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最低な勇者
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「おお…いてて…」
とレギオン王が腰をさする。
「大丈夫ですか?」
と私は癒しの力を使った。
クリスはめっちゃくちゃイラついていた。
「ひっ!!」
とレギオン王が怯える。
「ちょっとクリス!威圧が凄いから!!」
「今からエレアと子作りする所だったのを邪魔されたからな」
と言う。
「いや!やめてよ!!同意なしなんて犯罪よっ!!しかもさっきキスだけとか言ってなかった!?酷い詐欺だわ!!」
と言うとクリスは青ざめた。
「そんな!こんなにイケメンで強くてチートな僕との子は望んでいないだと!?」
とよろよろと膝を抱えてショックを受けた様だ。
私はとりあえず無視して
「そ、それで、闇の精霊王とは面会できたのですか?」
と聞くとレギオン王は
「で、できたことはできたが…。何と言うか、わしを捕まえて拷問部屋に連れて行き、鞭でビシバシ散々打たれて爆笑されてやっと教えてくれたんじゃ…。
うううっ!」
とレギオン王は心にも傷を負った様だ。
「なんだそりゃ?笑える」
とクリスが言うので私はキッと睨むとクリスは黙った。
「それで何を教えてくれたんです?」
「うむ……。闇の勇者は……。最低な奴じゃ。闇の力を使い、人々を石に…、正確には男とブスとデブの女だけを石にして綺麗どころの女達を魅了にかけてハーレム状態を作り出し、色々な女達を虜にして…ヤリまくりながら旅をしていると……」
私はゾワっとした。
「き、気持ち悪い!!何それ!!?」
と言うとクリスは
「成る程…流石元アンチだ。アンチにも色々種類がある。一つは論破して自分の方が出来る奴と思わせる事。
もう一つは下ネタ満載で口撃してくる低脳な奴だ。
更に便乗型も存在するが、奴は低脳下ネタ野郎だだたんだろうな。
まあ、男は誰しもハーレムやエロに興味があるからな」
とクリスは言う。
「成る程…クリスもそう言う目で私を……!」
と言うとクリスは焦り出した。
「ち、違う!いや、例えそうであっても僕が好きなのはエレアだけだし、エロい事をしたいのもエレアだけだから安心して!!」
と言う。
いやら何が安心なの!?
「嫌だああ、もう!近寄らないで!!」
と言うとクリスはまた落ち込んだ。
「それで……一体どうするんですか!?その女の敵、私なら許せないけど!!」
と言うとそこに鎧に身を包んだ女神オシリア様が現れた!!
「オシリア様!?」
と驚いていると
「エレア…。今回はクリスに殴られてもいい様に、女神界最強の防具を纏って身を守ろうと……。
おほん、それはいいのですが、大変な事になりましたね。既に被害は出てきているわ。
闇の勇者は北大陸から順に人が石化するのを私は感じました。それ以外はなんか凄いピンクオーラを感じます!!」
「えっ!?女神様位置がわかるのですか!?」
と驚いて言うとクリスは
「女神はこの世界の女神だから世界に異変を感じたら伝わるのだろう」
と言う。
「えっ…。じゃあわし、もしかして要らなかった?」
「そ、そんなことないですよ!!レギオン王!情報を持ち帰ってくれたじゃ無いですか!!」
と私はフォローした。
「エレア…ありがとう…ありがとう」
とレギオン王は優しさに嬉し涙を流した。
「今は北の街、ティルズに気配を感じます!」
と女神様が言う。
「……ティルズか、あそこは寒いぞ。防寒服がいるだろう。エレア…。僕か君に似合う防寒服を拵えてあげよう」
と言うから
「え…普通に店に買いに行けば良く無い?」
「ふざけるなよ!僕以外の男の手で作った服なんて着させられるか!女の店員が作ったのならまだ許せる!」
と言う。とんでもない奴だわ!!
「とにかくクリス!急いでティルズに行って闇の勇者を止めましょう!!」
と言うとクリスは
「なんかやだな。たぶんその闇の勇者はエレアを見たら侵しにかかるだろう」
「ちょっと!なんて事言うのよ!!私は聖女よ!?魅了なんて跳ね返すわ!」
「いや、エレアを見ただけで視姦するかもしれない!!僕の様に!」
「ひいいっ!」
と私はレギオン王の後ろに隠れた。
「じ、冗談だよ!エレア!!
