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始まりのご挨拶から……ぼっこぼこです(笑)
変な人びとの変な再会と旅立ち(旅立てるのか!?)
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シエラシール・クリスティーン・エクティフィン・サー・カズールは、懐かしい空を、草原を、そして目の前に挨拶するように次々現れる純白のドラゴンたちに、瞳を潤ませた。
帰ってきた! 故郷に……。
帰りたくとも道は閉ざされ、家族を捨てることもできず……悩んだ日々に終止符を打ったのは目の前の少年……。
父親と別れ、弟と身ごもった母と共に、大叔父に当たる自分のもとにやって来て14年……。
迎えに来た父親に、真顔で、
「俺は、あなたを父と思ってませんし? 何しに来たんですか? 国王陛下? それより……」
「生きてたんだねぇ? ビックリだよ? へーか。セイラさんはへーかを縛り付けて睡眠導入剤に毒に、何か離婚届? じゃないや、セイラさんとへーかって結婚してないもんね? 私生児生ませといて、放置に浮気? そして、僕らは別々の家に預けといて、セイラさんを泣かせといて? 色々やってたんでしょ? いまだにやってるの? それでも国が成り立つんだから、シェールドってスゴいよねぇ? 部下がスゴいのか?」
「まぁね。五爵があるから。特に、マルムスティーン家とカズール家が支えてるからでしょ? へーか。僕の祖父と大伯父であるマルムスティーン侯爵の、胃に穴は開けないでください。代わりにへーかの心臓に穴開けますよ?」
最初の少年は漆黒の髪に瞳を持ち、完璧な美貌の主……いや、完璧すぎると冷たい人形じみて見えるはずだが、血の通った凄絶な美貌の持ち主。
その少年に後ろから抱きついたのは、蒼い瞳と青みを帯びた銀の髪をもつ、やんちゃそうな少年。
童顔で、いたずらっ子が成長したらこうなりました! と紙を貼り付けたくなるような少年は覗き込み、
「ねぇねぇ、幸矢! このへーか、じい様のところに連れていって、わびさびとは何かを学ばせようよ! 礼儀作法に茶道、香道に生け花、盆栽に舞踊、詩吟とかやらせたら?」
「……こんなへーかにそんなのできるか? それよりもじい様の胃に穴が開く! それでなくても、セイラさんの破壊活動の数々で、大事な盆栽を幾つも幾つも……もう、涙目でプルプル震えているじい様が可哀想だ」
「でも、みやびおばあ様も一緒だよ?」
淡々と告げるのは、大きな丸い蒼い瞳に、見事な黄金色の長い髪、顔立ちは美少年だが声と共に表情も淡々としている。
「これ以上は無理。エイじい様じゃなくて、僕が抹殺!」
「え~! ずるいよ、彗! 僕が、この日の為に必死に特訓したのに!」
「蒼記がすると跡が残るし、駄目。セイラさんは喜ぶけど、サーヤと六槻泣いちゃうよ! 不気味なものが落ちてるって」
平然と言い放つ金髪の彗は、
「で、シェールドでも、5本の指どころかトップに躍り出る程の女好きで、仕事しないで町に出て未成年なのに酒飲んで、大喧嘩して、王宮騎士団に連れていかれて、亡くなった大お祖父様である先代陛下が頭を下げて、身柄を引き取りに来たっていう伝説のバカが何しに来たんですか? 幸矢と蒼記とサーヤの父親は、充分間に合ってますよ?」
グサグサと突き刺さる言葉の矢に、よろめく男に背後から踵かかと落としに、首を締め上げるのは、
「幸矢くーん。蒼記ちゃんに彗ちゃん! このバカに何をされたの! 言いなさい! このセイラさんが、こいつを半殺し! じゃなくて、あの世に贈ってくるから!……あ、でもあの世でもいらないって言われそうねぇ……シエラにーさま。完全犯罪よろしく!」
「嫌だよ。こんなのに手をかけてたら、私の大事な剣が穢れちゃうよ! それに愛する愛する清泉さんと六槻に触れなくなるじゃない! 他の方法なら彗のお祖父様のヴィク兄様に頼みなよ。完全犯罪OK!」
「おい、シエラにセイラ……お前ら、叔父姪でほんっきでうまが合うんだな……」
呆れ返った顔で突っ込むのは、珍しいプラチナグリーンの瞳と髪の、長身だが痩せた青年。
整ってはいるが美男というよりも、清潔間のある好青年、ただしその後ろに『苦労人』と言う言葉が似合うといった印象である。
