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旅の準備に時間かかりすぎだしいい加減にしろと言いたい
【閑話】シグルとイケメン達の誓い
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パチパチと火が燃える夜中…女魔法使いと女勇者は共に寄り添い少し離れた所で眠っていた。リリイさんの腕には相変わらずロープが巻かれている。メイカは寝相が悪くリリイさんを蹴っている。
「うっ…」
と呻いたリリイさんはそれでも寝不足がたたっていたせいか起きない。寝かせてあげないと可哀想だ。
それに今は逃げ出す所ではない。
ウィル様もアリアさんもちょっと怖い顔で僕を睨んでいた。
「シグル…お前いつの間にリリイさんを…」
とこっちは本当に僕等が出来ていると思い込んでいた。僕はこの二人に素顔を晒していないので未だにメガネのクソ地味男として見られている。
「どうやって彼女を絆したのか分からんな」
ウィル様は枝を火にくべると周囲に魔物が探知された。
「どうやら僕はコボルトが三匹くらいでしょうか?」
と言うとウィル様は立ち上がり
「なら俺一人で充分だ!」
と森へ消えてく。
その隙にアリアさんは僕に言った。
「ねぇシグルちゃん…貴方嘘ついてるでしょう?昼間のは大袈裟に言っただけなのよねぇ?のってあげたけど、私には判るわ」
流石にこいつは騙せないか。
「チッ…」
と舌打ちすると
「ウィルちゃんはバカ正直だから信じてるけどね。にしても抜け駆けは酷いわぁ」
「抜け駆けというか貴方も逃げようとしていたんでしょう?釈ですが勇者さんの言う通り僕等はリリイさんと逃げようとしていた。つまり三人とも彼女を思っている」
「そうかしらねぇ?あの子は確かに可愛いわ。あのクズと比べたら100倍くらいね?でも貴方…本当に好きなの?彼女の心を上手く利用して逃げようとしたんじゃない?彼女案外弱いからねイケメンに」
するとアリアさんは僕のメガネを奪い取り髪わかきあげた。
「やっぱりねぇ…上手く隠してるものね…メガネもフェイクね?」
メガネを奪い返すと
「バレてましたか。油断ならない。勇者にバレると面倒なので黙っててもらえません?」
「まぁ別にいいわよぉ?ただし…逃げる時あたしも一緒に連れてきなさいよ。二人で愛の逃避行計画してんでしょ?」
「勇者が恋愛禁止令出してきたので隙が今までとは違うと思いますけどね…ああ、さっき本当に好きかと聞かれましたけど本当に好きなので愚問ですね…彼女は誰にも渡しません」
と目の前のオネェを睨みつけると
「うふふ、私達本当にリリイちゃんに弱いわねぇ。メイカの言う通り魔性の女なのかしら?」
「彼女はそんなのではありませんよ…」
シグルが始めて彼女と会ったのは城に集められてからだ。広すぎるお城で彼女は待機部屋を探して迷っていた。明らかに魔法使いといった格好だし千年に一度召喚される勇者のPTメンバーの一人なのだろう。自分もだけど。
ともあれシグルは彼女に声をかけた。
振り向いた彼女は綺麗な黒髪を編み込みフードを被っていたがそこから除くあどけない瞳や薄い唇がとても愛らしく氷のような自分の心が一瞬にして溶けてしまったのだ。
「君もPTメンバーですね?こっちですよ…」
と僕は素っ気なく自分の心の内を悟られない為少し距離を取って一緒に部屋に向かった。彼女は安堵して僕に自分のことを話した。
「私は魔法使いの里出身で…あ、ここからかなり田舎なのでお恥ずかしいのですがお城から勇者の旅に同行する優秀な魔法使いこ若者を一名お城に派遣するように言われて…私が選ばれたのです。でも広くて迷ってしまいました」
「優秀なんですね、貴方は…。まぁ僕も同じようなものです…東の教会から派遣されましてね…」
「私…聖魔法は使えませんから神官様がいらして良かったです!お互い勇者の足手纏いにならぬよう頑張りましょうね!」
と彼女は満面の笑みで笑ったので酷く胸がうるさかったのを覚えている…。
それもそのはずで…僕は…女性に免疫があまりない。そもそも教会では結婚や恋愛の類は禁止されているし悩める女の人の話を慈愛精神で聞かなくてはならない。その人が例え魅惑的な身体でも欲情などあってはならない!
