懐かしい初期作品

刹那玻璃

文字の大きさ
上 下
63 / 98

あ、甘いもの食べたいから、キャラメルを作ろう。

しおりを挟む
 最近、本や古い服の断捨離は進んでいるものの、余りお金を使いたくない。

 いや、貯めてはいるのだが、周囲の方にぶん殴られそうだが、テディベアのキットや、テディベアをどうしても購入する資金に当ててしまう。
 フリマサイトを見て、

「ふーん……ベアちゃんの傾向ってこんなのなんだ……うぉぉ‼凄い‼いろいろな模型メーカーの海洋堂さんのテディベア模型と同じ位の、テディベア作家さんのテディベアが300円‼何てこったぁぁ‼こんなに小さいベアちゃんあのときのベアちゃんのはず、しかもフリマサイトでベアちゃんに、出会えるとは‼」

と感動する。

 ちなみに刹那は、大雑把と言うか、15センチ以下のテディベアは作らないようにしている。
 刹那が作ると、テディベアが信楽焼の狸になるのだ。
 綿詰めが大好きなので詰めすぎてテディベアの手足と首に器具を取り付けるのだが、それも役に立たないほど詰め込んで、閉じることができず、背中が破壊される。
 なくなく薄手の、服の裏地の純白の布に、レースを縫い付け、後ろで閉じたあと、マジックテープをつけ、肩紐にはチロリアンテープこと、りぼんをつけて、背中には天使の羽をつけて、

「アンジュ」

とか良くしている。

 アンジュやエンジェルは、地域によって読み方は違うが天使である。

 良くギリシャ神話のエロスとも混じってしまうが、キューピーことキュピナドールは、エンジェルモチーフと知っているだろうか?
 良く骨董品で置かれているのを、見るが、本当に可愛い。
 最近はキューピーの地方限定があるが、昔、20センチのキュピナドールを購入してグリーンの爽やかな色のドレスを夏用の毛糸で編んで着せて、夏用の帽子を被らせ、父方の祖母にプレゼントした覚えがある。

と言う感じだが、今日は朝から、

「キャラメル食べたい……」

となり、続いて、牛乳と生クリームと砂糖と……他に何がいっただろう……一応低脂肪牛乳と砂糖はある。
とタブレットでレシピを見ると、

「はぁぁ‼簡単なものでもざらめに砂糖に牛乳‼面倒なのになると、バター‼無理じゃん」

と呟く。

「それに牛乳?低脂肪で悪いんか~‼」

と、突っ込む。で、面倒になり、

 ざらめ25g生クリーム60cc牛乳70cc

と書かれているのを見つつ、

「まぁいいか。砂糖が多分200gで低脂肪牛乳入れて、混ぜりゃぁできる‼」

と作り始めた。

 と言ってもただクツクツと煮詰めるだけである。
 焦げたりしないように、味も均等に混ぜていき、

「まぁ、もうちょっとしてもいいけど焦げるの嫌だし、これでなんとか」

とアルミホイルの中に流し、冷蔵庫にポンと入れた。


 それから二時間。

 出来上がったのは、生キャラメルよりも柔らかいキャラメルモドキだった……甘い‼

 反省点は、

『レシピ通りも大事だが、牛乳に生クリームにバターが高くて買えません‼』

でした。

 この甘い、キャラメルモドキで何日甘い日々が続くのかも気になる所である。
しおりを挟む

処理中です...