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29話:堀田壊滅作戦
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サイレンと共に病院へ運ばれる欅。
救急車に同乗していたのは、フットクラッシャーの寺野とUSBクラッシャーの湯田だ。
「火傷のようになってる…大丈夫なのかな」
「湯田らしくないぞ!と言いたいけど、目元にかかってるからヤバいな」
欅のやられた目元は視力が奪われてないかどうかの瀬戸際で当の本人は、患部を押さえたまま運ばれる。
病院へ着いた時は、皮膚は爛れていながらもベロベロに捲れているという一大事だ。
「欅さーん、病院着きましたよー。今から治療に入りますよ」
看護師の言葉に応答できていなかった。何度も何度も言葉をかけられながら、手術室へ向かってオペを開始。
その間、寺野と湯田は堀田をどう潰すか話し合った。
「もうやるしかないのかな…。堀田と顧問をしてる部活をさ」
「やるならやろうぜ。フットクラッシャーの力とお前のUSBクラッシャーが合わされば、堀田もそうだけどあいつらなんかワンパン!」
無計画すぎる話に不安しか出てこない湯田であった。そんな無計画な2人に差し伸べる光が現れる。
予想だにしない人間が目の前に。
「あらあら…堀田の妨害にやられちゃったのね。少し跡をつけて来たけど、見た感じはダメみたいだわ」
「お前は化学部の公森!?」
2人の前に現れたのは化学部と茶道部で活躍する公森和歌。寺野と石角とは同じクラスの女の子。女の子とはいえ、力は男子顔負けのものでUSBクラッシャーの湯田以上にも匹敵する。怒らせると笑顔で椅子を投げることから、チェアスローフォレストと言われている。
「公森が一体何しに来たの?」
「良い質問ね。寺野。私は今の化学部が嫌でどうしようと思った時、欅君がやられたみたいだからそれを逆手に取って復讐出来ないかなと思って誘いに来たの。どうする?手を組まない?」
2人は悩んだが、時間がもったいないと考えて公森と手を組むことにした。トリプルクラッシャーズがここに爆誕する。
一方、学校では物理部員たちによって片付けに追われていた。しかしそれは1人だけの話。
「おい!石角もっとキビキビやれよ!」
「は?お前何言ってんの?停学野郎が」
石角と下原は相変わらずの仲だったが、それを面白そうに動画を撮る喬林と鶴居はいつも通りの物理部を演出している。
梓馬は、堀田の追跡をするべくとある機械を準備していた。
「先生は何をしてるんですか?」
「富林は機械好きだっけ?この機械は堀田がどこに行ったのかを確認するGPSだよ。探知できるように携帯のメールアドレスを用いて探すのさ」
「ストーカーですね」
何気ない富林の一言に一同は笑いこける。笑っている中、寺野と湯田が戻った。欅の状態について気にしていた梓馬だったのですぐに圧迫面接のようにして話を始める。
「欅は、欅良人は大丈夫なのか!?」
「視力はなんとも言えませんが命に別状はないとのことです。あと、今回の件で化学部を潰しましょう。そんな化学部の中で不満を持つ人間が1人…」
話し終わらせた寺野は、1人の女を連れて来た。石角はその女を見て驚愕する。
「公森さん?!」
「私は今の化学部に不満があるの。だから、今日辞めてここからは物理部のために化学部を潰すわ。作戦があるから私に任せてくれないかな…」
公森の不満は表情を見ても分かる不機嫌さだ。だが、なぜこの引退が迫る高3の時に限って物理部に加勢するのか理解出来ず。
「なんで今になって物理部に寝返ろうとしてるの?頑張ってきたはずなのに…」
「石角君は分からないと思うけど、私は楽しく部活に参加したかった。でも堀田は結果ばかりを追求してきて、授業に使う体心立方格子や面心立方格子、六方最密充填構造の模型を作らされたりとパシられたの。だから裏切るのよ」
堀田の腹黒さが目に見えた。
内容を全て一通り説明をした公森は、堀田率いる化学部の出場する大会を潰すために会場の地図とその方法を話し出した。
「今回私たちが参加する大会はモル濃度と質量パーセントを正確に求めるものと、中和滴定の忠実な数値を競うものです。妨害方法は1つだけあります」
「ほう、その方法はなんだ?何を使うの?」
「柿渋です。物理部が今回使用したあの液体を使って臭い爆弾を作ります。これによって、会場は大変な異臭となり建物から逃げるはず。その時にフットクラッシャーの寺野で柱を破壊してそれを足止めに使用するのと、USBクラッシャーの湯田で堀田の持つ通勤用バイクからガソリンを取り出して周りに撒き散らした後に拷問するのです」
妨害を超えて中世ヨーロッパ時代の魔女狩りのような、残酷すぎるものなのだが殺しはしないらしい。全てを認めさせた後に警察へ放り込むという大胆不敵な考えだった。
物理部の代表として、石角が拍手をしながら公森を讃える。
「素晴らしい。超絶短い期間だけど、物理部の一員として俺が認める。一気に潰そうか、欅を潰した堀田毅とその残党を」