と言う禁欲生活の中教会から離れた今、彼女は全くの純粋さを全面に出し僕を誘惑してくる。いや、己の精神が足りないのだ!僕は心に鍵をかけ自分を封じた。
しかし召喚された勇者があまりにも失敗で先行きが不安になった。その矢先彼女が手洗いに立つ所を見て自分もと後を追って彼女の本心を聞き出した。彼女もやはり逃げたいと思っていた!その事実に、嬉しくなり僕は心の鍵を少し開けてしまった。
とそこまで思い出した所でウィル様が戻ってきた。剣が血だらけになっていた。
「あら、おかえりなさい。大丈夫だったみたいね」
「当たり前だ、コボルトごとき!」
たわいも無いと言った様子で彼は剣を拭き始めた。ウィル様は僕をじっと見つめると
「どこがいいのかわからん…俺の方が絶対強いのに…」
まぁ戦力的にはこの中では強いだろう。騎士道精神で強い者が一番なんだろうな、この人の中では。と思った。
「まあまあウィルちゃん…女の子に困ったら私が紹介してあげるわよ?」
「アリア…お前は一体何なんだ?男が好きなのか女が好きなのか」
とウィル様が言うとアリアさんは
「両方よぉ!私はパパにもなれるしママにもなれる!そう言うこと!性別なんて決まってないの!私は私が気に入った子なら男でも女でも幸せにしたいのよ!」
油断ならないのはこいつだな…とシグルは思った。
「で…どうしますか、これから…魔王を倒す旅に本気で出ることになりますね。あのクズから手を切るにはさっさと魔王を倒してもらいクズを元の世界に戻さねばなりません…」
「嫌だけどそうするしかないのかしらね…」
「ならばこれを装着してもらおうか…本当は渡す気などなかったよ、俺もリリイさんと逃げようとしていたからな!」
とウィル様はごそごそと荷物から三人分の腕輪を出した。
「これは大司教様が作られた…特殊な腕輪だ。魔王討伐に恐れをなして逃げ出した者に制裁を与えるべく作られたものでまぁ要するに逃げたら爆発して死ぬように作られている」
あのニコニコ顔でなんて恐ろしい物を作るんだ大司教様!
「これをお前ら着ける勇気があるか?決して逃げずに最後まで闘うという俺たちの誓いだ!」
とウィル様は言う。
「ちょっと見せて下さい……ああ、はい、本物ですねダミーは入ってないですよ」
僕はしっかり確認した。
そして一つ取り自分に装着した。
「シグル!お前っっ!本気か?」
「嘘っ!あんたこれで逃げられないのよ?」
「ええまぁそうですね…皆さんは逃げるんですか?」
と僕は嫌味たっぷりと言ってやると案の定二人は乗ってきた。
「誰が逃げるか!俺もつけてやる!」
カシャンと腕輪をつけるウィル様。
アリアさんも同様につけて
「まぁあのクズに臆病者って言われたら困るしねぇ?いいじゃない!やってやるわよ!あたしも逃げないって誓ってあげるわ!この中じゃあたしが一番年長者だしねぇ!」
あ、そうだったんだ。化粧してると何歳か分からないけど…。
ともあれ僕等は誓った。逃げないと!
早くも後悔することになるのは判っていたけどね。
「うっ…」
と呻いたリリイさんはそれでも寝不足がたたっていたせいか起きない。寝かせてあげないと可哀想だ。
それに今は逃げ出す所ではない。
ウィル様もアリアさんもちょっと怖い顔で僕を睨んでいた。
「シグル…お前いつの間にリリイさんを…」
とこっちは本当に僕等が出来ていると思い込んでいた。僕はこの二人に素顔を晒していないので未だにメガネのクソ地味男として見られている。
「どうやって彼女を絆したのか分からんな」
ウィル様は枝を火にくべると周囲に魔物が探知された。
「どうやら僕はコボルトが三匹くらいでしょうか?」
と言うとウィル様は立ち上がり
「なら俺一人で充分だ!」
と森へ消えてく。
その隙にアリアさんは僕に言った。
「ねぇシグルちゃん…貴方嘘ついてるでしょう?昼間のは大袈裟に言っただけなのよねぇ?のってあげたけど、私には判るわ」
流石にこいつは騙せないか。
「チッ…」
と舌打ちすると
「ウィルちゃんはバカ正直だから信じてるけどね。にしても抜け駆けは酷いわぁ」
「抜け駆けというか貴方も逃げようとしていたんでしょう?釈ですが勇者さんの言う通り僕等はリリイさんと逃げようとしていた。つまり三人とも彼女を思っている」
「そうかしらねぇ?あの子は確かに可愛いわ。あのクズと比べたら100倍くらいね?でも貴方…本当に好きなの?彼女の心を上手く利用して逃げようとしたんじゃない?彼女案外弱いからねイケメンに」
するとアリアさんは僕のメガネを奪い取り髪わかきあげた。
「やっぱりねぇ…上手く隠してるものね…メガネもフェイクね?」
メガネを奪い返すと
「バレてましたか。油断ならない。勇者にバレると面倒なので黙っててもらえません?」
「まぁ別にいいわよぉ?ただし…逃げる時あたしも一緒に連れてきなさいよ。二人で愛の逃避行計画してんでしょ?」
