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短編集
私を呼んでください
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道は遥かに遠く
行き先は霧で見えない
川はまだせせらぎとも呼べず
この行く手はまだ解らない
あぁ、一歩を進むのがこんなに恐ろしいとは……。
周囲が暗く、風雨にさらされ……。
逃げ道を探そうにも、翳す手の方向には橋が流されて取り残された私。
躊躇って、手を伸ばし、何か支えを探し、
足も濁った速い水につけようかと悩む。
避難しろ……。
ここは危険だ……。
分かってる。
でも何処に行けばいいの?
私には鳥のように翼がない。
それに魚のようにヒレや水中で呼吸するすべもない。
私にあるのは、彼方を呼ぶこの声と、無力な手足しかない。
そして、彼方に呼び掛ける為のこの方法……。
誰か、私を呼んでください。
彼方……。
私を呼んでください……。
行き先は霧で見えない
川はまだせせらぎとも呼べず
この行く手はまだ解らない
あぁ、一歩を進むのがこんなに恐ろしいとは……。
周囲が暗く、風雨にさらされ……。
逃げ道を探そうにも、翳す手の方向には橋が流されて取り残された私。
躊躇って、手を伸ばし、何か支えを探し、
足も濁った速い水につけようかと悩む。
避難しろ……。
ここは危険だ……。
分かってる。
でも何処に行けばいいの?
私には鳥のように翼がない。
それに魚のようにヒレや水中で呼吸するすべもない。
私にあるのは、彼方を呼ぶこの声と、無力な手足しかない。
そして、彼方に呼び掛ける為のこの方法……。
誰か、私を呼んでください。
彼方……。
私を呼んでください……。
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