せめて、防寒服と顔を隠す仮面を作らせてくれ。それで顔は隠せるはずだよ」
とクリスが言うので渋々承諾して私はとりあえず旅立ちの為に荷物を準備する事にした。
とレギオン王が腰をさする。
「大丈夫ですか?」
と私は癒しの力を使った。
クリスはめっちゃくちゃイラついていた。
「ひっ!!」
とレギオン王が怯える。
「ちょっとクリス!威圧が凄いから!!」
「今からエレアと子作りする所だったのを邪魔されたからな」
と言う。
「いや!やめてよ!!同意なしなんて犯罪よっ!!しかもさっきキスだけとか言ってなかった!?酷い詐欺だわ!!」
と言うとクリスは青ざめた。
「そんな!こんなにイケメンで強くてチートな僕との子は望んでいないだと!?」
とよろよろと膝を抱えてショックを受けた様だ。
私はとりあえず無視して
「そ、それで、闇の精霊王とは面会できたのですか?」
と聞くとレギオン王は
「で、できたことはできたが…。何と言うか、わしを捕まえて拷問部屋に連れて行き、鞭でビシバシ散々打たれて爆笑されてやっと教えてくれたんじゃ…。
うううっ!」
とレギオン王は心にも傷を負った様だ。
「なんだそりゃ?笑える」
とクリスが言うので私はキッと睨むとクリスは黙った。
「それで何を教えてくれたんです?」
「うむ……。闇の勇者は……。最低な奴じゃ。闇の力を使い、人々を石に…、正確には男とブスとデブの女だけを石にして綺麗どころの女達を魅了にかけてハーレム状態を作り出し、色々な女達を虜にして…ヤリまくりながら旅をしていると……」
私はゾワっとした。
「き、気持ち悪い!!何それ!!?」
と言うとクリスは
「成る程…流石元アンチだ。アンチにも色々種類がある。一つは論破して自分の方が出来る奴と思わせる事。
もう一つは下ネタ満載で口撃してくる低脳な奴だ。
更に便乗型も存在するが、奴は低脳下ネタ野郎だだたんだろうな。
まあ、男は誰しもハーレムやエロに興味があるからな」
とクリスは言う。
「成る程…クリスもそう言う目で私を……!」
と言うとクリスは焦り出した。
「ち、違う!いや、例えそうであっても僕が好きなのはエレアだけだし、エロい事をしたいのもエレアだけだから安心して!!」
と言う。
いやら何が安心なの!?
「嫌だああ、もう!近寄らないで!!」
と言うとクリスはまた落ち込んだ。
「それで……一体どうするんですか!?その女の敵、私なら許せないけど!!」
と言うとそこに鎧に身を包んだ女神オシリア様が現れた!!
「オシリア様!?」
と驚いていると
「エレア…。今回はクリスに殴られてもいい様に、女神界最強の防具を纏って身を守ろうと……。
おほん、それはいいのですが、大変な事になりましたね。既に被害は出てきているわ。
闇の勇者は北大陸から順に人が石化するのを私は感じました。それ以外はなんか凄いピンクオーラを感じます!!」
「えっ!?女神様位置がわかるのですか!?」
と驚いて言うとクリスは
「女神はこの世界の女神だから世界に異変を感じたら伝わるのだろう」
と言う。
「えっ…。じゃあわし、もしかして要らなかった?」
「そ、そんなことないですよ!!レギオン王!情報を持ち帰ってくれたじゃ無いですか!!」
と私はフォローした。
「エレア…ありがとう…ありがとう」
とレギオン王は優しさに嬉し涙を流した。
「今は北の街、ティルズに気配を感じます!」
と女神様が言う。
「……ティルズか、あそこは寒いぞ。防寒服がいるだろう。エレア…。僕か君に似合う防寒服を拵えてあげよう」
と言うから
「え…普通に店に買いに行けば良く無い?」
「ふざけるなよ!僕以外の男の手で作った服なんて着させられるか!女の店員が作ったのならまだ許せる!」
と言う。とんでもない奴だわ!!
「とにかくクリス!急いでティルズに行って闇の勇者を止めましょう!!」
と言うとクリスは
「なんかやだな。たぶんその闇の勇者はエレアを見たら侵しにかかるだろう」
「ちょっと!なんて事言うのよ!!私は聖女よ!?魅了なんて跳ね返すわ!」
「いや、エレアを見ただけで視姦するかもしれない!!僕の様に!」
「ひいいっ!」
と私はレギオン王の後ろに隠れた。
「じ、冗談だよ!エレア!!
せめて、防寒服と顔を隠す仮面を作らせてくれ。それで顔は隠せるはずだよ」
とクリスが言うので渋々承諾して私はとりあえず旅立ちの為に荷物を準備する事にした。
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