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【番外編】ヴァーロの家族3
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※途中少々どきついお仕置きをしている部分があります。ご了承ください。
「……」
くぅくぅ寝ている息子は……めちゃくちゃ可愛い。
ちなみに、最近こちらに遊びに来るようになった下の弟が、持ってきてくれたのが、ベッドの横に小山になっている。
「……これは?」
「えっと、まだ早いっていうのはわかってるんだけど……歯固めと、音の鳴るおもちゃと……あぁ! そうそう! お守り刀! と弓と弓弦。一応これはグランディアの古い書籍をよんでいると、子供が生まれたら確か、女の子は小さい小刀をもらって、男の子は弓一式だってあって、俺の初めての甥か姪だから! どっちでもいいって思ったんだ。一応、向こうの父さんが教えてくれたんだけど、この小刀は、マルムスティーン中興の祖の孫が作ったものなんだって」
「……ありがとう。大事に使うよ」
「それにしても……可愛いなぁ。うちのシルゥもめちゃくちゃ可愛いよ。手なんて、こーんなくらいちいさいの」
養子先で最近生まれた弟を溺愛している末弟である。
向こうの家……マルムスティーン家ではアレクシア……向こうではルドルフ・アレクシス・ローウェルを名乗っている……は、長男として公式に出仕しており、今回は自分の得た給料からおもちゃだけでなく、産着や下着、よだれ掛け、そして最近出回っているという新しい布地を大量に運んできた。
将来は、自分のものを買うより、誰かにせっせと贈るのを幸せに思う人生を送るようである。
「重さは、この子より小さいくらいかなぁ。シルゥは早産だったんだよ。で、顔立ちは向こうの母さま似で、向こうの父と同じプラチナブロンドっていうのかな? 髪もふわふわでね。本当、小さいの」
「へぇ……そんなに詳しいなんて、面倒見てるの?」
「うん。父が忙しいでしょ? 侯爵として飛び回ってるし……それに叔父上も行方不明だし、母さまは産後体調崩してるから、カズールで静養中。私は王都でシルゥとセリカの子育てと、アヴィの勉強を見たり……」
義父が忙しいのと、義母は産後の肥立ちが良くないので、妹と一緒に面倒を見ているアレクシア。
クーハンの中に弟を入れ、妹の手を引きながら移動するのは自分用の執務室と家族の空間。
妹もあまりわがままを言わないし、赤ん坊は寝るのと泣くのが仕事。
仕事をしつつ弟妹はしっかり面倒を見ており、順調にブラコンシスコンの道を進んでいるようである。
「へぇ……元気そうならいいよ」
「あ、向こうの父が、『最近仕事が増えて、ギルドの仕事行けなくてすみません』だって」
「そんなの気にしなくていいと思うよ。今は閑散期だからね」
「でも、カルスの跡取りも私が面倒見てるんだけど……いいのかな?」
「カルスの子?」
ヴァーロとアルスは首を傾げる。
「ほらさっき連れてきてた……あれ? アルビオン?」
「ん? どうしたの? アレクシア。ほらお菓子」
こちらも親バカ全開中のミュリエル。
久しぶりに会いにきた息子に構いたいと、せっせとお菓子とお茶を運んでくる。
ちなみにアレクシアは父親に瓜二つで、ふわふわでまとまらない髪は青みの濃いブループラチナで瞳は濃い青。
「セリカにも持って帰るんだよ? 別にお菓子を用意してるからね」
「あぁ、ありがとう。父さん。それより、真っ赤な髪の子いなかった?」
「あぁ……父さんにどこかに連れて行かれそうになっていたので、母さんが奪い返して、母さんの剣の収蔵庫に連れて行っていたね」