「あ、パパファンだ! 来たの?」
わーいっと手を振る蒼記に、
「まぁな……親父どのと師匠の命令。このバカを鎖に繋いでおけだと」
「無理だと思うけどなぁ? シュティーンじゃ」
シエラの言葉に、パパファン、シュティーンと呼ばれた青年スティファンは、ガックリと肩を落とす。
「私も思う……でも、親父どのの命令に、お祖父様の命令が重ね掛けされているんだ」
「エディ伯父上?」
「だけじゃなくて……あっちの……」
口を濁すスティファンにシエラは、
「はぁ? 何で向こうから? 何かあった? このバカアレクの浮気のせいで、国中の夫婦が離婚届出しまくってるとか、他国の王女の寝室に忍び込んで……とか、ニーリィード宮を抜け出して半年以上放浪というか、人身売買組織に正面から突入して撃破とか、シェールドの絶滅危惧種の生物を外に持ち出そうとした悪徳商人を、逆に船に縛り付けてその相手先に売り付けたとか、嘘の借用書をつくって、親を亡くした女性を愛人にさせようとする爵位持ちをぶん殴って、爵位を取り上げて……って他に何かできるの?」
「ハーレムだけは作ってない!」
「威張るな! ど阿呆!」
幸矢と蒼記は揃って、バカアレクと呼ばれている蒼い髪と瞳を持つ、実父アレクサンダー2世の頬を両側から叩く。
ちなみに二人は二卵性の双子である。
「そんなのやってたら、俺がぶっ潰す!」
幸矢が怒ると蒼記が、
「え~! ニーリィード宮を? やだよ。僕、生まれる前に亡くなられているから、お会いしたことないけど、先王陛下……おじいさまと先王皇后陛下……おばあさまの絵姿見たいし……」
「違う! 俺がこの人をぶっ潰す! 女性の敵! 高い地位にありながら仕事もせずに放蕩! しかも、セイラさんと正式に結婚もせずに、俺たちつくって、戸籍も作ってないってあり得ないだろ? 俺たちはともかく、セイラさんとサーヤを何だと思ってんだ!」
激怒するものの、凄絶さを増すだけの美貌の主に、スティファンは、
「幸矢様……いえ、アルドリー・ランスロット・アンドリュー・サー・シェールド殿下……いえ、王太子殿下。竜王ヴァーソロミュー様より、ご帰還の願いが参っております。あなた様は、先代陛下が待ち望んでおられた『アルドリー』王太子。『王の中の王』『至高なる王』の名を持つあなた様が、次の王になると、竜王陛下よりお言葉が。ご帰還を……お願い致します。あなた様のご命令は、全て許諾するようにと竜王陛下より賜っております」
片膝をつき、剣を差し出し、深々と頭を下げる青年を見つめ、
「では、王太子アルドリーとして、マガタ公爵スティファン・ヒルディガード卿に命ずる。私と弟アーサー・セドリシアン、妹の清夜さやと母セイラのみならず、私たちを育て守り続けてくれたシエラシール・クリスティーン卿の家族に、母セイラの両親である祖父母と伯父たち家族を連れて戻っても良いのなら戻る。認めないのならば、このままこの人と戻れ!」
「は?」
首を傾げるスティファンに、アルドリーは、
「何か不満か?」
「いえ、シエラとセイラに育てられたにしては、ずいぶんとまともに育ったのだなぁと、拍子抜けを」
「……俺が、何を望むと思ったんだ?」
その言葉に、セイラによって絞め技から関節技、そして大胆にも投げ技を放たれ、崖に向かって転がり……落ちた幼馴染みで従弟を唖然と見たスティファンは、青ざめた顔で、
「今度こそあの世に逝けるか……頑張れ! アレク……すまん。私はもう面倒みたくない! 何度お前の代わりに死にかけたか……墓にはお参りしてやる……」
と、手を合わせる後ろに、出てきた国王が、
「おら! 俺を勝手に殺すな! 何が今度こそだ!」
「うるさい! 私は殿下と話してるんだ! とっととあの世に逝け! んで、セリカ叔母上とアヴィ叔父上に謝罪しろ! この最低国王が!」
「何お~! この泣き虫シュティーンが!」
スティファンの手から剣を奪い取り、大人げない大人の筆頭である実父アレクの頭を殴り付けた蒼記ことアーサーは、
「うるさいわ! このくそ親父! 崖下で死んでこい! パパファン。こいつ連れていくから、幸矢と話して?」
「は、はい!」
凄まじい音と、ずるずるととはいえ巨体のアレクを引きずっていく姿に青ざめる。
