進めて行くのがいいじゃないですか?」
「まぁ、そうですね。また教えてくださいね」
「了解しましたよ。では分析と担当分けに入りましょう!!」
「明日ではいけませんか?」
「このままアーロ殿下を巻き込んで進めますよ!!」
「ふぁい・・・」
アーロ殿下を呼んで説明する。了承をもらい分析担当と各自の担当が決まる。魔力の数値化検索が最初の課題だ。全員の魔力の数値化は翌日の夕方までに完了した。その数値を確認すると意外なことが浮かびあがる。桁違いの数値を持つ人間がいるのだ。年齢も男女も関係なく数えてみると三軍の中で八人。ハンド―ラ三人、ボールド二人、フルナール三人の結果だった。
桁違いの魔力の人間を除いた魔力量の大・中・小の割合は三か国ともにほとんどの同じの約三割ずつとなりこれに魔法の担当を決めていく。使う魔法を戦術と一体化することで制限して従わせる。地味な作業を進めていたときにフルナールから早馬が到着した。
召喚獣の魔法の件で問い合わせをかけておいた件での情報が届いたようだ。
【召喚獣の呪文は約三倍の魔法量を消費する】
大きく前進だ。呪文は一人でしか唱えることはできない。魔力の消費を押さえるために同時に分散して唱えると違う魔法が入り込んで手がつけられない事態が発生するのは事実であり魔法使いの最初に学ぶ基礎である。今現在の魔法量の大・中・小の感覚なら大の魔法使いでも一度の戦闘に一回の召喚獣を降ろして終わりそうだ。他の魔法なら簡単な魔法か。国家機密の五つの魔法は使えない。
残りは桁違いの魔法量を持つ八人か。本人は全くのところ他社と比べて魔法量が多いのに気がついていない。それどころか魔法出せるスピードが遅いから魔法量残ってんだよね~と口走るような奴らばっかり。少なくともボールドの二人の魔法使いは雲を掴むような性格の二人で男性と女性が一人ずつだ。
こいつらに召喚獣を任せていいのだろうか?次は面談だな。私は二人でアーロ殿下とノア殿下は三人。分散できるから便利だ。
召喚獣の魔法の引継ぎができなかったのは単純な理由かもしれない。
ボールド兵が五つの魔法を体験したときの歓声も大きなものだったが、フルナール兵の五つの魔法の体験でも歓声は大きかった。フルナールの魔法使い部隊の衝撃も驚くべきだった。まずは空を飛ぶことが驚きだった。これまでは攻撃支援の数種類と防御のシールドで三人程度を守ることが精一杯の魔法程度しか持っていなかったのだ。空を飛んだりまわりの魔力を探索したりその魔力をたどって入れ替わるなどフルナールの魔法使いの概念になかったものばかりだった。
習った魔法は呪文を唱えることで発動されるが、慣れない魔法は体力と魔力を確実に消費していく。早いと半日で魔力切れをおこして休憩に入る魔法使いも現れた。魔力切れと自分で判断できる魔法使いは自己管理ができているので大丈夫だが、無理して慣れない呪文を唱える影響で中途半端な呪文になり倒れる魔法使いはかなり問題になった。要するに中途半端な呪文はどんな影響をおこすか得体が知れない不可式な魔法になるのだ。
対策として各国のベテラン魔法使いが集まり皇太子と隊長と魔法使い部隊の長も集まり会議を開くこととなった。魔法量は個人の生まれ持った魔法量でおおよそは決まっている。修行をして増加するものではないのだ。魔法量に関しては男女の差は全くない。体格性格にも比例しない。つまりのところ誰にも見えないのに個人差があるのが魔法量なのだ。しかし唯一確認できる方法がある。それはベテラン魔法使いでも魔力検索が得意な者しか持ちえない魔力の数値化だ。
しかしながら、ベテランも隊長もわかっていて今まで使用しなかった理由を明かした。
