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イドミとデート
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「デカイ…」
と俺は見上げた。
「私の乳がでスイカ?」
「違う!!大型ショッピングモールだ!!」
と俺はスーパーとは違う場所に来ていた。
そもそもこんな所に来る予定なんて無かったが…優平の奴がこの中にあるドーナツ無料券とか余ってるからくれたり、映画の券も怪我したから流石に出歩けなくて俺にくれたのだった。
「まぁ捨てるものを貰ったんだから仕方ないよな!イドミ…」
「はい!初めてこんなオシャレなとこでデートですね!ミッキー様!いつも近所の公園で焼き芋齧ってるくらいでしたかラーメン」
「デートじゃねえしっ!!」
と言うがイドミは気にせず腕を組む。
イドミは花柄のワンピースなんて女の子らしいものを着ている。いつも同じような服しか着てなかったので何だか戸惑う。
「とりあえず映画館に向かうか…。えーと…貰ったチケットはどんなやつだ?」
と確認していくと同じタイトルのポスターが映画館の周りに貼ってある。
「これじゃないですか?【魔法使いVS宇宙人】
とポスターの絵を見るとある日ファンタジーな国リシェルトに謎の巨大な円盤から未知なる者降り立つー…。
とキャッチフレーズが入っている。どうやらB級映画の匂いがプンプンする。優平の映画のチョイスはどうなってんだ!?と思った。
映画館に入るとポップコーンの臭いが漂う。
「ミッキー様ポップコーン買いますカート?」
「…ちっ!一つだけな!」
とイドミに日頃どこにも連れてってやれないので好きなのを選ばせた。それにしてもジロジロとイドミは見られる。まぁ胸がデカイせいだろうな。
B級映画のくせに結構席は埋まっている。
え、人気あるの?
イマイチわからん…貧乏だし、流行りとか知らねーし。
イドミが隣に座りポップコーンを齧る。まだ予告編が流れていた。映画館では静かに、盗撮NGと言う宣伝映像が流れて客は無言になっていく。
イドミはポップコーンを俺の口に運んだ。自分で食えるわと!睨むと何故か嬉しそうだ。
そして映画は始まった。
照明が暗くなりタイトルが現れて音楽が鳴る。
するといきなり後ろからリップ音が聞こえる。
おいおい、なんなんだよ…。
さらにゴソゴソ聞こえ、かなり不快だ。そういうことはラブホでやれ!!と思う。
時折、男の声が小さく
「だ、だめ…やめ…」
とか聞こえる。女に襲われんなバカ!とそっちに気がいくから映画に集中することにした。
*
結果から言って…意外と面白かった。
いや、B級映画でも面白い方だった。
エンディングが流れ、イドミと席を立つと後ろの奴の顔を少し見てやろうとしたら…
「え!?」
「んん?君は…芦谷くんとイドミちゃん!?」
となんとあの変態男女がいる!!しかも隣には美少女!?なっ、なんてことだ!この変態に襲われていたのか!!?
えっ!?
「ミッキー様…この方美少女だけど男の方みたいですヨッシー」
美少女は恥ずかしくなり俯いていた。
そのはずだ。彼は女の子みたいな服でスカートも履かされているから誰が見ても女の子だ。
「まぁとりあえず出てパンケーキ屋でも行こう!奢るよ」
と男女が言って美少女の肩を抱き、映画館を出た。美少女は助けてくれとばかりに見てくる。本当に男か?でも声男だったしな。
パンケーキ屋に入ると男女の九条が美少女男を紹介した。
「ふふふ、ボクの運命の人、片伯部恭太先輩さ!!」
と言う。先輩は可愛い顔して低い声で小さく囁いた。
「お願いだ、き、君たち…俺が女装してるなんてバラさないでくれ!」
と頼み込む。いやバラすも何も美少女にしか見えない…。黙ってれば。
「いやあまさか前の席のカップルが芦谷くんとイドミちゃんとはね?イドミちゃん今日は可愛いじゃないか?またキスしてあげようか?」
と言うからイドミは俺の服にしがみ付いた。
「やめろ!このセクハラ変態女!!」
と言うと美少女先輩は
「うわっ!やっぱり九条…変態じゃないか…女の子にキスとか…ないわ…」
と青ざめた。俺もないと思う。
「片伯部先輩でしたっけ?あんたこの変態男女の恋人ならしっかり捕まえとけよ!!」
「なっ!こここ恋人じゃないしっ!!」
「はあぁ!!?だってさっきめっちゃ後ろでイチャイチャしていたろう!?」
と言うと先輩は涙目で
「あっ、あれは…キスさせないと俺のこの女装姿をが…校内で販売してやるって脅されていたんだ!!仕方なくっ!!」
と言う。な、なんて下衆な奴だ!九条お前!
