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36話:スイートガールの参戦
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ある日の昼休み。石角たちは勉学に励みつつも昼ごはんを食べていた時、思わぬ来客があった。
「ただいま!一時帰国で日本に帰ってきたよ」
なんと、前桜が学校に訪れたのだ。流石の物理部員らは驚くあまりお出迎えの言葉をかけるどころか、垢抜けた姿に見惚れるばかり。
「前桜さん、どうして今帰国を?」
「今ね、夏休みなんだよね。日本はとりあえずまだギリ夏って感じだけど色々梓馬に聞いたよ。欅君…残念だったね」
暗くなる話をする中、下原が現れる。
「欅は変態を超えてたからね…ほぼ、化学部のせいだわ」
「お久しぶり下原。で、お金返してもらおうか」
「あ、」
思い出す下原は笑いながら逃げ、前桜は怒りのままに追いかける。
「返せやボケ!いくら借りたら気が済むんや」
「お前に借りた覚えはないし!なんでこんな怒られなきゃいかんとや…」
理不尽理由をぶち込む下原は躓いて豪快に顔面を強打した。
「天誅だね!で?返せるの?返せないの?」
「返せません…ごめんなさい」
江戸時代を彷彿とする姿に周りはただ呆然とする。石角は食べていたお昼ご飯の箸を止めて吹き出さないように我慢していた。
「あ、梓馬だ!やっほー」
「やっほーじゃねぇよ前桜。なんで下原の上に乗ってるの?まるで馬乗りじゃないか」
飲み込んでやっと話せる石角は笑い転ける。
「返さんからやろバーカ!だから借金するやつはパンクして壊れる。草超えて森やわ」
笑いながら下原をバカにする。事情を聞くと前桜は大学受験に挑む物理部にエールを送るためだけに来た、ということ。しかし、そんな前桜はそれどころではなく下原の頭目掛けてポカポカと叩きまくる。
「この変態め!鶴居のお返しだよ。そんなに揉みたいなら、成人してからやれよな」
「頭叩くなペチャが」
またも禁止用語を言う下原。この言葉は前桜にとっては禁句でコンプレックスにもなっている。
「おい…今何つった?ボケが。私の胸に対して何言ってんのこの変態借金野郎が」
「あ、やばい…」
下原の言葉を最後に前桜は目の色を変えて体中痛めつけた。戦場となるクラスに物理部員は笑い転ける。
「ふぅ…やっと終わったと思ったら前桜帰ってたんだね!下原お前またなんかしたのか?」
富林の一言に下原は息をするのが精一杯で何とか頷く。状況を把握した富林は死ぬほど笑い転ける。
「お前また禁句言ったのかよ。女子にデリカシーなくて草超えて森やわ。ついでだから写真撮っとこー」
スマホを取り出してパシャパシャと取り出す。1枚撮るたびに前桜は笑顔でピースして下原を締め上げる。
「もう…ゆるひてくだしゃい」
「ん?何?もっとやってだって?分かったーもっと痛めつけるね!」
その日、下原は塾が始まるまで保健室にて治療を受けた。その保健室に意外な人物が入る。
「失礼しまーす、え下原先輩大丈夫ですか?すごいあざだらけだ…」
「なんだ、アリスか。どうかしたん?」
「保健の係りをしていて、出欠をまとめたシートを提出に…」
言葉を失う加賀木。下原はただ笑うことしかできない。
「前桜が帰ってきたんやけど、禁句言ったらボコボコにされた」
「前桜先輩帰ってきたんですね!禁句っていうのは何を…」
「あいつの胸小さいからペチャと言ったら目の色変わって殺されそうになった」
その話に流石の加賀木も怒る。
「そりゃ女の子なら誰でも怒りますよ。みんな胸が大きいとは限らないですし、大きくしたい人もいる訳だから言ったらダメですよ。私も人のこと言えませんが…」