「はぁぁ! まだ4歳ですよ! 4歳! そんな子に何をさせるんですか! それにわざわざ連れてきたのは!」
「……うーん、ちょっと見たから言えるんだが、片方の目はもう見えてない。もしくは近いうちに失明する。もう片方も視力に問題ありだな……」
アルスはため息をつく。
鑑定の力をうまく使いこなせるようになり、違和感がある場所、体調不良の部分など、範囲を絞ることもできるようになったアルスである。
「なんでこんなになってんのか、他家に頭突っ込むのは良くないし……お前やリュシオンの取った策は正しいが、ほんと胸糞悪りぃ! まだ小さい子供に殴る蹴るする親がいるのか! しかも、武器を扱う騎士のくせに!」
「……リューがボコボコにして、爵位を奪い、騎士爵位も取り上げて、カズール領や中央地域から追放しました……片目を潰し、手足を折るだけで、潰さなかったのを感謝しろと。スティアナ領の鉱山で死ぬまで働かせるそうです。で、勝手ですが……俺が兄上に頂いた薬で咽喉を焼きました。詐欺を働き、女性や周囲を騙し、家族を悲しませたこと……俺はカズールの血から離れていますが……許せませんでした」
昏い目をして俯く。
見た目は穏やかで温厚な貴族の御曹司だが、実の両親や育ての親からしっかりと自分の立場、地位に驕ることなく、自分に厳しく周囲に優しく、弱い立場の存在にはとことん甘く、が身についているのだろう。
「よくやった」
アルスは冗談半分で声をかける。
「一応あれって、俺が特別な術をかけた限定品だ。多分、アレクシアが飲んでも全く効果なしだ。飲んで効いたならアイツは弱い立場の存在に暴力を振るうか、騙してお金を奪ったりしているか、犯罪に手を染めてたんだろう。で、飲んだら奴に困るところを潰すようになってたから……おい、喉だけじゃなく、あちこちガタきてなかったか?」
「えっ? そうなの? それは聞いてないですけど……確か、数日後身体が痛いって言い出して、下半身がって見てもらったら……ソッチが役に立たなくなってたって……それ聞いたリューが、『フフン! これがザマァだ! クズの子供を産みたくない女性も多かっただろうし! 自分が今までしてきたことが返ってきたんだろうぜ!』って……」
「……リュシオンはもう少し、お上品な言葉使いができる薬でも作らないといけないかな?」
「できるようになったら、私もリューの保護者のお役御免ですかね?」
アルスがやれやれと首を振るのを、アレクシアが微笑む。
末弟の親友、カズール伯爵リュシオンは国内でも一二を争う美貌の主だが、悪童をそのまま大人にした感じで口は悪く、喧嘩っ早いのが難点。
しかし、愛情深く、最初状況を知り保護したアルビオンを自分で面倒を見ようとしたものの、抱っこもろくにできなかったので、アレクシアに頼み込んで預けた。
まぁ時々会いに来る時は、変なもの……子供に武器や香水、装飾品を持ってくるので、今度乗獣を連れてこいとどやすほどである。
「……ぷっ?」
目を覚ました赤ん坊は、小さな手をニギニギ……自分が寝る前までのドラゴンの姿でないのが不思議らしく、まだあまり見えていないらしい目でキョロキョロする。
「おチビちゃん……お休み。まだねんねの時間だよ」
「ぷぅ……」
「おしゃべりしてるのかな?」
「もしかして、私がいるからかな?」
アレクシアは同時期に生まれている弟より、頭が成長しているらしい甥に微笑むと指をそっと小さい手に近づける。
そっと触れた温かい指を反射的に握り、ぱちぱち瞬きをした。
この人だあれ? と言いたげである。
「あ、初めまして。私はアレクシア。君のもう一人のおじさんだよ? よろしくね?」
「ぷぅ、ぷぷぷ」
「仲良くしてねって言ってるのかな? 嬉しいよ。あ、今度私の兄妹……妹のセリカと弟のシルゥも遊びに連れてくるよ」