睨むとパンケーキが運ばれてきてイドミは目をキラキラさせていた。こんなの食べたことがないからだ。
「やあ、イドミちゃんも可愛いが先輩も可愛い!今日はいい日だ。君は覗くけどね、芦谷くん」
「お前みたいな変態と出会ったのが最悪だわ。イドミ、さっさと出て帰るぞ!」
「んーっ!ふぁい!!」
モグモグと食いながら美味しいとイドミは喜んだ。そして九条は先輩にあーんを強要していて、嫌そうにも弱みを握られ仕方なしにされるがままになっている先輩に同情してしまう。
だが、先輩を助けると今度はイドミをターゲットにされるだろうしな。
「先輩…ごめんなさい…そしてさようなら…」
と俺はイドミの手を引き席を立つと去り際にイドミの尻をしっかり撫でた九条が
「またね?イドミちゃん!」
とイケメンウインクをしていた。なんて奴だ!恐ろしすぎる!!
変態に出会った後はドーナツ屋でお土産として包んでもらい後はもうスーパーに寄って帰ろうとしたら誰かに呼び止められた。
「君…いいね!!芸能界デビューしてみない?」
と名刺を渡される。う、胡散臭いグラサンだ。知ってる!バイト仲間の先輩からこの手の奴はAV男優とかのスカウトが多いって!
「隣の彼女も可愛いね!良かったら撮影だけでも!」
と鼻の下を伸ばしていた!
「イドミ行くぞ!悪いけど俺たち如何わしい仕事はしないので!!」
とキッパリ断り名刺を投げつけて走った。
イドミは…
「ミッキー様…さっきの…某有名タレント事務所の方みたいでしたよ?お金たくさん貰えたかもですよ?」
な、何!?あれ、本物なのかよ!?そんな馬鹿なー!
「は、はーはっはっ!イドミ!仕事は汗水流して働くもんだ!その後に食べる飯が美味いのはそのせいだ!それに鬼退治だってある!あ、あんなチャラチャラした仕事は俺には向かないね!!」
「はい…芸能界って怖いとこらしいので行かなくて良かったで砂」
と言う。
「ふっ…当たり前だ!それに最近は詐欺だって多いんだ!有名事務所を騙ってる可能性もある!」
「はぁ…そうですね。ミッキー様えらーい。でも…私達恋人同士に見えたということですね…。ミッキー様ハーフのイケメンですカラコン」
「し、知らんしっ!」
「でもミッキー様さっきから…恋人繋ぎです」
ポッと赤くなるイドミ。視線が自然に手元に行き、慌てて離そうとすると一層ギュッと握られた。
んなぁ!!いつの間に!!
「違うし!!これは…そんな変なことじゃないしっ!!だああっ!もういい!早くスーパーに行かねば!!」
しかしそこでまたもや怪しい男がカメラを手に声をかけ近づいてきたから俺はイドミと逃げた。今度は追いかけてくる!!
ひっひいいいい!!
あの血走った目!!間違いなく今度こそAV男優に使われる!!
俺は路地裏に入ると九字を切り隠蔽の術をかけて姿を消した。
カメラマンは路地を見て
「あれ?ここの路地は突き当たりだと思ったのにな…」
と覗いて去った。一安心しているとイドミと密着してるのに気付いた。
あ、いつの間にか胸が当たってるし!
「う…すま…」
と避けようとするとしがみつかれた。
下から見上げられ思わず
かっ…可愛い…
と思ってしまう!くっ!違う!!俺は!鬼の妖術にかかって!!
しかしそこで背後から凄い鬼の気配を感じた。
まるで動くと直ぐに死にそうな気配だ。イドミもガタガタと震えだした。気配は遠のきゆっくりと振り返るが誰もいない。
「酒呑童子か?い、今の?」
「い、いいえ…違います…一瞬黒い影を纏う女の子が通りましたが…直ぐに消えてしまいました…私の脳内に…リア充殺すと一瞬思念が入ってきたような気がします!!」
「な、何!?」
さっきの気配…それにイドミが見た女の子…。何なんだ!?