メラメラ燃えるその目は、今にも特攻する1人の覚悟を決めた兵士のよう。欅除く物理部員は、作戦の為に柿渋を譲る手続きを取りながら被害届の提出準備に取り掛かる。
救急車に同乗していたのは、フットクラッシャーの寺野とUSBクラッシャーの湯田だ。
「火傷のようになってる…大丈夫なのかな」
「湯田らしくないぞ!と言いたいけど、目元にかかってるからヤバいな」
欅のやられた目元は視力が奪われてないかどうかの瀬戸際で当の本人は、患部を押さえたまま運ばれる。
病院へ着いた時は、皮膚は爛れていながらもベロベロに捲れているという一大事だ。
「欅さーん、病院着きましたよー。今から治療に入りますよ」
看護師の言葉に応答できていなかった。何度も何度も言葉をかけられながら、手術室へ向かってオペを開始。
その間、寺野と湯田は堀田をどう潰すか話し合った。
「もうやるしかないのかな…。堀田と顧問をしてる部活をさ」
「やるならやろうぜ。フットクラッシャーの力とお前のUSBクラッシャーが合わされば、堀田もそうだけどあいつらなんかワンパン!」
無計画すぎる話に不安しか出てこない湯田であった。そんな無計画な2人に差し伸べる光が現れる。
予想だにしない人間が目の前に。
「あらあら…堀田の妨害にやられちゃったのね。少し跡をつけて来たけど、見た感じはダメみたいだわ」
「お前は化学部の公森!?」
2人の前に現れたのは化学部と茶道部で活躍する公森和歌。寺野と石角とは同じクラスの女の子。女の子とはいえ、力は男子顔負けのものでUSBクラッシャーの湯田以上にも匹敵する。怒らせると笑顔で椅子を投げることから、チェアスローフォレストと言われている。
「公森が一体何しに来たの?」
「良い質問ね。寺野。私は今の化学部が嫌でどうしようと思った時、欅君がやられたみたいだからそれを逆手に取って復讐出来ないかなと思って誘いに来たの。どうする?手を組まない?」
2人は悩んだが、時間がもったいないと考えて公森と手を組むことにした。トリプルクラッシャーズがここに爆誕する。
一方、学校では物理部員たちによって片付けに追われていた。しかしそれは1人だけの話。
「おい!石角もっとキビキビやれよ!」
「は?お前何言ってんの?停学野郎が」
石角と下原は相変わらずの仲だったが、それを面白そうに動画を撮る喬林と鶴居はいつも通りの物理部を演出している。
梓馬は、堀田の追跡をするべくとある機械を準備していた。
「先生は何をしてるんですか?」
「富林は機械好きだっけ?この機械は堀田がどこに行ったのかを確認するGPSだよ。探知できるように携帯のメールアドレスを用いて探すのさ」
「ストーカーですね」
何気ない富林の一言に一同は笑いこける。笑っている中、寺野と湯田が戻った。欅の状態について気にしていた梓馬だったのですぐに圧迫面接のようにして話を始める。
「欅は、欅良人は大丈夫なのか!?」
「視力はなんとも言えませんが命に別状はないとのことです。あと、今回の件で化学部を潰しましょう。そんな化学部の中で不満を持つ人間が1人…」
話し終わらせた寺野は、1人の女を連れて来た。石角はその女を見て驚愕する。
「公森さん?!」
「私は今の化学部に不満があるの。だから、今日辞めてここからは物理部のために化学部を潰すわ。作戦があるから私に任せてくれないかな…」
公森の不満は表情を見ても分かる不機嫌さだ。だが、なぜこの引退が迫る高3の時に限って物理部に加勢するのか理解出来ず。
「なんで今になって物理部に寝返ろうとしてるの?頑張ってきたはずなのに…」
「石角君は分からないと思うけど、私は楽しく部活に参加したかった。でも堀田は結果ばかりを追求してきて、授業に使う体心立方格子や面心立方格子、六方最密充填構造の模型を作らされたりとパシられたの。だから裏切るのよ」
堀田の腹黒さが目に見えた。
内容を全て一通り説明をした公森は、堀田率いる化学部の出場する大会を潰すために会場の地図とその方法を話し出した。
「今回私たちが参加する大会はモル濃度と質量パーセントを正確に求めるものと、中和滴定の忠実な数値を競うものです。妨害方法は1つだけあります」
「ほう、その方法はなんだ?何を使うの?」
「柿渋です。物理部が今回使用したあの液体を使って臭い爆弾を作ります。これによって、会場は大変な異臭となり建物から逃げるはず。その時にフットクラッシャーの寺野で柱を破壊してそれを足止めに使用するのと、USBクラッシャーの湯田で堀田の持つ通勤用バイクからガソリンを取り出して周りに撒き散らした後に拷問するのです」
妨害を超えて中世ヨーロッパ時代の魔女狩りのような、残酷すぎるものなのだが殺しはしないらしい。全てを認めさせた後に警察へ放り込むという大胆不敵な考えだった。
物理部の代表として、石角が拍手をしながら公森を讃える。
「素晴らしい。超絶短い期間だけど、物理部の一員として俺が認める。一気に潰そうか、欅を潰した堀田毅とその残党を」
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