「目に見えないから良い風潮もずっとありました。筋力みたいに強い弱いってわかるようならいいのですけど・・・」 ボールド アロルド隊長
「小隊長ならわかっていると思います。けど、最初からそれを伝えてやる気を削ぐのも・・・良くないかと・・・」ハンド―ラ ケイト ボールド ラウラ
「魔法量の差ははっきりとわかると報告をもらっている。けど入隊して一年間は教える必要性は感じない。無理をして限界を感じたらはっきりと告げる方針でやってきた」ハンド―ラ リッキー
皇太子三人へ重き判断が託された。
ハンド―ラでは五年先を進んでいるわけで、ボールドとハンド―ラは一緒の場所に来たばかりだ。この五年の差をどのように段階的に埋めていくかが問題なわけだ。ノア殿下に二人での相談を持ちかける。
アーロ殿下に許可をもらい別室に移動する。
「現実を突き付けて申し訳ないが、我が国の魔法使いもそうだが、失礼だがハンド―ラの魔法使い部隊も新しい魔法に慣れていない。魔法量の限界もわからずに倒れる魔法使いが発生している。そこでだ、魔法使いの魔法量を大・中・小で分けて担当する魔法を決めてはどうだろうか?本人には大・中・小はもちろん知らせない。あなたが得意とする魔法で国に貢献してほしいと話してはどうだろうか?」
「いいと思います。ただし、説明するのは隊長か私ども皇太子ですね。魔法使いの個人情報まで頭に入れないとなると決行しんどいですかね?」
確かにしんどいだろうな。でも立場を考えても国の将来を考えても諦めることはあるまい。
「二週間で終わるくらいにして少しずつ進めて行くのがいいじゃないですか?」
「まぁ、そうですね。また教えてくださいね」
「了解しましたよ。では分析と担当分けに入りましょう!!」
「明日ではいけませんか?」
「このままアーロ殿下を巻き込んで進めますよ!!」
「ふぁい・・・」
アーロ殿下を呼んで説明する。了承をもらい分析担当と各自の担当が決まる。魔力の数値化検索が最初の課題だ。全員の魔力の数値化は翌日の夕方までに完了した。その数値を確認すると意外なことが浮かびあがる。桁違いの数値を持つ人間がいるのだ。年齢も男女も関係なく数えてみると三軍の中で八人。ハンド―ラ三人、ボールド二人、フルナール三人の結果だった。
桁違いの魔力の人間を除いた魔力量の大・中・小の割合は三か国ともにほとんどの同じの約三割ずつとなりこれに魔法の担当を決めていく。使う魔法を戦術と一体化することで制限して従わせる。地味な作業を進めていたときにフルナールから早馬が到着した。
召喚獣の魔法の件で問い合わせをかけておいた件での情報が届いたようだ。
【召喚獣の呪文は約三倍の魔法量を消費する】
大きく前進だ。呪文は一人でしか唱えることはできない。魔力の消費を押さえるために同時に分散して唱えると違う魔法が入り込んで手がつけられない事態が発生するのは事実であり魔法使いの最初に学ぶ基礎である。今現在の魔法量の大・中・小の感覚なら大の魔法使いでも一度の戦闘に一回の召喚獣を降ろして終わりそうだ。他の魔法なら簡単な魔法か。国家機密の五つの魔法は使えない。
残りは桁違いの魔法量を持つ八人か。本人は全くのところ他社と比べて魔法量が多いのに気がついていない。それどころか魔法出せるスピードが遅いから魔法量残ってんだよね~と口走るような奴らばっかり。少なくともボールドの二人の魔法使いは雲を掴むような性格の二人で男性と女性が一人ずつだ。
こいつらに召喚獣を任せていいのだろうか?次は面談だな。私は二人でアーロ殿下とノア殿下は三人。分散できるから便利だ。
召喚獣の魔法の引継ぎができなかったのは単純な理由かもしれない。
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