「勇者が恋愛禁止令出してきたので隙が今までとは違うと思いますけどね…ああ、さっき本当に好きかと聞かれましたけど本当に好きなので愚問ですね…彼女は誰にも渡しません」
と目の前のオネェを睨みつけると
「うふふ、私達本当にリリイちゃんに弱いわねぇ。メイカの言う通り魔性の女なのかしら?」
「彼女はそんなのではありませんよ…」
シグルが始めて彼女と会ったのは城に集められてからだ。広すぎるお城で彼女は待機部屋を探して迷っていた。明らかに魔法使いといった格好だし千年に一度召喚される勇者のPTメンバーの一人なのだろう。自分もだけど。
ともあれシグルは彼女に声をかけた。
振り向いた彼女は綺麗な黒髪を編み込みフードを被っていたがそこから除くあどけない瞳や薄い唇がとても愛らしく氷のような自分の心が一瞬にして溶けてしまったのだ。
「君もPTメンバーですね?こっちですよ…」
と僕は素っ気なく自分の心の内を悟られない為少し距離を取って一緒に部屋に向かった。彼女は安堵して僕に自分のことを話した。
「私は魔法使いの里出身で…あ、ここからかなり田舎なのでお恥ずかしいのですがお城から勇者の旅に同行する優秀な魔法使いこ若者を一名お城に派遣するように言われて…私が選ばれたのです。でも広くて迷ってしまいました」
「優秀なんですね、貴方は…。まぁ僕も同じようなものです…東の教会から派遣されましてね…」
「私…聖魔法は使えませんから神官様がいらして良かったです!お互い勇者の足手纏いにならぬよう頑張りましょうね!」
と彼女は満面の笑みで笑ったので酷く胸がうるさかったのを覚えている…。
それもそのはずで…僕は…女性に免疫があまりない。そもそも教会では結婚や恋愛の類は禁止されているし悩める女の人の話を慈愛精神で聞かなくてはならない。その人が例え魅惑的な身体でも欲情などあってはならない!
と言う禁欲生活の中教会から離れた今、彼女は全くの純粋さを全面に出し僕を誘惑してくる。いや、己の精神が足りないのだ!僕は心に鍵をかけ自分を封じた。
しかし召喚された勇者があまりにも失敗で先行きが不安になった。その矢先彼女が手洗いに立つ所を見て自分もと後を追って彼女の本心を聞き出した。彼女もやはり逃げたいと思っていた!その事実に、嬉しくなり僕は心の鍵を少し開けてしまった。
とそこまで思い出した所でウィル様が戻ってきた。剣が血だらけになっていた。
「あら、おかえりなさい。大丈夫だったみたいね」
「当たり前だ、コボルトごとき!」
たわいも無いと言った様子で彼は剣を拭き始めた。ウィル様は僕をじっと見つめると
「どこがいいのかわからん…俺の方が絶対強いのに…」
まぁ戦力的にはこの中では強いだろう。騎士道精神で強い者が一番なんだろうな、この人の中では。と思った。
「まあまあウィルちゃん…女の子に困ったら私が紹介してあげるわよ?」
「アリア…お前は一体何なんだ?男が好きなのか女が好きなのか」
とウィル様が言うとアリアさんは
「両方よぉ!私はパパにもなれるしママにもなれる!そう言うこと!性別なんて決まってないの!私は私が気に入った子なら男でも女でも幸せにしたいのよ!」
油断ならないのはこいつだな…とシグルは思った。
「で…どうしますか、これから…魔王を倒す旅に本気で出ることになりますね。あのクズから手を切るにはさっさと魔王を倒してもらいクズを元の世界に戻さねばなりません…」
「嫌だけどそうするしかないのかしらね…」
「ならばこれを装着してもらおうか…本当は渡す気などなかったよ、俺もリリイさんと逃げようとしていたからな!」
とウィル様はごそごそと荷物から三人分の腕輪を出した。
「これは大司教様が作られた…特殊な腕輪だ。魔王討伐に恐れをなして逃げ出した者に制裁を与えるべく作られたものでまぁ要するに逃げたら爆発して死ぬように作られている」
あのニコニコ顔でなんて恐ろしい物を作るんだ大司教様!
「これをお前ら着ける勇気があるか?決して逃げずに最後まで闘うという俺たちの誓いだ!」
とウィル様は言う。
「ちょっと見せて下さい……ああ、はい、本物ですねダミーは入ってないですよ」
僕はしっかり確認した。
そして一つ取り自分に装着した。
「シグル!お前っっ!本気か?」
「嘘っ!あんたこれで逃げられないのよ?」
「ええまぁそうですね…皆さんは逃げるんですか?」
と僕は嫌味たっぷりと言ってやると案の定二人は乗ってきた。
「誰が逃げるか!俺もつけてやる!」
カシャンと腕輪をつけるウィル様。
アリアさんも同様につけて
「まぁあのクズに臆病者って言われたら困るしねぇ?いいじゃない!やってやるわよ!あたしも逃げないって誓ってあげるわ!この中じゃあたしが一番年長者だしねぇ!」
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早くも後悔することになるのは判っていたけどね。
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