返事をするように、ぷぷぷ、とおしゃべりしていた赤ん坊にニコニコと見守っていた兄弟たちだった。
「……」
くぅくぅ寝ている息子は……めちゃくちゃ可愛い。
ちなみに、最近こちらに遊びに来るようになった下の弟が、持ってきてくれたのが、ベッドの横に小山になっている。
「……これは?」
「えっと、まだ早いっていうのはわかってるんだけど……歯固めと、音の鳴るおもちゃと……あぁ! そうそう! お守り刀! と弓と弓弦。一応これはグランディアの古い書籍をよんでいると、子供が生まれたら確か、女の子は小さい小刀をもらって、男の子は弓一式だってあって、俺の初めての甥か姪だから! どっちでもいいって思ったんだ。一応、向こうの父さんが教えてくれたんだけど、この小刀は、マルムスティーン中興の祖の孫が作ったものなんだって」
「……ありがとう。大事に使うよ」
「それにしても……可愛いなぁ。うちのシルゥもめちゃくちゃ可愛いよ。手なんて、こーんなくらいちいさいの」
養子先で最近生まれた弟を溺愛している末弟である。
向こうの家……マルムスティーン家ではアレクシア……向こうではルドルフ・アレクシス・ローウェルを名乗っている……は、長男として公式に出仕しており、今回は自分の得た給料からおもちゃだけでなく、産着や下着、よだれ掛け、そして最近出回っているという新しい布地を大量に運んできた。
将来は、自分のものを買うより、誰かにせっせと贈るのを幸せに思う人生を送るようである。
「重さは、この子より小さいくらいかなぁ。シルゥは早産だったんだよ。で、顔立ちは向こうの母さま似で、向こうの父と同じプラチナブロンドっていうのかな? 髪もふわふわでね。本当、小さいの」
「へぇ……そんなに詳しいなんて、面倒見てるの?」
「うん。父が忙しいでしょ? 侯爵として飛び回ってるし……それに叔父上も行方不明だし、母さまは産後体調崩してるから、カズールで静養中。私は王都でシルゥとセリカの子育てと、アヴィの勉強を見たり……」
義父が忙しいのと、義母は産後の肥立ちが良くないので、妹と一緒に面倒を見ているアレクシア。
クーハンの中に弟を入れ、妹の手を引きながら移動するのは自分用の執務室と家族の空間。
妹もあまりわがままを言わないし、赤ん坊は寝るのと泣くのが仕事。
仕事をしつつ弟妹はしっかり面倒を見ており、順調にブラコンシスコンの道を進んでいるようである。
「へぇ……元気そうならいいよ」
「あ、向こうの父が、『最近仕事が増えて、ギルドの仕事行けなくてすみません』だって」
「そんなの気にしなくていいと思うよ。今は閑散期だからね」
「でも、カルスの跡取りも私が面倒見てるんだけど……いいのかな?」
「カルスの子?」
ヴァーロとアルスは首を傾げる。
「ほらさっき連れてきてた……あれ? アルビオン?」
「ん? どうしたの? アレクシア。ほらお菓子」
こちらも親バカ全開中のミュリエル。
久しぶりに会いにきた息子に構いたいと、せっせとお菓子とお茶を運んでくる。
ちなみにアレクシアは父親に瓜二つで、ふわふわでまとまらない髪は青みの濃いブループラチナで瞳は濃い青。
「セリカにも持って帰るんだよ? 別にお菓子を用意してるからね」
「あぁ、ありがとう。父さん。それより、真っ赤な髪の子いなかった?」
「あぁ……父さんにどこかに連れて行かれそうになっていたので、母さんが奪い返して、母さんの剣の収蔵庫に連れて行っていたね」
「はぁぁ! まだ4歳ですよ! 4歳! そんな子に何をさせるんですか! それにわざわざ連れてきたのは!」
「……うーん、ちょっと見たから言えるんだが、片方の目はもう見えてない。もしくは近いうちに失明する。もう片方も視力に問題ありだな……」