恥ずかしさを見せながらも加賀木は女の子の立場として主張した。それに動じたのか、下原の傷口からまた血が出た。
「ただいま!一時帰国で日本に帰ってきたよ」
なんと、前桜が学校に訪れたのだ。流石の物理部員らは驚くあまりお出迎えの言葉をかけるどころか、垢抜けた姿に見惚れるばかり。
「前桜さん、どうして今帰国を?」
「今ね、夏休みなんだよね。日本はとりあえずまだギリ夏って感じだけど色々梓馬に聞いたよ。欅君…残念だったね」
暗くなる話をする中、下原が現れる。
「欅は変態を超えてたからね…ほぼ、化学部のせいだわ」
「お久しぶり下原。で、お金返してもらおうか」
「あ、」
思い出す下原は笑いながら逃げ、前桜は怒りのままに追いかける。
「返せやボケ!いくら借りたら気が済むんや」
「お前に借りた覚えはないし!なんでこんな怒られなきゃいかんとや…」
理不尽理由をぶち込む下原は躓いて豪快に顔面を強打した。
「天誅だね!で?返せるの?返せないの?」
「返せません…ごめんなさい」
江戸時代を彷彿とする姿に周りはただ呆然とする。石角は食べていたお昼ご飯の箸を止めて吹き出さないように我慢していた。
「あ、梓馬だ!やっほー」
「やっほーじゃねぇよ前桜。なんで下原の上に乗ってるの?まるで馬乗りじゃないか」
飲み込んでやっと話せる石角は笑い転ける。
「返さんからやろバーカ!だから借金するやつはパンクして壊れる。草超えて森やわ」
笑いながら下原をバカにする。事情を聞くと前桜は大学受験に挑む物理部にエールを送るためだけに来た、ということ。しかし、そんな前桜はそれどころではなく下原の頭目掛けてポカポカと叩きまくる。
「この変態め!鶴居のお返しだよ。そんなに揉みたいなら、成人してからやれよな」
「頭叩くなペチャが」
またも禁止用語を言う下原。この言葉は前桜にとっては禁句でコンプレックスにもなっている。
「おい…今何つった?ボケが。私の胸に対して何言ってんのこの変態借金野郎が」
「あ、やばい…」
下原の言葉を最後に前桜は目の色を変えて体中痛めつけた。戦場となるクラスに物理部員は笑い転ける。
「ふぅ…やっと終わったと思ったら前桜帰ってたんだね!下原お前またなんかしたのか?」
富林の一言に下原は息をするのが精一杯で何とか頷く。状況を把握した富林は死ぬほど笑い転ける。
「お前また禁句言ったのかよ。女子にデリカシーなくて草超えて森やわ。ついでだから写真撮っとこー」
スマホを取り出してパシャパシャと取り出す。1枚撮るたびに前桜は笑顔でピースして下原を締め上げる。
「もう…ゆるひてくだしゃい」
「ん?何?もっとやってだって?分かったーもっと痛めつけるね!」
その日、下原は塾が始まるまで保健室にて治療を受けた。その保健室に意外な人物が入る。
「失礼しまーす、え下原先輩大丈夫ですか?すごいあざだらけだ…」
「なんだ、アリスか。どうかしたん?」
「保健の係りをしていて、出欠をまとめたシートを提出に…」
言葉を失う加賀木。下原はただ笑うことしかできない。
「前桜が帰ってきたんやけど、禁句言ったらボコボコにされた」
「前桜先輩帰ってきたんですね!禁句っていうのは何を…」
「あいつの胸小さいからペチャと言ったら目の色変わって殺されそうになった」
その話に流石の加賀木も怒る。
「そりゃ女の子なら誰でも怒りますよ。みんな胸が大きいとは限らないですし、大きくしたい人もいる訳だから言ったらダメですよ。私も人のこと言えませんが…」
恥ずかしさを見せながらも加賀木は女の子の立場として主張した。それに動じたのか、下原の傷口からまた血が出た。
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