「とりあえずミッキー様今日はもう帰りま賞味期限!危険です鯛!」
イドミは珍しく震えているし、俺は判ったとうなづいた。
と俺は見上げた。
「私の乳がでスイカ?」
「違う!!大型ショッピングモールだ!!」
と俺はスーパーとは違う場所に来ていた。
そもそもこんな所に来る予定なんて無かったが…優平の奴がこの中にあるドーナツ無料券とか余ってるからくれたり、映画の券も怪我したから流石に出歩けなくて俺にくれたのだった。
「まぁ捨てるものを貰ったんだから仕方ないよな!イドミ…」
「はい!初めてこんなオシャレなとこでデートですね!ミッキー様!いつも近所の公園で焼き芋齧ってるくらいでしたかラーメン」
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と言うがイドミは気にせず腕を組む。
イドミは花柄のワンピースなんて女の子らしいものを着ている。いつも同じような服しか着てなかったので何だか戸惑う。
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と確認していくと同じタイトルのポスターが映画館の周りに貼ってある。
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とポスターの絵を見るとある日ファンタジーな国リシェルトに謎の巨大な円盤から未知なる者降り立つー…。
とキャッチフレーズが入っている。どうやらB級映画の匂いがプンプンする。優平の映画のチョイスはどうなってんだ!?と思った。
映画館に入るとポップコーンの臭いが漂う。
「ミッキー様ポップコーン買いますカート?」
「…ちっ!一つだけな!」
とイドミに日頃どこにも連れてってやれないので好きなのを選ばせた。それにしてもジロジロとイドミは見られる。まぁ胸がデカイせいだろうな。
B級映画のくせに結構席は埋まっている。
え、人気あるの?
イマイチわからん…貧乏だし、流行りとか知らねーし。
イドミが隣に座りポップコーンを齧る。まだ予告編が流れていた。映画館では静かに、盗撮NGと言う宣伝映像が流れて客は無言になっていく。
イドミはポップコーンを俺の口に運んだ。自分で食えるわと!睨むと何故か嬉しそうだ。
そして映画は始まった。
照明が暗くなりタイトルが現れて音楽が鳴る。
するといきなり後ろからリップ音が聞こえる。
おいおい、なんなんだよ…。
さらにゴソゴソ聞こえ、かなり不快だ。そういうことはラブホでやれ!!と思う。
時折、男の声が小さく
「だ、だめ…やめ…」
とか聞こえる。女に襲われんなバカ!とそっちに気がいくから映画に集中することにした。
*
結果から言って…意外と面白かった。
いや、B級映画でも面白い方だった。
エンディングが流れ、イドミと席を立つと後ろの奴の顔を少し見てやろうとしたら…
「え!?」
「んん?君は…芦谷くんとイドミちゃん!?」
となんとあの変態男女がいる!!しかも隣には美少女!?なっ、なんてことだ!この変態に襲われていたのか!!?
えっ!?
「ミッキー様…この方美少女だけど男の方みたいですヨッシー」
美少女は恥ずかしくなり俯いていた。
そのはずだ。彼は女の子みたいな服でスカートも履かされているから誰が見ても女の子だ。
「まぁとりあえず出てパンケーキ屋でも行こう!奢るよ」
と男女が言って美少女の肩を抱き、映画館を出た。美少女は助けてくれとばかりに見てくる。本当に男か?でも声男だったしな。
パンケーキ屋に入ると男女の九条が美少女男を紹介した。
「ふふふ、ボクの運命の人、片伯部恭太先輩さ!!」
と言う。先輩は可愛い顔して低い声で小さく囁いた。
「お願いだ、き、君たち…俺が女装してるなんてバラさないでくれ!」
と頼み込む。いやバラすも何も美少女にしか見えない…。黙ってれば。
「いやあまさか前の席のカップルが芦谷くんとイドミちゃんとはね?イドミちゃん今日は可愛いじゃないか?またキスしてあげようか?」
と言うからイドミは俺の服にしがみ付いた。
「やめろ!このセクハラ変態女!!」
と言うと美少女先輩は
「うわっ!やっぱり九条…変態じゃないか…女の子にキスとか…ないわ…」
と青ざめた。俺もないと思う。
「片伯部先輩でしたっけ?あんたこの変態男女の恋人ならしっかり捕まえとけよ!!」
「なっ!こここ恋人じゃないしっ!!」
「はあぁ!!?だってさっきめっちゃ後ろでイチャイチャしていたろう!?」
と言うと先輩は涙目で
「あっ、あれは…キスさせないと俺のこの女装姿をが…校内で販売してやるって脅されていたんだ!!仕方なくっ!!」
と言う。な、なんて下衆な奴だ!九条お前!