アルスはため息をつく。
鑑定の力をうまく使いこなせるようになり、違和感がある場所、体調不良の部分など、範囲を絞ることもできるようになったアルスである。
「なんでこんなになってんのか、他家に頭突っ込むのは良くないし……お前やリュシオンの取った策は正しいが、ほんと胸糞悪りぃ! まだ小さい子供に殴る蹴るする親がいるのか! しかも、武器を扱う騎士のくせに!」
「……リューがボコボコにして、爵位を奪い、騎士爵位も取り上げて、カズール領や中央地域から追放しました……片目を潰し、手足を折るだけで、潰さなかったのを感謝しろと。スティアナ領の鉱山で死ぬまで働かせるそうです。で、勝手ですが……俺が兄上に頂いた薬で咽喉を焼きました。詐欺を働き、女性や周囲を騙し、家族を悲しませたこと……俺はカズールの血から離れていますが……許せませんでした」
昏い目をして俯く。
見た目は穏やかで温厚な貴族の御曹司だが、実の両親や育ての親からしっかりと自分の立場、地位に驕ることなく、自分に厳しく周囲に優しく、弱い立場の存在にはとことん甘く、が身についているのだろう。
「よくやった」
アルスは冗談半分で声をかける。
「一応あれって、俺が特別な術をかけた限定品だ。多分、アレクシアが飲んでも全く効果なしだ。飲んで効いたならアイツは弱い立場の存在に暴力を振るうか、騙してお金を奪ったりしているか、犯罪に手を染めてたんだろう。で、飲んだら奴に困るところを潰すようになってたから……おい、喉だけじゃなく、あちこちガタきてなかったか?」
「えっ? そうなの? それは聞いてないですけど……確か、数日後身体が痛いって言い出して、下半身がって見てもらったら……ソッチが役に立たなくなってたって……それ聞いたリューが、『フフン! これがザマァだ! クズの子供を産みたくない女性も多かっただろうし! 自分が今までしてきたことが返ってきたんだろうぜ!』って……」
「……リュシオンはもう少し、お上品な言葉使いができる薬でも作らないといけないかな?」
「できるようになったら、私もリューの保護者のお役御免ですかね?」
アルスがやれやれと首を振るのを、アレクシアが微笑む。
末弟の親友、カズール伯爵リュシオンは国内でも一二を争う美貌の主だが、悪童をそのまま大人にした感じで口は悪く、喧嘩っ早いのが難点。
しかし、愛情深く、最初状況を知り保護したアルビオンを自分で面倒を見ようとしたものの、抱っこもろくにできなかったので、アレクシアに頼み込んで預けた。
まぁ時々会いに来る時は、変なもの……子供に武器や香水、装飾品を持ってくるので、今度乗獣を連れてこいとどやすほどである。
「……ぷっ?」
目を覚ました赤ん坊は、小さな手をニギニギ……自分が寝る前までのドラゴンの姿でないのが不思議らしく、まだあまり見えていないらしい目でキョロキョロする。
「おチビちゃん……お休み。まだねんねの時間だよ」
「ぷぅ……」
「おしゃべりしてるのかな?」
「もしかして、私がいるからかな?」
アレクシアは同時期に生まれている弟より、頭が成長しているらしい甥に微笑むと指をそっと小さい手に近づける。
そっと触れた温かい指を反射的に握り、ぱちぱち瞬きをした。
この人だあれ? と言いたげである。
「あ、初めまして。私はアレクシア。君のもう一人のおじさんだよ? よろしくね?」
「ぷぅ、ぷぷぷ」
「仲良くしてねって言ってるのかな? 嬉しいよ。あ、今度私の兄妹……妹のセリカと弟のシルゥも遊びに連れてくるよ」
返事をするように、ぷぷぷ、とおしゃべりしていた赤ん坊にニコニコと見守っていた兄弟たちだった。
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