「では、スティファン卿? 帰る準備が出来次第帰ります。よろしくお願いしますね?」
妖艶な笑みを浮かべるアルドリーに、スティファンは頷いたのだった。
帰ってきた! 故郷に……。
帰りたくとも道は閉ざされ、家族を捨てることもできず……悩んだ日々に終止符を打ったのは目の前の少年……。
父親と別れ、弟と身ごもった母と共に、大叔父に当たる自分のもとにやって来て14年……。
迎えに来た父親に、真顔で、
「俺は、あなたを父と思ってませんし? 何しに来たんですか? 国王陛下? それより……」
「生きてたんだねぇ? ビックリだよ? へーか。セイラさんはへーかを縛り付けて睡眠導入剤に毒に、何か離婚届? じゃないや、セイラさんとへーかって結婚してないもんね? 私生児生ませといて、放置に浮気? そして、僕らは別々の家に預けといて、セイラさんを泣かせといて? 色々やってたんでしょ? いまだにやってるの? それでも国が成り立つんだから、シェールドってスゴいよねぇ? 部下がスゴいのか?」
「まぁね。五爵があるから。特に、マルムスティーン家とカズール家が支えてるからでしょ? へーか。僕の祖父と大伯父であるマルムスティーン侯爵の、胃に穴は開けないでください。代わりにへーかの心臓に穴開けますよ?」
最初の少年は漆黒の髪に瞳を持ち、完璧な美貌の主……いや、完璧すぎると冷たい人形じみて見えるはずだが、血の通った凄絶な美貌の持ち主。
その少年に後ろから抱きついたのは、蒼い瞳と青みを帯びた銀の髪をもつ、やんちゃそうな少年。
童顔で、いたずらっ子が成長したらこうなりました! と紙を貼り付けたくなるような少年は覗き込み、
「ねぇねぇ、幸矢! このへーか、じい様のところに連れていって、わびさびとは何かを学ばせようよ! 礼儀作法に茶道、香道に生け花、盆栽に舞踊、詩吟とかやらせたら?」
「……こんなへーかにそんなのできるか? それよりもじい様の胃に穴が開く! それでなくても、セイラさんの破壊活動の数々で、大事な盆栽を幾つも幾つも……もう、涙目でプルプル震えているじい様が可哀想だ」
「でも、みやびおばあ様も一緒だよ?」
淡々と告げるのは、大きな丸い蒼い瞳に、見事な黄金色の長い髪、顔立ちは美少年だが声と共に表情も淡々としている。
「これ以上は無理。エイじい様じゃなくて、僕が抹殺!」
「え~! ずるいよ、彗! 僕が、この日の為に必死に特訓したのに!」
「蒼記がすると跡が残るし、駄目。セイラさんは喜ぶけど、サーヤと六槻泣いちゃうよ! 不気味なものが落ちてるって」
平然と言い放つ金髪の彗は、
「で、シェールドでも、5本の指どころかトップに躍り出る程の女好きで、仕事しないで町に出て未成年なのに酒飲んで、大喧嘩して、王宮騎士団に連れていかれて、亡くなった大お祖父様である先代陛下が頭を下げて、身柄を引き取りに来たっていう伝説のバカが何しに来たんですか? 幸矢と蒼記とサーヤの父親は、充分間に合ってますよ?」
グサグサと突き刺さる言葉の矢に、よろめく男に背後から踵かかと落としに、首を締め上げるのは、
「幸矢くーん。蒼記ちゃんに彗ちゃん! このバカに何をされたの! 言いなさい! このセイラさんが、こいつを半殺し! じゃなくて、あの世に贈ってくるから!……あ、でもあの世でもいらないって言われそうねぇ……シエラにーさま。完全犯罪よろしく!」
「嫌だよ。こんなのに手をかけてたら、私の大事な剣が穢れちゃうよ! それに愛する愛する清泉さんと六槻に触れなくなるじゃない! 他の方法なら彗のお祖父様のヴィク兄様に頼みなよ。完全犯罪OK!」
「おい、シエラにセイラ……お前ら、叔父姪でほんっきでうまが合うんだな……」
呆れ返った顔で突っ込むのは、珍しいプラチナグリーンの瞳と髪の、長身だが痩せた青年。
整ってはいるが美男というよりも、清潔間のある好青年、ただしその後ろに『苦労人』と言う言葉が似合うといった印象である。
「あ、パパファンだ! 来たの?」
わーいっと手を振る蒼記に、
「まぁな……親父どのと師匠の命令。このバカを鎖に繋いでおけだと」
「無理だと思うけどなぁ? シュティーンじゃ」
シエラの言葉に、パパファン、シュティーンと呼ばれた青年スティファンは、ガックリと肩を落とす。