睨むとパンケーキが運ばれてきてイドミは目をキラキラさせていた。こんなの食べたことがないからだ。
「やあ、イドミちゃんも可愛いが先輩も可愛い!今日はいい日だ。君は覗くけどね、芦谷くん」
「お前みたいな変態と出会ったのが最悪だわ。イドミ、さっさと出て帰るぞ!」
「んーっ!ふぁい!!」
モグモグと食いながら美味しいとイドミは喜んだ。そして九条は先輩にあーんを強要していて、嫌そうにも弱みを握られ仕方なしにされるがままになっている先輩に同情してしまう。
だが、先輩を助けると今度はイドミをターゲットにされるだろうしな。
「先輩…ごめんなさい…そしてさようなら…」
と俺はイドミの手を引き席を立つと去り際にイドミの尻をしっかり撫でた九条が
「またね?イドミちゃん!」
とイケメンウインクをしていた。なんて奴だ!恐ろしすぎる!!
変態に出会った後はドーナツ屋でお土産として包んでもらい後はもうスーパーに寄って帰ろうとしたら誰かに呼び止められた。
「君…いいね!!芸能界デビューしてみない?」
と名刺を渡される。う、胡散臭いグラサンだ。知ってる!バイト仲間の先輩からこの手の奴はAV男優とかのスカウトが多いって!
「隣の彼女も可愛いね!良かったら撮影だけでも!」
と鼻の下を伸ばしていた!
「イドミ行くぞ!悪いけど俺たち如何わしい仕事はしないので!!」
とキッパリ断り名刺を投げつけて走った。
イドミは…
「ミッキー様…さっきの…某有名タレント事務所の方みたいでしたよ?お金たくさん貰えたかもですよ?」
な、何!?あれ、本物なのかよ!?そんな馬鹿なー!
「は、はーはっはっ!イドミ!仕事は汗水流して働くもんだ!その後に食べる飯が美味いのはそのせいだ!それに鬼退治だってある!あ、あんなチャラチャラした仕事は俺には向かないね!!」
「はい…芸能界って怖いとこらしいので行かなくて良かったで砂」
と言う。
「ふっ…当たり前だ!それに最近は詐欺だって多いんだ!有名事務所を騙ってる可能性もある!」
「はぁ…そうですね。ミッキー様えらーい。でも…私達恋人同士に見えたということですね…。ミッキー様ハーフのイケメンですカラコン」
「し、知らんしっ!」
「でもミッキー様さっきから…恋人繋ぎです」
ポッと赤くなるイドミ。視線が自然に手元に行き、慌てて離そうとすると一層ギュッと握られた。
んなぁ!!いつの間に!!
「違うし!!これは…そんな変なことじゃないしっ!!だああっ!もういい!早くスーパーに行かねば!!」
しかしそこでまたもや怪しい男がカメラを手に声をかけ近づいてきたから俺はイドミと逃げた。今度は追いかけてくる!!
ひっひいいいい!!
あの血走った目!!間違いなく今度こそAV男優に使われる!!
俺は路地裏に入ると九字を切り隠蔽の術をかけて姿を消した。
カメラマンは路地を見て
「あれ?ここの路地は突き当たりだと思ったのにな…」
と覗いて去った。一安心しているとイドミと密着してるのに気付いた。
あ、いつの間にか胸が当たってるし!
「う…すま…」
と避けようとするとしがみつかれた。
下から見上げられ思わず
かっ…可愛い…
と思ってしまう!くっ!違う!!俺は!鬼の妖術にかかって!!
しかしそこで背後から凄い鬼の気配を感じた。
まるで動くと直ぐに死にそうな気配だ。イドミもガタガタと震えだした。気配は遠のきゆっくりと振り返るが誰もいない。
「酒呑童子か?い、今の?」
「い、いいえ…違います…一瞬黒い影を纏う女の子が通りましたが…直ぐに消えてしまいました…私の脳内に…リア充殺すと一瞬思念が入ってきたような気がします!!」
「な、何!?」
さっきの気配…それにイドミが見た女の子…。何なんだ!?
「とりあえずミッキー様今日はもう帰りま賞味期限!危険です鯛!」
イドミは珍しく震えているし、俺は判ったとうなづいた。
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