「私も思う……でも、親父どのの命令に、お祖父様の命令が重ね掛けされているんだ」
「エディ伯父上?」
「だけじゃなくて……あっちの……」
口を濁すスティファンにシエラは、
「はぁ? 何で向こうから? 何かあった? このバカアレクの浮気のせいで、国中の夫婦が離婚届出しまくってるとか、他国の王女の寝室に忍び込んで……とか、ニーリィード宮を抜け出して半年以上放浪というか、人身売買組織に正面から突入して撃破とか、シェールドの絶滅危惧種の生物を外に持ち出そうとした悪徳商人を、逆に船に縛り付けてその相手先に売り付けたとか、嘘の借用書をつくって、親を亡くした女性を愛人にさせようとする爵位持ちをぶん殴って、爵位を取り上げて……って他に何かできるの?」
「ハーレムだけは作ってない!」
「威張るな! ど阿呆!」
幸矢と蒼記は揃って、バカアレクと呼ばれている蒼い髪と瞳を持つ、実父アレクサンダー2世の頬を両側から叩く。
ちなみに二人は二卵性の双子である。
「そんなのやってたら、俺がぶっ潰す!」
幸矢が怒ると蒼記が、
「え~! ニーリィード宮を? やだよ。僕、生まれる前に亡くなられているから、お会いしたことないけど、先王陛下……おじいさまと先王皇后陛下……おばあさまの絵姿見たいし……」
「違う! 俺がこの人をぶっ潰す! 女性の敵! 高い地位にありながら仕事もせずに放蕩! しかも、セイラさんと正式に結婚もせずに、俺たちつくって、戸籍も作ってないってあり得ないだろ? 俺たちはともかく、セイラさんとサーヤを何だと思ってんだ!」
激怒するものの、凄絶さを増すだけの美貌の主に、スティファンは、
「幸矢様……いえ、アルドリー・ランスロット・アンドリュー・サー・シェールド殿下……いえ、王太子殿下。竜王ヴァーソロミュー様より、ご帰還の願いが参っております。あなた様は、先代陛下が待ち望んでおられた『アルドリー』王太子。『王の中の王』『至高なる王』の名を持つあなた様が、次の王になると、竜王陛下よりお言葉が。ご帰還を……お願い致します。あなた様のご命令は、全て許諾するようにと竜王陛下より賜っております」
片膝をつき、剣を差し出し、深々と頭を下げる青年を見つめ、
「では、王太子アルドリーとして、マガタ公爵スティファン・ヒルディガード卿に命ずる。私と弟アーサー・セドリシアン、妹の清夜さやと母セイラのみならず、私たちを育て守り続けてくれたシエラシール・クリスティーン卿の家族に、母セイラの両親である祖父母と伯父たち家族を連れて戻っても良いのなら戻る。認めないのならば、このままこの人と戻れ!」
「は?」
首を傾げるスティファンに、アルドリーは、
「何か不満か?」
「いえ、シエラとセイラに育てられたにしては、ずいぶんとまともに育ったのだなぁと、拍子抜けを」
「……俺が、何を望むと思ったんだ?」
その言葉に、セイラによって絞め技から関節技、そして大胆にも投げ技を放たれ、崖に向かって転がり……落ちた幼馴染みで従弟を唖然と見たスティファンは、青ざめた顔で、
「今度こそあの世に逝けるか……頑張れ! アレク……すまん。私はもう面倒みたくない! 何度お前の代わりに死にかけたか……墓にはお参りしてやる……」
と、手を合わせる後ろに、出てきた国王が、
「おら! 俺を勝手に殺すな! 何が今度こそだ!」
「うるさい! 私は殿下と話してるんだ! とっととあの世に逝け! んで、セリカ叔母上とアヴィ叔父上に謝罪しろ! この最低国王が!」
「何お~! この泣き虫シュティーンが!」
スティファンの手から剣を奪い取り、大人げない大人の筆頭である実父アレクの頭を殴り付けた蒼記ことアーサーは、
「うるさいわ! このくそ親父! 崖下で死んでこい! パパファン。こいつ連れていくから、幸矢と話して?」
「は、はい!」
凄まじい音と、ずるずるととはいえ巨体のアレクを引きずっていく姿に青ざめる。
「では、スティファン卿? 帰る準備が出来次第帰ります。よろしくお願いしますね?」
妖艶な笑みを浮かべるアルドリーに、スティファンは頷いたのだった。
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